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人狼物語 三日月国


266 【身内】幸夏時【R18】

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[身を離して照れ笑いする彼の顔が少し赤いような気がした。
彼が思っていたのとは少し違う「たのしみ」かもしれないけど。]


ん? 変なことって?



[上目遣いにくぎを刺されるが、そんなのは逆効果でしかない。拡げた腕のなかに吸い寄せられるようにやってきた彼の、真っ赤になった耳元で いい子だね、って囁いたら

一番奥の目立たない洗い場を占拠して、シャワーをひねって温めのお湯を出した。]




熱くない? 大丈夫?


[洗い場の椅子に腰かけたら、その上へ手をひいて座らせて。
彼の白く肉の薄い身体をお湯で流してから、両手にいっぱいボディソープを泡立てて、そっと彼の肌に触れる。


始めは背中を。
お団子にした髪に触れないように気をつけながら、首筋から身体の線を辿って洗い上げる。

腕の先まで泡だらけにしたら、指の間も揉むようにして洗って。そのまま脇腹を通って、腹部から胸へ。]


かゆいところはありませんか?


[なんて美容院の人の真似をしながら、ボディソープに塗れた指を彼の肌に滑らせて。

―― けれど、
変なことはしないでほしいというから、彼のよいところはギリギリで触れないように。くるくると周辺だけを洗うように細心の注意を払いながら、反応を楽しんでいるうちに、


中心に集まる熱が勃ちあがっていくのが、膝の上の彼にも伝わってしまうだろう。
]*


 へ、変なことは、 変なこと ですっ

[耳元で囁くの、ずるいと思う。
うぐぐ、って腕の中で呻きながら、ごにょごにょと呟く。
いい子だねって子ども扱いみたいなのに
そういう意味じゃないことは、わかってしまって。]

 ん、大丈夫です。
 あったかーい。

[膝の上に招かれて、それこそ子どものように座らされる。
誰もいないからいいけど、と結局は大人しく肌を合わせて
身体を温かいお湯が流れていくのに気持ちよさげに目を細める。

泡立ったボディソープを広げるように慎之介さんの手が触れていく。
背中を、首筋を、腕の先からお腹、胸元へ。]

 
 
 
っ …



[くすぐったさに少し息を潜めた。
意識的に、そういう場所には触れてこない指先に
逆にドキドキと鼓動が早くなって。

変なことしちゃだめだって言ったのは、俺だし。
こんな場所で、絶対ダメ、なんだけど。
そう思ってるうちに触れる肌に変化が生じるのがわかる。
]


 慎之介さん?


[半分顔だけ振り向いて顔を覗き込む。
少し身じろいだら熱くなっている慎之介さんの熱に肌が擦れて
顔を赤く染めながら、むっと唇を突き出した。]

[ごにょごにょ呟くのがかわいくて、ちゃんと言ってくれないとわかんないよ、なんて嘯いた。


こどものように素直に膝の上に納まった彼と身を寄せ合って、心地よさげに目を細める彼に、温かい湯をかけ流して。]


恋人を膝の上に乗せて身体を洗う、なんて、
微笑えましいシチュエーションじゃない?



[――ここが、こんなところ大浴場 じゃなければ。]

[不意に潜められる息に、鼓動が高まる。

こんな場所で絶対にダメだからこそ仕掛けた悪戯なのに、
赤らんだ顔が此方を向いて名前なんて呼ばれたら

こみ上げる愛しさと共に、突き出された唇を食んでしまおう。]

[自然、彼の身体を洗う指にも興が乗る。

根競べのようにギリギリ、そこに触れない程度に動かしていた指が、やんわりと胸の先をつかまえた。
親指と薬指でつまんで逃げられないようにしたら、人差し指と中指が、ほんの少し、先を掠める。


そんなことを繰り返したら、彼はいったいどんな反応を見せてくれるんだろうか。]*

[ちゃんとなんて言えませんーって膨れっ面。
恋人を膝に乗せてなんてシチュエーションが微笑ましいなら、]

 
え、じゃあ俺も後でやりますっ!


