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【神】 法の下に イレネオその日、男はいつも通り署に向かった。 いつも通り朝礼に参加し、いつも通りの位置で聞く。 背筋は伸ばし。顎は少し引き。目は真っ直ぐに前を見て。 一言も聞き漏らさぬ真面目さで、微動だにせず、 職務を全うするための、望まれた道筋を辿るよう。 そうして、その法の施行をついに聞いたのだろう。 にわかにざわめき出す署内。漣のように混乱が広がり、そこここで誰かが囁きあい、顔を見合せあった。 視線で黙らされようと内心の当惑は消えるものではない。その日は、朝礼が終わってからも、場に留まるものが多いだろう。 その中で。 男は一人。笑って。 「いいんじゃないか。」 「悪人は当然、裁かれるべきだ。」 機嫌良さそうに、そう言って。 #警察署_朝礼 (G0) rik_kr 2023/09/14(Thu) 21:22:00 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ「……つまり」 短い一音一音を噛み締めるように絞り出す。 口の端は苦く歪んで、それは貴方への苛立ちと信頼が綯い交ぜになっている証拠。 つまり、目的があって。 そして、その目的は、貴方が刑事であると言うなら。 当然、正義のため。そうだろう? そうあるべきだ。 けれど貴方の断定がないから、男はそういう顔をする。 そこに、その言葉は渡りに船だった。 「ええ。そうですね。」 当然とばかり言う。 貴方が話してくれそうだと感じたからか。腕を掴む力は、もう少し緩くなる。 身内には甘い方だ。 「よく分かっていらっしゃる。」 「考えがあるなら言ってください。今。すぐ。」 甘さは身勝手な信頼と情からなる。 裏切られれば苛烈さを増すだろう。 (-23) rik_kr 2023/09/14(Thu) 22:36:52 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノさて、どんな言い訳をしてくれるのか。 見つめる視線は挑戦ではなく期待だ。信じさせてほしい。疑わせないでほしい。貴方を敵と見なしたくない。 自分を納得させてくれ。 隠す気のない感情は滲んで貴方に向いたろう。そのままを剥き出しに、ひとつひとつ、男は貴方の言葉を聞いた。 真っ当な言葉。 刑事として警察として、正しい言葉。 それで納得しなかったのは、貴方の態度がどうにも煮えきらなかったから。 若いくせに、若いから、働く青い勘もある。 刺すような視線が貴方から剥がれたのは、その瓶が手にされたからだった。 「?」 「薬ですか。……」 初めばかりはまだ言葉に刺がある。しかしそれも、パッケージを調べれば和らいで。 「睡眠薬?」 次いで尋ねる声音に変わる。 再びそちらを向く瞳はいくらか凪いでいるだろう。そこでようやく貴方の目元のくたびれた様子に気づくだろうか。何分、激昂していたものだから。 (-148) rik_kr 2023/09/15(Fri) 12:47:55 |
【人】 法の下に イレネオ>>16 アリーチェ 「何故。」 しょんぼりと口数を増やす貴方と対照的、これは一言言いきってしまう。その態度には、もしかしたら厳しさが見えたかもしれない。 言葉と共に伸ばす手は大きい。ただし、下から伸ばされたから、万一にも殴られるかと怯える必要はなかっただろう。緩慢な速度だ。 「怒りませんよ。」 視線は下に。とはいえ、背の低い貴方からは表情も容易に伺えるはず。言葉通り、怒っているふうではなかった。 貴方の方に合わせないのは呆れているからだではないらしい。だが、怯えさせまいとしているわけでもないのもわかるだろう。次の言葉で。 「甘いものは好きです。」 「 大きいのがいいな。 どれだと思いますか。」物色の視線だ。 なんとも気遣いがない、行儀も悪い。 #警察署 (31) rik_kr 2023/09/15(Fri) 13:19:57 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ貴方の、拗ねたような表情。そんな顔は初めて見た。 初めて見たから、こちらもつい怒気を削がれる。 握りこんでいた指は最早ほとんど強さを失っていて、痛みを与えることはない。ただそこに置いてあるだけ。添えてあるだけのもの。温度が伝わるほどの薄着ではないだろう。 「……昔の夢?」 続いて男は、そんな言葉を。 それはプライベートな話で、貴方が隠してきた話だ。それに遠慮もなく立ち入って行こうとする。先輩と後輩というだけで、それ以上の親しさはないのに。 それとも、その関係は男にとって充分に親しいと呼べるものなのかもしれない。