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【独】 陽光の元で ニーノ/* オレの頼った先輩二人とも狼で!!!!!! にいさんが墓落ちしてて!!!!!! え????こんなことあるんだ…… フィオねえ〜〜〜!!!!たすけて〜〜〜!!!!!(届かない叫び) (-9) mspn 2023/09/17(Sun) 21:32:25 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ「! わ、」 「大丈夫ですか!手伝う手伝う!」 貴方の様子を見れば慌てて手を伸ばす。 なんとかそちらが持てる程度、となれば一応男だ。 まだ余裕を持って持つことができるだろう、とはいえそこそこ重いのだが……。 先程の段ボールとは違うなとは気が付きつつも、今はそれを指摘することもなく。 「こ……これ、全部……? めちゃくちゃ届きましたね……」 「流石にここからオレの家まで持って帰るの難しいかもな……。 家の人に電話して、車出してもらってもいいですか?」 一先ず家の前まで段ボールを出したなら一旦地へと下ろすことだろう。 1箱ぐらいならまだしもこの量となると歩くのは厳しそうだ。 こてんと首を傾げて、スマートフォンを取り出しながら貴方に確認する。 (-15) mspn 2023/09/17(Sun) 22:30:52 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ/* こんばんは……三日目が来てしまいました…… すみません、相方を残してこの墓落ちで…… 共鳴残していっちゃった、どうして……? 窓の会話ですが秘話で続きをするのも大丈夫ですし、 場面かなり進めて別れ際の会話だけやるとかでもOKですし、 大分と状況が変わったのでここで2日目のもので切り上げても問題ありません! ここからは外を出歩けないのでこちら側のレスポンスは難しくなりますが……ロメオさんの白の反応を見ながら胸が苦しくて堪らない人になってます。 どうか頑張って生きてねと祈っています…… (-19) mspn 2023/09/17(Sun) 22:35:13 |
【独】 陽光の元で ニーノ/* 胸が痛い 胸が痛いよ〜〜〜!!! フィオねえ ロメオさん せんぱいたち…… リヴィオせんぱいとロメオせんぱいの赤発言来る度に頭が大混乱するし もう ギエ〜…… (-20) mspn 2023/09/17(Sun) 22:38:09 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラけらけら笑われるとだって〜なんて言っていたけれど。 とりあえずは電話をして迎えに来てもらうように頼んでいた。 『すみません、荷物が思いの外多くて、いいですか?』と。 それは同じ屋根の下に居る相手に向けるには、少し距離のある尋ね方だったが。 「十分ぐらいで着くみたいです」 貴方に笑って伝えた後は、しばらくその場で他愛ない話をして時間を潰したことだろうか。 その内迎えに来てくれた車からは両親──ではなく前に話した家政婦の、妙齢の女性が顔を覗かせていた。 事情を話したのちに後部座席に詰め込めば、あとは家に持って帰るだけ。 「……よし。 じゃあダニエラさん、いっぱい果物ありがとうございます! 知り合いにも配っておきますね!」 その胸が何度も殺した言葉など知る由もない。 男が貴方に向ける笑顔はずっと、変わらないままだ。 (-25) mspn 2023/09/17(Sun) 22:55:23 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ「はい、また明日、ダニエラさん!」 助手席に乗り込み、窓を開けて。 にこやかに笑う笑顔の裏側は見抜けない。 車が発進して遠ざかり始めても、身を乗り出して手を振って。 明日は変わらずに訪れると信じている。 男は、貴方の元から離れていく。 ──貰ったフルーツは帰ってから袋に取り分けた。 そうして一番最初に持っていった先は、 『にいさん』と呼び慕う相手がいる喫茶店。 お裾分けがあるときのいつも通りの行いで。 こんなに長く共に居るのに。 その人がマフィアであることなんて、何も知らなかった。 (-37) mspn 2023/09/17(Sun) 23:29:47 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ/* こんばんは!三日目、訪れましたね…… ひとまず果物の提供先として成功しているのは黒眼鏡さんでした。 (本日の死者一覧を見つめて呻きながら) ここからですが、ニーノ逮捕にあたっては逮捕そのものもダニエラさんが行う想定でしょうか? そういうわけではなくモブ警官に突然逮捕される想定でしょうか? 