[ふんすふんす。
やる気満々で返してみたけど、体格的に無理がありそうだ。
慎之介さんに膝に乗ってもらったら……
俺の足が折れそう。

どうにか似たようななにか出来ないかな。]

[そんな戯れみたいなことをしていたら、唇を啄まれて。
んっ、て反射的に目を瞑ってしまいその唇を受け入れると
自分でもその動作に驚いて、かぁっと顔がさらに赤くなる。]

 …、 
…っ   ん


[いつの間にか指が胸元を捕まえて、掠めるように先に触れられたら
ぴくんっと肩が揺れて、息が浅くなる。
短い息を何度か繰り返し、じわっと滲む潤んだ瞳で振り返れば]


[ふんすふんすと、やる気にあふれた発言に、ふはっと思わず笑い声が漏れる。

彼と俺の体格差を考えたらそんなの
無理に決まってる
 危ないからやめておいた方がいいんじゃないかと笑いながら提案して。


うんうん、じゃあ似たように微笑ましい何かを探してごらんって頬をつついた。]



[そんなふうに戯れながら、重ねた唇は受け止められて。
啄むような口づけを二度三度と重ねるうち、温かく湿った息も交わり始めた。唇を割って咥内へ舌を滑り込ませ、柔らかく彼の舌を探り絡ませる。]


[肩を震わせては浅く息を吐き、こちらをみつめる潤んだ瞳はまるで誘っているようだ。


彼の身体の前で交差するように両の胸先を捉えた掌は、抵抗されたり逃げられたりしないのをいいことに、ボディソープの泡を纏って彼の胸の先を弄び始める。

息さえも奪うように深い口付けとともに、軽く摘まんでは揺らし、先を擦ってはまたきゅっと摘まむ。


そうして、さんざんそこだけを丹念に“洗った”あと、彼がまだ逆上せていなければ、彼の前と後ろも“洗わなくちゃ”と、
脚を広げるように強請っただろう。
]*


[口付けは深まり、いつの間にか啄むそれから舌先交わるものへと変わる。
舌が探すように蠢くのを感じて、応えようとおずおずと絡め
気付けば大浴場の中かすかに、本来聞こえない水音が混じる。]

 
 ふ、ぅっ …っ、 …!

[胸元ばかりを掌が、その先を指が撫でまわしていく。
溢れそうになる声を何度も堪えて、口付けの中に消していき
その度身体を小さく震わせるも、やがてその手の動きが変わる。]


 …………、… 〜〜〜!


[誰もいないかもう一度だけ辺りを確認して。
言葉も発せずに、こんな場所でのみだらな行為を受け入れるように

ゆるゆると、脚を開く。]*

[絡み合う舌が本来ここでは響かぬはずの水音をたてる。

溢れそうな声を堪えて小さく震える身体を抱きしめて、
愛おしいと思う気持ちをとめることができなくて、
唇を交わす間に、かわいい、とまた囁いた。]



  
ん、いい子だね



[労わるように告げてから、おねだりに応えてゆるく開かれた脚の間にそっと泡だらけの手を滑り込ませる。彼のつるりとした肌と硬くなりつつある彼自身の感触を確認したら]



  
…感じちゃった?




[もはや欲を隠さない顔で意地悪く問う]

[まずは陰嚢の裏側へ指を滑らせて
掌に包み込んでゆっくりと揉みしだく。

そのまま竿の先端まで、彼の反応のいい所を
何度も擦り上げるように手を滑らせては
じれったくなるほどゆっくりと根本まで戻る、
ということを繰り返しながら


反対の手では彼の臀部をつるりと撫でて感触を楽しんでいる。
もどかしさに彼が身を捩れば、どうして欲しいの?なんて
白々しく問うたりして]*

 
[口付けの合間にも落とされる“かわいい”の言葉。
でもその響きは日常のそれとは違う音で届き
それを聞くと意識しなくても、ぴくんと身体が跳ねる。

は、と湿った息を漏らすと滲んだ瞳を向ける。]
 

 
 
 
っ、く 
んんっ!


[ついに声は溢れて、大浴場に軽く響く。
囁かれて、更にびくりと身体は震えて
触れられている熱さえ白魚のように跳ねて。]


 …、ば、かっ


[感じてるなんて言わなくれもわかるくせに!
欲を隠さない顔に心臓までうるさくなって
ついつい口から出るのは悪態めいた言葉。

それをきっかけに手の動きに遠慮などなくなって
泡を撫でつけていくようにゆっくりじっくりと撫で上げられていく。
敏感な場所に何度も何度も触れられればどんどんと硬くなっていって。]

 
 も、 
いじわる …っ


[真っ赤な顔で睨んだけれど、それも徐々に溶けていく。
とろりとした表情で潤んだ瞳を向けて。]



 
もっと




[してほしい、と甘く囁く。]*

[息も瞳も熱く湿り、かわいいと言われるたびにぴくんと跳ねて
ますます“かわい”くなる恋人の姿に


こんなところで、こんなことしてはいけないとわかってはいるんだけど。
もう少しだけでいい、二人だけで、快楽を貪らせてと、願わずにいられない。



彼に触れる手をとめることなく、でもむしろ彼の脚の付け根にあたるように
硬度を増した昂る熱を、ゆるゆると彼の臀部に擦りつけて]



  
あれ? すきって言った?



