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人狼物語 三日月国


260 【身内】Secret

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【赤】 会社員 雷恩

[物語には悲劇も存在する。

たとえば王子を助ける為にその身を犠牲にし
泡となった人魚姫。
彼女の死を持って閉じた物語の外で、
王子は別の女と結ばれる。

王子はきっと人魚姫の犠牲を悼んで苦しむことはない。
その死を美しいと称えるのは当事者ではない
外部の読者だけだ。

犠牲を払ってでも傍にいることを望んだのに
報われず死んだ彼女の人生は何だったのか。

死で終わる物語なんてくそくらえだという感覚は
幼い頃からある。]
(*0) 2024/05/11(Sat) 1:14:35

【赤】 会社員 雷恩

[そんな変わらない価値観もある中、
成長で変わった部分も勿論ある。

ルミと会った頃には知らなかった恋の味。
深い場所の体温。
別離の痛みと――それもいつか薄れるという経験。

過去だけを望むなら、身体を繋げようとするのは
矛盾している。
過去を持ったまま大人になっている自分だって
心のどこかで受け入れてもらえていると自惚れた。]
(*1) 2024/05/11(Sat) 1:15:11

【赤】 会社員 雷恩

[起き上がるには十分回復していたが、
急な姿勢の変化は少し眩暈を引き起こして
僅か顔を歪めた。
窘める声に「はは」と苦笑する。

まだ瞳が困っている。
冷静になって言葉の意味を反芻される前に顔を寄せ。]
(*2) 2024/05/11(Sat) 1:17:14

【赤】 会社員 雷恩


 ……未来も?
 はは、食いしん坊。


[同じおまじないが返ってくる。
昔の約束通り、大きくなった彼女が
嬉しそうに顔を綻ばせて。]


 縛られて痛いって思ったら、それもルミが
 食べてくれるんだろ?


[あの頃よりも低くなった声が笑う。
脅すように向けられた執着を微塵も厭わない響きで。]
(*3) 2024/05/11(Sat) 1:17:44

【赤】 会社員 雷恩


 ……ところで、続き、する?


[下肢は晒されたままだ。
摩擦がなくなり萎れたそこが纏っていた水分も乾くだけの
時間が経ったが。]


 俺のことが好きでセックスしようとしてた割に、
 最初は濡れてなかったけど。
 本当は好きじゃない?


[痛かっただろ、と強引に陰茎を飲み込んだ媚肉の傷を
確かめるように、背を支えた手で退路を断ちつつ
反対の手を下方に滑らせた。**]
(*4) 2024/05/11(Sat) 1:18:44

【赤】 会社員 雷恩


[過去の恋心には存在しなかっただろう身体の繋がり。

会わない間もルミは自分をどこかから見ていた。
恋心はルミに知識がつき身体が変化するにつれ
過去のものとは変質していたのだ。

男としてはそれで良かったと思う。

少女の初恋の形のままを望まれたら、
大人の自分には決して返してやれないから。]
(*11) 2024/05/11(Sat) 21:20:59

【赤】 会社員 雷恩

[窘める視線に「ごめん」と許される前提の謝罪を。
間近で見るルミの顔は、表情こそ面影があるが、
綺麗に化粧が施され大人の色香を放っている。]


 おー。
 痛くすんのも痛くなくすんのもルミにだけ
 やらせてやるよ。


[とはいえどんな痛みになるのか
想像出来ていない部分もあるのだろうが。

自分の住処を変えようとしていることとか
仕事のこととか。

このあたりはこの後話すことになるだろう。
男にだって、彼女が夜に他の男にチヤホヤされる仕事を
良しとしない感覚はあるのだ。]
(*12) 2024/05/11(Sat) 21:21:49

【赤】 会社員 雷恩

[目的語を抜かしていたことに、必死なルミの様子を見て
初めて気づく。]


 ?あー、「セックスが」って言わなかったか俺。
 俺への気持ちは疑ってなかったけど……
 くく、慌てて「好きだもん」って、かっわいーの、


[目的語を補完してからの予想は
当たっていたと言うべきか。
処女ではないことは挿入した段階でわかっていたが]


 うんわかった、そっからか。
 そーだよな、好きな相手と気持ちいいセックスっての
 知ってたら、俺に執着するこたなかったよな。


[下方に向かった手は秘所を解すに至らないまま止まった。
もう一度上に向かい、両手で背を抱き締める。]
(*13) 2024/05/11(Sat) 21:22:25

