12:27:18

人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:



「少しだけ安心して…少しだけ、心配ですね」


結果を見て、ぽつり。


「大丈夫。」


「うん……きっと、それでいいんです」

一人呟いて、裁判場の扉をくぐる。
投票の権利を失っても、無関係になったわけじゃない。
でも。今日の自分が着くのは、傍聴席かな。


「い、いいんだ……」


何とも言えないやり取りに、流石に困惑したように呟いた。

清掃員は今日、極力議論に口を出さないつもりでいる。
だって、今限りなく死に近い人間の、その発言が。
信用に値する道理なんて、きっと殆ど無いようなものだから。

アクタは、紅茶を選べば、今日はちゃんと砂糖を入れた。
(a2) 2022/02/26(Sat) 22:28:40


立候補者は出ず、これといった他薦もない。
明確な判断基準と言えるものはどこにも無い。
誰だって、立候補者の居た昨日と比較してしまうだろう。

話し合いは迷走して、行き詰まる。

──あなたの死は俺たちに優しくありません。


いつか言われた事をふと思い出して、
人知れず、ほんの少しだけ眉尻を下げた。

幸せな死などありはしない。
優しい死などありはしない。
死なんて身勝手で、乱暴で、人を傷付けることばかり。
わかっている。わかっていて、それを選んだのだ。

アクタは、無理やり、なんとか、笑ってやった。「誰のせいだよ」
(a14) 2022/02/27(Sun) 1:20:38


「…………」

何度か口を開いて、言葉を探して、結局何も言わなかった。

だってきっと、それもまた客観的事実の一側面だから。
表現が少し人より率直で、合理に偏りすぎているだけで。
そこに自分はこうだと思っている、なんて言ったって的外れだ。
だからただ見守る事を選んだ。


「一緒にいきたい人、見せたい景色…
 そっか、なら、よかったのかな…」


自らの意思でもって投票先を天に委ねる事にした二人は、多分。
自身の選択を恣意的なものにしたくないと思ったんだろうな。
だから選択に誰の意図も介在しない方法を取ったのだ、と。
部外者の清掃員はただそのように思って、それから。

ほんの少しだけ、思うところがあったのか、そう呟いた。

「は………?」

突然手の甲に滲む様に現れた×の字に表情が凍り付いた。

「な……なにこれ、なにこれ
なにこれ
なにこれ……!!!


×のついた手の甲を掻きむしった。
血の気が引いていく。

おかしいでしょ!誰?!こんなことしたの!!!!!!

 
ヒメノアイドルだよ!?!??!

「こんなのおかしいじゃない!!!ヒメノは絶対生きるの!!!!
 此処にいる誰より生きていい人間でしょ!!!!!
 こんな印っ!!!!!〜〜っ!!!」

周りに誰かがいることも厭わずに金切声をあげながら手の甲を悪趣味なデコレーションのネイルで引っかき続ける。
人差し指のネイルが剥がれて飛んでもお構いなしだ。
その顔はいつものアイドルらしい可愛い笑顔とは対照的に夜叉のように歪んでいる。

「投票に自分で入れてた女!!!!アイツにしなさいよ!!!
 偽善者ぶりやがって!!!!自分に入れてんならアイツでいいでしょぉ!!!!!?!?!?」


髪を振り乱しながらカフェのテーブルをピンクのリボンのついたパンプスで蹴り倒した。

アクタは、スマホ端末に目を向ける。「はァ!!?」
(a27) 2022/02/27(Sun) 13:14:44

「ハー……ハー……」

ひとしきり暴れて、カフェは見るも無残な状態になってしまった。
暴れても暴れても気が収まらない。
ヒメノを見ない奴も偽善者もなんでもない顔をして難を逃れたやつらもヒメノに印をつけたやつもみんな嫌い。
足元に散らばるカトラリーに視線を落とした。
そしてすぐ視線をキッチンの方へ向けた。

カツカツとヒールを鳴らしてそちらへ向かうとキッチンを漁り、包丁を手にした。

「この、……印さえ……
 
この印さえなければ――!!!