[わざとらしく惚けると、ちゅっと頬に口づけを落として。腕の中で悪態じみた声をあげる可愛い子が、ばかでいじわるで独占欲の強い恋人の我儘をそうして受け入れてしまうから、男はますます調子に乗ってゆっくりと彼の欲を刺激する。]


[けれども強請る甘い甘い声が耳に届けば]


    
仰せのままに



[肉棒を擦る緩やかだった手は少しずつ速さを増し、
反対側の手は形のいい臀部の奥に秘められた孔へとたどり着き
周辺をやわやわと解し始める。


さすがにボディソープが体内に入ると沁みるだろうから、と
シャワーのお湯が体にかかるようにヘッドの位置を調節して

つぷり埋め込んだ指を奥へもぐりこませて、
先程までの刺激で、ふっくらとしている腹側のいいところをとんとんとノックした]*

[触れた熱の硬さまで感じとる。
慎之介さん自身も興奮しているんだ、と思った途端耳先に朱が差して。

ダメなことをしているという背徳感が余計に興奮させる。
そんなことさえ一緒で、感じているんだと思うと
いけないのに、胸の奥がきゅうと高鳴った。

こんなに自分がいやらしいくなってしまうなんて。
全部ぜんぶ、ぜーんぶ、慎之介さんのせいだっ!
]

 
 んっ、ぅ、言った… 今言ったっ!

[わざとらしい惚気にも、擽ったい口付けにも
肌がジワリと汗を浮かび上がらせ、小刻みに跳ねる。
そうしてどんどん教え込まれていくから、刺激から逃れる術などなくて。]

 ひ、ぁっ、ぁ  んっ!

[望むままに、その掌が施す刺激がどんどんと早くなっていく。
反対の手が今度は後ろにある秘所へ辿り付き
ゆっくりと指が中へと潜り込む。

シャワーで泡を流される些細な刺激さえ、今は気持ち良くて
ひくひくと蕾は収縮を繰り返し。]

 ぁっ、あ! そ、こっ… 
んんっ!!


[既にもう隅々まで知られている体内の“いいところ”に触れられると
一際高く、我慢できない嬌声が上がった。]*

[ついこの間、思いを通じ合わせたばかりだというのに衝動のまま身体を重ねて。

触れ合ってしまえば、ますます愛おしさが増して、また抱き合わずにはいられない。

感じやすい彼の身体は、何処に触れても良い反応を返してくれるけれど、一際好いところに触れればあがる嬌声が、ますます己の欲を刺激する。

唇を合わせることさえしたことのなかった彼を、こんなふうに抱くたびに感じやすくしたのは自分だと思うと嬉しくて、――ダメなのに。もっともっと乱したくて
]

[彼の肌の上を流れるのが、シャワーのお湯かそれとも汗か。
彼の上気した白い身体が小刻みに跳ねる。

覚え込まされた快楽から逃れる術も持たない可愛い可愛い恋人があげ続ける甘い声に煽られて、彼の熱をますます強く扱き上げ。同時に収縮を繰り返す蕾を指でやんわりと拡げながら、奥の好い所をノックし続ける。]

[意地悪く尋ねてから]


指でイかせてあげようか? 
それとも、――もっと奥まで欲しい?





[こたえによっては、指ではなくて、そのまま向かい合うように彼の体勢を変えて
己の膝の上へと腰を下ろすように促し、自重でいつもより奥深く入り込む己の熱杭を小刻みに揺らして絶頂へ誘おうと]*

[若さのまま、想いのままに肌を合わせる。
街中でのんびり買い物やお昼ごはんを食べる時間とはまた違う
愛しさがずっとずっと膨れ上がっていく。

どこを触られても甘い声を上げてしまうのは恥ずかしいけど
それに対して、慎之介さんが嬉しそうにしてる──気がする、から。

ああでも、もし今誰かがきたらどうしよう。
こんな、言い訳もできないようなこと。
]

 




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