【人】 3年生 黒崎 柚樹―― 少し前・レストランで酒盛り ―― [そういえば……と、甘い酒を口にする傍ら、レストランのテーブルに持ってきて置きっぱなしだった、林檎と包丁を手に取った。 武藤リクエストの飾り切り林檎? >>68 やろうかなって。] や……でもこの花は、したことないな……? [うさぎは弟の弁当に入れると喜ばれていたからしょっちゅう作ってたし楽勝だけど、と、流れるようにうさぎ林檎を量産して、薄い塩水を張ったボウルに入れていく。 花林檎の方は若干ムキになりつつ形にしてみた。 若干不満な出来映えながら、まあ、なんとか出来たかな。 武藤がやってみたがるようだったら、「違う、親指はそこじゃなくてこっちに当てないと指落とす」なんて、"かーちゃん"ばりの指導があったかもしれないけど。] (276) 2022/09/07(Wed) 15:35:26 |
黒崎 柚樹は、というわけで、「林檎も食べて」ってテーブルに出されてます。皆食べて。 (a100) 2022/09/07(Wed) 15:35:45 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹―― 少し前・レストランで酒盛り ―― ………………うん。 [武藤の言ってた >>253 、自分の嫌な部分に気付いてそれを告げられたのが嬉しかったっていうのは……つまり、本当の自分を知って欲しくて。 そして知った上で、嫌わないで欲しい、ということ。だと思う。 それは、まんま、私と同じ。 でも、触れられるのは怖いんだよね、それも解る……と、あの時 >>0:287 の強張った顔と、はぐらかそうと動いた空々しい口ぶりや視線を思い出す。] ────それでも、逃げたままでいなかった武藤は、 偉いと思うよ? [まあ私も逃げるの止めたし、2人共偉いってことで良いのかな、なんて、小さく茶化してしまったけれど。] (279) 2022/09/07(Wed) 16:14:04 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹[大事な友人。 幸せになって欲しい人。 武藤と、それに、津崎もね。2人共。 傍に立っていたいなとは思うけど、それは、彼らに本当に大切な人が出来るまでの時間制限つきのもの。 それを私はちゃんとわかっている。 その人が現れたのなら、"宅飲み"なんてとんでもないし、そう、津崎と約束していたアシスタント >>0:256 だって、きっと出来なくなるに、違いない。 "異性の親友"なんて、本人たちがそう望んでも、世の中はそう簡単には許してくれない。 私たちの生きる世界は、ドラマや小説や漫画で見るほどには甘くない。 私はそれを、嫌というほど知っている。*] (281) 2022/09/07(Wed) 16:17:58 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a101) 2022/09/07(Wed) 16:20:53 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹―― 回想・通路→レストラン 移動中 ―― ────え? [津崎、そういう時はもうまとめて"知らん"くらいに纏めてくれていい……ていうか、纏めてくれた方がいい、と、思ってしまう。 問うてみたら >>272 、"俺"、"あと天使"、それだけ。>>285 。 言葉が足りなすぎてわけがわからないし、あの天使が原因なのなら他の誰かも記憶喪失沙汰になってしまったりするのかと、こちらの不安は全くもって減らないわけで。 でも、] …………そう。 ["俺"と言った時の津崎の横顔が、あの時 >>1:249 とそっくりだったものだから。 私はもう何も言えなかった。] (291) 2022/09/07(Wed) 17:56:37 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹―― 現在・レストラン ―― [そして私は、自分がそう思っていた以上に、朝霞さんの言葉 >>240 に心を抉られていたようで──そも、武藤みたいに"誰かと話していないと死んじゃうマン"でも無いわけで──、レストランの空席、窓際の席に腰を下ろして、一心不乱に林檎を剥いていた。 松本さんの声がしたところ >>287 で顔を上げたら、ちょうどこちらに手を振る彼が見えたから、小さく頷いて。 剥いていた林檎は、食べるためのものというよりは、"花林檎" >>276 の練習。 本音を言えば走りに行きたい気分だったけれど、偽者なのであるらしい工藤さんの一件が落ち着かないことには、外を一人フラついても良い空気でも無さそうだったから、せめてもと手指を動かしていたわけだけど。] (298) 2022/09/07(Wed) 18:16:46 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹────……ッ! [さく、と。 