自分の手の甲に勢いよく包丁を突き立てた。

「──〜!!!!!」

「うっ、う……痛い……いたいよ……」

その場に蹲り手を抑えた。

「どうして…ヒメノがこんな目にあわないといけないの……なんで……なんでぇ……」

静まり返るカフェに女の嗚咽だけが響いていた。


「…………」

休憩を、という提案と、外からの物音に。
清掃員は、何も言わず裁判場を後にした。

 ヒメノ

「………ヒメノさん。」

そうして、随分な様相となってしまったカフェを訪れて。
一人、嗚咽を漏らす少女の傍に歩み寄った。

「大丈夫ですよ。」

「まだ、死ぬと決まったわけじゃありません。
 ね、アイドルじゃないヒメノさんは、らしくないんでしょう。
 ヒメノさんが、ヒメノさんであり続ける為に。
 素敵なアイドルで居る為に……」

「ファンの為にも、頑張らないと、でしょう?」

 カミクズ
「ひっく………っ、……」

ぐしゃぐしゃに泣きはらした目で自分と同じように体のどこかに×がついているであろう相手の顔を見上げる。

「キミは……随分落ち着いてるね……。
 そりゃそうだよね、別に生きるのに執着してないもんね、キミは……」

鼻をすすりながら少しむくれた様子だ。
希望通りに×をつけられた人と自分は違う。

 ヒメノ

「あはは…
 そうですね、自分はそう望んだわけですから…」

生きる事に執着していないのは、事実だ。
少し困ったように笑ってハンカチを差し出した。
一般的に、アイドルに涙は似合わない、とされるだろうから。
今はただの緋苺 姫乃でありたいなら、それでもいいのだけど。

「でも、ヒメノさんや他の方が生きる事は。
 直接的には助けられなくなったかもしれないけど、でも。
 自分は、まだ応援しているつもりですよ。」

自分のこれはきっと諦めではないのだと、そうは思うけれど。
それでもきっと本当は、落ち着いてなんかいない方がいい。
必死に、切実に、死にたくないと叫んだ方が、ずっといい。
誰にだって、生きていたいと、そう言って欲しいと思う。

「まだ、絶対に助からないと決まったわけじゃないんです。
 素敵なアイドルで居る為に。
 その為にずっと、ここまで頑張ってきたんでしょう。
 自暴自棄になるには、きっとまだ早いですよ。」

 カミクズ

「………」

すねた様子で睨みつけた後、差し出されたハンカチを受け取った。

「ほんとに応援してるならキミが死んじゃってよ」

メイクの崩れを気にして目元をぬぐいつつも駄々をこねた子供のように理不尽に相手をなじった。

「偽善者なんて嫌い……」

 ヒメノ

「死にますよ。」

不貞腐れた子どものような様子に一度、苦笑して。
それから、あなたの言葉に肯定を返した。
静かで、穏やかで、でも、断定的な声色だった。

「誰に望まれずとも。
 選ばれた時点で、ここで死ぬつもりでした。」

「でも、それがきみの為だとは確約できないです。
 何より自己犠牲なんて身勝手の極致です。
 誰かの為に、なんて言って自殺するのもまた偽善でしょう。
 …それに、自分の命で誰かの命を担保するのは
 双方命が軽くなるからやめろ、とも言われてしまいましたし」

そう言って、清掃員はもう少しだけ苦笑を深めた。
つまりは万が一の時、あなたの身代わりになる事はできなくて。
でも。

「それでも、諦めるにはまだ早くて。
 もしかしたら…これは本当に極端で、楽観的な例ですけど。
 この合議場から選ばれる臓器提供者が、
 自分一人で足りる可能性も、無くはないわけですから」

結果的には、きみの為になるのかもしれません。
そんな屁理屈を言って抜け道を作る、ずるい大人だ。

 カミクズ

「命が軽くなる……?ハハっ☆彡なにそれw
 命に軽いも重いもないでしょw
 生きてるか死んでるか……それだけだよ♪」

ゆらりと立ち上がる。

「キミがここで誰かのために自己犠牲で死ぬのが偽善なら、何が善なの?
 命が軽くなるなんて詭弁だよ……誰なの?そんなくだらないこと言った人♡
 キミが死んでくれてヒメノが生きられる可能性があがるならそれは善でしかないでしょ?」

