情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[|<] [<<] [<] ... [2] [3] [4] [5] [6] ... [>] [>>] [>|]
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → リヴィオ/* ciao〜! 拷問売りの少女です。挙手ありがとうございます。身内からの拷問ですみません。 まず、なんでお前は初日に捕まったくせに動けているんだという疑問があると思いますので、そちらにお答えさせていただきます。 端的に言うと、イレネオは新法の急進派から特命を受けている状況です。任務としては「逮捕者を尋問して自白させる」こと。手段として「何をしてもいい」と言われています。こんなところです。 拷問するに当たって、いくつかお願いがあります。 ひとつめは、「この情報を聞き出してほしい」というものを夏に瓶ラムネさんから教えてほしいです。もちろん自白してくれなくて構いませんが、そういうひとつの軸があるとこちらも話を進めやすくなるので。 ふたつめは、特にされたい拷問があればそれも教えていただきたいです。なるべく意に添いたいのと、こちらもそれほど引き出しがあるわけではないので……すみません…… そしてみっつめ。本当に大事なのですが、NGを再度教えていただきたいです!! 欠損はどうか、後遺症はどうか、全部平気だけど水責めだけは無理! など。絶対PL様には傷ついてほしくないので、よろしくお願いします。 長文失礼しました。ご面倒でなければお相手よろしくお願いします! (-332) rik_kr 2023/09/25(Mon) 12:58:39 |
![]() | 【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 幕の中で イレネオ「…………あはは」 はっきりと言い切られた。 それはいっそ清々しい程だった。 だから痛みに呻くより先に。 笑いが漏れる。 「そっかぁ」 瞼を伏せた。 そうとしか返事をしなかったことも。 抱いた感情も、紛れもない真実だった。 牢から出た先のことは分からない。 それでも一つ、いま。 指針は得た。 [1/2] (-335) mspn 2023/09/25(Mon) 13:10:14 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 傷入りのネイル ダニエラ/* ciao〜! 拷問売りの少女です。挙手ありがとうございます。身内からの拷問ですみません。 まず、なんでお前は初日に捕まったくせに動けているんだという疑問があると思いますので、そちらにお答えさせていただきます。 端的に言うと、イレネオは新法の急進派から特命を受けている状況です。任務としては「逮捕者を尋問して自白させる」こと。手段として「何をしてもいい」と言われています。故に尋問の途中に暴力的な手段に出る……という感じです。 拷問するに当たって、いくつかお願いがあります。 ひとつめは、「この情報を聞き出してほしい」というものをおさとうかえでさんから教えてほしいです。とはいえ、ダニエラちゃんは既に自白しているので……「幇助しようとしていたマフィアが誰なのか」とかでしょうか? もちろん自白してくれなくて構いません。というか、すぐ吐かれるとこちらも振り上げた手を振り下ろせなくなるので、ちょうどいい塩梅のものがあればぜひ教えてください。そういうひとつの軸があるとこちらも話を進めやすくなるので。 ふたつめは、特にされたい拷問があればそれも教えていただきたいです。なるべく意に添いたいのと、こちらもそれほど引き出しがあるわけではないので……すみません。 そしてみっつめ。本当に大事なのですが、NGを再度教えていただきたいです!! 欠損はどうか、後遺症はどうか、全部平気だけど水責めだけは無理! など。絶対PL様には傷ついてほしくないので、よろしくお願いします。 特にダニエラちゃんには、せっかくなので爪とか剥ぎたいなと思っています。大丈夫でしょうか? 長文失礼しました。ご面倒でなければお相手よろしくお願いします! (-336) rik_kr 2023/09/25(Mon) 13:10:50 |
