【人】 ??? 工藤美郷──朝霞さんと── [ハンカチを褒められて、女は口の端を綻ばせた。 鑑賞物としてのプライドを守ってくれた、一枚のハンカチ。 それは、真実に気づきながらも優しい嘘をついてくれた朝霞との、工藤には無い絆。] 静かな絵には話せても、喋る私には話せない? まぁ、分かる気がするけどね。あの子もそういうところあるから。 [それでも恥ずかしそうに話を続けてくれれば、「んー」と口元に手を当て、少し考えるような仕草をした。] どうだろう。好きなのかなぁ。 でも、そうだな。気になる人はいる、かな。 [そう器用にはぐらかすと、] ね、聞かせて。朝霞さんのこと。好意の区別がつかなくても、何か心に引っかかるものがあるから悩んでいるんでしょう? [問いかける言葉は、決して揶揄する響きはないけれど。 最後ぐらい、ガールズトークを楽しみたい。 どこかでそんな望みもあった。きっと、工藤にはできないことだから。]* (124) 2022/09/10(Sat) 21:13:05 |
??? 工藤美郷は、メモを貼った。 (a41) 2022/09/10(Sat) 21:15:59 |
【人】 1年生 工藤美郷──回想・朝霞さんにお礼言われた>>3:400── [朝霞さんから、過呼吸の際のことについて、礼を言われた。] はい。朝霞さんは私の言うことを聞かなければ、窒息する恐れがありました。 [謙遜することなく肯定した後、「ですが」と続けた。] 以前、過呼吸になった人にも同じことを言いました。 そうしたら嫌われました。私には優しさが無いから、正しいことを言っても聞く気がおきないそうです。 朝霞さんとあの人との違いが、あの人は苦しみ続け、朝霞さんは落ち着くという結果を産みました。 [そう、分かるような分からないようなことを伝えた。 もしも上手に話せたならば、「あなたを落ち着けたのはあなた自身の力だよ」程度は言えたのかもしれないが。]* (126) 2022/09/10(Sat) 21:38:03 |
【人】 2年生 松本志信─回想・レストラン─ [同じ言葉を繰り返す癖>>118 気付いていたし、それが個性的で好きだななんて ちょっと思ったりするのは少数派意見かもしれない。 気付いたように紡がれるのは、前よりも幾らか成長したような。 心の中で「おお!」なんて声が上がる。] そう! だからつまり、次工藤ちゃんが還ったら 武藤くんにも「ありがとう」って言えば、武藤くんも喜ぶ。 それで工藤ちゃんが、ありがとうって言った相手 俺や武藤くんが喜んでるのを見て ちょっとでも心が動いたり、あったかくなったりしたら これがWin-Winってやつだね。 [まだ少し難しいだろうか。 それでも、根気よく伝えよう。] (127) 2022/09/10(Sat) 21:39:36 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹────私、言えないこと抱えすぎて。 "考えすぎて結局何も言えなくなって、自分が悪かったんだー、 で終わらせる奴"と言われてしまった >>1:397 ので……。 [大丈夫、なので抱えすぎずに出していくことにしました、と告げたら、少し心配気に"色々と発散させておいた方がいい"と眉を寄せ気味にしていた小泉さん >>121 も少し安堵の色を浮かべてくれたかな。 けれど、ひととき緩んだ空気は、落ちたペットボトルと共に、こんな屋外の空気にまで濃密に広がった林檎の香りにかき消えてしまったのだった。] いえ……朝霞さんと工藤さんは、やめたい、かな……? [小泉さんが提案してくれた、"口移し"手段。>>123 さすがにちょっと、と、戸惑ってしまった。] (130) 2022/09/10(Sat) 21:40:48 |
