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【独】 渡りに船 ロメオ/* 行かないで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜待って〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 (-1) susuya 2023/09/17(Sun) 21:04:40 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「そ」 「ま……そんならそう思うわな」 椅子に背凭れて、なんとなく天井を見る。 貴方の出自については、 人伝てにぼんやりとしか聞いたことはなかった。 元々人の過去の深堀はしない方だ。 その場はきっと、そんな相槌に納まった。 自分もそうであったのだし、なんとなくの同情をしている、 「え?予定?何?ない……と思う。多分。 明日の予定確認して寝るだけかなーとか思ってた」 急にわたわたとし始めたので、面白いな……と少し眺めた。 完全に他人事である。心配させているのは、自分。 (-10) susuya 2023/09/17(Sun) 21:49:58 |
【人】 渡りに船 ロメオ「…………は」 「いや、…………。」 伝達された情報は一介のソルジャーにも届く。 文面で簡単に告げられた文字列に、 自分の耳も相手の正気も疑ったのは無理もないと思いたい。 「い、や。だってあいつ、別に」 「悪くなくない?絶対おかしいだろ」 視線の先には自分よりも年下の、あの子の名前がある。 こんな馬鹿げた法の餌食になろうはずもないと思って、 「………………」 オレとつるんでたから?だとか。 「………あー」 「ボケが……」 (1) susuya 2023/09/17(Sun) 22:09:37 |
【神】 渡りに船 ロメオ「別に黒眼鏡の旦那もヴィットーレの姉貴も悪かねえだろ。 特別何したって訳でもねーだろうし……」 「見てんだろいつもの仕事。 あれに隙があるってんなら今頃全員豚箱だろうさ」 ──アジトに居る間のロメオはすっかりと拗ねたような、 いつもより棘のある態度でいた。 不服も不服、アジトの混乱も今や鬱陶しいのみ。 近くに居たアソシエ―テの噂話にため息交じりに口を出し、 うんざりといった様子だった。 「つまんねー事喋ってる余裕があんなら働けよ。 それともオレと一緒に八つ当たりしに行ってくれんの?」 「……冗談。大人しく頭丸めて怯えとけ」 #アジト (G8) susuya 2023/09/17(Sun) 22:31:32 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ/* こんばんは!独り言で泣いていました。どうして……? 個人的にはもうちょっとお話したかったな……!!と悔やんでいたので、秘話で続きをさせていただけるのなら嬉しい限りです! もっとニーノくんとお話させていただけますか……?? ロメオはガタガタですが強く生きます……よろしくお願いします……。 (-28) susuya 2023/09/17(Sun) 23:05:39 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「えっ?泊まりに?」 ぱ、と目を丸くした。 まさかそんなこと言われるだなんて思ってもみなかったし、 誰かの家に泊まるという経験もない。 「あ、と……えと」「え? うん……」 「え、いや、え?いいの?いいなら、いいけど」 しきりに瞬きをしながら、 急にどっと汗をかいたような気持ちになった。 他の人から見ればきっと、 突然挙動不審になったように見えるだろう。 「いいの? いいんだ……」 寒くもないのに片腕を擦っている。 こんな反応ではあるが、嫌がっていない事はきっと伝わるだろう。 なんとなく別のしがらみがあるのだ。 (-39) susuya 2023/09/17(Sun) 23:32:14 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノしてるしてる、と薄く笑った。 一つの戯れのような扱いをして。 「そーな。事故も事件もうっかり起きんだから、 そういう万が一にならないよーに備えなきゃさあ」 夜の町で稀に聞こえる銃声に知らないフリをした経験が、 この島の人間にどれだけあるのだろうか。 一般人の中じゃあ大きな騒ぎにもならないが、 それを良しとして物騒な事は日常に潜むのだから。 自分と貴方で立場が違ったとして、 そういう目に遭ってほしくないのは事実な訳で。 「くれんの? やった〜」 「想像付かなさすぎる奴はあんま頼んだ事無い…… ほら、この、XYZとか」 差し出されたグラスに礼を言い、 一口飲めば「うま」と顔を明るくした。 自分も珈琲は好きだから好みのカクテルだ。 とはいえ一口で抑えて、またグラスを返そう。 「あとピニャコラーダ?あれも甘いらしいな」 (-157) susuya 2023/09/18(Mon) 11:25:04 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「あ、ウン。