いずれにせよ、答えてもらえることを疑わない問いだった。 「……身体に悪い……。」 「事情はわかりましたが。……はあ」 付け加えられた言葉には再度眉間に皺を寄せただろうか。 全く頭の硬い人間だ。 (-179) rik_kr 2023/09/15(Fri) 19:05:52 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡/* 度々失礼します。こんばんは。 イレネオ、暗殺者です。黒眼鏡さんを襲撃(逮捕)したいな〜と思っています。 運営様から伝えていただいたと思いますが、バッティングした場合は身を引くつもりです。 事前/事後のRPはしたいな〜と思っているのですが、今の所案なども練れていない状態です。ので、逮捕されるに際してしたいこと、やりたいRP、されたいことなどがあればお応えできるかと思います。 それから当PCは物理的に暴力的なところがあるキャラクターですので、その辺の許容範囲も教えていただけると幸いです……! (-181) rik_kr 2023/09/15(Fri) 19:19:19 |
【独】 法の下に イレネオ/* はあ はあ はあ もっと生き延びてあんなことこんなことしたかったあったらすみません すみません…… (-180) rik_kr 2023/09/15(Fri) 19:19:52 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノまっすぐな男だ。 貴方には、良いものに見えたかもしれない。悪いものに見えるかもしれない。 無遠慮で、不躾で、無謀で、無鉄砲な男だった。 「今日まではよくても明日まではわからないでしょう。」 「マフィアの薬だ。それに、酒も。悪い、身体に。」 ここにも滲む、マフィアへの嫌悪感。貴方への心配は純然たるものだろうが、そこに交わって増幅する。 手に力はなくとも、立ちはだかるような位置関係は変わらないのだろう。今は詰め寄る激しさもなくなったから、内緒話でもしているように見えるかもしれない。 その距離。 囁くような距離の近さで。 男は、変な顔をした。 おそらくこれも、貴方に見せたことがない顔。鳩が豆鉄砲を喰らうような、良かれと思ってしたことで叱られた子どものような。片眉を上げ、片眉を下げ、口をへの字に曲げた、妙な顔だ。 「……」 視線が右に、左に行った。 逡巡するような、考えあぐねるような仕草は、珍しい気遣いからだった。 「先輩には」 「いい想い出が、たくさんあるんですね。」 考えて言ったのはそんなこと。見当違いだっただろうか。 (-220) rik_kr 2023/09/16(Sat) 0:08:54 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡/* 全チャでやってもいいのかな……!? 役職をおおまかにばらすことになるので厳しいのかも……? 見落としだったらすみません、あとで運営様に確認しておきますね。無理そうだったらアクションで盛大ににおわせたりしましょう。 当PCは無鉄砲なところがありますので、わりとお店に単身で突撃しそうです。ポップコーン殺人事件様的にも問題ないのなら、堂々乗り込み、無抵抗な貴方を車でお連れする形でどうでしょうか? またPLは大変暴を働きたいのですが、教会等でお話させていただいた感じ、黒眼鏡さんは暴力に動じないタイプに見え……PCの姿勢としては消極的です。ですがもしポップコーン殺人事件様がお好みならやり方を考えようかなあと思います。 逮捕後の尋問とか二人きりだし…… PLは暴を働きたいので…… 好んでいるわけではない、このままを保ちたいということであれば飄々とした態度に歯噛みしつつひとまず逮捕に至るでしょう。 (-222) rik_kr 2023/09/16(Sat) 0:23:19 |
【人】 法の下に イレネオ>>44 テオドロ >>47 アリーチェ ぴんと伸びた背筋の一人と、冴えない雰囲気の大柄の一人。 知らぬ人が見れば年齢の多寡は逆に見るかもしれない。実際は男は今この中で一番年下で、その癖一番図々しい。 そして、身内に対しては素直でもあった。大きめのひとつを指さされればそれを素直に手に取ったろう。華奢な女性の手の下では大きく見えたのに、一回りも二回りも大きい自分の手の中では小さく見えるらしく、何度か容れ物の中に残ったものと見比べている。 「そうですね。」 「正直者が得をする世の中になってほしいものです。」 それは善良な一般市民に向けた言葉なのだが、この状況では「 素直にたくさん食べたいと言っている自分に大きいものを譲れ 」と言っているように聞こえたかもしれない。そう受け取られれば心外だという顔をするだろうけれど。「食べ切れそうですか。」 聞きつつ、ようやく大口を開けて自分もかぶりついた。 #警察署 (49) rik_kr 2023/09/16(Sat) 0:50:40 |
