19:27:35

人狼物語 三日月国


265 【ペアソロRP】配信のその先に2【R18/R18G】

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【人】 秋月壮真

 
[ペットボトルを一旦小脇に挟んで鍵と扉を開けた。
 いま飛び出したりなんかしてこられたら
 咄嗟には捕えられないだろう。
 ただ玄関も内側から鍵を使って開ける必要があるから
 鍵束さえ奪われなけれは問題はないのだけれど
 彼女が出て行こうとしたとして
 無理矢理引き止めるのはどうなんだろう。
 確固たる意思で睡眠薬まで盛ったのに
 わからなくなってしまった……。]
 
(9) 2024/05/26(Sun) 17:07:13

【人】 秋月壮真

 
[扉から顔と半身を覗かせる。
 彼女はベッド、ではなく椅子に座っていた。]


  えっ


[耳と目を疑って、一度バタンと扉を閉めた。
 すごくかわいい顔で、
 おかえりを言われた気がする。
 夢?]
 
(10) 2024/05/26(Sun) 17:07:39

【人】 秋月壮真

 
[もう一度開けて中に入る。
 間違いなく自分の部屋に、華音がいた。
 簡素な部屋に咲いた一輪の花だ。

 もたつく手で鍵穴に鍵を刺すのを
 何度も失敗しながら施錠して向き直る。

 出た時と雰囲気と態度ががらっと変わっていて……、
 疑いたくはないんだけれど
 何かを企んでいたりするのだろうか。
 だけど、例えそうだったとしても
 彼女のことが好きな想いは変わらないし
 帰したくない方向に一気に気持ちが傾いた。
 欲望に忠実な自分が嫌になる。]


  えっと……、ただいま……?


[声音にすると、ひどく懐かしい挨拶だった。
 最後に口にしたのは一体いつだっただろう。
 こんなにもホッとするものだったのか……。
 それはきっと、対の言葉をきみが投げてくれたから。]
 
(11) 2024/05/26(Sun) 17:08:17

【人】 秋月壮真

 

  ……俺はいつも朝はこれだけなんだけど
  よかったら
  足りなければ何か買ってくる

  あと水も


[彼女の傍にある机の上に二つともどうぞと置いた。
 別に手をつけなくても気にしない。
 薬を盛ってきた人間の運ぶものが
 信用されないのは当然だ。]
 
(12) 2024/05/26(Sun) 17:08:22

【人】 秋月壮真

 

  改めて……、嫌なことをして悪かった
  きみのためなんて言ったけど
  俺がしたいだけだったんだと思う

  華音のことがもうずっと前から好きだから


[眉尻を下げて謝罪した。
 彼女に想って貰えていた暁ソウマは
 画面の外には存在しない。
 ボロボロで、犯罪者で、今更少し悔やんでいて
 だけど浅ましくて、
 帰って良いと自分から言うことも出来ない、
 何も持ってはいない、
 ただきみのことが好きなだけの秋月壮真だ。*]
 
(13) 2024/05/26(Sun) 17:09:41

【人】 初波華音



  えっ


[開かれかけた扉が、なぜかすぐに閉まった。
 扉の隙間から顔を覗かせた彼は
 こちらを見て驚いていた気がする。
 なになに、私何か変なこと言ったかしら!?]


  お、おかえり、なさい……??


[一拍置いてまた開いた扉に、
 もう一度同じ言葉を投げかける。

 別に隙を突いて部屋を飛び出そうとはしないし、
 ソウマくんの手元の鍵束を奪おうともしない。

 きっちりと椅子に座って、両手を膝上に置いて
 また鍵を施錠しようとしている彼をじっと見つめる。
 何か焦っているのか、……何に怯えているのか。
 さっきの毅然とした態度とは打って変わって、
 ただ鍵穴に鍵を差し込むだけの作業にも
 手こずっている様子の彼を。

 ただいま、と素直な挨拶が返れば
 少しだけ肩の力が抜けた。]
  
(14) 2024/05/27(Mon) 0:04:40

【人】 初波華音


[机の上に置かれたスムージーと水を見る。
 ソウマくん自ら用意してくれたスムージーなのに
 今の私は、すぐに飲もうって気にはなれない。

 彼がまた、私の名前を呼ぶ。
 心臓は勝手に跳ね上がって脈打つ。
 喉から手が出るほど欲しかった言葉に
 頬もひとりでに紅潮してしまう。

 だからこそ、泣き出したくなる。
 感情の処理が追い付かないから。]

  
  私、も……
  ソウマくんのことが、好き

  初めて配信を観たときから、ずっと好き

  でも、……私はソウマくんの
  ほんとの名前が何なのかも、知らない

  
[教えて。私を想ってくれる、君は誰?]
 
