【赤】 宝石人 リリス「ん…、スノウ、座って…?」 はふ、とこぼす吐息に熱が宿っています。 そんな中でスノウにそうお願いしたのは、彼が屈んでいるのがどこか申し訳なかったからです。 もし地面に腰を下ろしてくれたら、彼の太腿を跨ぐようにして此方が膝立ちするか立つかしたなら彼も教えやすいでしょう。 もし理由を尋ねられたらそう伝えて、どうするか選択を委ねます。 「スノウ…、その、胸の先、お腹熱くなる…っ。 他も、触られると…なんか声、出ちゃう…んっ。」 そして、か細い声ながら自身の変化を口にします。 握りしめた拳を口元に押し当て、こんな声を出して良いものか迷いました。 だって、自分でも聞いたことのない声なのです。* (*15) 2023/06/25(Sun) 13:31:08 |