イレネオは、アリーチェに、「美味いですね、これ。」 (a9) rik_kr 2023/09/16(Sat) 0:51:05 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ「嫌ですか。」 間髪入れずに返した言葉に理由はない。 あるとすれば、貴方が冗談めかしたから。普段は言わないようなことがうっかり零れただけ。 答えが聞きたいわけでもないから貴方は雑に誤魔化せばいいし、男が身を引く方が早かったかもしれない。 「そうですね。」 齎されるのは肯定が先。 勿論、それはなるだろう。少なくとも一般市民を、正義の徒を害したという理由で。 「ですが。」 「そのために貴方を犠牲にしたくはないですよ。」 「自分なら傷ついてもいいと、思っていますか。」 否定が続く。 やや距離の出来た金。 レンズを隔てた様は窓のよう。向こうから、貴方を見つめている。 (-229) rik_kr 2023/09/16(Sat) 1:12:08 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡/* こんこん、こんばんは。打診の連投失礼します。 運営様に聞いたところ、逮捕ロールは表でやってもいいということでした。が、流れを投げたらあちらで地の文をこさえて村建て発言にしてもらえるということも教えていただきました。 そっちも捨てがたいな……と思います。どうでしょうか……? (-233) rik_kr 2023/09/16(Sat) 1:22:56 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノいや、では、ない。かな。 歯切れの悪い返答に、男はふ、と破顔した。 これだって、あまりしない顔だ。 気難しそうな顔立ちのわりに、案外表情が変わる男だった。 誰かの冗談ににやつくような顔をすることがある。会釈の際に口角を上げて見せることもある。この国の男らしく身内に甘い、裏表というほどではないにしろ対応の差は明確で。 それでも、こんな風に眉を下げて笑うことは少ない。 そのまま、意識の外にあるように貴方の頭へと手が伸ばされ。 はたと気づいたように、触れる前に降ろされる。 そうしてまた、いつもの仏頂面に戻るのだろう。 「そんな手を取らずとも」 揺れる、水面を見るように。 波紋の先を追うように、これはゆっくりと瞬きをした。 「貴方が危険に晒されずとも。」 「俺たちは、正しいんですよ。」 「身を粉にせずとも」 「手は届きます。」 一言。一言。一言。 こんなことを言うこの男だって、どちらかと言えば危険に飛び込むたちではあるのだ。 だから貴方はそこを衝くことはできる。最も、それで怯む保証はないのだけれど。 「成した先に」 「自分がいなくていいんですか。」 (-249) rik_kr 2023/09/16(Sat) 2:43:20 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡/* 死亡までは大丈夫です! 大丈夫です! そんなに勝手に命を奪ったりは! しません!! 命の安全はむしろ保障されてる村ですしね……! そして喜びました。不可逆の欠損、今のところ予定はないのですがひとまず許されるということで……ルン🎶 ありがとうございます。 そうですね。では黒眼鏡さんが逮捕される(もしくはそれが知られる)のは村中の時間で明日ということになりますし、おそらく反応したい方々もいらっしゃるでしょうから、話がまとまり次第すみやかに秘話で逮捕ロール→流れを運営様に報告、更新後の村建て文で投下して頂く、という形でどうでしょうか? それとも既にそこそこ流れは固まっておりますので、これを先に報告してしまって、秘話自体は明日開始という形でもいいかと。 暴力が響いてない様子に思う存分地団太を踏ませていただきましょうかね。よろしくお願いします! そして役職上のアレソレ、承知しました。お待ちしております! (-251) rik_kr 2023/09/16(Sat) 2:59:51 |