前者であればロール引き続きお願いいたしますというのと、後者であればこちら側で良い感じにしますので! また教えていただければ幸いです、よろしくお願いいたします! (-38) mspn 2023/09/17(Sun) 23:32:10 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ/* 惜しんでいただけてありがとうございます……とても嬉しく、そして苦しいです…… お話についてはぜひぜひ! 当方もロメオさんともっとお話したかったので嬉しい限りです。 それではこちらからお返事お返しいたしますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします! (-47) mspn 2023/09/17(Sun) 23:35:23 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ「本当に反省してる〜……?」 訝し気な表情。 けれど貴方が"そういう"感じなのはいつものことだ。 だからそれ以上突っかかったりはしないのだけれど。 「へえ……そういうの書いてるんだ。 オレもちゃんと新聞読まなきゃな。 平穏に見えるけれど、街中物騒なところもあるし」 嫌だろ、には同意を示すようにこくこくと頷いて。 ちび……とホワイトルシアンをまたひとくち。 やっぱりデザートみたいって零してから。 「いいでしょ、ひとくちあげるよ、ふたくちでもいいけど」 「にしてもロメオさんにも頼んだことないのあるんだ? 例えばどれ〜?」 尋ねつつも、グラスを貴方へと差し出した。 こちらが先程はお裾分けを貰ったので、これでおあいこだ。 (-52) mspn 2023/09/17(Sun) 23:40:44 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ/* 黒眼鏡さん……(心中を察する) 難しいところですよね……!モブが濃厚かとは思いつつ… ただRPしたいはこちらもあるため、RPしてもいいのでは…?という心にもなりました。虚空に手をさ迷わせています。人生に一回のチャンスだから……(?) 黒眼鏡さんとの話とは別で、ニーノはその日の夜ご飯を別の警官の方と楽しく食べていたため、とりあえずそこまでは逮捕されていないかなという形です。 逮捕チャンスとしては相手と分かれて一人になった、そこからの帰路が一番あるかな〜といったところなので。 もし宜しければダニエラさんにそこで捕まえてもらってもいいですし、モブ警官に捕まってから牢獄で会うとかでもOKです! いかがでしょうか? (-56) mspn 2023/09/17(Sun) 23:52:09 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ/* 問題ありません、思うままに動かしてくださいませ… ここでペンライトを振っておりますゆえ…… ありがとうございます! ダニエラさんに手錠かけてもらえるの、嬉しいです。 (心がキュっとなりながら) またダニエラさんが手錠をかけてくださるとのことなので、拘留された後のニーノの状況としては『事情聴取を受けても口を開かない』というのが確定気味かなと思います。 ので、墓下PCの24時間以内の結果報告にはそういった旨を記す予定になっております。不都合等ございましたらまたご連絡ください。 それでは帰路の描写を次から投げさせていただきます。 引き続きよろしくお願いいたします! (-70) mspn 2023/09/18(Mon) 0:20:05 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ──雨が降り出してしまう前に、と。 食事をしていた相手と別れ歩く、ひとりの帰り道。 月も星も見えない暗い夜道を辿る男の心は、天気とは裏腹に晴れ晴れとしたものだった。 迷っていたこと、悩んでいたこと、いつか何か見えるだろうかということ。 零してしまった弱音と涙を受け止めてくれたせんぱいが、暖かな言葉で信頼と勇気を与えてくれたから。 明日からも頑張れる、そうして頑張った姿を見てもらう。 考えただけで元気が溢れてくるから笑みも自然零れていた。 ……ところ、ぽたりと。 「……あ、降って来た?」 頬に当たる雫に瞬く。 身体が冷えると熱も出やすいからよくはない、休みたくはないのだ。 だから少し小走りに、帰路を急ぎ始めていた。 (-71) mspn 2023/09/18(Mon) 0:22:48 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ家へと急ぐ足は、けれど。 「──ダニエラさん?」 名を呼ばれると動きを止めて、そのまま振り返った。 一瞬誰なのかわからなかったのは眼鏡の無い素顔を見たことがなかったから。 それでもすぐに理解する。 知らない誰かではなく貴方であるということと、それから。 