【赤】 会社員 雷恩



 アソコが痛いのに慣れてるなんて
 もう絶対言わせない。

 痛い内は俺も痛いから挿れない。

 つまり、ルミが気持ちいいってなったら
 挿れたいってこと。


[ルミの肩に顎を乗せた。
首筋に軽く口接けを落とす。

背をゆっくりと撫でながら、痕がつかない位の弱さで
何度も首筋や耳を啄んだ。

剥き出しの性器は再び兆していたが、それを殊更
誇示したりはしない。*]
(*14) 2024/05/11(Sat) 21:24:19

【赤】 会社員 雷恩

[物語なら、一区切りがついた後の会話や
諸々の手続きは飛ばしてしまえるが、現実にいる二人が
約束通り「ずっと一緒」にいる為には
様々な条件をクリアする必要がある。

たとえば「道端で偶然ルミが転ぶのに居合わせて
自宅まで送っていくことになった」というメールの続報。
そのまま実家に連絡がなければ異変が起きたと
すぐに動くのが笹倉の家族だ。

たとえば住居の問題。
関連して服や生活用品、通勤の扱い。

たとえば踏み込まずにいたルミ自身のこと。
――その性を商品とする仕事に就いているなら
正直抵抗があると伝えざるを得ない。

それから、それから。]
(*20) 2024/05/11(Sat) 23:04:00

【赤】 会社員 雷恩

[監禁して薬を盛るまで思い詰めたルミが
少なくとも今晩この部屋でひとりでいられるとは
思えない。

そうした話し合いが必要であるということは
頭で計算済みではあるが、今ここには
上等なソファの上でセックスを中断して性器を晒した
ままの男女がいる訳で。]
(*21) 2024/05/11(Sat) 23:04:48

【赤】 会社員 雷恩


 好きじゃないなら無理するなって思うけど、
 俺とならしたいって思ってくれてんのは嬉しい。


[好きじゃないと評するまでに一体何度誰かのものを
受け容れてきたのだろう。
大切に扱われた経験に乏しいことは口ぶりからわかる。

経験していないことへの当事者意識が薄く、
経験したことがスタンダードだと思い込みがちなのが人間だから、

セックスによってその相手のもの扱いをされた場合、
セックスによって相手を所有することを求めても可笑しくない。]


 つまり、「したい」って思ったのは俺が初めてって
 ことで合ってる?


[好きじゃなくても自傷目的でしたいと思う場合もあるかも
しれないが、男にはその価値観は頭にない。]
(*22) 2024/05/11(Sat) 23:05:20

【赤】 会社員 雷恩


 痛くしたかったんだろ?
 そういう意味の「痛い」を狙ったんじゃなきゃ、
 さっきのやり方は痛いって知らなかったってことで、
 謝ったらルミが長いこと頑張って今日をつくったのも
 否定することになるから謝んな。


[これだけの容姿で「かわいい」が言われ慣れていないことは
ありえないだろうが、少々バグっているようなぎこちなさが
現れる。

そこもまた可愛いと思った。
口に出ていたかもしれない。]


 気持ち好さを知らないんなら好都合かな。
 俺の為に取っといたって思っとけ。


[くすぐったがる様子に目を細める。
不感症が身体機能から来るものならこんな軽い触れ合いで
反応することはないだろう。
今までの相手がロクに愛撫をしなかったのもあるだろうが
精神的な理由で感じなかったというのもありそうだ。]
(*23) 2024/05/11(Sat) 23:06:36

【赤】 会社員 雷恩



 右はくすぐったい、と。
 左は?

 ……首よりやっぱ耳の方が好さそう。


[顔を収める頭を反対の肩に置いて、ちゅ、と音を立て始める。
耳にその音が届くように。

そうやって身動ぎをしていると、図らずも
又坐の変化に気づかれたようで。]
(*24) 2024/05/11(Sat) 23:07:13

【赤】 会社員 雷恩



 さっきは擦られたから充血して
 俺の意思関係なく勃起したけど、
 今のは純粋にルミに反応してる。


[ばつが悪そうに一瞬目を逸らしたが、
指摘を受けても萎むどころか質量を増していく。

首と耳を啄むことで分泌された唾液が、
喋る時に興奮で粘性の糸を引いたのは、
ルミに見えているだろうか。

背を撫でている手は感情の赴くままに動いているのではなく
ルミのツボを探している。
肩甲骨の内側から、尾骶骨、脇腹と動く手は
最早支える目的を果たせていない。**]
(*25) 2024/05/11(Sat) 23:08:29

【赤】 会社員 雷恩

[いまだパスワードが盗み見られたとは気づいていない。
知られて特にやましいことはないし今後もない予定だが
自分の内臓を盗み見られているようで座りが悪いから、
知られているとわかったら変更することになるだろう。