【人】 法の下に イレネオ>>52 アリーチェ 心外である。 と、いう顔をするのはいくらかの後のことだったろう。何分これは頭が固くて、自分の言葉が自分の考え以外の受け取り方をされるなんて思っていなくて、だから貴方の言葉の意図が分からなくて。 もう一度反芻して、もう一度考えて。それからようやく。 「俺、犬か何かと思われていますか。」 心外だ。 表情で語って、不服そうに言う。言いながら、フィリングがついてしまった指を舐める様はそれこそ動物のようではある。 その合間にも隣の先輩の方を見て、ふんと鼻を鳴らした。 「しませんよ。怒らせたくありませんから。」 これは可愛い後輩とは言い難い態度や図体をしているけれど、本人なりに貴方たちを慕っている。 そうして本人なりに、まあ、怒られれば決まりが悪くはあるのだ。 「いいんですか。いいなら、貰いますが。」 慕っているからと言って、遠慮をするわけではないのだが。 #警察署 (56) rik_kr 2023/09/16(Sat) 15:11:42 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡/* よろしくお願いします! 運営様への確認事項、待たずに始めても大丈夫でしたか? こちらは待てのできる警察なのでごゆっくりどうぞ! (-276) rik_kr 2023/09/16(Sat) 17:04:06 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ貴方の心の中など露知らず。 だからその腕は緩く掴んだままだ。離すでも握るでもなく、そこにあるだけ。 伸ばされる手にはひとたび目を瞬かせたけれど、そのまま大人しく受け入れた。 常々、言いたいことはすぐに口に載せる男だ。それが黙っているということは、そういうこと。 貴方が触れたいから触れたのだろうと勝手に納得して、大人しくている。それだけのこと。 それでも気恥ずかしさが僅かにあるのか、視線は下方に逸らした。 「無責任でしょう。」 しおらしいのは姿ばかりだ。 やはり言いたいことはそのままに放つのだ。零すでも、独りごつでもなく、きちりと届くように。或いは押し付けるように、声に出す。 「売りつけて終わり、ではないですよ。」 「貴方が」 「いないことに、文句を言えなくなる。」 「貴方がいないと。」 何とも下手くそな言い回し。 つまり、貴方がいなくなるのは嫌だ、と。 酷く簡単で、陳腐で、普遍的な言葉を、不器用な男はその口下手さでもって台無しに出来る。 (-285) rik_kr 2023/09/16(Sat) 18:30:16 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ金色は未だに貴方を見ている。 確かめるように、見通そうとするように、見つめていた。 暫くの間があって、後。 「そうしてください。」 それがいい、だとか、そうしてくれると嬉しい、だとか、そんな控えめなものではない。 信じている。信じようとする。信じたいから、信じますよ、という、意思のある言葉。 そうしてください。それは断定であって、半ば指令じみた響きで、貴方の言葉に肯った。 実のところ、理解していないのだ。自分の言葉がどれほど貴方に響いているか、なんて。 していないから好きに口にする。していないからまっすぐ声を出す。していないから、気にしていないから、何もかも思ったように貴方に向けた。 変わってほしいのに、変えられると思っていないから、一生懸命真摯になった。 「今更ですか。」 今だって。 (-372) rik_kr 2023/09/17(Sun) 0:44:25 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡/* ワッモタモタしてる間にお返事いただいてしまってすみません! リアルの片付けお疲れ様です! 待ってくださいね、もしかして相互襲撃……ですか!!? そんなことってあるんだな……あるか…… イレネオ逮捕まで含めて一応今こちらで考えていた案としては @穏便に黒眼鏡さんを逮捕させていただき、連れ立って署に戻った際にイレネオ自身も逮捕される A黒眼鏡さん逮捕の際に(一方的に)いざこざが起き、逮捕に手間取っている間に摘発チームが来る の二案です。せっかくなので黒眼鏡さんのかっこいいところも見たい……という気持ちです。 無抵抗で捕まってくださるということなので、暴のタイミングに悩んでいます。逮捕されてからこっそりそちらの牢を訪ねたり尋問に立ち会う(と見せかけてもう一人を退出させて二人きりになる)とかも出来そうですので…… ただせっかくなので直接の暴力は振るわずとも口撃くらいは飛ばせたらなあと思っている感じです。よろしくお願いします! (-378) rik_kr 2023/09/17(Sun) 0:58:20 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡/* かっこいいところがみたいの意図が漏れていたので失礼します。 