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人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

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視点:


【人】 子天狗 茅

 泣かないで?
 綺麗なお顔が、台無しだよ?

[にっこりと、優し気に。
なのに“どういうわけか”、『お嬢さん』は震えたまま、涙を流し続けている。
可哀想だなぁ、と思った。]

 しょうがないなぁ。
 じゃぁ、
『夢』
を見せてあげようか!

[きゅ、と冷たい指先を握りしめると同時、『お嬢さん』が眼を見開いた。
いやぁぁ!と叫んで、白眼を剥いてしまう。

おかしいな。どうしたのかな。
“家族”や“旦那様”との、
甘い夢
を見せてあげてるはずなのにな。

子天狗は首をかしげる。
そっと手を放すと、
自らの手で死んだはずの彼らに追い回され続ける夢に堕ちた
『お嬢さん』は、ぱったりとその場に倒れてしまった。

なるほどきっと、“歓喜の”叫びなんだろう。
俺にはわからないけれど。]

 よかったねぇ。
 “皆”にまた
えて。

[一度だけ、『お嬢さん』の頭を撫でて、子天狗は立ち上がった。
振り返った先、天狗さまの姿を見つければ、また嬉しそうに笑う。
そうして子天狗は、天狗さまの元へと駆け寄った。**]
(47) 2021/07/01(Thu) 0:07:23
[力を与え深くで繋がった天狗にはわかる
茅の足元から広がる妖力の波紋は静かに村中に広がっていく]

 ほぉ

[この村を好いていた茅らしい方法と、関心の声を上げる
自ら手を下すのではなく、それは]

 こわいのぉ

 こんなもん抱えて、よくまあ今まで平然としていたもんよ
 それを解き放ってやったんじゃ、茅はようやった

[躊躇いも憂慮もない笑顔で寄り添う子天狗を、褒めるかのように頭を撫でる]

【人】 子天狗 茅

 えへ。
 俺、がんばったよ。

[褒めて褒めてとばかりに、抱きとめてくれた天狗さまに笑う>>77
背の足りない茅に合わせて、その巨躯を屈めて口を吸ってくれる
茅はそれはそれは幸せそうに笑った]
(82) 2021/07/01(Thu) 22:22:33
[かつてヒトであった青年は、何も知らなかった
村のヒト達からどう思われていたか、真実にはまるで気づいていなかった

村のため、皆のため、と言われれば諾々と従い
嫌と言わずとも恩着せがましく今までの世話を口にされた

青年には何もわかっていなかった
醜い人々の胸の内、ヒトならざる力の一片を得て初めて
一度たりとて、青年を大事になど思っていなかったことを知る
知ってしまった

ああ醜い、ヒトというものはこんなにも醜い
そして愚かだ、ヒトであった自分を含め──


だから
それならば
いっそ────、]

 
 ――……こんな村、滅びてしまえ
 

【人】 子天狗 茅

 

[呟きは鬼火を生み、骸を焼いた
もしかしたら、息の合ったかもしれない身体も焼いた
『お嬢さん』だけは、何故だか燃えなかった
けれどそれを、茅はもう見ていない


不浄を残さぬように
他のヒトを腐らせぬように

生ける者のいなくなった村
けれど山裾には他にも村がある
害されなければ殺さない絶やさない

子天狗は歳を取らぬだろう
主人たる天狗さまがそうなのだから
どれだけの時が過ぎたとて
刹那の後の永い時を、山神さまたる天狗さまと
生きるのだ

望むと望まざるとに関わらず
その責を全うしてきた天狗さま
作物が育ちにくいその土地に力を与え、荒れやすい天候を穏やかにし
ヒトとの共存を保ってきたその人が……

愛おしい

だから、嫁ぐのだ
その力分け与えられ
共に、永遠に────、]
(83) 2021/07/01(Thu) 22:23:55

【人】 子天狗 茅

[子天狗は、抱っこと言わんばかりに手を差し伸ばす
愛しい、愛しい旦那さま
どうしてこんなに愛を注いでもらえるのか、
何故自分が特別だったのか

そんなことは茅にはわからない
わからないが

元々深く考える質でもないものだから
“わからない”は、茅にとって暗雲足りえない]

 欲しいもの?
 ……ふふ、

[茅は笑うと、天狗さまの耳元に唇を寄せる。]
(84) 2021/07/01(Thu) 22:24:14

【人】 子天狗 茅

 
 [――――囁いて、その耳たぶにそぅと口づけた。*]
 
(85) 2021/07/01(Thu) 22:25:05
 
――……こんな村、滅びてしまえ

 よい眷属を、嫁を得て、茅と出会えて
 ワシは、本当に
しあわせ
じゃぁ……

[そう呟いて、愛しい子天狗へと顔を寄せる
生まれて初めて「しあわせ」を口にして**]

【人】 子天狗 茅

―― 後日 ――

[すっかりと定位置となった天狗さまの腕の中で、子天狗はくふりと笑う>>134

ほら、なんだかんだ、天狗さまは優しい
子天狗は知っていた

その全てが聞こえるわけではないけれど、天狗さまの心だって、子天狗にはちゃんと聞こえていたのだから

すり、と内腿を天狗さまの脚に擦り付けて、甘えたようにその喉元に口づける

それから……口にされた言葉に、茅は瞬いた。]
(139) 2021/07/03(Sat) 9:19:20