![]() | 【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 幕の中で イレネオ後は其方が飽くまで。 或いは己が限度を迎えるまで。 ペン先が回る度にひくりと身体を跳ねさせ。 痛みの波の中を揺蕩うだけ……の筈だった。 尋ねられる、貴方が探すマフィアの所在。 ひとり、ふたり──そして、さんにん。 「────」 最後の一人を聞いた瞬間、目を瞠った。 男はそれだけは守らなくてはいけなかった。 瞳の中で揺らいだ驚愕の色はすぐに変わる。 眉を潜め、貴方を睨み付ける中にあるものは。 「…………知って、どうする」 剝き出しの、明確な敵意だ。 [2/2] (-337) mspn 2023/09/25(Mon) 13:11:24 |
![]() | 【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオ/* ciao〜! そんな気はしていましたが、イレネオさんの顔でciao〜!は職場で見るには危険物ですね! 分かりやすいご解説ありがとうございます! ちなみにダニエラは、魔術師くんのお陰でイレネオさんが暗殺者であることを知っています。 なるほどなあってなるんでしょうね。なるほどなあ。 ひとつめ。 まさに1番聞き出して欲しいのは「幇助しようとしていたマフィアは誰か」また「盗聴器の入手元」となります。 というかこれは確定情報なのですが、 ダニエラは 上記以外のどの情報でも絶対に答えることがありません 。なので何聞いてくださってもどのように脅してくださっても黙秘し続けます。 それだとお困りになりそうなら、少し方向を変えて煽りながらの「愉快犯」アピールでもしようかなといった感じです。どちらの方が拷問しやすいですか? ふたつめ。 爪のことをどうぞよろしくお願いします。 左手の小指が弱点です。その他普通に暴力してくださっても構いません。 みっつめ。 何もなければ「NGないです!」と言っていたのですが、さすがにめちゃくちゃ怒られそうなので、欠損と後遺症をNGとさせていただきたいです。 ただめちゃくちゃ痛めつけられたくはあるので 爪のことをどうぞよろしくお願いします(再放送) 以上、休憩終わり間際にぎりぎりで入力しています内容となりますので、また何かご質問等ありましたら仕事の後にお答えします。 よろしくお願いしますね! (-338) oO832mk 2023/09/25(Mon) 13:26:01 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ男はそれが好きだった。 貴方の怯えが好きだった。 これは尋問の形を取った楽しい遊び。 嬲っていい他者を踏みつけにして踊る舞台の上。 でなければ、いくら真面目な人間でも完遂出来はしない。 男はそれが好きだった。 貴方の怯えが好きだった。 だから。 その顔は、不愉快だった。 ▽ (-339) rik_kr 2023/09/25(Mon) 13:29:30 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノだん! それを予見していたなら避けられたかもしれない。 二撃目。今度は先程よりも少し上、手と手首の丁度境目あたり。 ペン先は硬くとも、本体自体は骨より柔い。二度も全力を込められたそれはそろそろ割れて、男の手にも僅か刺さった。 顔を顰める。 細めた目を向ける。 「知っているんだな。」 「言え。」 逆らうことは許されない。 断固とした口調は、そう告げる。 (-340) rik_kr 2023/09/25(Mon) 13:29:42 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 傷入りのネイル ダニエラ/* こちら一日で落ちた大間抜け暗殺者となっております へへ…… ではその二点を突かせていただきますね! どうでしょう……最悪なことにこの男はどっちでも暴力を振るえるんですが、 初速が早いのは愉快犯的な言動で話を逸らされる方 でしょうか。警察のプライドはないのか? という感じで神経を逆撫でされると思うので。欠損、後遺症NGOKです! これは悪あがきなんですが脱臼とか骨折も難しいでしょうか。治療して治る範囲はどうだ? という疑問です。ロール中に突然ギリギリ責めるよりは今打診かな! と思いましたので、最後にそれだけ聞かせていただければ! 爪のこと、強く心に受け止めました。 おまかせください。では! (-343) rik_kr 2023/09/25(Mon) 13:46:49 |