なにぶん若造なもので黒眼鏡さんの策略に嵌ったりしたいなあ、裏をかかれるとかどうだろう……とも思うのですが、黒眼鏡さんが策略とか知らん……何それ……怖……な可能性もありますので……こちらの発言は全て捨ておいてください。よろしくお願いします。 (-381) rik_kr 2023/09/17(Sun) 1:06:38 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡/* なるほどね 良いと思います、良いと思います……ありがとうございます……ぜひそれで行きましょう! 摘発チーム突入のタイミングについてはそちらで決め打ちしていただいて大丈夫です! 問題なければ次レスから即初めていただいても構いませんし、こちらが黒眼鏡さんを尋ねる方がスムーズでしたらそこから始めさせて頂こうと思います。では! よろしくお願いします〜! (-394) rik_kr 2023/09/17(Sun) 1:51:40 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ「そうですね。」 肯定。肯定。肯定を重ねる。 巻いた首輪を締めるよう。苦しくないように、けれど確かに感じるように。貴方の頸の太さに、ぴたり当て嵌めていくように。 それが無意識だから悪いのだ。 「そうしたら、俺も行きます。」 正しく読み取った答えを告げる。 今度はこちらが導かれたようだ。貴方の言葉に追随するようだ。首輪はどちらにあるのか、ちぐはぐに立場が入れ替わる。 それも無意識だから悪いのだ。 男は正しく、貴方が好きだった。 この男は元来苛烈なたちだ。 敵に向ける嫌悪が強い。 その分身内に向ける愛情が深い。 加えれば、貴方は殊更手のかかる先輩である。 そんな単純な、それだけの理由で。 「俺でいいんですか。」 「経験はありませんが。」 その羞恥を意に介さず、疑問に返す疑問は肯定の準備。 貴方が頷くなら、男も頷くだろう。 これが心配しているのは自分の役不足だけなのだから。 (-398) rik_kr 2023/09/17(Sun) 2:42:25 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡そこは貴方が作った空間。 満ちているのは液晶を叩く鈍い音、鼻歌、潮騒、コーヒーをドリップする音。 貴方が作った、きっと貴方にとって居心地のいい空間なのだろう。 こつ。 こつ。こつ。こつ。 そこに異質が交ざりこむ。硬い靴の音だった。 伴って現れるのは長身の男。 灰色の髪と黒っぽい衣服の組み合わせが無骨なこの男を、貴方は何度も何度も見たことがあるだろう。 店で。店の周りで。街中で。教会で。バーなんかでも、見たことがあるかもしれない。 それでも。 こんな風に、わざわざ貴方を目掛けて歩いてくるなんてことは、今までなかったはずだ。 こつ。こつ。こつ。 こつ。 靴音は淀みなく近づくだろう。貴方が何もしないのであれば。 そうして極近くで止まるだろう。 立ったままの男は身を屈めもせず、視線だけで貴方を見下ろした。 「どうも。」 挨拶をするのだって、きっとはじめて。 (-412) rik_kr 2023/09/17(Sun) 8:40:14 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ/* こんにちは。エルヴィーノさんかわいい〜ねえ……本当に可愛い……こんなに可愛くてこんな男にお付き合いいただきありがとうございます。レスの前に一旦確認のPL発言を飛ばさせていただきますね。ご了承ください。 こちらは正直アクセルを踏む構えになっているのですが、キャラクター造形等の理由から私がアクセルを踏む想定をしていなかった(誰かの特別になることが忍びない)PCですので、一旦その理由を開示させていただいていいでしょうか。 それを踏まえても今すごく眠い様がいいよ! ばっちこい! という感じなのであればアクセルを踏ませていただこうと思います。 @PCに死ぬつもりはまったくないが、PLはこのPCを殺すつもりである A3日目に処刑(逮捕)されることが決まっており、行動の自由度が低い B今後マフィアに大変な暴を働く予定である こんなところとなっております。 こう、いや別に特別じゃないし貴方の自惚れですけどという感じでしたらすみません。 エルヴィーノさん、本当に可愛く、助かっております。ありがとうございます。 (-414) rik_kr 2023/09/17(Sun) 8:50:49 |
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