【人】 2年生 松本志信矛盾してるけど、それを抱えて生きていくと思う。 死にたいってどこかで思いながら、生きる。 いつか変わればいいな、って。 変われる保証は全然ないけど。 人間って、矛盾した生き物だからさ。 [理解できなかったらごめんね、と 嘘偽りない本音を伝えて、頬を軽く掻いた。]* (131) 2022/09/10(Sat) 21:40:54 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹先程、寝転がっていた時に届いていた朝霞さんからのLINE。 >>83 余裕がなくて、『わかった』と一言しか返せなかったけれど、彼女も気がかりを沢山抱えて目覚めなければいけないのだと察せられたから、これ以上余計な心労をかけたくなかった。 工藤さんならば、あの無表情で淡々と応じてくれそうな気もしたけれど。やっぱり、後輩に余計な心労はかけたくないなあと、そんな思いばかりが渦巻いてしまう。 いや、もちろん、同級や先輩なら良しというわけでもないし、ましてや、男の人、とか。さすがに、平静では居られない気しかしない。 口にしなければいけない量を考えると、焼け石に水な気しかしないわけでもあり。 小泉さんもだけど、私も大概、狼狽えていたと思う。] (132) 2022/09/10(Sat) 21:44:12 |
【人】 3年生 津崎 徹太で、ある日、 一人でいるところ、喧嘩になって、 対立派閥だったんで、普通に拉致られました。 当時は、青い目が目立ってたから。 で、リンチにあって、刺されて放置された。 [そして、前髪をあげる。 額にも傷がいくつかあって] (133) 2022/09/10(Sat) 21:44:30 |
【人】 1年生 朝霞 純>>124 [“好意の区別はつかなくても、何か心に引っ掛かるものがあるから悩んでいる。” そうなのだろうか?いや、そうなのかもしれない。 工藤さんより感情が豊かに表現できる彼女は、感情を表現できるだけではなく、ちゃんと感情に質量…想いが乗っているように思われた。 それは不完全な人間より、ある意味では完璧に心というものを備えているように見える。 想いを理解して、寄り添う力。想いを生み出す力。それが心。 それが人間というものは個体によって不均一で、受け取れる感情の種類にも幅がある。 創作物として作られた彼女は、そんな人間よりも、多分ずっと寄り添う力が強く、受け取れる感情の幅も広く、作り出される想いさえも極彩色のように様々に感じられた。] 気になる人については、あえて聞きません。 だって、恥ずかしいですもんね。 私の話、聞きたいって言ってくださってありがとうございます。 じゃあ、色々、きっと上手く伝えられないかもしれないけど、聞いてくれますか。 [あなたよりも不完全な心で感じたことを、聞いてくれるかな。] (134) 2022/09/10(Sat) 21:46:41 |
【人】 3年生 津崎 徹太だから、 チカさんが、俺のこと、綺麗とかいうけれど。 全然綺麗じゃないんですわ。 [なんでそんな話をしたかな、ってきっと後から思うんだろう]** (135) 2022/09/10(Sat) 21:47:41 |
【人】 1年生 朝霞 純>>134 …えっと、何から話せばいいのかな。 でも多分、そんなに難しくする必要はないんですよね。 うん、多分、ない。 私、小さい頃から色々な人に可愛がられてきて、色々な人に好かれて、大切に大切に育てられて生きてきました。 私も、周囲の人が好きだったし、そんな彼らの喜ぶことをしてあげたくて、出来ることを少しずつやってみたりして。 それが好きってことなんだと、思っていました。 ううん、多分、今でも思ってる、かな。 好きって言われたら嬉しいし、可愛いって言われるのも嬉しい。 だから私は皆が好きで、皆を喜ばせたくて、その喜んでほしいって思うのが好きなんだと。 でも、何だか最近、ちょっと悩むことができて。 周囲の…私を幼少から可愛がってくれた親族が私に向けてくれる好意と、別種の好意を向けてくれる人がいて。 それで、どうしたらいいんだろうって。 私はやっぱり、他の人に思うように、その人にも喜んでほしいというか、幸せになってほしいけど。 向けられる感情の種類が違ったら、きっと、多分、親族のようにはいかないな、と。 [上手く話せている気はしない。 それでも少しずつ、少しずつ話した。] (136) 2022/09/10(Sat) 21:48:51 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a42) 2022/09/10(Sat) 21:53:44 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹……要するに、私の手が水の容器に触れなければ良い、 とか……? [キッチンを目にして閃いた結果、ボトルにストローを刺して触れずに飲む分には水は林檎にならなかった──小泉さんが封を開けてくれたものは異変は全く起こらなかった──し、いくらか体調が回復したところで手にした水のボトルは、そのまま水のボトルのまま変わりなかった。] 松本さんが言ってました。 "自我を保て"って。 こういうこと、なんですかね……。 [ソファに沈みながら、ぽつりと呟く。 未だこのレストランに漂っている、先にはなかった林檎の香り。 小泉さんが浮かべた表情から、新たな林檎の香について知ってるような気もしたのだけれど、それは聞いてはいけないような気がした。*] (139) 2022/09/10(Sat) 22:06:56 |
