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![]() | 【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレうねるほどに波打つ女の体を、擽るように優しく撫でる。 濡れそぼる肌と秘部に指をあてがい、 まだぴちゃぴちゃと音を立てながら すこしだけ、眉間にしわをよせて。 「……これについてはだな、 お前だからこんなにしてるんだ」 …なんだか喧嘩相手の実力を認める…みたいな文脈ではあったが、肯定する言葉。 それを証明するかのように、太い血管の浮いた肉幹がぴくりぴくりと震えて 振れる女の手と口を、貪欲に求め蠢いた。 「……ぁ、……っ、……」 ときたま漏れる吐息以外に、言葉はない。 ただ、あなたの髪をかりかりとかく指が、 肌に触れて優しくなでる掌が、 少しだけぴくりと震える表情が、 その快楽と安堵をこの上なく伝えてくる。 「………、……フィオ、 ……」 ──やがて、掌の内だけでは我慢ができないと、 その先端がぐいと、さらに押し当てられて。 (-171) gt 2023/09/24(Sun) 15:52:25 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡じ、と貴方の顔を見た。 腫れはどれくらい引いただろうか。 傷はどれくらい癒えただろうか。そういう目。 そういう目だけをして、ふいと逸らした。 /* こんにちは! ついでに秘話の打診をしてよろしいでしょうか。 ポップコーン殺人事件様がお手隙であればもう一回取り調べをやりたいなという気持ちがあります。 もちろん暇がないとか、暴力はそろそろ飽きたとか、兼ね合い様がないなどであれば断っていただいて構いません。 もし受けていただけれるのであれば、内容は「アリソン・カンパネッロについて」になるかと思います。警察署の面々でも素性を知らない者が多い相手をなぜ貴方が知っているのか、という方向性で…… 何度も構いに行ってしまってすみません。モテる男、大変だと思うのですが……ご一考いただければうれしいです! (-176) rik_kr 2023/09/24(Sun) 16:07:48 |
![]() | 【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡「どういう人なの?昔の知り合い……恋人とか?」 あなたの浮いた話とかはほとんど聞いたことがないのだけど。 珍しく少し答えてくれたから、もう一歩踏み込んでみる。 「……しなくちゃならない喧嘩ねえ」 「男の世界はやっぱり難しいわ、全然理解できないっ」 言葉そのものよりも、あなたの表情のほうがずっと気になった。 もっとも難しいことが分からないのは今に始まったことじゃあないが。 その目を見て。 無意識に、手を伸ばしていた。 その手も、牢に阻まれてしまうのだけれど。 どこかに行ってしまうんじゃないかと思って。 「私はあの子の姉さんだもの。 解放された時には抱き締めて、頭を思いっきり撫でてあげるんだから!」 「泥棒は私じゃなくって。 ホットドッグ用のパン?はいはい……具材も持っていっていいのよね?」 珈琲ってそんなに簡単なものだったかしら。なんて言いながら、とりあえず指示を覚えるように復唱していく。 聞いていれば、具材はなさそうな口ぶり。何でこんなにパンだけ買いこんでるの…? 後ほど、アジトでサンドパーティーに使われたようだ。有効活用。 (-177) otomizu 2023/09/24(Sun) 16:12:31 |
![]() | 【墓】 黒眼鏡>>+37 カンターミネ もーいーのか、なんて言いながら受け取り、スウェットの袂にひょいと隠す。 「何ィ? …こいつは一本だな。 どちらにせよ、ご祝儀は覚悟しておけよ。 なんかもう、すごいぞ。びっくりするくらい届けてやろう」 額をぺちんと叩いた後、楽しそうに笑っている。 物理的にびっくりする量が届きそうな手ぶりもしていた。冗談かどうかこちらもまるで分らない。 「おう、そう長くはねえさ。 これは祈りというか…あれだな、予言だな。 当たったら褒めてくれ」 偉そうに今はかけていない黒眼鏡をかちゃりとあげる仕草をしてから、 「飯くって寝てりゃ治る。徹夜すんなよ」 体が頑丈な奴の理論を言いながら、歩いていく背中に手を振る。 ──いつも通り、アレッサンドロは去っていく者を引き止めることはせず、ただただ静かに見送っていた。 #収容所 (+39) gt 2023/09/24(Sun) 16:29:05 |