「どうかしましたか?」 その表情が、悲しみの色に染まっていたこと。 だから帰りたい気持ちはすぐに吹き飛んでしまって。 降り始めた雨に身体が濡れていくのも構わずに、一歩ずつ近寄った。 「……なにか、あった?」 (-85) mspn 2023/09/18(Mon) 0:40:47 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ傘を差し出されないことには何も思っていなかった。 ただ普段と貴方の様子が随分と違う。 その違和感に心配が増すばかりで。 「……? にいさんのこと?」 どうして渡した相手を貴方がすでに知っているのか。 不思議そうに瞬く間にも、雨は体を濡らしていく。 「えっと、喫茶店経営してて、車の仕事やってて…… スラムとかにもよく顔を出してくれる。 面倒見のいいひと……?」 「…………」 自身が知ってるその人のことを話しながら。 なぜ今それを尋ねるのだろうと、全然わかんないなと。 何も察せられないほど……鈍いわけではない。 だから唇を閉ざす、続きを待つように貴方を見つめる。 (-125) mspn 2023/09/18(Mon) 7:49:38 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 路地の花 フィオレ「ねえさんからの受け売り〜」 先に心配してくれたのは貴方だった。 この世の掃き溜めで蹲る子供に優しさを向けたのは、貴方だった。 だからそんな言葉を本心から紡いで、それからお願いには「うん!」と元気な返事も返し。 「あ、ほんと? じゃあすぐ行くから待ってて!」 電話よりもずっと、目の前に居ることで溶かせる不安もあるはずだ。 場所を教えてもらってから一旦電話を切り、そして家から駆け出していった。 (-134) mspn 2023/09/18(Mon) 9:32:13 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 路地の花 フィオレ──そうして、十五分程した後。 「ねえさん!お待たせ!」 ぶんぶんと手を振って駆け寄っていくその姿は普段と変わらないもの。 手には袋がひとつ提げられていた。 「へへ、会えてよかった、うれしい。 あ、渡したいものっていうのはこれで〜」 そしてすぐに袋を広げて貴方にも中身が見えるように。 中には秋のフルーツがいくつか、キウイだったりぶどうだったりざくろだったり。 それらが詰め合わされた上にちょこんと。 ラップに包まれた苺のクロスタータも、一切れ。 「職場の先輩がいっぱい果物くれたんだ。 だからそれのお裾分けと」 「こっちは……オレが作った! ようやく食べてもらえそうなのできたから、にいさんとねえさんにあげたくて」 (-135) mspn 2023/09/18(Mon) 9:33:35 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡ぐりぐりされ続ければ当然のように髪は乱れていく。 そうやってぼさぼさになれば、初めて出会った頃のちいさなときとそう変わらない。 「わ、わ〜〜〜かったって! も〜〜〜にいさんがそこまでいうなら明日からは考えるから! すぐに女がど〜とかいうんだからさ……!」 もう離せってば、痛いって!と。 男は、やっぱりべしべしと貴方の腕を叩き続けて。 「いい加減噛むぞ〜!?」 今夜自分がどうなるかなんて知らないまま。 明日も変わらない日常が続くと信じている。 (-137) mspn 2023/09/18(Mon) 9:39:36 |
ニーノは、嵌められた手錠を見下ろした。 (c2) mspn 2023/09/18(Mon) 9:52:22 |
ニーノは、頬を打つ雨が冷たい。 (c3) mspn 2023/09/18(Mon) 9:52:32 |
ニーノは、────。 (c4) mspn 2023/09/18(Mon) 9:53:08 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ──考えたことがないわけではなかった。 特に昔のあの人はよく荒れていたものだし。 真っ当な仕事をしているようにはあまり見えなかった。 それでも、例えばあの人が、あの人たちが。 法に触れる行いをしていたとして、己に責めることができるだろうか。 たまたま自分が救われてしまっただけ。 この世の掃き溜めからひとり、拾い上げられた男の内に燻る罪悪感。 それでも変わらずあの人たちが向け続けてくれている愛情。 今の男を形作るものはそれがすべて、だから。 だからこそ。 貴方を、真っ直ぐに見つめた。 [1/2] (-139) mspn 2023/09/18(Mon) 9:54:31 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ「……ダニエラさん」 慕う兄がファミリーに所属していた事実より。 