……ルミにとってそれを突破することは造作もないだろうが。

逆に店用のアカウントを教えられたところで
逐一チェックするかと言われたら否だ。
そもそも男性が彼女目当てで来店することが
店そのものに推奨されている環境に対する抵抗が
どうしても拭えないから。

それならばまだ「カフェ」の内容を詳しく
知らない方が幸せなのかもしれない。]
(*32) 2024/05/12(Sun) 20:55:06

【赤】 会社員 雷恩



 いやまあ好きな人とだけするものなんて
 潔癖なことを言うつもりはないけど。
 好きな人とするのが気持ちいいってのを
 教えてやれたらなとは思うよ。


[しなきゃ、という口ぶりに心が痛む。
そんな義務感を負う必要はなかった筈だ。

この家にあるというアフターピル。
本来緊急時の受診で処方されるある意味劇薬が
常備してあるという時点で、これまでどんな
抱かれ方をしてきたのか想像出来てしまう。]


 ……ルミが俺を好きだと思ってくれたところが
 ルミから見て変わってなくて良かった。


[自分としては優しいという評価には疑問が残るが
ルミがそう思ってくれるなら、その評価のままでいたい。]
(*33) 2024/05/12(Sun) 20:55:40

【赤】 会社員 雷恩



 お。
 俺がルミに「期待してる」ってのは
 伝わってんな?


[不安そうに聞こえた前置きの揚げ足を取って笑う。
くつくつと笑う声がルミの耳朶を揺らした。]
(*34) 2024/05/12(Sun) 20:56:05

【赤】 会社員 雷恩

[ルミがどれだけ身を捩っても逃がさない。
その感覚を身体が受け入れるように。]


 ルミはくすぐったい時にゲラったりしないんだな。
 そっか。ぞわぞわか。


[くすぐったさが快感の近い位置にあることを
今はまだ教えない。

彼女を抱いた男たちが恐らく少しは手を出したであろう
乳房や秘部への刺激も取り置いて、
愛されることに慣れていない身体を起こしにいく。]
(*35) 2024/05/12(Sun) 20:56:35

【赤】 会社員 雷恩



 知らんけど。


[物知りと言われると困ったように笑う。
男の生理については自分の身体の反応だけがサンプルで
詳しく勉強したことも聞いたこともない。
俺調べってだけな、と眉を下げた。

他の男に聞く機会はもう与えないから、
違う理由が正しくても訂正されることはないだろう。]


 いーよ、
 今あたまで考える時間があったら、
 俺だけ夢中みたいで恥ずいから。


[会話も愛撫の内だと思っているから喋り続けても
良いけれど、冷静に何かを考えている内は
思考が邪魔して上手く気持ちよくなれないかもしれない。

撫でる手は慰撫の動きでも勿論按摩の目的でもなく。
強さはそっと、刺激はピンポイントに。

――見つけた。]
(*36) 2024/05/12(Sun) 20:57:09

【赤】 会社員 雷恩



 止めたら、あげらんないじゃん。


[気持ちいいの、と。
制止しようとする手ごと動かして。

快感を拾えたのなら、くすぐったさも快感に変換できる筈。
唇で口元を覆うルミの手をつつく。]


 声抑えるの禁止。な?


[自ら外して貰えるようにねだる。
もう自分の手は自由に動くが、無理矢理外したりはしない。*]
(*37) 2024/05/12(Sun) 20:57:47

【赤】 会社員 雷恩

[やましいことがなくても誰かとのやり取りを
手放しに見せられるかと言われると疑問が生じる。

ルミの前では「お兄さん」であろうとする意識が
強いのと同様に、実家では末っ子の「雷恩」として
(親を困らせたくはないので自分の嫌悪は別として
雷恩と呼ばれても返事はする)
友達とは「ライ」としてそれぞれ見せる顔が違う。
そこを暴かれるのは嫌だ。

実際にはそこも既に把握されているので
新しく何かを知られるということもないのだが。

そして結局はそうせざるを得ないということが
ルミと恋人になるということなのだと
理解していくことになるのだろう。

その努力を努力と思わない感性が
少年時代から備わっていたことこそが
「運命」だったのかもしれない。]
(*45) 2024/05/12(Sun) 23:12:25

【赤】 会社員 雷恩



 あの頃は俺だって子どもだったからな?