![]() | 【墓】 黒眼鏡>>+38 アリーチェ 「さよけ。 まぁ、あんたの方法を否定するつもりはねえがさ。 相手によっちゃこうなったりもするから、 今度からは気をつけな。 ノッテも警察も、多分色々変わる。どうなるかはわからねえ」 「マフィアに話の効く奴をつくってよ、 とにかくそいつを窓口にしたほうが話がスムーズだから──……」 ──止めたりするそぶりはない。 ただもっとうまくやんな、とあれこれ挙げる。 そうしながらあなたの隣に無遠慮に腰を下ろすと、 「ハハハ、若いやつ同士で話したいさ、ああいう奴等は。 そして"ロクな話をしない"といやあ、 三日月島ではこのアレッサンドロのミドルネームだ」 …なんていって、あなたの隣で鼻歌などを奏でるだろう。 #収容所 (+40) gt 2023/09/24(Sun) 16:35:45 |
![]() | 【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオふ、と口許に笑みを浮かべて、掌を開いたり閉じたりした。 /* こんにちは、打診有難うございます! 今日はちょっと色々あってまったり進行なのですが、 置きレス気味の進行でよろしければ大丈夫です! 取り急ぎご連絡だけ、よろしくおねがいいたします! (-182) gt 2023/09/24(Sun) 16:37:15 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡余程煽ってくれる。 これは規則の従順な犬。飼い主に噛みつくことはしない。 けれどそのジェスチャーを見れば口の端を簡単に歪めた。 チ、と舌打ち。がやついた環境では届かなかったかもしれない。 /* ありがとうございます! 私も今日はかなりゆっくりですので大丈夫です。置きレスでお願いします。 今は二人とも全チャにいる状態なので、時間軸はこの後でどうでしょうか。 (-186) rik_kr 2023/09/24(Sun) 17:06:41 |
![]() | 【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ「タダの三日月島にきてた観光客さ。 一月もいなかったぜ」 恋人なんてもんじゃない、と手を振って笑う。 「理解できねえほうがいいなあ、これは。 男だってくだらねえ、ばかみてえだと分かってるんだ。 わかっちゃいるが、それでも俺たちゃあ男なのさ」 伸ばされる手が届くことは、物理的にもありはしない。 どうしたんだ、とばかりに、きょとんと見つめ返されるだけ。 ──そうしてみれば牢屋の中のアレッサンドロは、ずっと、随分と。 どこか満足そうで、重たい荷物を下ろしたかのように、軽く透き通るように見えた。 「俺が頭撫でると嫌がるのになあ。 お前なら喜ぶだろ、おもいっきりいけ」 乱暴にやるからである。 「イヤ、あんなボロいガレージ、泥棒だって見向きもしねえよ。大丈夫。 だからお前が歴史上初のドロボーだ」 「いいよ。 あればだけど」 ない。…調味料すらロクになさそうだ。 それでも品目自体をちゃんと記憶しているのは腐っても物流の元締めというところか。 ひととおり伝えれば、「ジャ、よろしく」とばかりに親指をグっとたてた。 (-188) gt 2023/09/24(Sun) 17:08:09 |
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![]() | 【墓】 黒眼鏡>>+41 アリーチェ 「ダメだぞう、自分は大事にしないと。 自分のやりたいことは、 自分しかやってくれねえんだから」 ──自分の身を第一に、とかそういう話ではないようだ。 「マフィアに一番詳しいのはマフィアだからな。 それはそれで、信頼できる相手を見つけないといけねえんだが」 そして怒らないのかと言われれば、 にかー、と大仰な――うさんくさい――笑みを浮かべて。 「しょうがねえんじゃねえの。 あんたがやりたいことがそれなら。 自分がやりてえこと以外に、自分が大事にすることなんてねえ。 だったらそれがどうやればできるのか、考えなきゃいけねえよな」 「うちの部下は迷惑がってたが、マ、それも仕事だしな」 本人はどちらかといえば面白そうに。 「イヤあんたは若いけど、ほら…… なんか変わってるからな。 面白え女だから。 俺の話をためにすると、今度こそ共犯者になっちまうぞ」 #収容所 (+42) gt 2023/09/24(Sun) 17:27:14 |
