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【秘】 栄枯 プリシラ → 飄乎 シヴァ祭りを楽しむのにも小休止を入れているのか、 路地をのんびりと歩いているころ。 髪には白い花飾りを乗せ、どことなく上機嫌だ。 「……腕相撲大会にでも参加しようかな?」 休憩後の予定を立てていた様子。 花の魔女はまだまだ遊び盛り、とでも言いたげである。 (-25) backador 2024/02/03(Sat) 2:46:14 |
【秘】 栄枯 プリシラ → 掃除屋 ダーレン「……思えば、最初から乗り気じゃなかったかもね」 「決められた関係だったのよ。 最初から───夢を見ていたのはあたしだけ」 風化した思い出。やはり軽々しい笑い話。 そういう風に昇華しているのは、強いからだけでなく、 そうでなくてはならない理由があったわけで。 「後悔するならもっと早くにしてほしかったわ。 冷たく当たったことも、あたしを捕まえなかったことも、 当人から聞けなかったら意味が無いですから」 見返してやれるのは、意趣返しができるのは相手がいるから。 愛情でないもので死人を思うのは、あまりにも遠すぎる。 「でも……だから、あなた達はきっと、 お互いに想い合っていたのでしょうね! 簡単なことじゃないわ。何を送られても喜べたり、 天に召された後も花を手向け続けようと思えるのって。 今ももしかしたら、夕焼け色の彼女に妬かれてるかも。 ふふ、……目移りや悪戯は程々にしないとね?」 心情を察したからか、背後で手を組んで瞼を伏せ、 言い聞かせるようにいくつかの言葉を紡ぐ。 それからは助力を惜しまなかったはず。 魔女に夢見る女であるからには、間違いなく。 (-41) backador 2024/02/03(Sat) 16:17:58 |
【秘】 栄枯 プリシラ → 飄乎 シヴァ「あら、……人は見かけにはよらないものよ。 土や植木を運ぶのって結構重労働ですからね?」 呼ばれれば振り返って、 気持ちのいい笑顔で会釈をひとつ。 自宅周辺なら魔法で楽をすることもできなくはないが、 街まで、となるとそう簡単にはいかない。 最終的に頼れるのは己の身体だけなのである。 「ええ。ちょっと野暮用があって、 森の花をいくつか咲かせて、これはその名残。 似合ってるのならうれしいわ───」 ▽ (-42) backador 2024/02/03(Sat) 16:44:20 |
【秘】 栄枯 プリシラ → 飄乎 シヴァ「待って。あなたの教義でどうかは知らないけど…… 今はあんまり世界が正しく見えてないようね」 この大魔女を見くびったこともそう! 褒め言葉として受け取ったからには冗談めかしつつも。 「感覚に異常を起こすものは色々あるけれど、 もし色だけなら……眠り花、もとい鈴風草の花粉、かな。 何事もおかしくなったら控えないとだめよ?」 子どもに言い聞かせるみたいに。 或いは植物に接するときもそうしているのだろうか、ともかく聊か心配そうに駆け寄っていくだろう。 「ギルドお抱えの薬師ならともかく、 出先の故人で出来ることはたかが知れてるわね。 大丈夫?呪いに不眠でも含まれてたの?」 (-43) backador 2024/02/03(Sat) 16:44:32 |
【秘】 栄枯 プリシラ → 遊蕩 ディルク「あはは……そういうことにしてもらっても構わないけど。 あたしも普段は一人でこなすことが多いんだけどね、 やっぱり頼れるアテは作っても損はないかなって」 こちらもいつの間にか空にしていた器に匙を下ろし、 ご馳走様でした、と両手を合わせて。 「普通であろうと、そうでなかろうと些細なことだわ。 その人が満足していれば周りが言えることは少ないもの! あたしは……まあ、ちょっと物好きな自覚はあります。 この状況が正にそれを表してる気がするし。 世が世なら火刑に処されでもしているかしら」 聖女様が寛容で本当に良かった、と苦笑を挟む。 それが幸いだったかどうかはさておいて。 「さて、あたしはこれから色々お祭りを回るけど、 あなたはどうする?解散しても、 ついてきちゃっても構いませんけど。 どの道あまり気に掛けないと思うから、そのつもりでね」 (-48) backador 2024/02/04(Sun) 1:23:58 |
【秘】 栄枯 プリシラ → 飄乎 シヴァ「言いなさい。怒らないから」 基本的に怒る保護者の物言い。 「冗談はともかく、身体に悪いことしてるんだし、 黙って見過ごすことなんてできるわけないでしょ? 鈴風草ならあたしもいくつか流通させてるし、 それの乱用に対して全く責任がないとは言えないわ」 無理に話さなくても良いのは良いけれど、 改善が見られないようならば何度でも聞く。 魔女というのは諦め知らずなのである。 (-63) backador 2024/02/04(Sun) 16:12:46 |
【秘】 栄枯 プリシラ → 飄乎 シヴァ「あなたねえ……用法用量についての相談って、 自己判断じゃなくて専門家に頼るべきなんですよ。 鈴風草だから大したことにはならなかったものの」 もっと酷いことになる草花はいくらでもある。 そういう悪運も信仰の賜物だったりするのかしら。 「そう、ね。念のため何であろうと花粉の類は取り入れない方がいいけど、安静にしてたらじきに良くなるわ。 死ぬ夢っていうのは占い的には吉兆ではあるのだけど、 睡眠障害が出るほどのリアリティってなると、 ちょっと穏やかじゃないものを感じますね……」 まさか普段からしてそこまで迂闊な人間じゃないでしょうし、 それだけの理由があったとは何となく察する。 現実的な死。生きているなら恐れて然るべきもの。 「今度、腕輪だけじゃなくてそっちの方も調べましょうか? 何かの状態異常とかだったら良くないし、 何もないようならそれはそれで安心できるでしょうから」 (-97) backador 2024/02/05(Mon) 17:07:41 |
【秘】 栄枯 プリシラ → 遊蕩 ディルク「ええ、是非誘ってちょうだいな。 先ずは友人付き合いとして、だけどね」 やはり線を引くところは引きつつ、 話を楽しんだ故に好意的であることには違いない。 改めて聞かれても、自分の分は払うと固辞しつつ。 「またね。お互いに聖女祭りを楽しみましょう。 次はそれに関する土産話とかも期待してますね!」 そうして、その場は別れることになるのだろう。 立ち去る際も、魔女はどことなく上機嫌でいた。 (-98) backador 2024/02/05(Mon) 17:22:16 |
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