[自分の優しさを神格化した訳でもなく、
当時の至らなさや強情も含めて好きだと言われるのは
むず痒い。

優しくなくても好きだと言われたら、
ずっと優しくしていたいと想ってしまう。

彼女の前で自分が肉食獣となることはない。

この先――例えば子どもが出来て。
混乱させない為に「お兄さん」と呼ぶことを
ルミが辞めたとして。

彼女の口から発する「ライオン」は「雷恩」以外を
想起しないと思えるから。]
(*46) 2024/05/12(Sun) 23:12:52

【赤】 会社員 雷恩



 それでもいいよ。
 俺が期待してるのは確か。
 ルミが気持ちよくなってくれて、
 繋がれる瞬間を。


[恥ずかしそうに反論する声が愛しくて、
笑い声で震わせた耳朶をつい愛咬した。]


 やっぱり自分でストッパーのろいかけてたのか。
 俺以外に見せなかったって想ったら正直ほっとしたから
 我慢してくれてて良かったって思うけど。

 我慢を癖にするのはもうナシな?


[自罰的に誰かに抱かれることはもうないから。
無防備な芯を見せることに怯える必要はない。

これからも自分が世界であれば良い。

とはいえ嘘を教えるのも忍びないので
あとでメカニズムについては調べてみよう。
この忘れん坊が覚えていればの話だが。]
(*47) 2024/05/12(Sun) 23:13:30

【赤】 会社員 雷恩


[夢中にさせたい。
まだ自分と抱き合うことに戸惑いのある彼女の武装を
少しずつでも剥いでいきたい。

ルミの方は、声が言葉の形にならないのを
晒したくなさそうだが。]


 引かない。
 熱が引くどころか、ってのは、
 当たってるんだからわかるだろ。


[開き直って楔がルミに触れるのを隠さなくなった。
先端から零れた蜜はルミの蜜の呼び水となるだろうか。]
(*48) 2024/05/12(Sun) 23:14:06

【赤】 会社員 雷恩

[開き直って楔がルミに触れるのを隠さなくなった。
先端から零れた蜜はルミの蜜の呼び水となるだろうか。]


 どうしていいかわかんなくなったら、
 掴んでるとこに爪立ててもいいから、
 そのまま俺に縋ってて。


[囲いの降ろされた唇を唇で迎えにいく。
もう血は止まっていたが、傷口は少し
ザラついていて、微かに鉄の味がした。

声を聞きたいと願った以上、
深くはしない。
名残惜しそうにゆっくりと重ねて離すと、
先刻ルミが喘いだ場所をもう一度擦りながら、
漸く胸に手を伸ばした。

まずは服の上から。
指先は先端の形を捉えないが、爪弾くように
こすこすと頂点で軽く引っ掻いた。

生地を傷めることを懸念されたなら、
脱ぐ方が良いか脱がされたいか、選択を迫るつもり。**]
(*49) 2024/05/12(Sun) 23:14:54

【赤】 会社員 雷恩

[SNSで様々なことが把握できると知ったら
逆に何を書いて良いか迷うかもしれない。
それが彼女の不安に繋がることもあるかもしれない。

知りたいことに関しては他からの推理ではなく
自分に聞いてくれと思うし
自分がそこで明かさなかったことまでを
他からの推理で補完しないでほしい。

どこまでが許せて
どこまでが我慢できるのか

違う価値観で生きて来た者同士が
それでも相手と共に生きたいと望むなら
擦り合わせは必要だろう。

その過程でどちらも相手に対して疲弊しないで
済むようにと今は願うのみ。]
(*59) 2024/05/13(Mon) 16:07:13

【赤】 会社員 雷恩


 ルミは小さい頃も今もかわいいよ。


[可愛い、と言われ慣れている筈なのに、
そう思われる為に元々可愛らしい顔立ちに生まれたのを
自力でブラッシュアップしたところもあるだろうに、
ここまで自分が発する賛美に微妙な反応だったから、
追い打ちを掛けるように言葉を重ねた。

ルミ自身は気づいているだろうか。
ルミが「ライオン」より先に「雷恩」を知ったこと、
誰よりも強い気持ちで自分を好きでいてくれたこと。

傷以外の何かになろうとしなくても良い。
血の滴る毒林檎のタトゥーは自分にだけ赦された傷であれば良いのだ。]


 俺が、かわいいって、言ってんの。


[世間的にこの関係が健康なものであるかどうかは
どうだって良い。
他に選べた選択肢がなかったのではなく、
たくさんある選択肢の中からルミの手を取ると決めただけだ。
他ならぬ自分が。]
(*60) 2024/05/13(Mon) 16:07:43

【赤】 会社員 雷恩

[頭で考える余裕があると、自分の愛撫に過去の経験を見て
しまうだろう。
人は経験を元に動ける部分が多く、特に初めて身体を重ねる
相手に対して初めての行為を施すのは失敗のリスクを考えれば
避けたいところだ。
自然と経験則で運指することになるから、
元カノの存在を知っているルミは特に
嫉妬する対象を具体的に思い浮かべてしまうかもしれない。

今更取り繕わない代わりに、嫌な想像をする隙を奪うことにする。]


 おっと?