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![]() | 【墓】 黒眼鏡>>+44 ニーノ 「ちっちぇえならちっちぇでやりようはあるからな。 背が低いのが好きな女もいる、 お前はツラもいい。大丈夫だ」 な、と。 あなたがどれだけ暴れようと、しっかりと腕の中に収めたままで。 「女を泣かせたら、男として一人前だ」 「……で、泣かせたら、男は絶対女に勝てねえ。 だがそれも、それでこそ男ってもんだから、 つまり男は男にならねえか、女に勝てねえかの二択になるわけだな」 「俺だってたあくさん泣かせてきたし、 これからも多分泣かすさあ」 かいかぶりすぎ、と額を小突く。 「特にフィオがな、あいつ泣かすと怖えから。 お前、俺の代わりにちゃあんと泣き止ませといてくれよ」 #収容所 (+51) gt 2023/09/25(Mon) 1:13:22 |
![]() | 【墓】 黒眼鏡>>+46 アリーチェ 「まぁマフィアなんか信頼できねえと思うが、 人格的にじゃなくてもいい。 金でも脅しでも肉体関係でも、なにかしら関係性があるだけで違うもんだからな。 うまく使えってことで…」 顔を見られていることに気付いて、ぱちぱちと瞬き。 …すぐに、片目を閉じる不器用なウインク。 「そうだな。自分のやりたいようにする女が好みでね。 それと若者を応援するのが趣味だ。こっちも趣味と実益を兼ねてるから、Win-Winだな」 部下については気にするなよ、とは──まさか差し入れ持ってくるとは思っていないが――言いつつ。 「当然褒めてるよ、あんたみたいなのは中々いねえから、おもしれえわ。 こんな場所じゃなかったら、珈琲のみに来いっていいたいとこなんだがな」 「ハァ、なんだかな、しっかりしてるね。 俺は嫌な相手の言葉は、それが100点満点の言葉だろうと素直に聞きたくないが。 ……まぁあんたが変に絡まれて、迷惑かけちまうのもよくはねえ。 俺の方でちょっとは配慮しようとは思うけど」 とはいいながら、隣に座ったまま。 「まあ、しばらくはいいか。 なあ、……アレどうした? あれこそ迷惑かけたかもしれんって今思って」 ……四角い形をかたどる手ぶり。アタッシュケースだろうか。 #収容所 (+52) gt 2023/09/25(Mon) 1:20:11 |
![]() | 【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡擽るような指に、掌に。身を小さく捩って。 甘い声を漏らす。まだまだ、敏感な身体はそれだけで疼いてしまうから。 「……ふふ、うれしい」 同時に、なんとなく照れくさくて。ふにゃりと頬が緩んだ。 竿の部分に浮いた血管をなぞるように指で触れて。 脈打つようなそれに、一層ぞくぞくとした感覚。 漏れる声だけでも、気持ち良くなってくれているのが分かって。 時折上目遣いで表情を見て、目を細めるように笑っている。 「ん……はぁい」 ねだるようにそれが押し当てられて。 ちろりと唇から、赤い舌が覗き見えたかと思うと。 先端から根本までを舐めながら降りて、また昇るようにして。 全部を味わうように、そうしてから。 小さな口で、先端を咥えてみせるのだ。 大きく膨らんでいるそれを全て咥えきるには難しくて、余った部分を手で擦ってやりながら。 吸い上げて、先の特に太い部分に舌を這わせている。 知り尽くしたそこへ。的確に、快楽を与えていく。 (-285) otomizu 2023/09/25(Mon) 2:44:48 |