ため息をついた。

「そんなこと言ってる奴に限って何もしないし何もできないんだよ……
 ただ自分がかかわった人が死ぬのが見たくないだけなんでしょ?」

手に持っていた包丁を貴方に差し出す。

「誰のためとかヒメノにはどうでもいいの
 どうせ死ぬなら今死んでよ」

いつもの作り笑顔も何もない、無表情で貴方を見つめる。

 ヒメノ

「嫌ですよ。」


たった一言の、それでも十分すぎる拒絶だった。
差し出された包丁が受け取られる事は無い。

「死んで欲しいなら殺してください。
 生きたいなら蹴落としてください。
 だって、そうじゃないと。
 何もしないのはきみも同じじゃないですか。」

ただ前に立って、その無表情を見下ろして、淡々と問う。

「自分が手を汚したくないから、何もしない。
 自分が助かろうとする為の努力すらしない。
 自分の為に労力を掛ける事すらしなくなった。
 そうなりますよね。違いますか?」

そんな人を助けたいと思う人が居ますか?

 カミクズ

「……そっか、確かにそうかも……ヒメノが間違ってた」

しょんぼりとして差し出した包丁をひっこめた。

「そうだよね……ヒメノも、その人たちと一緒だったのかも……
 生き残りたいなら……」

「──ちゃんと努力、しないとね」


包丁を握り直し、貴方の首筋めがけて迷いなく包丁を振り下ろした。

 ヒメノ

「────、」

振り翳された包丁の、鈍く光る切っ先は。
想定内だった。

咄嗟に身体を捻った事で切っ先は首筋を逸れ、肩口を捉えた。

「ッああクソ、残念ですが…」

衝撃を感じて、じわりと熱を持って、それから痛みが走る。
噛み締めた歯の間から呻くように悪態を吐いて、

「人を殺すのって──大変なんです、よ!」


──いくらVR内での補正があっても、体格的な有利は覆らない。
その凶器は成人男性を殺すには少々不足だった。それだけの事。

負傷を免れた側の腕で少女の細い手首を掴み、
捻り、手から刃物を引き剥がし、再び手の届かない所へ。
そのままあなたを突き飛ばして、もう振り返らない。

 ヒメノ

「…ハ、次はもっと上手くやるんだな」

低く呟いて、その場を後にした。
点々と血の痕を残しながら。

ぽたりぽたり、血の痕を残しながら寮へ。

後で掃除が必要だな、と思った。

 カミクズ

「っ……!!」

人を襲ったことなんてもちろんない女の手は簡単にひねり上げられた。

「っ――ぁっ!!」

痛みに凶器を落とし、突き飛ばされてしまえば転がったテーブルに体を打ち付けて床へ伏す。
男が去っていく背中を睨みつけながら見送った。


───……

どれほどその場に伏していたのか、
痛みにようやく慣れてきたころ、ゆっくりと体を起こした。

「……アイツ、死んでもいいって言ってたくせに……っ
 むかつく……」

ピンクのリボンに飾られた親指の爪をギリギリと噛む。
すぐに追いかけて殺してやりたいが、また正面から切りかかっても同じようにいなされてしまうだけだろう。

【人】 演劇 アクタ


3日目、議論のち、夜が明けて、昼──と言っても、まだ朝に近い時間帯。
広場の噴水の前。仁王立ちの男が居る。

スマホのような端末で文字を打ち
誰かと
待ち合わせをしている
らしく、ソワソワ辺りを見渡した。
(2) 2022/02/27(Sun) 23:09:41

「はあ………」

多分、深夜から早朝にかけての事。

清掃員は一人、寮の入り口から医務室までの道を掃除していた。
つまり、点々と残された血の痕を。
簡単に処置をして着替えてこそいるけれど、
負傷した左側の腕はだらんと脱力したまま。