 もしかして俺がセックスに普通に興味ある男ってのは
 解釈違いってやつ?


[困ったな、と言いながらも手は止めない。]
(*61) 2024/05/13(Mon) 16:08:09

【赤】 会社員 雷恩


 心配を我慢せずに言ってくれたのは助かる。
 「だいじょーぶ」って否定できるからな。


[見つけた場所への愛撫とキスとで
ルミの身体が段々と芽吹いているのは感じている。
進むには性急すぎてはいけないと、胸は最初に
服越しに刺激したのだけれど。]
(*62) 2024/05/13(Mon) 16:08:35

【赤】 会社員 雷恩



 あつい?


[脱がせる役を任せて貰ったから、まずは髪飾りを外す。
季節とは真逆の結晶モチーフは、フィンランド語の
lumiから来ているのか。
単なる好みか偶然かはしらない。

それから、キラキラフリフリの装飾品を傷つけないように
黒いワンピースをそっと脱がせた。
ルミが安心できるように、自分もシャツを脱ぐ。
ルミに縋りつかれた部分が皺になっているのが愛しい。]


 直接触ったら、「へんなかんじ」が
 「きもちいい」ってわかるかも。


[腕を回してホックを外した。
本当は片手で外せるが、あまり手慣れた印象を与えたくない。

ショーツは少し迷ってまだ取り置いた。

ルミが気持ちよくなるまでは挿入をしないという誓いを
破る心算はなくとも絶対の自信がある訳ではないので。]
(*63) 2024/05/13(Mon) 16:08:59

【赤】 会社員 雷恩

[そっと左胸を包み込む。

「ドキドキしてる」と鼓動を掌で味わって。
下方へずらして露わにした乳頭に親指をそっと這わせた。
色の異なる場所の輪郭をなぞって、
ふに、ふに、と何度か押して沈ませる。

小刻みに擦れば生理的な現象で堅くなってくるだろうが
それを自分の勲章のようにいちいち誇ったりはしない。

ただただルミの反応を見ている。
口元を覆うのを制するように時々唇を舐めながら。**]
(*64) 2024/05/13(Mon) 16:09:33

【赤】 会社員 雷恩

[可愛いと口にすることに抵抗がなくなったのは
思春期を経て、女性と交際してからだ。

過去の交際相手に言ったことはないなんて
嘘は言わない。
数を数えることもない程自然に言えていたし、
愛を言葉にしながらその身体に溺れたこともある。

その事実を隠そうにもルミはもう知っているのなら、
「こい」で「鯉」しか連想しないような鈍感坊主が
第二次性徴を経てまっとうに性欲を獲得したことも
知っていたと思うのだが。]


 ルミなら今の俺の中にも昔の俺を見つけて
 くれんだろ?
 あのガキの延長線上に俺がいるって。


[会話をしながらも手や唇は止めない。
下腹は触っていないが、肌を啄むだけでも
汗腺が開いて雌の匂いを放ち始めていることに
気づけば、思考を奪う心算が此方の思考が溶けそうだ。]
(*74) 2024/05/13(Mon) 22:02:21

【赤】 会社員 雷恩


 女の子だって思ったから、
 中学になって制服着た時に今まで通りの頻度で
 公園に行きにくくなったんだよ。

 それまでアニメの話題しかしてなかった奴が
 誰それの胸がデカくて体操服見ただけで勃起しただの
 何組の奴が女子と喋ってた、つきあってるに決まってるだの、
 「女子といる」ってだけで変に噂するようになって、
 実際に俺もエロいこと考えるようになって、

 ……気まずかったよ。
 友達に借りたエロ本の女よりルミのが可愛いなって
 思った瞬間にイッたの、
 会ったら知られるんじゃないかって。


[流石にここまでは知らなかった筈。
自室で起きた最初の秘め事は、誰にも言ったことがない。]
(*75) 2024/05/13(Mon) 22:02:56

【赤】 会社員 雷恩

[そうして性を意識するようになっても尚、
恋を知らなかった少年は、先に大人びた女子に押されて
「彼女」をつくる。
彼女がいるなら他の女の子と会っちゃ駄目、なんて
一端の独占欲を見せられて、ますます公園から遠ざかった。

結果的に最初の交際は、縛られていることが
我慢出来なくてすぐに別れた。

そんな男が今、自分を好きで監禁しようとまでした
女性に「ずっと傷をつけろ」と言うのだから
人の心は不思議なものだ。]
(*76) 2024/05/13(Mon) 22:03:42