滑らせてしまった刃が左手親指に小さく食い込み、悲鳴を噛み殺した。 林檎剥き用にと卓上に置いてあった台布巾を慌ててあてがえば、じわ、と、そこに赤い染みが広がっていった────のだけど。] ……ぇ…………? [その赤い染みは、やけに薄く透明じみた、ピンク色がかったもの。そして周囲にふわりと林檎の香りが広がった。 ────それはまるで、皮付きの林檎をすりおろした時みたいな。 布巾の下、抑えている親指は、確かに、そこに切り傷があると主張するようにじくじくと痛んでいるのに。 ぞわ、と総毛立った。] (299) 2022/09/07(Wed) 18:18:21 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹ま、つもと、さん…………っ! [思わず小さく名を呼んでしまったのは、ちょうど、朝霞さんらのテーブルから離れようとしていた松本さんが見えたから。 何これ、どうしよう、と悲鳴も説明も喉に貼り付いた風に強張っていた私のところに、松本さんは来てくれただろうか。 でも近くに来てくれたとしても、目の前に彼が立ったその数瞬前に、くらくらするほどの濃密な林檎の香は消えていた。 代わりに戻ってきたのは、見知った血の臭いと、布巾を染める暗赤と、脈打つような親指の痛み。] ぇ…………? 今、私の血、林檎になってて…………。 [呆然と呟く私の言葉は、果たして信じて貰えたものか。**] (300) 2022/09/07(Wed) 18:21:48 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a105) 2022/09/07(Wed) 18:23:34 |
【独】 3年生 黒崎 柚樹/* (暇だったので)ソロルで粛々とホラーみのある何かを落とそうかなーと作ってたところで松本さんの更新が見えたから速攻絡ませていただいたという諸事情でございました。 ほら、松本さん、優しいから。 (-122) 2022/09/07(Wed) 18:48:38 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹[…………あれは、幻覚だったのかな。 動転して思わず呼んでしまった松本さんがこちらに来てくれた >>303 時には、私はただの掠り傷つきの飾り切り職人もどきでしかなくて、手を煩わせてしまったことを申し訳なく思った。 手当てしてくれた事には、ありがとうとすみませんを繰り返し。] ────い、え……ただの、幻覚だったのかもしれませんが。 [それでも、あの香りは、見えたものは、やけに生々しかった。 あれほどの、酔いそうなほどの濃密な匂い、とても幻だったとは思えなくて。] この、布巾に染みているのが、今は血、ですけど。 松本さんが来てくれるまで、林檎の果汁のようでした。 匂いも、色も。 切った傷から出たのが、林檎ジュースだった……みたいな。 (306) 2022/09/07(Wed) 20:39:23 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹[でも、幻覚だったのかも……、と、ぽつりと告げる。 目の前のテーブルに転がっている、いくつかの林檎。 冷蔵庫にはそれでもまだ大量の林檎が詰まっている。 私たちがキッチンを訪れた時も、その後もずっと、松本さんは林檎はまるで眼中に無い風だった。 食べた形跡もなかったし、そもそも、あれほどの数、食材出現の"法則"からは明らかに逸脱している。] ……あの、冷蔵庫にいっぱい詰まってる林檎。 松本さんが食べたいと望んだわけじゃ、ないですよね……? [確認するように告げた私はの声は、微かに震えていたみたいだ。 ────じゃあ、この林檎は、誰の希望? この美術館内、そこここで林檎に纏わる変異が起こっていることを、私はまだ知らない。 館内のどこかで林檎の絵を見た記憶が微かにあるくらいで、でもそれが何処だったのかすら、記憶は曖昧だった。*] (307) 2022/09/07(Wed) 20:43:44 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a110) 2022/09/07(Wed) 20:45:44 |
【秘】 2年生 松本志信 → 3年生 黒崎 柚樹 最初は、津崎くんの顔してたんだそいつ。 でも違うなって思ったら青林檎になった。 しっかり自我を保ってれば、多分大丈夫。 [多分だけどな。 あと、「津崎くんの顔だった」ってやつは みんなに黙っといて、と付け加えて。] (-134) 2022/09/07(Wed) 21:24:10 |