「虚無だ………」


物凄くやりづらそうだし、物凄く憂鬱そう。
実際憂鬱で仕方ない。自分で汚した場所の後始末なんて虚無だ。
モップがけをしながらひたすらに虚無をプレイしている……

【人】 演劇 アクタ

>>@10 ユメスケ


「正直、結構待ったな。
 でも別に良いよ、僕も考え事してたし。」

何より、今日は気分転換がしたかった。

君からの名前呼びに、ん、と反応。
……少し考えて、言及するのはやめた。


「えーと、お前は触れられない物もあるんだよな。
 一緒に遊べるものを考えてたんだけど……
 例えば今ここに美術館とか建てたら、全然遊べたりしないか?」

特に触る必要はなく、鑑賞するものならば
君と共有出来るのでは、と考えていたのだ。

──勿論、生み出すのはこの男なので、
 ちゃんとした美術館が出るかと言われると、怪しい。

だけど君が賛同してくれるなら、
試す価値はあるんじゃないかと思っている。
(3) 2022/02/28(Mon) 0:48:59
ただ、大切にしたいんです。

【人】 演劇 アクタ

>>@11 ユメスケ


「何でだ……?」


待ったのに嘘を吐く必要が?みたいな顔をした。
この男がそういう方面に詳しく無い事が、よく分かるかもしれない。


「……え、な、何だよッ……?
 なんだ、その……文章と実際喋るのとで
 使い分けてるのかと思っ……、」

そうして、呼び方を指摘されれば
少し嬉しかった事実を隠しながら、
「ほら、出すぞ!」と無理やり話題を切り替えてやった。

ぐっと両目を閉じれば
(61)1d80%ぐらい実物に近い美術館が広場の片隅に出現する。
(4) 2022/02/28(Mon) 8:28:02
アクタは、満足そう。「よし!」
(a39) 2022/02/28(Mon) 8:30:51

【人】 演劇 アクタ

>>@11 ユメスケ


一階建ての、地域に密着しているような
小さな美術館が君の前に現れた。

内部は男が覚えている範囲の芸術品だったり、
うろ覚えの偽物がしれっと並んでいたりと
とにもかくにも、61%くらいの再現度だ。

少しだけ、美術に理解の深い男を呼ぶべきだったかと考えたが
これはこれで良いかと頷いて、自分を納得させた。


「この僕に任せれば、ざっとこんなもんだ!
 ほら、W館内ではお静かにWな。」

ぎぃ、と扉を開ければ
君を館内へと手招いた。
(5) 2022/02/28(Mon) 8:43:07
アクタは、でーと………?
(a40) 2022/02/28(Mon) 8:43:24

そう思っていたい。

 エノ

カフェから出てふらふらと彷徨い歩く。
見慣れぬ建物に人影を発見してそちらへ向かっていく。

「………」

薬局の中で一人、此方に背を向けている男へ気配を殺し近づいていくと問答無用で切りかかった。

 エノ
「あは……
あはははは!!!

 最初からこうしたらよかったんだ☆彡」

貴方の背に突き刺さった包丁を、よいしょ♪と可愛い掛け声とともに引き抜く。

「わ!も〜!!これお気にのパンプスだったのにぃ〜><」

抜いた傷口からあふれる血を踏んでしまい、露骨に嫌な顔をしながら、貴方の服でつま先をぬぐう。

「あ〜ごめんね♡ キミとは話したことなかったけど〜ヒメノが生き残るためにはこうするしかないみたいなの☆彡
 だからごめんね〜〜死んじゃって?♡」

10分遅刻ぐらいのテンションで謝った。

その背を見送った。

 エノ
「なんでって……変な事きくね☆彡
 死にたくないからに決まってるじゃない♪
 キミは@で臓器提供オッケーなんだから、別に死んだっていいんでしょ?」

プルプルの唇に人差し指をあてて、小首をかしげた。

「ヒメノはBなのに、印付けられちゃたんだよ?こんなのおかし――
……!!!