![]() | 【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 幕の中で イレネオ「っぅ゛」 鮮血が舞った。 熱の籠った頭に怒りさえ昇れば、避けるまでに思考は回らなかったけれど。 だからこそ先程とは違った、這い上がる恐怖を上回る激情が其処に在る。 「ぃ、……わない」 鼓動は煩い、痛みに汗が落ちる。 涙が滲む、それでも、ぎらついた眼光はそのまま。 貴方を映している。 「いうもん、か」 男が先程まで怯え続けていたのは、ただそれだけでは覚悟を持てなかったからだ。 己が身を守りたいだけの発想では逃げることしか考えられない。 だから逃げたかった、助けて欲しかった、されど。 この身よりも余程、大切な存在を挙げられたのならば。 「ぜったい、」 「アンタには、教えない」 僅か血の滲む貴方の手を、男は強く掴んだ。 それは変わらず、手折ってしまうには容易い力で。 けれど今までで一番強い、反抗の意志。 (-344) mspn 2023/09/25(Mon) 13:51:37 |
![]() | 【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ「あら?」 声をかけられて初めて、気付いたような素振り。 また後でね、と通話を切って。 聞かれていた?でも、殺しまでしたことは口にしていないはず。 こんな時間だから、気にかけて声を掛けてくれたのかもしれないし。 けれど、あまり長居をしては車に気付かれてしまうかも。 法執行前であるから、過剰な心配もなく。 普段通りに笑顔を見せる。 「こんばんは、私に何かご用かしら」 何もないようなら、早く立ち去ってしまおうと。 ようやく少しだけ冷めた頭で。周りを見て、不審なものがいないか確認している。 (-345) otomizu 2023/09/25(Mon) 13:52:38 |
![]() | 【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「あるってそっちが思い込んでる、だけ、だろ…!」 あったとして A.C.Aに居た後ろめたさくらいで 過去の恋人に関しては殆ど何もないのが真実だ。 手に触れられる度にぞわ、として その都度息を詰まらせ、声を殺していたけれど 不意に貴方が離れて、次には抱え上げようとしたものだから。 「っ、あ…!?おい、離せ…!」 びく、と一際大きく震えて 藻掻くくらいの抵抗はするだろう。 とはいっても熱と眠気で力が抜けた体ではたかが知れている。 (-347) ぴんじぃ 2023/09/25(Mon) 13:54:23 |
![]() | 【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ「よう」 警察から貸与されたスウェット姿というラフな格好の男は、 普段のだらしない足取りが嘘のようなきびきびしとした態度で取調室に入ってきた。 連行する署員が注意する余地もないほどしっかりと、 それでも漂うのは物事を俯瞰するようなどこか不遜さ。 「随分エンジョイしてるようだな、 お前の飼い主も心配してたぞ」 ──まぁ口は減っていないが。 (-348) gt 2023/09/25(Mon) 13:57:24 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ男の求めを拒否するのであれば。 その頬に平手が飛ぶだろう。片手を半ば固定された状態では避けることも難しいかもしれない。 難しいだけだ、努力すれば或いは。 「言え。」 「どれだ。」 「マウリツィオ・ベトゥッラか。」 「ネロか。」 「あの女か?」 男は、何も掴んではいない。 だから出来ることは、貴方を痛めつけることだけ。 そうして貴方が根負けして、囀るのを待つことだけ。 (-350) rik_kr 2023/09/25(Mon) 14:03:11 |
![]() | 【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ殺した、とは聞かなかった。 けれどファミリーという言葉を聞いた。 黒眼鏡の命令とも聞こえた。 あまつさえノッテの役に立ったと宣った。 この女はマフィアだ。 でなければ作りの悪いコメディか。 とはいえ現行犯ではない。 即逮捕といけないところがもどかしく、男の靴はとんとん、と石畳を叩くだろう。 「今。」 「何の話を?」 (-352) rik_kr 2023/09/25(Mon) 14:06:01 |