(15) 2024/05/27(Mon) 0:05:05

【人】 初波華音

 

  ……ソウマくんだけが悪いわけじゃ、ないよ。

  でももしソウマくんが
  本当に悪かった、って
  思ってくれてるならさ……

  足りなければ買ってくる、じゃなくて
  一緒に買いに行けない? ダメ??


[彼の顔を下から覗き込んでみる。
 配信では絶対に見られなかった角度だ。美。
 一瞬怯む。いや怯むな華音。]
 
(16) 2024/05/27(Mon) 0:07:03

【人】 初波華音



  もし私が逃げるかも、って心配してるなら
  ほら、こうやって 手、ずっと繋いでて。
  私は逃げないし、ちゃんとここに帰ってくるから。

  ソウマくんが私を守ろうとしてくれるなら、
  私も絶対にソウマくんのこと守るから。
  安心して。

  それで……ね
  もっと色々お話してみよ? で、
  一緒に幸せになれる方法、考えてこ?

  
[口で言っても信用ならないかもしれない。
 聴いてくれるかどうかもわからない。
 でも、言葉にしなければ何も伝わらない。

 手を取ってくれたなら握り返して、
 用意してくれた一杯を思い切って口にする。
 これで自分の身にまた異変が起きるようなら
 そのときはもう、彼に身を委ねるしかない。*]
 
(17) 2024/05/27(Mon) 0:08:13
初波華音は、(:3(:3[布
(a0) 2024/05/27(Mon) 5:58:56

【人】 秋月壮真

 
[頬を染める華音がかわいい。]


  ……え、……


[まだ彼女は自分のことを好きだと言ってくれた。
 ずっと好きだと。
 どうして? 望まないことをしたのに。
 やっぱりこれは夢なのか。]
 
(18) 2024/05/27(Mon) 16:57:44

【人】 秋月壮真

 
[下から覗き込まれる。かわいい。
 見惚れる。……そんな場合じゃなかった。
 そちらから出されると思っていなかった手を
 恐る恐る取れば握られて、瞬いた。
 視線の先でグラスが傾いて、
 自分はその場に膝をついてしまった。
 勿論変なものは入れていない。
 田中さんが買ってきてくれた小松菜とりんご。
 手早く栄養とカロリーがとれる、ただそれだけの。]
 
(19) 2024/05/27(Mon) 16:58:13

【人】 秋月壮真

 
[膝と膝の間にお行儀よく揃えられた爪先がある。
 目線の高さが逆転して
 繋いだままの手は彼女の膝の上。
 まるで縋り付くみたいな体勢になった。
 事実、自分の心は彼女に縋り付いていた。]


  一緒に何かするなんて
  考えたこともなかった
  本当に手を繋いでていいの……?
  帰ってきてくれる……?

  そんな、


[都合の良い話があっていいのかって、
 彼女が行動で示してくれても
 まだ少し疑ってしまっている。
 彼女は、想像していたより芯が強い人だった。
 益々惹かれていくから、過ぎた幸福に震えてしまう。]
 
(20) 2024/05/27(Mon) 16:58:35

【人】 秋月壮真

 
[繋いだままの手を握る。
 彼女の手は冷んやりとして気持ちが良い。
 不思議と力は全然込められなかった。
 強くしたら壊してしまうから丁度良いけれど。]


  嫌われるのが怖い、けど……
  一緒に出掛けたり、色々……はな……話す

  大好きな華音と、一緒に、幸せになりたい


[望んでも許されるなら。]


  かわいくてきれいで妖精さんみたいで
  ピアノの演奏には静かに耳を傾けてくれて
  弾き終わると元気にはしゃいで感想を聴かせてくれて
  全部がかわいくて本当に本当に大好きなんだ
  こんな俺を見限らないでくれて優しいし
  芯がしっかりしていて益々すき……


[喋るのは苦手だけど、
 好きな人のことを話す時だけ矢鱈饒舌だった。
 でも、急に熱く語ったのがいけなかったのか……。]
 
(21) 2024/05/27(Mon) 17:00:20

【人】 秋月壮真

 

  ……そういえば、まだ名乗ってなかった

  俺は秋月壮真
  四季の秋に、夜に浮かぶ月
  壮観の壮に、まことの……?


[ぐらり。世界が揺れる。
 違う、揺れたのは自分。]
 
(22) 2024/05/27(Mon) 17:01:46

【人】 秋月壮真

 

  ……? 、?