内緒にするよ。勿論」 コクコクと頷いて、補足を聞いて。 「ね、寝間着なら自分の分持ってくからいいよ。 ベッドはマジで、あんたの好きな方使ってもらって。 オレ最悪床でもいいから……」 なんて滅多な事を言った。 ……優しくされたり気遣われたりすると、 ロメオは妙に焦り始める性質がある。 ありがたいことに変わりはないのだが、 なんだか申し訳なくなってくるのだ。 「ホットミルクはあるなら欲しいけど……」 (-161) susuya 2023/09/18(Mon) 11:37:28 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ「……センパイ」 じろり、と細められた視線が貴方を見下ろした。 元よりあまり変わらない表情ではあるが、 眉根に寄った皴がその不機嫌を物語っている。 「別に考えナシに飛び出そうって気はありませんよ。 それで掴まりゃただの間抜けだ」 「ボスが来るまでいい子に留守番してりゃいいんですもんね。 それが最善なら、オレはそうします」 「あんたがそう言うなら、オレはその通りに」 「何かあったら言ってくださいよ。 オレは何でもやるんで」 忠義がある。物分かりも良い。 目上には背かず与えられた仕事は必ず果たす。 ロメオのこのファミリーでの在り方はそうだった。 体の良い道具。丈夫な忠犬。 この混乱の最中もそう在ろうとすることに変わりはない。 それがロメオの「いつも通り」だ。 「……あんたも根詰めすぎないでくださいね。 酒ならいつでも買ってきますよ」 マジでお疲れさまです、とそんな労りを添えた。 (-164) susuya 2023/09/18(Mon) 11:55:36 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「……うん。問題無い」 「世話んなります」 行くよ、とお泊り会のお誘いを正式に受けるように。 「ハハ。や、流石にそれは無いか。だよね」 「そーします」 「ありがとう。じゃあ、オレも準備したら行くわ」 端末に届いた住所を確認し、 「また後で〜」と手を振って一度見送る。 「…………」 「人ん家か……」 そんな事を呟いて、自分も持ち物の準備をしに一度戻る。 寝間着と泊まるのに必要そうな物、 それから手土産に甘いフィオッコ・ディ・ネーヴェでも。 そしてそれからその後。 「Buona sera〜……」 後輩の家のベルを鳴らす長身の姿がある。 鞄を一つ背負って、さて、出てくるかと。 (-177) susuya 2023/09/18(Mon) 14:22:19 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ「疑わなきゃいけない時ってあるんだけどな。 オレも苦手だから……」 「ちゃんと自衛しような、オレたち」 うんうん、と頷いて同意を返す。 ──ただのパン屋のバイトなら、 そんな時はあんまりないはずだが。 「じゃあ飲もう。これはなんかレモン系らしいけど」 ぼんやりとした知識だけじゃあカクテルは分からない。 見た目が綺麗でもとっても度が強かったり、 一目見ただけでは飲み方が分からないものもあるし。 「甘いフローズンカクテルなんだと。 フラッペみたいな奴かな……飲んでみようぜ」 せっかくだしさ、と自分の分のショートグラスを空にする。 スッキリとした菫の香りが鼻の中を通り抜けていった。 (-192) susuya 2023/09/18(Mon) 16:21:01 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「あ、いた。いーよいーよ、お邪魔します」 対するロメオは灰色のパーカーにタイトジーンズだ。 一応私服の中でまともな服を選んできたつもりなので、 伸びていたりしわが寄っていたりしている事は無いだろう。 招かれれば靴を揃えて脱ぎ、 失礼にならない程度にきょろりと見回す。 よく分からない像をなんだろ……と見つめてから、 「あ。おやつ持ってきた」 フィオッコ・ディ・ネーヴェの袋を差し出した。 ブリオッシュ生地にクリームを入れたものだ。 チーズが入ったものとチョコレートが入ったもの、2種類が数個袋の中に入っていた。 「牛乳もありがと……家綺麗だね」 (-210) susuya 2023/09/18(Mon) 19:56:28 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ/* お疲れさまです、万人の夢です! お返事遅くなってしまいすみません! 秘話にてお返しする予定でしたので、そのまま続けさせていただければいいなと思っています。 墓落ちメンバーが壮絶だったのは、本当に、そうです……(昨日は横たわっていました) お声がけありがとうございます、引き続きよろしくお願いします! (-211) susuya 2023/09/18(Mon) 20:26:39 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ>>2:96 「助かったぁ〜〜。