【人】 演劇 アクタ

>>@12 ユメスケ


「へェ。
 
嘘を吐く事で愛情表現になる
のか……。」

歪んだ認識をした。
男に実績が無い理由、多分こういうところだ。

そうして、二人きり。
囁かれた言葉を鼓膜に小さく響かせて

「ッなぁ……!?
 お前〜〜ッ……言葉のチョイスに悪意あるだろ……」


ぎい、と小さな美術館が二人を飲み込んで。
暫く、内緒話のやり取りが続いた。

(10) 2022/02/28(Mon) 18:56:28
アクタは、美術館を出た後。何かの音を聞いて。
(a55) 2022/02/28(Mon) 18:57:23

アクタは、「今何か聞こえたか、コタロー」
(a56) 2022/02/28(Mon) 18:57:56

仕事が増えたかも、とぼんやり思った。

でも、人から頼まれるなら、嫌じゃない。

【人】 演劇 アクタ

>>t25 >>@13 ユメスケ


「ふゥん、派手な組み合わせだな。」

ヌンッする君の隣。
あんまり便利機能を活用していない男は
ぼんやりとした感想を漏らした。
実際、どちらも容姿が華やかな二人だ。

「……あの議論場では言わなかったけど
 昨日、僕もアイドルと約束してたんだよな。内容は言わないけど。
 あいつ今頃
『も〜☆ヒメノ怒っちゃうぞ♪』
とか言ってたりして……、」

全然似てない裏声に
はは、と乾いた笑い声。

「紙袋割ったみたいな音か……」

例えば、舞台演出なら。
それをどんな場面で使うか。どんな音として使うか。

「………」

ヒメノの強かな性格を知っている。
エノの温もりを覚えている。


「……コタロー、走れるか?」
(13) 2022/02/28(Mon) 20:24:35

【人】 演劇 アクタ

>>@14 ユメスケ


「や、そういう話……だと思うんだけど
 最悪を想定して生きろって、言ってた、……友達が。」
 
           ───相手の反応を予想しながら話すといいぞ。
          ───とりあえず考えられる中で、一番悪いパターンを考えておけば何とかなる。


行ってどうするとか、どうして行くのかとか、
そういう頭は回っていなくて。
ただ平凡に、単純に、愚かに、じっとしていられなかった。


「あっ待て場所どこだっけ?」


並走して向かった。
(14) 2022/02/28(Mon) 21:56:25
だから、そう思っていたい。

そう思っていたいから、一歩、踏み出す事を選んだ。

【人】 演劇 アクタ

>>薬局

「………」

ごくり、息を呑んで。恐る恐る中に立ち入る。
ユメスケを背に庇いながら。


───生臭い鉄の匂い。
───燻された火薬の匂い。
───床に錯乱する薬、薬、薬。

───二人分の話し声。

踏み込む度に濃くなって、う、と息を漏らす。
そうして、命を奪い合う二人に
聞こえるか聞こえないか──そんな声量で、声を掛けた。

「なッ、何……してるんだ?」


人と人が殺し合うなんて発想がない男は
何かの見間違いである可能性に縋っている。
(16) 2022/02/28(Mon) 23:22:01
>>薬局

「はぁ……、はぁ……、……」

もう力が入らないのか、ぐったりとした様子で視線だけを入口へ向けた。

「キミ……は……」

約束という名の取引をした"可愛い子"
印がついた時点であんな口約束に意味はなくなってしまったけれど。

【人】 演劇 アクタ

>>薬局

ぼろぼろの二人を視界に認めれば、信じられないものを見るように、交互に視線を向けた。

「────、」

笑う青年、うめく少女。
どちらの表情も、自分が見たことないものだ。
                                怖い。


「……あ、て、手当てか。怪我してるもんな。
 そうだな、まず手当てだな……!?


タオル。ガーゼ。消毒液。
ユメスケに示されるままに薬棚や床から拾い上げて
空気も読まずにWいつも通りWを取り繕って、苦笑を作ってみせた。

「びっくりしたッ、
 えーとまずは……アンタから。」

ヒメノへ躊躇いなく近寄れば膝を折り
立てるだろうか、と手を伸ばす。
抵抗されなければ、気休め程度の応急手当てをするつもりだ。
それで癒えるのかは分からないけれど。