![]() | 【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡「名前を呼ぶくらいだから、余程の付き合いでもあったのかと思ったけど?」 観光客。本当にそれだけ?そういう視線。 「プライドだとか、意地だとかってやつ?」 「……ねえ」 「アレ、ちゃんと戻ってきてよね。やりたいこと、いっぱいあるんだから」 なんとなく、少しだけ不安になって。 解放されても、傍に居てくれるのだろうと漠然と思っていたものだから。 手が届かないのも相まって。 あなたが未来の話をしないのが、ちょっとだけ不安になったのだ。 それだけの、話。 「お年頃なんでしょ、反抗期ってやつじゃない?」 「そういえば、フレッドから『にいさん、姉さんのこと大好きだよね』って聞いたんだけど。 そうなの?いつもフィオによろしくって言ってるって」 フレッドも嫌がったりするのねえ、なんて。 毎度のごとく抱き締めても受け入れてもらっている姉は、しみじみと思うのだ。 「ほんとかしら。ヴィンテージものって高く売れるらしいわよ?」 ヴィンテージとボロは違う。 「ないじゃないの。パンそのまま食べるつもりだったの!?」 ジャムくらい買っといてよ〜、なんて言いつつも。お願いされれば受け入れるのだろう。 (-286) otomizu 2023/09/25(Mon) 2:59:01 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡取調べの声が再び貴方にかかったのは、収容所を使った配置変更より後。男が貴方に予告めいた声を落としたその日のことだった。 逮捕者も多くなり閑散とした署内では、法に疑念を持つ声をあげることも難しくなっている。強硬派に反対する人間もいるにはいるだろうが、魔女狩りに合うことを考えれば見かけ上は大人しくしているのが賢い。負傷した囚人に対し、難儀そうに顔を顰めつつも声はかけないようなものも多かった。 貴方を扱う警察諸氏の態度はどうだったろう。 やはり特例に困惑していたか、腫れ物を触るようにした者もいたかもしれない。 どうあれきっと、彼らは貴方を無理に引き立てることはしなかったはずだ。 たかだか数日前にも目にした扉を、貴方は再びくぐることになる。 取調べ室。 先の記録機器は、再びそこで作動するのだろうか。 中央に設置された机の向こう側に、いくらか顔色を悪くした男が座っていた。 (-295) rik_kr 2023/09/25(Mon) 4:45:18 |
![]() | 【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ普段のひょうひょうとした気さくな顔は、アレッサンドロの本性ではない。 けれど、全くの嘘でもない──幾度となく肌を合わせたあなたには、なんとなく分かること。 かつての暴力に依る狂犬のような顔も、 カポとしての機能を詰め込んだ緩い顔も、 どちらも同じ仮面に過ぎない。 きっと彼の本当はその中間ぐらい── ちょっとぶっきらぼうで、けれどだらしがなくて、 触れあった肌の暖かさに気恥ずかしそうに顔を綻ばせる、今みたいな顔。 「………、は、…………、……」 吐息、と脈動。 触れあった皮膚の一枚下、熱と血と音ばかりがその感情を伝えてくる。 なんだって差し出して、なんだって持っていようとはしないアレッサンドロは、 ──人の体温に触れるのが好きだ。 自分では認めることも、言い出すこともないけれど。 先端から先走る透明な体液と唾液が、水音をたてて絡み合う。 口腔の中でさらに膨れ合った──さすがに錯覚だとは思うけれど──男性器が、柔かな粘膜のあちこちを汚してやろうといきり立つ。 あなたの頭にそっと手をあてがいながら、慈しむように撫でるごつごつとした手。 どれもきっと、言葉には出ない男の本音。 「……フィオ、……、出るから」 幾度となく快楽を与えられて。 …ようやく零れ落ちた言葉は、びくびくと脈打つ吐精の前兆と同時。 くしゃりと髪を撫でる指に、ほんの少し力がこもった。 (-342) gt 2023/09/25(Mon) 13:43:42 |