自分が逮捕されたという理不尽な現実より。 今、心が向き合いたいと望むものへと目を向ける。 「なんで、悲しそうなの」 嵌められただなんてもう気が付いていた。 ならばこの瞬間は貴方が望んだことだろう。 なのに果たされて喜びが生まれないのなら。 考える。 考えることをやめないって、決めた。 「── だいじょうぶ ?」いつか告げた言葉は今も変わらない。 この手はもう、自由でなくとも。 [2/2] (-140) mspn 2023/09/18(Mon) 9:56:23 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡「知ってるし──」 猫に噛まれたことぐらいはある。 む、と唇を尖らせつつもようやく離してもらえたのでほっとしたのも束の間。 耳元で告げられた言葉にはなんだそれ、の表情だ。 「なんでオレだと特に……」 「……気を付けるけど!」 思い出したのは以前出会った“先生”のことだ。 自分が貴方よりもあしらいが上手じゃないことぐらいは自覚しているから、忠告は一応ちゃんと受け取った。 とにもかくにもようやく自由だ。 早速食べてくれるらしい様子にはじわりと嬉しさを抱きつつ。 「ん、仕事はも〜終わった! でも夜は約束あるからもう行く! あとねえさんにもあげたいし!」 「にいさんも、仕事はほどほどにな〜」 で、最終的にはいつもの笑顔だ、にっと笑ってまた駆けていく。 扉を閉める直前にぶんぶんと手を振り、足は今日まだ会いたい人たちの元へ。 ……そうやって誰かが望むように貴方に会いに行ったことが。 後に"法に触れる"と判断され、手錠を嵌められてしまうなど。 やっぱりそのときはまだ、知らないままだった。 (-145) mspn 2023/09/18(Mon) 10:21:43 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 路地の花 フィオレ「ねえさんには毎日会いたいぐらいだよ」 誰かに触れられるのは小さなころの経験を思うとずっと苦手。 けれどその中にも例外があって、例えば貴方だった。 貴方に抱きしめられるのは安心する、その腕の中に守られていたから。 こちらも腕を回して少し抱きしめ返してから袋の中身の紹介に移っていたのだろう。 「んーん!他のお菓子はまだ全然作れないから。 今日の朝にせんぱいがクロスタータ配ってたんだ。 それ見て、オレも一人で作ってみようかなって」 「まだまだ実力不足だけど…… ……でもねえさんに褒めてもらえるとうれしい」 ふにゃと嬉しそうに笑うのは幼いときとおんなじそれだ。 「ねえさんもだけど、ねえさんの周りの人も大丈夫? もし何かまた困ったことがあったら、オレでよかったらいつでも頼って。 にいさんの方がまあ〜……頼りがいはあるかもだけど」 「会うたびにフィオによろしくって言われるんだ。 だいすきだよなぁ」 (-166) mspn 2023/09/18(Mon) 12:40:43 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ「だよな〜。 オレ人とか疑うの苦手だからさ。 例えば本当にロメオさんがここで何か入れてても、わかんないもん」 そこには軽口を返したりはしない、職業柄もあるので。 もうちょっと気を付けないとな〜なんて言いつつも、しかし性質を変えることはなかなかに難しい。 これだけのアルコールで少し熱くなってきた頬を自覚しながらも、何と無しにむ、と唇を尖らせたりして。 「……あ!これ名前が特徴的でさっき気になってた。 ロメオさんも飲んだこと無いの? あとで一緒に飲もうよ」 どんな味がするかはわからないし、苦手だったら全て渡してしまうかもしれないが…… 甘いのにおいしそうにしている姿を見れば微笑んで、「よかった」とグラスを受け取る。 「ぴにゃ……なんて?有名なやつ……? 気になってるならそれも頼んじゃう?」 (-184) mspn 2023/09/18(Mon) 15:31:10 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラおかしなことだと指摘され。 名を呼ばれて、ほぼ同時に。 肌が触れる。 冷えた身体を温もりが包む。 身体が強張り震えたのはどうしようもない条件反射だった。 いやだったと泣くこどもがずっと、心の中にいる。 それでも、振り払ったりはしなかった。 貴方が抱きしめるのなら、そのままでいた。 代わりなわけではないとわかっていたから。 「………………」 ひくついた喉はうまく音を発さないけれど。 望んでくれるなら、望んでくれるままに。 その意志を伝えるように、細い肩に額を押し当てる。 [1/2] (-186) mspn 2023/09/18(Mon) 15:56:58 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ騙されていたからって憎もうとは思えない。 