![]() | 【秘】 路地の花 フィオレ → 法の下に イレネオ「やだ、聞こえてたのかしら」 「うるさくてごめんなさいね」 何を探っている? 女は賢くこそなかったが、人の機微に疎い方でもなかった。 「迎えを頼んでたのよ」 「火遊びの相手と喧嘩別れしちゃってね」 警鐘が鳴っている気がする。 表立ってマフィアらしいことはしていない、にしても。 流石にこのままこの場に留まるのがまずいことくらいは、わかる。 一歩、足を後ろに引いた。 (-353) otomizu 2023/09/25(Mon) 14:13:07 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ「どうだか。」 弱々しく藻掻く様は風呂を嫌がる犬のようだ。 何かテレビで見た気がする。そんな映像を思い出して、男はまた少し笑った。揶揄の含みがある笑み。 そして、貴方がそれ以上抵抗しないなら。 男は貴方を座らせる。 椅子にではない。椅子に座った自分の膝に、だ。自分の方に無理矢理向けて座らせれば、反応した部分を腹辺りに感じることになったかもしれない。それには少し顔を顰めた。失礼な話だ。 こうしてしまえば貴方は脚を使えない。背後の机も自由を僅か奪うだろう。貴方に出来る抵抗は更に封じられて、こちらにとっては好都合。 「なら別の女とあったんじゃないか?」 「昇進も望まず、外回りを好んだのは逢瀬のためだ。」 「違うか?」 恋人が睦み合う時のような形。 不似合いなそんな構図で、言うのはやはり不釣り合いな下世話なことだ。 (-354) rik_kr 2023/09/25(Mon) 14:19:52 |
![]() | 【秘】 corposant ロメオ → 幕の中で イレネオがつ、 がつ、 がつ。 ──法改正による騒動が起こって実に5日目。 次々と逮捕者が増え、並ぶ牢屋が嫌に賑わいを見せている。 本当に嫌だな。 留置所の廊下を、厚底のショートブーツが叩く足音が響く。 歩きながら、髪を結んでいたゴムを解いて、眼鏡を外し、 そのまま鞄へとしまい込んだ。 がつ、 がつ、 がつ。 そのゆったりとして重い足音は、 不意に貴方の居る牢の前で止まる。 「ciao〜……どうも」 そこに居たのは長身の男だ。 薄いレモン色の癖のある長髪を揺らして立っている。 見下ろすのは貴方にとって見覚えのない翠の双眼。 重く、影から湧いて出たような低いトーンの声。 「はじめまして。あんたがイレネオ・デ・マリア?」 初対面なのだ。だから、男は笑ってみせた。 見世物小屋にでも来たかのような笑顔だった。 (-356) susuya 2023/09/25(Mon) 14:25:21 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡貴方の言葉に男は顔を顰めた。加えてふん、と鼻を鳴らす。どちらも不機嫌だ、貴方が嫌いだという、半ば無意識のアピール。 「話す元気があるようで何よりだよ。」 男の手元の調書に真新しいところはない。結局、警察は貴方から何も引き出せなかった。 だからこそ、強硬派は焦っていた。折角捕まえた貴方は言わば賞金首で、何か少しでも叩いて宝を転げさせようとしている。 犬どころか、まるで死肉漁りのハイエナだ。 「まずは座れ。それからだ。」 それでも、自身のその浅ましさに男は気づかない。 これが正義であるという態度をそのまま崩さないでいる。 くるり、右手の指先でペンが踊った。 同じ灯りの下の、男の顔色は少し悪い。 貴方が心配してやることでもないだろう。 (-357) rik_kr 2023/09/25(Mon) 14:26:50 |
![]() | 【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 法の下に イレネオ平手が飛べばぎゅっと目を瞑った。 ペン先で抉られるのとは違う鋭い痛みが走る。 こわい。 湧いたそれを抑え付ける、不要だ。「……っいわない、っていってるだろ!」 「アンタ、知ったらぜってぇ碌なことしないじゃん!」 「ケホッ」 いきなりの大声は乾いた喉には刺激だった。 咳き込みながらも睨みつける瞳は変わらないまま。 熱がどっと上がる心地がした、頭がぐらつく。 「家族に、こんなことされて堪るか……ッ!」 (-358) mspn 2023/09/25(Mon) 14:28:32 |
![]() | 【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 法の下に イレネオ睡眠剤さえなければ。 蹴るなり殴るなり、もう少しマシな抵抗も出来たろう。 短時間に2種類の薬を摂取した体では この程度が限界だ。抵抗虚しく座らされる。 「違う、それは、テオとアリーの為だ…! 前線で、危険な任務には俺が出れば良いって それで敢えて下に残っただけで他に女なんかいねえ!」 熱い息が貴方に掛かるかもしれない。 顔を顰めたのは此方も同じだ。 噛みつくように睨みつけるだろうか。 (-359) ぴんじぃ 2023/09/25(Mon) 14:28:43 |