「エノも、
 そんな物騒な物早く捨てて……。」

血濡れの刃物を一瞥すれば
気まずそうに目線を逸らす。
(18) 2022/03/01(Tue) 1:03:56
>>薬局

「…………」

あくまで"日常"を貫こうとする彼に内心呆れるも、惨めで汚い自分をみて罵られることも覚悟していたため少しほっとした様子だ。

けれど、立てるかと伸ばされた手を取ることはできなかった。
銃弾を受けた胸と切り付けられた脚からの出血が止まらない。

(寒い……)

荒かった呼吸はだんだん薄くなっている。

やりたかった事を思い出した。

ある時からずっと、そうしたいと思っていました。

【人】 演劇 アクタ

>>薬局

「え、あ、仰向け……毛布……」

ぐっと両目を閉じればフカフカの毛布を2枚出した。
ユメスケに言われるがままヒメノの手当て──銃痕を見つけて、薄くなる呼吸を聞いて、……ダメかもなんて思いながら──とにかく、出来ることをした。
素人にできる事は限られているし、VR空間なので意味なんて無いのかもしれないけれど。


「………なんで…………
 こんなの……ダメだよ……、
し、死ぬなよ……!


言ってから、こんな場所には似合わない言葉だと思った。
じゃあ、何なら良いのか。
この状況をよしと思えない自分がおかしいのか。



「……ほら、次、エノ。」

きっと同じように、意味のない精一杯を施すだろう。
(20) 2022/03/01(Tue) 8:41:17
>>薬局
「変、なの……他の人、が死んだら…キミは……生き残れる可能性…上がるのに……バカ…だね…」

だらりと力無い身体が毛布へ寝かされて、朦朧としながら彼を見る

「私…、生きた…かった………生きたかったの……」


振り絞るようなか細い声で紡がれるのは願いか言い訳か。

銃弾の傷は素人の応急処置で何とかなる代物ではない

【人】 演劇 アクタ

>>薬局

「……知ってるよ。」

ヒメノの生への執着の全てを理解しているとは言えない。
けど、知ることぐらいは出来ていると思うから。

「僕だって生きたいけど、
 誰かに死んで欲しい訳じゃない。
 自分でも矛盾してんの、分かってるけどさ……!」

次、とエノの傷へ手を伸ばす。──止血は殆ど済んでいるので、消毒したりガーゼを貼ったり、そんな程度。
途中でユメスケに助言を乞いながら進めた。……一命を取り留めるかどうかは、本人にしか分からないだろうが。

「……僕、まだ、
 エノの事だってちゃんと理解出来てない……!」


──あらかた、
素人に出来る事はやり切った。
具合はどうだろうか、とそっと距離をとり、
心配そうに二人ともを視界に入れる。

「二人とも、
 し、死ぬなよ………………」
(24) 2022/03/01(Tue) 13:38:47
>>薬局

皆、ずるいよ。
本当は皆死にたくないくせに。
偽善的な綺麗事言って決断は人任せで。
何で一番に死にたくないヒメノが一番に死ななきゃいけないの?

「……死にたく、ない……」


手を伸ばした。
助けてほしくて苦しくて。

「——…」


声にならない言葉を零し、その手はやがて地面へと落ちる

普通にも特別にもなれなかった愚かな女の鼓動は途絶えた。

【人】 演劇 アクタ

>>薬局

「────ぁ、」

小さな声も、伸ばされた手も、ちゃんと見ていた。
だから、矛盾を抱えた頭でぐるぐる考える前に、それを掴もうとして、一歩歩み寄って、同じように腕を伸ばして────
空を切る。



……ぱたり。
少女の小さな手が地に落ちた意味を
知らないふりは出来ない。


「……ヒメノ。」

こんな場所VR空間でも、命が尽きれば現実でも死ぬ。

「……、」

もう届かないだろうけど、と、何か言葉を掛けようとして───出来なかった。

返事が帰ってこない事が。
もう動かない事が。

人に死ねと言ってしまった癖に
……今更、人の死が恐ろしかった。

(31) 2022/03/01(Tue) 19:07:05

【人】 演劇 アクタ

>>薬局

「……エノ!?」


だから、生きる人の音が聞こえて、少し安堵した。


「コタロー!
 こ、こっち、エノ、生きてる…………!」

さんざんアドバイスを貰った少年にそう報告して
息を吸う男に駆け寄った。

「よかっ、た……ッ
 し、死んじゃったら、ど、どうしようって……!」

恐怖と安堵。
ぼたぼたと瞳の端から雫を落として顔を覗き込む。……呼吸がある。生きている。

「立て……ないよな、
 休める場所……行きたいとこ、あるか……?」

もうじき、出廷の時間だろうか。
それでも君が望めば望む場所まで、
そして何も言わなければ、エノの部屋を探して運び込むだろう。
(32) 2022/03/01(Tue) 19:08:00

