[同じ瞳の色の女性
>>1 が俺の顔を覗き込む。
大丈夫かと問うてくれて、ご家族であろうことに気付く。
声が出ないことを何とか伝え、身振りで会いに来たことを伝えた。
大学の先輩だったとしても、年齢的におかしな歳で
見た目も爽やかとはかけ離れていたから
もしかしたら「また良くない仲間」とでも思われたかもしれない。
眉を下げ、申し訳なさそうに首を振る。
何とか面会を許されて。
夢を見たりもしてたからきっと、顔を合わせるのは最後になったんじゃねぇかな。
軽傷とはいいがたい状態の津崎くんの下に
俺はようやくたどり着いた]*