![]() | 【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ男の瞳は、貴方が通話を切った携帯の液晶に注がれた。 その相手を探ろうとする目の動き。名前から相手を割り出そうとする動き。教師や科学者、或いは貴方に思いを寄せる男たち。もしくは探偵や警察がする機微だった。 「そうか。」 「喧嘩で手が出るのはよくないな。────」 「ついてるぞ。」 頬に伸びる手に、貴方は何か過ぎっただろうか。 全くの的外れの可能性だってある。 人を殺す手段は、何も血が出るものだけとは限らない。 それでも、何か後ろめたいことがあるなら。反応があるはずだ。 男はそう考えて、かまをかけただけ。 (-360) rik_kr 2023/09/25(Mon) 14:32:46 |
![]() | 【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ「拷問尋問ってのは相手が話せるようにやることだろ? つまり口だけはどうしたって潰せないわけだ。 あとからペラペラしゃべるより、 今のうちに喋るだけ喋っておいた方が場の空気が温まるかと思ってね」 のらくらと言葉を重ねながら、調書を無意味な言葉だけが埋めていく。 「実際特に喋ることはもうないんだがね。 目が飛び出るような新情報を期待されても、こちとら拘留される時に黒眼鏡をとられちまった。 眩しくて目も開けていられない、どうだい、ここは司法取引としてアレだけでも返してくれないか」 どすんと席に座り、退室していく署員に「また後でなー」と手を振った。 そうして前のめりになり、何かを話そうとして、 「…イレネオくん、顔色悪くない? ちゃんと飯食ってるかい」 心配するような声色。 (-361) gt 2023/09/25(Mon) 14:35:16 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ僕にとっては。 「……キミが一番危険かもね」 ほら、言ってる間にそうやって襟をめくるし。 なんて悪態をついた所で、嬉しそうにしている様子なのは悪くないなと思うから、もうとっくに絆されてしまっていて勝てそうもないのだけど。 「ん……っ、そんなに痛くはないよ、もう」 首を撫でられくすぐったそうに身を捩ったが、それよりも気になるのは、あなたの顔色だ。 日に日に人が居なくなる中、どうしても確認をしなければならないこともあった中、ここに来るのはあなたが捕まった翌々日。 嬉しそうにしていても、上機嫌にしていても、なんとなく、顔色が悪いのが気になる。 そればかりか、襟元を掴んでいる方と反対の手には包帯が巻いてあるし……。 「……キミも、怪我をしたのか。 どうしたの、それ。捕まる時に何かあったかい?」 何も知らぬ男は、心配気に眉を下げた。 (-362) eve_1224 2023/09/25(Mon) 14:37:35 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → corposant ロメオその日、面会の予定はなかった。 ────その日どころか、特に一日だってなかったが。 おまけに、近づく足音にも覚えはなかった。 その上、届いた声にだって覚えはなかった。 名前を呼ばれれば、男は顔を上げただろう。 ……その顔にだって、やっぱり覚えなどない。 「そうだが。」 「何か用か?」 殊更に。 強調するように、冷ややかな眼差しを男は貴方に投げやる。 それは拒絶の視線だった。緩やかに侮る貴方の笑みを、そのまま跳ね返すように。 (-363) rik_kr 2023/09/25(Mon) 14:38:20 |
![]() | 【秘】 corposant ロメオ → 幕の中で イレネオ「やっぱりそうだ」と男は笑顔を崩さなかった。 冷たい視線に怯むわけでもない。 むしろ愉快そうに目を細めている。 そこに含まれる拒絶の意図をまるっきり無視するつもりだ。 「すみませんね、イレネオ巡査長。 あんたに聞きたい事があってここに来た」 質問は至極簡単なものだった。 「あんた、ニーノに手出したか?」 首を傾げ、答えを、反応を待つ。 (-364) susuya 2023/09/25(Mon) 14:43:58 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ家族、と聞いて。 