[身体が重くて、怠い。
 力が入らなくて、ずるずると床に蹲ってしまう。
 フローリングが冷たくて気持ちいい。
 ……そう感じるのは、発熱してるからだって、
 理解するのは、きっともう少し先。
 意識とともに手を離してしまった。
 服のポケットから覗く鍵束が、きらりと輝いた。**]
 
(23) 2024/05/27(Mon) 17:03:22

【人】 初波華音


[自分から差し出しておいて、
 取られた手が溶けそうに熱かった。
 吸い込まれそうなシアンの瞳と
 まともに視線がぶつかるものだから、
 至近距離の美の圧にも折れそうになった。
 悲鳴を上げなかった私を褒めてあげたい。

 ソウマくんが持ってきてくれた謎ドリンクは、
 ヘルシーこの上ないさらりとした一品だった。
 推定小松菜の苦みをりんごの甘さが和らげている。
 見た目よりも飲みやすくて、結構美味しい。

 バナナや桃を加えたらもっと美味しくなるかしらね?
 なんて考えながら一気飲みしている間に
 ソウマくんは、その場で膝をついていた。

 自然と目線の位置が逆転して
 彼を見下ろす格好になる。]
  
(24) 2024/05/27(Mon) 22:13:21

【人】 初波華音



  考えたこともなかった、か
  ソウマくんは、
  私と一緒に何かするのは……嫌?
 
  ……私は、
  二人でいるのに私を置き去りにして
  独りよがりでいられる方が、ずっといや

  そんなの、さみしい

 
(25) 2024/05/27(Mon) 22:13:25

【人】 初波華音


[握った手に力を込める。
 上半身を少し前に倒す。
 本当だよ、って言葉にする代わりに
 彼の額にこつりと自分の額をくっつける。]
  
 
  繋いでて欲しいの。帰ってくるから
  ソウマくんを大好きな私を舐めないで?


[口では啖呵を切ってみせながら、
 やっぱりまだ恥ずかしさの方が勝って
 触れているところ全部が熱かった。]
 
(26) 2024/05/27(Mon) 22:13:38

【人】 初波華音



  ソウマくんに嫌われるのは
  私もすごく、……すごく、怖いの

  ……でも せっかく一緒にいられるなら、
  いろんなことを話して、一緒に経験して、
  一緒に出掛けたりもしたいな

  きっと……ううん、ぜったい
  一緒に幸せになれるよ!


[他ならぬ君がそう望んでくれるなら、
 嫌いになるどころかもっと好きが増えてゆくのだと思う。

 現にほら。]
 
(27) 2024/05/27(Mon) 22:14:07

【人】 初波華音



  ま、待って
  待って、待って……!??!?
  その声で一息に褒められたら流石に
  ちょっと正気でいられないっていうか
  ほ、本当に……!!??!!??

  …………あ、りがと 嬉しい


[ボイスレコーダーがこの場にないのがもどかしい。
 一言一句大切に録音して永久保存したいのに。

 あまりに嬉しいと、言葉がうまく出てこないものね。
 触れ合っている掌だってどんどん熱くなってしまう。]
  
(28) 2024/05/27(Mon) 22:16:24

【人】 初波華音



  そっか、
  ソウマくんは壮真くんだったのね
  うう〜〜〜本名もかっこい……秋月?
  どこかで聞いた、ような…………


[両親が好きでよく聴いていたクラシックのCD。
 世界にその名を轟かせた天才ピアニスト。
 あの人も確かそんな名前じゃなかったかしら?
 名前は確か、

 喉元まで出かかっている名前を思い出したとき
 突然、ゆらりと視界が開けた。]
 

  ……ん?
  壮真くん?


[繋いだ手はまだ熱い。
 というか、そういや妙ね。
 いくらなんでも熱すぎる。]
  
(29) 2024/05/27(Mon) 22:17:25

【人】 初波華音



  ──っ、
壮真くん!!!


  どうし……うわ熱ッ
  もしかして熱出てる……!?


[椅子から滑り降りて顔色を確かめてみれば
 そうしている間にももう、
 意識が朦朧としている様子で]
 

  ど、どうしよ…………!!
  とにかくベッド行こ!?!!?
  壮真くん、壮真くん立てる!!?
  誰かお家の方は──居なさそう、か

  
  ……ごめん、ちょっと触るね
  あと少しだけがんばって……!