【人】 2年生 松本志信[すぐ逃げられるくらいの力でもう一度抱き締めた。 殴られれば殴られた時だ、構わない。 言葉より雄弁にその行為が伝えてくれると信じて。 背に回した手で優しく撫でて。 労うように、そっと、ポンポンと繰り返す。 助けてほしかった。 あの時、誰かにそうしてほしかった。 ──俺がしてほしかったことを。] 俺も…、…話すよ。 今更だけど、訊いてくれる? [俺が悪いと閉じ込めた、突き放した、死にたがりの話]* (141) 2022/09/10(Sat) 22:09:54 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a43) 2022/09/10(Sat) 22:11:56 |
【人】 1年生 朝霞 純>>126 [告げられた謙遜も何もない肯定に、思わず、くすりと少し笑って。] そうですね、その言葉を受け取るのに、心のゆとりの違いはあったかもしれません。 [彼女を責めた人を責めることはできない、過呼吸って慣れていない人にとっては、本当に恐怖だ。 でも工藤さんは間違っていない。 だから私は、でもですね、と一つ前置きをして。それから言葉を継いだ。] 正しい知識を持っていて、それを人に教えるというのは、誰にでも出来ることではなくて。 それは紛れもない工藤さんの思いやりで。 受け取る心の余裕がない人はいるかもしれないけれど、私みたいに工藤さんの優しさで助けられる人間もいるから。 だから、工藤さん、そのままでいてくださいね。 [その不器用な優しさを、ここにいる人たちは、まあ、全員とは言わないけれど、理解してくれるし、受け取ってくれると知っているから。] (143) 2022/09/10(Sat) 22:19:52 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a44) 2022/09/10(Sat) 22:21:33 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a45) 2022/09/10(Sat) 22:28:45 |
【人】 4年生 小泉義哉―― エントランス ―― ああ、そういうことか。 すでに無理せずに出しているというということなら、 もう俺は気にしない。 [ 告げられた言葉に、>>130 やっと安心したように微笑みかけながらも。 漂う濃密な林檎の香りには、こちらの笑みも強張った] 分かった。止めておく。 [ 黒崎の心中までは察することはできなかったが、>>132 本人がやりたくないことを強制することはなく。 その他に思いつくのは、スプーンに水をすくったり、 みかんなどの一口で食べられそうなものを 手に持ち、黒崎の口まで運ぶ、という手段くらいで どれも焼け石に水なものしか思いつかない] (144) 2022/09/10(Sat) 22:29:34 |
【人】 4年生 小泉義哉―― 現在:レストラン ―― [ 到着したレストランにて、眉を寄せられたら>>138 先ほど踏み潰した林檎のことを思い出して、>>59 連れてくるのは スタッフルームにすればよかったかと思いながらも、 感情のままに動いたことに対する申し訳なさに、 一瞬だけ目を伏せた] ……手が触れなければいい、のか? [ 水が変化することなくに済めば、>>139 なんだ、こんな簡単なことだったのかと 拍子抜けをして、力が抜けた] つまり、林檎に変わると恐れなければ 変化することはない、と。 冷静でいれば、おそらくはこの世界は 危険はなさそうということだな。 (146) 2022/09/10(Sat) 22:30:15 |
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