男は。 口の端を、歪めるように。 笑った。 これまでで一番歪な笑みだ。 「────お前たちが」 手がペンを離れる。貴方の首に伸びる。 正確には襟首だ。何も殺す気はない。 「お前たちのようなものが」 逃げられないならそのまま掴む。 ぐ、と強く力を込めて。 乾いた喉は更に詰まるだろう。 「家族を語るな」 否定。 強い、強い。強い、否定だ。 何がそれほど男の逆鱗に触れたのか。 それはこれまでで一番強い感情。憎悪に似た瞳の炎。 貴方の息を詰めた男は、追い打ちをかけるようにその頭を、揺さぶる。 (-365) rik_kr 2023/09/25(Mon) 14:46:37 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ「口では何とでも言える。」 そう、なんとでも。 だから無理矢理吐かせたところで、意味なんてないのだ。 人は自分を楽にするためにいくらだって嘘を吐くし、 やはり情に流されて、不要に罪を負うことだってある。 ぬるい愉悦を浮かべながら男は言葉を紡いでいく。 その間にも手は服越しに貴方の身体を這った。脇腹から胸の中心。それから首筋、襟元から露出した肌に触れる。 「ああ。」 「そうか。」 「男の可能性もありますね。」 喉仏をくすぐるようにしながら言う言葉は一層下卑ていた。 貴方の喉がそれで震えるなら、男もまたそこを震わせて笑う。 (-366) rik_kr 2023/09/25(Mon) 14:58:41 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡玉石混交とはよく言うものだ。 貴方の言葉からこちらは玉を掴み取ろうとする。何かがあるはずだと手を突っ込んでかき混ぜる。しかしそこには何もない。何もない徒労感を、それで自棄になる感覚を、男は既に知っている。 それでも、止めない。 男は全く、真面目な警官だった。 「ざまあないな。」 「黒眼鏡はおしまいだ。そのままアレッサンドロ・ルカーニアとして裁かれればいい。」 くるり。ペン先が回る。 貴方が余程注意深い男なら、それも。初め貴方と話した時に持っていたものとは違うと、気づいたかもしれない。 自分より大柄な相手はこの男にとって珍しい。 貴方が腰かければどすんと衝撃があって、それでまた少し顔を顰めた。 身体の大きい敵というのは、本能的に嫌なものだ。 そして。 そこに触れられれば、隠しようのない舌打ちがひとつ。 「うるさい。」 「お前には関係ない。」 かかん。と、ペン先が紙面を打った。 話を戻せ、主導権をこちらにある。そういう仕草だった。 (-368) rik_kr 2023/09/25(Mon) 15:08:19 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノそれは少し残念だな。 形になった以外の心情は男には読み取りづらかった。 ただ、なんだか胸の奥が動いたような気がして、それだけ少し首を傾げた。 指先に感じる少しの膨らみ。薄い肌に浮く牙の痕。ぽこぽこと小さく盛り上がったそれは指にも楽しいらしく、さりさりと楽しむ様子はやはり無遠慮だ。 けれど、それについて触れられれば動きを止める。 落としていた視線を貴方に戻してから、男は自分の手元に目を向けた。そうして下手に隠すように背後に回す。まるで犬が尻尾を巻いて後ずさるような、明確でわかりやすい隠匿の行動。 とはいえ、怯えているようではない。単に表情はきまり悪そうな、そうして少しばかり不機嫌そうにも見えるだろうものに変わった。 「違います。」 「俺は平気ですよ。」 (-370) rik_kr 2023/09/25(Mon) 15:19:43 |
![]() | 【秘】 幕の中で イレネオ → corposant ロメオ問いに対して。 男はゆっくり、目を開いた。そうして細めた。 とはいえ時間にして数秒。答えに窮した、というほどでもない。 「身内か?」 返る言葉は簡単だった。 それは答えではなかった。 無礼な輩に真っ向から対してやるつもりはない、と言うように。 男は、ニーノ・サヴィアに手を出していない。 だから報復などに怯んだわけではない。 男は、取調べをしただけだ。 (-371) rik_kr 2023/09/25(Mon) 15:27:00 |
[|<] [<<] [<] ... [2] [3] [4] [5] [6] ... [>] [>>] [>|]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新