裏切られたからって糾弾したいとは思えない。 キミは理由もなく、こんなことをしないでしょう。 たったそれだけのことさえ、 震えた唇では上手く形を為せないから。 さいごのさいご、絞り出せた声はひとつ。 「……いつか、おしえて」 瞼を伏せて、それだけを。 ──そうして連れて行かれるというのなら、何の抵抗もしない。 雨に打たれて随分と冷えた身体が、次第に過ぎた熱を持つのを感じながら。 最後まで貴方を責めることは無いのだろう。 [2/2] (-187) mspn 2023/09/18(Mon) 15:58:11 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ「ロメオさんも苦手なの? ……そっかあ、へへ、なんだか安心した。 オレひとりじゃないんだって」 「うん!いざというときは、ちゃんと自分の身を守る」 きりっとした表情を浮かべつつも、深くこっくり頷いた。 そうして先ほどよりも随分とほんわかした貴方の説明に、やっぱりわからないこともあるんだななんて。 それにもやっぱり安心して、うれしかったりして。 「やった、じゃあ次はそれ〜。 とりあえずこれ飲まなきゃだよな……」 あなたを真似て、こちらもぐいっとグラスを呷ってみる。 甘くてデザートみたいだから、そちらのを飲むよりはマシだったが。 少しだけくらっとしたので、「ゎ」とかちっちゃく声を漏らしていたり。 それを指摘されたりしていたかもしれないが、とりあえずは次の二つをマスターに注文した。 で、待つ最中。 「ロメオさんって、普段はひとりでバーくる?誰かと一緒?」 (-207) mspn 2023/09/18(Mon) 19:30:47 |
【墓】 暗雲の陰に ニーノ──取調室にて、マフィアとの関わりを詰められた男は否定も肯定もしなかった。 どころか事情聴取の間、殆ど口を開かずに黙秘を続けるばかり。 何も語ろうとはしない態度に怒声を浴びせられても、その視線は己の手を拘束する手錠に向けるだけ。 室内にいる警官が異常に気付いたのは、そんな時間がしばらく過ぎた後のことだ。 ただ座っているだけの男の呼吸は常と比べれば荒く、頬は赤らんでいる。 雨が降る夜、濡れ鼠のままに連れてこられたその身体は随分と冷え切っていて。 些細なことで高熱を発症する奇病のトリガーとしては十分だった。 結果、この状態でまともに話を続けるのは不可能と判断され取調べは一時中断。 男は一度、檻の奥へと戻された。 #取調室 (+0) mspn 2023/09/18(Mon) 20:06:08 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 渡りに船 ロメオ「そうなの?オレから見たら頭良さそうだけれど…… 意外だな、騙されてるロメオさんってあんまり想像できない」 こちらからすれば遊ぶときはいつだって頼り甲斐があって、世の中を多く知っていそうに思えたから。 とはいえ年下だからこそ思うのかもしれない、と思った辺りでぐりぐり頭を撫でられていた。 「わ」と声が落ちて、それからきゅっと目を瞑った。 「う、うん……」 それでも瞳を開けると何やらぱちぱち、瞬き。 追加で頼んでもらった水にそろっと口をつけつつも、飲めば撫でてくれたあなたの手を指先でつつこうとしている。謎の行動。 「せんぱい? パン屋の?」 誰かいたっけ、と思いつつ。 「へえ〜じゃあロメオさんから何か誘われたときは、うれしくなっていいんだな」 (-327) mspn 2023/09/19(Tue) 8:51:19 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ一声目。 いつもより緊張の混じる声を聞けばやっぱり勢いが過ぎたかなと過ったものの。 次の瞬間にはいつも通りの微笑みがそこにあったから、内心ほっと安堵した。 「あ、……はい、立ち話のままでよくて! えっと、あの、その…… ここで聞くべきじゃない、かもしれないんですけど」 少しだけ言いづらそうにしてから、それでも。 おずおずと形にして、問いかける。 「今朝決まったって聞いた、あの法案。 ヴィトーさんも……賛同しているんですか?」 その答えがどんなものであれ、印象や好意を変えるわけではない。 この世には様々な思惑と立場があるのだと、視野がまだ狭いなりにも理解はしている。 だからこれは本当に知りたかっただけの問いだ。 ある種の理不尽としても受け取られてしまうかのような強制力を持った法案に対し。 初めて己が知った警官である貴方の、言葉が聞いてみたかった。 (-388) mspn 2023/09/19(Tue) 15:10:10 |
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