救世主だわ」 「ありがと……え?これもいいんすか?」 離れて餌を食べ始めた猫の姿にほっと息を吐いて、 これまた大げさに感謝をして笑顔を向けた。 それから差し出されたカップのコーヒーには驚いて、 それでも素直に受け取った。 中を覗けば既に自分好みの調整がされている。 「悪いっすね、なんか。ありがとうございます。 今度店来たらオマケしようかな」 「猫、懐くのはいいけどもう飼えねえから…… 家にもう居るんすよ、白いのが」 懐かれているのに困っていたのはそれもあるらしく、 コーヒーに口を付けてぽろりとそんな事を零した。 人懐こくついてくる野良猫と言えど、 考えなしに拾えるものでもないので。 (-214) susuya 2023/09/18(Mon) 20:39:29 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ「どーでしょう。オレに考えが浮かぶ脳があればの話す」 口を片方だけ吊り上げて不器用に笑った。 自己判断で勝手に動けば痛い目を見る、と思っている。 自分の不出来な頭を信じてはいない故の考えだ。 下手は打ちたくない。一番確実な方法を。 ……それこそそれを思いつく事があった時、 その言葉の通りに飛び出して行くのかもしれない。 「そん時は、喜んで。大抵の事はやらせてもらいますよ。 出来るんで」 色々な手伝いをする度に学びがある。 仕事の種類、手段、方法……それを記憶している。 身軽さと器用さの所以はそれだった。 上を失えば下が惑う。 それを治めるのは簡単な事じゃないだろう。 そればかりは自分から手伝えないから、 ロメオは労わる事しか今は出来ない。 「本当に。ま、乗り越えましょう」 あんたは捕まんないでくださいね、なんて当たり前の事。 忙しい貴方を引き留めるのも気が引ける。 その場はそのまま、その背中を見送った。 (-219) susuya 2023/09/18(Mon) 20:53:33 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ「オレ記憶力は良いけど頭は良くねーの。 騙されちまったらもうそれきりな気がすんな」 「そうしてくれよ。そしたらオレも安心するから」 しっかり頷く貴方が何だか可愛らしくて、 頭を撫でようと手を伸ばした。 叶えばそのままぐりぐりと頭を撫でる。唐突だ。 「あんまり焦んなよ〜……おお。行った」 平気かね、と追加で水を頼んだりした。 自分も欲しかったのもあるし、 酒を飲むならどっちにしろ水は飲まねばなるまいし。 「普段? あー……」 「一人かな……たまにセンパイと」 ぼんやりと天井を見つめてそう返す。 「ここにも来るし、ここじゃないとこにも行くし。 でもあんま自分から人は誘わないな……」 (-228) susuya 2023/09/18(Mon) 21:26:38 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「ああ旦那の……本当にな。 あの人も物あげたがりだよな……」 そう聞けば納得したように深く頷いた。 律儀に飾るんだな、とも思ったけれど 貰いものを飾っているのは自分も同じことを思い出し、 口に出すのはやめておいた。 「美味しいから……食べて欲しくて」 「悪ぃな、なんか。 じゃあ頑張って掃除してくれた礼って事で……食うか」 寝る前のおやつには賛成して、 とりあえず手洗いを借りてから、おやつの用意をしよう。 ホットミルクの横のブランデーを見つければ、 おっ、と声を出した。ブランデー派だったらしい。 (-236) susuya 2023/09/18(Mon) 21:49:41 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ隣に座れば少し目で追った。 猫は構わず餌を食べていて、もうこっちに目もくれやしない。 夏の終わりの風に、珈琲の香が乗る。 「アハハ。言っといたよ、店長に。『馬鹿言え』って笑ってた」 「笑ってたって事は気前は良くなるんじゃねーの? これからに期待ですねー」 こっちも冗談で店長に言ったつもりなのだが、 案外きちんとリクエストとして受け取られたかもしれなかった。 「猫触った事ねーの。好きなタイプかと思ってた」 「名前ね、Cocco。白いから」 「そいつも野良猫だったんだよ。 オレは保護した人から譲り受けただけなんだけど」 「今も何匹か貰い手探してんだ。 猫欲しい奴に心当たり居たら教えてよ」 ……最近、パン屋に『飼い主探しています』という 貼り紙がしてある事を貴女は覚えているかもしれない。 あれもロメオの手書きで、依頼物なのであった。 (-247) susuya 2023/09/18(Mon) 22:20:49 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「懐広いよなー。かっこいいよ、あの人」 この間も珈琲を貰ったばかりだった。 仕事もできるし、尊敬している。 貴方はきっとそれよりも、もっと。 「誘われたにしたって一応客だからさぁ。 ……純粋に人んちに泊まるのってなかなか無いから」 「楽しいよ」 ふ、とした気の抜けた笑み。 