【赤】 会社員 雷恩



 ちゃんとルミを女の子として意識した瞬間はあったよ。

 この状況が据え膳だから抱きたいとか
 半年彼女がいなくて溜まってるからとかじゃなくて、

 ルミを女として見てるからこうなってる。


[不安を消す為の言葉は尽くす。
もう何も言わずにフェードアウトして傷つけたくない。
その気持ちが「甘やかし」に繋がるなら]


 諦めろ、これが俺だよ。


[期間限定でも特別サービスでもないと言っておこう。]
(*77) 2024/05/13(Mon) 22:04:10

【赤】 会社員 雷恩

[黒いワンピースはお気に入りだと言う。
自分との出会いを演出する為に転んで、どこか生地を
傷めたらと思えば何故そんな時に、とも思うが。
自分との再会の為に一番可愛くしてくれたのだろうと
思えば愛しさも増す。

それを自ら脱ぎたくなったのは、暑くて汗をかきたくなかった
のかというと、そうではないらしい。]


 脱がせた後に聞いたら残念に思うやつじゃんそれ。

 何かの度に思い出せばいいよ。
 このソファ座るときもそうだし、

 ……って今更だけど、ベッド行く?
 立派なソファだから、ここでしても
 壊れはしないと思うけど。


[あまりに可愛いことを言われて、喉が鳴った。
これが男相手に可愛さを武器にする生き方をしてきた彼女の
計算ずくの台詞であっても構わない。
自分といない時にも自分に抱かれた記憶が蘇るルミを
想像するだけで儲けた気分になるから。]
(*78) 2024/05/13(Mon) 22:04:45

【赤】 会社員 雷恩

[裸になってソファで向き合う。
まだ昼間なので室内は明るく、ルミが緊張したように
皮膚を強張らせる様子もよく見えた。

欲望のまま乱暴にしないようにゆっくりと刺激を加える。
甘い言葉が上がる度に目を細めて。
それが少し続くようになれば次の段階。

左への刺激で連動したのか形がはっきりとしている
右の胸粒に舌先を触れさせた。

唇を塞ぐことができなくなるのは惜しいが、
何度か制したからちゃんと彼女は覚えてくれた筈。]
(*79) 2024/05/13(Mon) 22:05:15

【赤】 会社員 雷恩



 ルミ、かわいい。


[ちゅ、と音を立てて吸う。
痛みには通じないような、ほんの初心者向けの愛撫。

桃色がてらてらと唾液でコーティングされたら、
唇と指を入れ替えて刺激を施した。

されていることに慣れてしまわないように、
時折乳頭を扱く速度を速めてみたり、
両手で大きく胸全体を揉み解したり。

服越しに触れただけでも声をあげた尾骶骨と
脇腹の間に唇を旅させて軽く吸い付いたり。*]
(*80) 2024/05/13(Mon) 22:05:34

【赤】 会社員 雷恩

[ルミを女の子と意識しないまま別れて
今、大人の身体つきになった彼女と再会したら
混乱と罪悪感の方が強かったかもしれない。

自分の方は少年から今まで地続きに自然に
男となった実感を手にしているだけに。

だが実際には、離れる前に彼女が女の子だと
気づいていた。
だから、揶揄われる危険や当時の彼女の機嫌を損ねる
リスクを犯しながらも時々我慢出来ずに公園に
訪れたのだ。

小学生の頃のように屈託なく家に呼べなくなっても。
ルミがそこにいるのを確かめる為に。
自分以外の男が同じ目的で彼女に近づかないか
監視する為に。

その行為は、今思えばインターネットを監視する
ルミの行為と似ている。
どちらも、自分の知らないところで知らない顔を
されることを恐れての行いだ。]
(*89) 2024/05/14(Tue) 0:04:13

【赤】 会社員 雷恩



 良かった。
 ルミに慾情する俺が受け入れられないって言われたら
 流石に泣く。

 
……いや、傷をつけたいならルミ的にはアリなのか?
 俺、墓穴掘ったか?