  
(30) 2024/05/27(Mon) 22:17:36

【人】 初波華音


[つい数分前の会話の掌を返すようだけれど
 緊急事態だ。許されたい。

 返事があっても、なくても
 彼の片腕を自分の肩に回させて、
 担いで引きずるようにして身体を持ち上げ
 ベッド上に無理矢理押し倒す。

 室内を見渡して目に留まったのは
 さっき彼が持ってきてくれたペットボトルの水。
 封を開け、その水でハンカチを軽く濡らして
 取り急ぎの応急処置として彼の額に置いた。]
 

  ……全然気付けなかった……
  ごめんなさい、ごめんね壮真くん
  
  冷却シートとか体温計とか解熱剤とか、
  どこかにあると良いのだけど……
  
  ──あっ


[ポケットの端に鍵束が見えた。
 彼をここに一人置いて行って良いものかどうか。
 でも……、躊躇う時間も今は惜しい。]
  
(31) 2024/05/27(Mon) 22:18:41

【人】 初波華音

 

  壮真くん、借りるわ
  すぐ戻ってくるから待ってて!


[起こしてしまわないようにそっと鍵を開けて
 階下へと向かって駆け出した。

 十数分後には、
 思い付く限りの看病グッズを両腕いっぱいに抱えて
 部屋に戻ってくるはずだ。*]
 
(32) 2024/05/27(Mon) 22:19:43

【人】 秋月壮真

 

  嫌じゃ、ない……
  自分が誰かと何かをする想像が
  出来なかっただけで……

  華音がさみしい? それは……嫌だ


[彼女が自分を変えてくれる。
 世界が広がって、音色だってまた変わるだろう。
 
センセイはそれが嫌で俺を閉じ込めたのかな。

 
(33) 2024/05/28(Tue) 18:47:18

【人】 秋月壮真

 
[自分なら閉じ込められたとしても
 きみがいるならそれだけで良い。
 寧ろ他の誰にも邪魔をされずに
 きみにだけおはようを言って
 きみのことだけを見て
 きみの吐息で肺を満たして
 きみの爪や髪がどれだけ伸びたかに気づいて
 きみにだけおやすみと伝えて眠る
 そんな生活に憧れてすら……。
 でも、きみがさみしいなら望むことが誤り。]
 
(34) 2024/05/28(Tue) 18:47:22

【人】 秋月壮真

 
[額同士が重なれば
 近すぎてピントが合わず二度、三度と瞬きをして
 左の目、右の目と順番に見た。
 すごくきれいで、宝石みたいだった。
 こんなに近い……、って意識する前から顔が熱い。]


  …………は、い


[舐めないでと言う彼女は凛々しくて
 思わず敬語になってしまった。
 かわいい上に格好いい。だいすき。
 ……どちらかと言うと彼女が何処かへ行くなら
 自分のような強引な手段をとる自分以外の
 悪い虫がつくことが心配事になりそうだが
 目の前の光景を網膜に焼き付けるのに忙しくて
 それを考える余裕は今はない。]
 
(35) 2024/05/28(Tue) 18:48:03

【人】 秋月壮真

 
[頭の上から足の先まで愛おしさが
 詰まりに詰まったきみのこと
 万が一にも十万が一にも億が一にも
 嫌ってしまう日がくる筈がないのに
 自分にそうされるのが怖いときみは言う。
 きみがどれだけ魅力的なひとか
 言葉にし尽くせないけれど
 その一端くらいは知るべきだ。]


  余り外出しない方だから
  不便をかけてしまうと思うけど……

  ……うん


[自分はもうとっくに幸せを感じていて
 きみがくれる幸せをきみにも貰って欲しい。
 閉じ込めて自分だけのものにしたい欲は
 正直な所まだ完全に消えた訳じゃない。
 だけどきみが自分のことを慮ってくれるから
 部屋以外で過ごす未来にも光が見えた気がして……、
 ぎこちなく微笑んだ。]
 
(36) 2024/05/28(Tue) 18:48:56

【人】 秋月壮真

 
[慌てるその表情もその声もみんなかわいかった。
 動画に収めて何万再生もしたいのに
 (勿論許可をとってから)
 スマートフォンを取り出すのも億劫なくらい
 腕が、身体が重かった。]


  ……………………?


[床の冷たさが心地よくて、
 永住しても良いなんて馬鹿なことを考えた。

 だけど、なにかぐいぐいされてるような……?

 最後に測った時は七十何kgだっただろう、
 折り畳んだ自分の巨体を支えようとしてるのが
 朧げながら判れば、運ぼうとしてくれている方向に
 鉛のように重い身体を持ち上げた。]
 
(37) 2024/05/28(Tue) 18:51:46

【人】 秋月壮真

 
[額に何か冷たいものが載せられ
 謝る声が聴こえた。
 気付けなかったって、何に?
 頭が重い……。]


   (……もしかして俺は体調が悪いのか?
           そのことを言ってる?)


[本人も漸く気付いた位だから
 気に病むことはないのに、優しい人。
 その気配が離れていこうとするから
 朦朧とした意識が失われる前
 心は不安で塗りつぶされた。

 置いていかないで────]
 
(38) 2024/05/28(Tue) 23:27:45
 




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