立場がどうとかは余り気にしていないけど、 もし立場が上の人の家に泊まりに行くとなれば こんなにリラックスすることも無いだろう。 「あ、うん。入れるのすき」 「はちみつもいいよね」 子供じみた返事をして、嬉しそうにスプーンを受け取って。 とろとろとホットミルクにブランデーを入れてかき混ぜる。 「じゃ、ありがたく……」 Buon appetito、と一言。 暖かいミルクとブランデーで、体がほの温かくなる。 (-276) susuya 2023/09/19(Tue) 1:11:42 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ連絡を受ければすぐに向かい、 「あ、なんだ。良かった」 「気になってたんすよ。 なんかヤバイ事だったらどうしようかって」 分かりやすいくらいに安堵の様子を見せた。 わざわざ教えに来てくれたんだな、と貴方の表情を見れば なんだか喜ばしい感じでもなく。 「……結局何だったんすか?」 問う事にした。無論答えなくても良い質問だ。 (-278) susuya 2023/09/19(Tue) 1:20:54 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ「オレも楽しみー。 つまみ食いできるパンが増えますからね」 バイトの特権、つまみ食い。 『朝一番に試食ができる』というのは パン屋で勤めている理由の一つかもしれない。 「触るのはー、って奴すかね。アレルギーとかもあるか…」 「でしょ。人懐こいメスですよー」 興味はあると聞けばおっ、とも思ったけれど、 その先の表情と言葉に「あー……」と声を漏らした。 「なんか最近街もざわついてますしねえ。…………、」 「オレも最後まで飼えないかも、っつったんですけどね。 一人暮らしだし、独身だし、オレに何かあったら 猫の世話が誰がやんだ〜つってね」 首の後ろを掻いて、遠くの花壇の方を見つめた。 珈琲のほろ苦さと砂糖の甘さが口に残っている。 「落ち着いて欲しいですね。ホント」 「パン屋は変わらずやってますけど」 (-282) susuya 2023/09/19(Tue) 1:32:34 |
【人】 渡りに船 ロメオ>>11 ヴィンセンツィオ 「アハハ。ま、働いてみたかったすね」 背丈ばかりは立派だけれど、それ以外は年相応、 もしくはそれよりも子供っぽいかだ。 ロメオから見る貴方は『オトナ』で、オレもこれからこうなれっかな、と初対面ながらに細やかな憧れを抱くような、そんな雰囲気を貴方に感じていた。 「あ、褒められた。あざす」 「オレを引き抜くなら高くつきますよ。 それかオレを惚れさせるか」 なんてね、と片手の指でハートを作って見せた。 緩く笑んで冗談めかして返すのには慣れていて、 どんな疑りにも慣れている。 ロメオがその意図に気付いているかどうかは分からないが。 なんにせよ、この答えは戯れのジョークだ。 「ありがとうございましたぁ。喜んで〜」 ゆる、と手を上げてあなたを見上げる。 そのままドアベルが鳴って貴方の姿が見えなくなれば、 またロメオは足を組んで椅子に寄り掛かり、 店の中の日向とパンの香りを吸い込んだ。 まだ穏やかな昼前の、束の間のやり取りだった。 (22) susuya 2023/09/19(Tue) 9:54:21 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ「いいでしょ。おねーさんも働く?」 いつでも歓迎してますよぉ、と何とも軽い勧誘。 つまみ食いの為にバイトをするとはこれいかに、なのだが。 「ああ、そういう。良いんじゃないすかね、猫カフェ。 可愛がるんなら人んちの猫が一番ですからね」 「飼ってるオレが言う事じゃないけど」 本来は自分はそういう考えで……飼わないかと言われたので。 猫はかわいいので是非撫でて欲しいとは思った。 ロメオは猫好きだった。 「…………」 「ま、オレは捕まんないでしょー。流石に」 「捕まったら何しようかな。なかなか無い体験ですからね」 「それはそれで楽しくやるんで心配しなくていいですよ。 オレ、タフなんで」 へら、と苦笑いに眉を下げた気の抜けた笑顔を返す。 一般人が叩くにしては大口だが、 返ってそれで冗談だと思ってくれればそれでいい。 それに、言っていること自体は本当なのだ。 (-339) susuya 2023/09/19(Tue) 10:20:17 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ「え?」 「あぶねー……」 「え?本当に大事な事じゃないすか?それ。怖……」 いい方向に動いて本当に良かった……と、 改めて胸を撫で降ろした。 殴りはしないが顔をくしゃ……とさせていた。 「どういたしまして……?」 「てか内部犯とか居るんすか。やっぱいなかったんすか」 それからハッとして、 聞き捨てならないことについても質問する。 (-340) susuya 2023/09/19(Tue) 10:26:55 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ「一から物事考えんのが苦手なんだよ…… 考えは出来っけどいつも不正解だからな」 そして人の言う事を聞くのでたまに騙される。 困った事だった。 ぐりぐりわしゃわしゃと撫でて気が済めば、 今度はつつかれるままに手をつつかれている。 「どした……?」 「手だよ」 当たり前のことも思わず言った。 「ん〜ん。……学校の」 嘘だ。学校は途中からまともに通っていない。 交友関係が続くはずもない。 「そう思いなよ。オレも誘える相手少ないから」 「誘えるの、嬉しいよ……あ。来た」 ありがとうございます、とグラスを受け取る。 XYZの白い表面が揺れて、二人の前へと置かれた。 (-343) susuya 2023/09/19(Tue) 10:45:03 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ「だった……はあ。なるほど」 「まさか。自分で縄張り潰す様な面倒しません」 ぱ、と両の手のひらを上げて貴方に見せた。 ホールドアップ、手の内明かし。 そこには何も握られていない。当たり前だ。 「……旦那も無茶しますね。 トロイの木馬の真似事でもしようってつもりなんすか?」 「本当になんの為の法案なんだか……、 あんたも自分から行く気はしてないでしょうね」 ジト、とその瞳を見つめて。 「道具は一人で動けませんよ」 「使い手がいなきゃあオレぁ独活の大木なんで……」 だーれも減らないでほしいなあ、と億劫な顔をした。 (-345) susuya 2023/09/19(Tue) 11:04:26 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「あー、サングラスな。あの人は似合うよなぁ……。 お前はまだ……似合わないな」 髪でも伸ばして結んだら似合うんじゃね、と なんとなくの感想を話す。 自分は上に昇る気は無いので、掛ける機会も無いだろうと 高をくくっているが。 「ん。そうするわ……手元に仕事もないし。 久々にホットミルクなんか飲んだな……」 足を伸ばして、温かいカップを傾ける。 少し涼しくなってきたから、 温かい飲み物は体を温めるのにちょうどいい。 おやつはチーズの塩気とクリームの甘さが良くって、 サイズも小さめだからかあっという間に食べてしまった。 「シャワー? んや、大丈夫。浴びてきたから。 あと歯ぁ磨いて着替えたらいつでも寝れっかなーて感じ」 (-349) susuya 2023/09/19(Tue) 11:23:54 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「おう。いずれな、いずれ」 「拗ねんでもちゃんと似合うようになるよ、お前なら」 なんだか微笑ましくなってしまって、笑いながらそう返し。 それから。 「髪? ああ……かっこいい理由じゃないよ」 「髪短くしてるとさ、怖いんだよね。背中に何もないと怖くて。 伸ばしてたらちゃんと覆ってくれるじゃん」 何が怖いんだかはオレもよくわかってないんだけどさ、 と目を細めながら首を傾げた。 薄いレモン色の癖毛がサラリと揺れる。 歯磨きと聞けばはあいと返事して、素直に並んで歯を磨こう。 横を見れば貴方の頭。歯磨き中にいたずらでエイと旋毛を押した。 よくない。 (-370) susuya 2023/09/19(Tue) 12:49:10 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ「 はあ? 」素っ頓狂で大きな声が出た。 ほとんど前髪に隠れた翠の瞳が、 重たい瞼を上げて今回ばっかりは大きく開かれる。 「………………………………」「…………あんたが、」 「今度逮捕されんなら、あんただって?」 「ふうん、 そう……」 ロメオにとって、 サラリと告げられるには重たく、頭が痛くなる言葉だった。 動揺と一緒に貴方に差された人差し指を、 ゆらゆらと振って握りこむ。 「猫、猫は…………預かります。オレが飼います……」 「あの白いやつでしょ。いいですよ」 「あと何をよろしくすればいいかわからないんですけど。 殺されるんならせめてちゃんと抵抗してください」 「やりますけど。頼まれますけど」 「あんたが言うなら……」 そこまで言えば、むっと口を結んだ。 怒ってはいないのだけれど。 (-375) susuya 2023/09/19(Tue) 13:04:44 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ『どーいたしまして』 『作り方なら教えるよ。 あんたの時間が空いてたらいつでも』 ほどなくして、返信。 すぐに送られてきた。 『アジト来ないから心配した。大丈夫そうだな』 そう送ってから、少し間を置いて。 『何かあったら俺の事使ってください』 『頼るでも頼むでも 言われたら応えるんで』 そんなことも、付け足した。 (-377) susuya 2023/09/19(Tue) 13:20:17 |
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