[ここでお預けは流石に辛い。
勿論、ルミが本当に「夢から醒めて」男を求めなくなったなら
無理矢理犯す愛を持っている訳ではないが。]
(*90) 2024/05/14(Tue) 0:04:44

【赤】 会社員 雷恩

[長くくっきり分かれた睫毛には
マスカラのダマすら乗っていない。

瞬きに見惚れる日が来るなんて、当時は想ってもみなかったから、
他人から見れば自分の変貌にもっと戸惑ってもおかしくはないだろう。]


 ルミといることでクラスの奴に揶揄われたり、
 乗せられて何も知らない年下の小学生を襲ったりしそうな
 中学生のサル並みの性欲は面倒だったけど

 ルミ自身が面倒だった訳じゃない。

 俺がもっと強かったら、あの頃だって
 「かわいい」って言いたかった。
 俺が一番に、俺だけが。


[肌にルミの柔らかな頬が触れる。
自分がルミの肌に感じたように、
ルミもまた自分の裸の胸筋から立ち上る雄の気配を
感じているのだろうか。]
(*91) 2024/05/14(Tue) 0:05:19

【赤】 会社員 雷恩

[抱き締められると肌に告白が落ちた。
何年ぶりかの同じ言葉。
あの時は、返せなかった。]


 ……俺も。


[今もこれが精一杯だ。
どうしても陳腐に響いてしまう気がしたから、
言うならばルミが自分の恋心を疑わなくなってから。]
(*92) 2024/05/14(Tue) 0:05:48

【赤】 会社員 雷恩

[これからは、可愛いを演出する為の服だけではなくて、
二軍服や三軍服だって見せてもらう機会があるだろう。
小さい頃は、顔の可愛さに見合った服を着ている印象は
なかったから、今、好きなものや似合うものに囲まれていて
良かったと思う。

そしてそれを着る時に自分との行為を思い出してしまう
ことを狙うのはまたの機会にして。]


 寂しいかー。
 そう言われると弱いな……。

 確かにベッドだと寝る時しか目に入らないもんな。
 じゃあ俺が座るのを一瞬躊躇うくらい、
 すげーのをここでするか。


[可愛く訴えたかと思えば狡いと糾弾する芯の強さは
昔のままで。
きっとそれは計算を知る前からのルミで、自分しか
知らないのだろう。

今からのセックスが自分の最高であるかどうかは
別として、きっともうソファを見る度に押し倒された
ところから思い出す。ルミの想いは成就している。]
(*93) 2024/05/14(Tue) 0:06:21

【赤】 会社員 雷恩

[寝室ではない分、部屋の光量も多い筈で、
その意味でも行かなくて助かった。

隅々まで見たい。
ルミ自身が把握しているかも不明な位置の
黒子だって覚えておきたい。]


 ん、声も可愛い。


[もう「くすぐったい」時の声ではないと確信しているが、
指摘が早過ぎて乾いてしまってはいけない。
焦りを見せないように只管ルミの肌や胸を甘く刺激した。

動く度に隠すもののない性器から零れる先走りが
ルミの白い太腿に軌跡を残す。
時折鼻息が荒くなってしまうことには
気づかない振りをしてほしい。]
(*94) 2024/05/14(Tue) 0:06:46

【赤】 会社員 雷恩

[そして漸く、ルミが愛撫で感じる感覚に
切羽詰まって来たことを訴えてくれた。

「おなか、きゅうって、なる」だって。

反芻して興奮やよくわからない感情で転げまわりそうになる。]


 ほら、ルミは不感症じゃないってわかった?
 おなかの奥で俺を飲み込む準備が
 出来てるってことだよ。


[その「ヤダ」は本気の拒絶ではないと思っていても、
ガチ泣きさせる程追い詰めたい訳ではない。
脇腹から唇を外し、あやすようにキスを送った。

履かせたままだったショーツの隙間から指を差し込む。
軽く動かしただけで水音が立つ程に濡れていると、
実際に指を引き抜いて見せなくても
自分でわかっていることだろう。

生地が傷んでもいけないので、
ルミに協力して貰って尻を上げ、ショーツを下す。
クロッチと秘部を繋ぐ卑猥な糸がとろりと途切れるのを
目を細めて見つめた。**]
(*95) 2024/05/14(Tue) 0:08:01

【赤】 会社員 雷恩

[小声を拾われて言葉に詰まる。
そう、今は、小声も拾われるほど近くにいる。]


 ……良かった。

 まだルミにとってセックスが「良いもの」って
 思えていないだろうから、引き返されるかと。


[傍に居て傷つけ続けろと言ったのは、自分が被虐趣味だから
という訳ではない。
ルミももうわかっているだろうが、
今は二人が離れない理由にその名分を使う。]
(*105) 2024/05/14(Tue) 21:50:44