![]() | 【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ「ちょっと道案内したくらいだよ。 危なっかしい女でね」 口元に──言葉に。苦笑するような色が浮かんだ。まるで昨日のことを話すように、笑みが綻ぶ。 「そんな感じの、だいたい全部だ。 それを無くしたら自分は男じゃない、っていう………そういうものを、俺たちゃあ一本持っている。 そいつを握りしめたままどこまで行けるかが、男の人生だと思っている。俺はね」 「──……やりたいことがあるってな、いいことだ。 お前のソレもいってみいってみ、頑張って叶えてやっから。主にコレでな」 手で金のマークを作る。…下品だ。 男は、未来の話が嫌いだった。自分限定で。 「お年頃っていってもよぉ、もう19だろ? あの時分にゃ俺ぁ警官殴ってたぞ。反抗期にしてももうちょっとだな…」 一緒にしてはいけない。 「……いらん告げ口してからに。 あいつがお前に会いたいんじゃないかと思って、口実作ってやってるだけだよ」 ちょっと恥ずかしそうにしながら、眉を上げて。 「フィアットの方はそこそこ高く売れるかもしれんが、愛好家しか買わねえからなあ…。 捌くの面倒くせえんだよな…」 「いや腹にはたまるだろ? 忙しい時はそれでも別によぉ…」 ……そうして、だらだらと雑談が続く。牢屋の中とは思えないくらいに、気が抜けた様子だ。 (-346) gt 2023/09/25(Mon) 13:54:08 |
![]() | 【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ「よう」 警察から貸与されたスウェット姿というラフな格好の男は、 普段のだらしない足取りが嘘のようなきびきびしとした態度で取調室に入ってきた。 連行する署員が注意する余地もないほどしっかりと、 それでも漂うのは物事を俯瞰するようなどこか不遜さ。 「随分エンジョイしてるようだな、 お前の飼い主も心配してたぞ」 ──まぁ口は減っていないが。 (-348) gt 2023/09/25(Mon) 13:57:24 |
![]() | 【秘】 黒眼鏡 → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ (-349) gt 2023/09/25(Mon) 14:01:32 |
![]() | 【墓】 黒眼鏡>>+57 アリーチェ 「…俺はまあ、頼れて信頼できる男だが。 ……そのうち若くてデキそうな男捕まえた方がいいぞ。 そういうやつが出世したとき、メリットがデカい」 「まあ俺も信頼されてる分は、キチンと返すがね。」 世話にもなってるしな、とわはは笑い。 ついでとばかり胸をドンと叩けば、 「大丈夫、俺もよく味なんかわかってねえから。 始めたころは、こんな苦えもんなんでありがたがって飲んでんだと思ったもんだ」 小学生みたいな事を返す。実年齢との差分を考えるなら、こちらのほうが深刻かもしれない。 「マ気が向いたらな。 あー、アレね。悪い悪い」 そして何かあったら頼りなさいみたいなことをいっておきながら、 さっそく金塊の件で平謝り。 「ちょっと別件で使っちまってて、口座にすぐ用意できる分がなくてよぉ。 そうだ、いいじゃん、飾りつけ。ドーンとお供えしてやってくれ」 無茶を言う。 #収容所 (+62) gt 2023/09/25(Mon) 14:08:46 |
![]() | 【秘】 黒眼鏡 → 傷入りのネイル ダニエラあなたがもう受け取ることはないかもしれないが、 ジェラート屋の店主は今日は休みだ。 アルバイトの女性が代わりに店に立っている。 もしあなたが後日にでもここを訪れるなら、 『プラン通りに ⇒何かあったら連絡すること!』 というメッセージが届けられるだろう。 (-355) gt 2023/09/25(Mon) 14:21:03 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡貴方の言葉に男は顔を顰めた。加えてふん、と鼻を鳴らす。どちらも不機嫌だ、貴方が嫌いだという、半ば無意識のアピール。 「話す元気があるようで何よりだよ。」 男の手元の調書に真新しいところはない。結局、警察は貴方から何も引き出せなかった。 だからこそ、強硬派は焦っていた。折角捕まえた貴方は言わば賞金首で、何か少しでも叩いて宝を転げさせようとしている。 犬どころか、まるで死肉漁りのハイエナだ。 「まずは座れ。それからだ。」 それでも、自身のその浅ましさに男は気づかない。 これが正義であるという態度をそのまま崩さないでいる。 くるり、右手の指先でペンが踊った。 同じ灯りの下の、男の顔色は少し悪い。 貴方が心配してやることでもないだろう。 (-357) rik_kr 2023/09/25(Mon) 14:26:50 |