【独】 3年生 黒崎 柚樹/* わあ、松本さんからデート(違)のお誘い……? いやいやめっちゃ一緒に行きたいけど、今このタイミングで特別展のとこ行くと工藤さん見ちゃうじゃないですか(=確定事項出るまで身動き取れない) それは……避けたい……。 それは、それはちょっとな……! (あと館内探索だと武藤とニアミスしそうな気がする) (さすがにちょっと離れで行動しようか私たち?(←全方向爆撃スタイルの武藤に心底申し訳ないので)ってなってるあれそれ) (-138) 2022/09/07(Wed) 21:38:53 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹[こういうことを口にしてしまうと、松本さんのこと、あの口調で"もっと肩の力抜いた方がいいぜ黒崎ちゃん"などという風に告げてきそうだけれど。 こういう極限状態に置かれると、どうしても年少者や女性は弱者……"庇護される側"の立場にならざるを得ない。 私たちの年代の数歳の差はそれなりに大きいもので、精神状態、肉体状態それぞれの不安定さを見ても、やっぱり工藤さん、朝霞さん、香坂さんらは気をかけてあげないといけない側の人たち。 だから自分はせめて諸々、誰かの世話にならずに居られるようにしておかなければと思っていた。 こんな掠り傷、あんな変な現象が起こらなければ、誰にも気付かれずにやりすごせたのに────と、悔しくもあって。] 青林檎、頭、…………ですか……。 [松本さんが零す言葉に耳を傾ける。 >>314 松本さんが見たと言うなら、見たのだろうと、素直に思った。 欠片も疑わず、小さく頷く。 ────ああ、つまり、私が見たものも、この人は信じてくれる、と……? "俺は見た"の言葉に、自分にとっての真実は疑わず真実で良いのだと、肩を小さく叩かれた気がした。] (321) 2022/09/07(Wed) 22:25:29 |
【秘】 3年生 黒崎 柚樹 → 2年生 松本志信 ………………っ。 それ……自我はともかく、 平静を保つのは難しそうですね……。 [青林檎頭になる、偽の津崎。 遭遇などしたくないし、遭遇して果たして冷静で居られるかの自信もない。 もちろん他言はしませんと、頷いた。] (-139) 2022/09/07(Wed) 22:26:20 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹"林檎"に揶揄われてるんでしょうか、ね。 [だとしたら業腹だけれど、害を為すつもりがないなら、都度怯えるのも悔しい気がする。] わかりました。 とりあえず林檎なんかには負けないつもりの心積もりで。 [半分くらいは空元気も込みだったけれど、大丈夫ですと頷いてみせれば、座っている私の肩に、松本さんの手がトンと置かれた。 松本さんって、こう見えて、人の背を押すのが上手い、気遣いの人だと思う。 本人に告げたらそんなことねーよってまたふわふわ笑って誤魔化されそうだけど。] (323) 2022/09/07(Wed) 22:27:52 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹や……私も、思い出しました。 林檎頭の絵って、特別展の……ですね。 [脳裏でパズルのピースがカチリカチリと組み立てられていく。 林檎の絵を描いていた工藤さん。 偽者の工藤さんを追いかけていった小泉さん。 彼らと遭遇したらしい津崎と朝霞さん。 私が迎えに行ったのは、特別展へと至る通路。 あのあたりには近付いてはいけない気がした。] ……あ、……って、そういえば、 松本さんは、御存知なかったですよね。 今の工藤さんは、"偽"なんだそうです。>>206 津崎経由の小泉さんからの伝達です。 そして多分、工藤さんと小泉さんが今いるのが、 その展示室かと……。 [どこかへ行きたい気持ちはあるし、正直、今の美術館内は少し怖い。でも行き先は特別展のあの一画以外が良さそうで。**] (329) 2022/09/07(Wed) 22:35:19 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a115) 2022/09/07(Wed) 22:36:30 |
【秘】 2年生 松本志信 → 3年生 黒崎 柚樹 平静は保てるさ。 大事な奴なんだったら、すぐわかんだろ? [偽物が現れたとしても、きっと。 大事な奴が誰にあたるのかまでは 野暮だから口にゃしなかったけど。 頷きには有り難く、無意識に短く息を吐いた]** (-145) 2022/09/07(Wed) 23:16:28 |
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