【赤】 会社員 雷恩


 俺は狡いから「許すな」って言うよ。
 許されて仲直りで終わったら、
 「今」が仕切り直しみたいになる。


[過去の罪の精算が形だけでも成されてしまったら、
ここにいる二人は大人になったただの男女になってしまう。
恋人よりももっと強い結びつきでいなければ。

他の相手との間にも生じた「恋人」の関係性ではなく、
ルミが初めてで唯一の存在になれる立ち位置を。

肌に縋るルミの身体を撫でた。
許されない限り、ずっと償える。]
(*106) 2024/05/14(Tue) 21:51:03

【赤】 会社員 雷恩

[恋を知らなかった頃でも、知らないまま
鸚鵡返しに同じ言葉を返す違和感だけは持っていた。
だから「おー」とか「うん」で受け取った。

恋に育っていない気持ちを同じ言葉で表すのは
嘘になると思ったから。]
(*107) 2024/05/14(Tue) 21:51:28

【赤】 会社員 雷恩

[嘘を吐かなくて良かった。
本物を渡せる。
これから育っていく気持ちも、その都度。]


 ルミだけ。

 俺だけで足りないなんて言わせない。


[とはいえ、ふつうに生きて来ただけだから、
「すごいセックス」が出来る程テクニックに
自信がある訳ではないが。

ルミが此方に心身を預けてくれるなら、
これを特別な初夜にすることはできると思いたい。

顔も身体も自分を興奮させる要素ではあるが、
ルミがそれだけが自分の武器と勘違いしないように
気を付けなければ。]
(*108) 2024/05/14(Tue) 21:51:46

【赤】 会社員 雷恩


 うん、もうちょっと、な。
 一口目で「美味しい」って判断したら、
 食べきれなくなった時に泣くのはルミだから。


[と食べ物に例えてはみたが。
一口目でりんご飴をギブアップしたのは自分だし、
一口目で白雪姫は毒林檎に斃れた。
あまり上手くない例えだったかもしれない。

ルミがそれに気づく前にキスを重ねた。
交わる唾液にはもう盛られた薬の影響は出ていない
だろうか。]
(*109) 2024/05/14(Tue) 21:52:12

【赤】 会社員 雷恩


[期待通りに下着が湿っているのを確認したが、
下した先の体毛の薄さには喉が鳴るのを止められなかった。

剃ってあるのでもなく、生えてはいるのだが。
その量が少ないことがこんなに興奮を煽るものだとは。

見ないでと言われても、と無意識に顔を近づけようとしたら
視界が塞がれた。]


 ……目隠しじゃなくて?

 かくれんぼなら、10秒数えたら見つけて
 良いってことだろ?


[児戯の名称は自分にも懐かしく。
だが児戯の思い出に浸って落ち着くには
慾が成長し過ぎた。

頭皮に感じるルミの気配がくすぐったい。]


 いーち、にーぃ、


[否定をされる前に数え始める。]
(*110) 2024/05/14(Tue) 21:52:49

【赤】 会社員 雷恩

 さーん、よーん、


[その間、剥ぎ取ったショーツは横に避けたが
身体には触らない。]


 ごー、ろーく、


[これだけ時間が経てば、濡れた性器も乾いてくるだろうか。
――狡い大人はルミの覚悟を待たない。]
(*111) 2024/05/14(Tue) 21:53:36

【赤】 会社員 雷恩


 
ななはちきゅうじゅう!



[早口でカウントを終え、ルミの手に自分の手を重ねた。]


 ……ルミ、「見っけ」させて?


[児戯の時の用語を使い、見ながら続けたいと乞う。*]
(*112) 2024/05/14(Tue) 21:54:11

【赤】 会社員 雷恩

[ルミが自分を見つめてくれていないまま
再会していたら、傷つけろと迫る自分を被虐趣味だと
勘違いされただろうか。

恐らく意味のない仮定だ。
ルミが頑張って見続けてくれていなければ、
自分達の道は交わることはなかった。

ふつうの家庭に生まれた少年と
家庭環境に恵まれていない5歳下の少女が
あの公園で知り合えたことも奇跡だった。

それを運命にしたのはルミのきずで、
その運命の糸を赤く染め続ける為に自分のきずを足したいと願っている。

他の誰かに繋がっているかもしれない糸よりも赤く。]
(*122) 2024/05/14(Tue) 23:59:11

【赤】 会社員 雷恩

[自分が得ていた愛は偽物だとは言えない。
壊れた愛でも確かに愛だった。

その経験があるから、重ねて来たものがあるから、
ルミに対して偽物ではないものを渡せるのだ。]


 録音しとく?
 何なら着信音に設定しようか。

 周りが聞いたらドン引きしそうだな。


[何かなくても反芻してくれれば良い。

ルミだけ。

染まりやすい色だからこそ、
他の何にも染まらないように、
降りかかる余計な色を焼くつよいひかりでありたい。]
(*123) 2024/05/14(Tue) 23:59:39
 




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