![]() | 【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ「拷問尋問ってのは相手が話せるようにやることだろ? つまり口だけはどうしたって潰せないわけだ。 あとからペラペラしゃべるより、 今のうちに喋るだけ喋っておいた方が場の空気が温まるかと思ってね」 のらくらと言葉を重ねながら、調書を無意味な言葉だけが埋めていく。 「実際特に喋ることはもうないんだがね。 目が飛び出るような新情報を期待されても、こちとら拘留される時に黒眼鏡をとられちまった。 眩しくて目も開けていられない、どうだい、ここは司法取引としてアレだけでも返してくれないか」 どすんと席に座り、退室していく署員に「また後でなー」と手を振った。 そうして前のめりになり、何かを話そうとして、 「…イレネオくん、顔色悪くない? ちゃんと飯食ってるかい」 心配するような声色。 (-361) gt 2023/09/25(Mon) 14:35:16 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡玉石混交とはよく言うものだ。 貴方の言葉からこちらは玉を掴み取ろうとする。何かがあるはずだと手を突っ込んでかき混ぜる。しかしそこには何もない。何もない徒労感を、それで自棄になる感覚を、男は既に知っている。 それでも、止めない。 男は全く、真面目な警官だった。 「ざまあないな。」 「黒眼鏡はおしまいだ。そのままアレッサンドロ・ルカーニアとして裁かれればいい。」 くるり。ペン先が回る。 貴方が余程注意深い男なら、それも。初め貴方と話した時に持っていたものとは違うと、気づいたかもしれない。 自分より大柄な相手はこの男にとって珍しい。 貴方が腰かければどすんと衝撃があって、それでまた少し顔を顰めた。 身体の大きい敵というのは、本能的に嫌なものだ。 そして。 そこに触れられれば、隠しようのない舌打ちがひとつ。 「うるさい。」 「お前には関係ない。」 かかん。と、ペン先が紙面を打った。 話を戻せ、主導権をこちらにある。そういう仕草だった。 (-368) rik_kr 2023/09/25(Mon) 15:08:19 |
![]() | 【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ「まったく真面目だ」 事実。 アレッサンドロは、そういった愚直なまでの真面目さを好んでいた。 男として譲らぬ線があるであろうその態度を、 見守るような気持ちでそこに座っているのである。 こんな調子では怯えすくむこともありはしない。 ペン先には視線を向けながら何も言うことはなく、ただ背すじをぴんと伸ばして──それこそ本能的にだろうか、男は相手を威圧する振る舞いを文字通り体に染みつかせていた──あなたと相対する。 「あァ?」 そうしてぴくり、と眉を跳ね上げる様も、どこか楽しそうで。 「ないことあるかよ。 お前、自分が法の代行者に過ぎないって自覚はあるのかね? お前は俺と法がつつがなく向き合うためのインターフェイスに過ぎない。 俺はお前を通して司法と対峙して、己が権利を主張しなきゃあいけないんだ。 つまりこれは俺にとって、正当な権利と発言の場なんだぞ? なのにお前は調子が悪そうだ、お前、自分がプロサッカー選手だとしてみろ。 運命をかけた一線、これに勝つかどうかでトーナメントの優勝が決まる、自分が背負ってきた人生の価値が極まる、 そんな時に審判が青い顔してゴホゴホ咳してたらどう思う? 言いたくなるはずさ、もちろんこう、」 カードをかかげるように、手錠がはまったままの手を掲げる。 「チェンジ、だろ? せめて顔洗って来いよ、寝不足か? ン?」 (-373) gt 2023/09/25(Mon) 15:47:42 |
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