【人】 演劇 アクタ

>>薬局

「……すとれっちゃあ」

病院の廊下でシャーのやつ。
全然分からなかった。


合議に行きたいと聞きつつも
そんなにすぐに体は動かない。

どうしよう。
……そんなところで、声が聞こえた。
やけに冷静に、連れてきた少年が答えた。



嗚呼、良かった!

……何か言わないと。
手を貸してくれとか、
運んでくれだとか、
何が起こったとか───



「………ひとと、人が、」

垣間見た凄惨さを思い出した男の喉は
震えた言葉を吐くだけが精一杯だった。
(38) 2022/03/01(Tue) 20:08:22

【人】 演劇 アクタ

>>薬局

冷静な男の言葉を、行動する少女を、
ぼんやりと見聞きしながら
歪む視界を元通りにしようと、袖で目元を拭った。

「……ぼく、は、」

どうする予定、だったか。
エノ怪我人ヒメノ死体も、毛布をあてがって、拙い応急手当てが施されているのみで──W中途半端Wな現場をぐるりと見渡す。
……何も出来なかった。結果として、そんな心境。


「……まかせる」

自分は駆け付けただけで
止める事も、救う事も、きっと出来ていないから。


「どっちも、何とかしたくて、
 でも……ナツメ、さん、が……そうするなら
 ぼくは、………ヒメノを……。」
(42) 2022/03/01(Tue) 20:37:55
アクタは、タオルを投げられて、力無く受け取った。
(a81) 2022/03/01(Tue) 20:49:49

アクタは、「背中と、からだじゅう切られたみたいな傷が……」
(a82) 2022/03/01(Tue) 20:51:28

【人】 演劇 アクタ

>>薬局

力無く頷いて、タオルに顔を埋めて、
……名残惜しそうにエノを見つめて。


それから、ヒメノに再び近付くまで
暫く時間を掛けるだろう。

合議には、きっと遅刻する。
(48) 2022/03/01(Tue) 20:54:18
 




情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


←↓■□フィルタ

注目:アクタ 解除する

生存者 (3)

ナツメ
0回 残 たくさん


カイ
1回 残 たくさん

 

ハナサキ
1回 残 たくさん

 

犠牲者 (3)

ミィ(2d)
0回 残 たくさん

 

ヒメノ(3d)
0回 残 たくさん

 

ユス(4d)
3回 残 たくさん

俺はお前のもの

処刑者 (5)

カミクズ(3d)
0回 残 たくさん

おやすみなさい

アクタ(4d)
3回 残 たくさん

埼玉

ツルギ(5d)
5回 残 たくさん

俺はお前のもの

フカワ(6d)
5回 残 たくさん

 

エノ(7d)
10回 残 たくさん

死にたくないよ

突然死者 (0)

舞台 (2)

ユメスケ
3回 残 たくさん

泡沫、黄昏に消ゆ

メイサイ
2回 残 たくさん


発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















(0.19 CPUs)
運営 moonpupa
人狼物語 by あず/asbntby
人狼議事 by ななころび
トップバナー画像 by naomyplum
人狼物語画像 by Momoko Takatori
Schwarzwald(黒い森) by hagios
トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
ようちえんせんき かりんか / ハロリンカ / 凍れる水車 by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 / 少し大きな霧雨降る街 / 蒸気満ちる宴 by きりのれいん
メトロポリス / バビロン / ギルガメッシュ / Valhalla by すむろ水
ひなだん by hinaki
壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
外道大戦 by mtmt
都道府県キャラセット by kairi(企画代表)
繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa