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【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「流石にこういうのは誰にでもやらねえよ。」 何処かの色男なら兎も角。 元々他人を口説くとかそういう事はしない男だ。 ある意味貴方が特別だから、とも取れるのだが。 「お前こそそういう反応するの、狡くないか?」 明らかに動揺した様子。 恐らくは自分しか見たことが無いだろう様相に 少しだけの優越感を得ながら、くすくすと笑う。 「とはいっても、離したくなくなっちまったからなぁ。 手ぇ離したくなったら頑張れよ。」 持ち上げていた手を、今度は此方から握った。 (-165) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 12:06:21 |
【秘】 無敵の リヴィオ → うたかたの ダニエラ君が記憶を辿る様子を眺め、 笑みが浮かべばどこか安堵したように表情が和らいだ。 「…あぁ、楽しみにしているよ」 礼を送るべきはこちら側で、 本来あの程度で返される必要もないのだが、 君が多少なりとも笑顔になれるのならその方がいい。 離れていく様子を少しだけ眺めて、 男はまた、己の仕事へ向き合うのだった。 (-169) sinorit 2023/09/18(Mon) 12:59:50 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ「あぁ……、なるほど」 確かに今朝の出来事は、皆少し参ってしまっている。 近しいものが二人も、理由も分からず逮捕されてしまったのだから、次は我が身かと恐れるのは仕方のない話だ。 現に、自分もまた朝から気分がもやついてしまっていて……。 「イレネオはむしろ、強硬な人たちには喜ばれるような職務態度だと思ってましたけどね。 ニーノも……まだ未熟かもしれないですけど、努力家ですし、二人共逮捕される理由が全く……わからない」 前者はあなたと同じように、僕が直接教えた後輩だ。 後者はシエスタのたびにチェスの勝負を挑んでくる弟子。 二人共知らない仲じゃないからこそ、何か出来ることはないかと、そう考えているのだが……。 (-173) eve_1224 2023/09/18(Mon) 13:35:47 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ「…俺は別に狡くない」 これを動揺せずにいろという方が難しい。 悔しいのか恥ずかしいのか、嬉しいのか。 あるいはその全てか。他にも存在するのか。 綯い交ぜになったような感情が心の中で渦巻いている。 握り返され感じた熱にまたも息を吐いて、 こんなはずじゃあなかったと覆っていた手を外す。 「……精々、頑張るとするよ」 少し照れるように眉を下げ笑みを浮かべた男は、 お互いにこの手を解いた後に そのまま注がれたワインへと手を伸ばしたのだろう。 何だか熱い気がするのは酒のせい。 熱くなるまでに手をつけていなかったというのは知らないフリだ。 (-174) sinorit 2023/09/18(Mon) 13:38:26 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ君の思うように何故、と疑問が浮かぶのは最もだ。 男は頷いて同意を示し、少しだけ辺りに視線を向けて。 「……きっとそう単純な法とは言えないんだろう。 強制的に施行出来る法の前では誰であっても無力だ」 囁くように告げるのは、 聞き耳を立てるものがいないとは言い切れないから。 誰が敵で誰が味方か、疑心が広がっていく。 「何かを、出来るならいいんだけどね。 困ったことに思いつきそうにもない」 しかしこんな無茶苦茶な法だ。 これが本当に長く続くのかと言えば……。 有り得なくもないが、同時に有り得るとも言い切れない。 いや、これは願いなのかもしれない。 そうあって欲しいという、願い。 (-209) sinorit 2023/09/18(Mon) 19:53:40 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「おーおー、頑張れ頑張れ。」 此方と言えばケラケラと笑っている。 照れている様子に可愛げを感じて、満足そうに。 そうして手を離されれば 自分のグラスにも改めてワインを注ぐ。 「折角だし、俺のことはニコって呼べよ。 そっちの方が慣れてんだよな、実は。」 貴方の胸中など知らぬ様子でそんなことを言う始末。 グラスを掲げて、乾杯の構えをするだろう。 (-220) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 20:54:44 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロこの歳になって可愛げを感じられるのは不本意だが、 それを止める術はないので満足そうな君を少し睨む。 こういう顔も他に見せることはないんだから、 それはそれで楽しまれそうなのが悔しいところ。 愛称で呼べと言われれば少し悩むように眉根を寄せ、 一先ずは乾杯の構えをする君にこちらもグラスを掲げる。 「…salute」 そのまま乾杯の合図を取り グラス内の注がれたワインを一気に飲み干して、 空のグラスをテーブルに置いた後、翠眼は君に。 「…………………ニコ」 満足か?その視線はそう問いかけているようにも見える。 しかしやはり恥ずかしさというものが浮かぶのか、 すぐに逸らされ、ドライトマトへと手が伸ばされた。 (-257) sinorit 2023/09/18(Mon) 23:24:31 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「おう、Salute. ふはっ…そんなに恥ずかしがることかよ。」 ちん、とグラスを合わせて。 此方も香りを楽しみながらぐいっと煽る。 フルボディの赤ワインはそれなりにしっかりとした味わいで 渋みと共に味わい深さを口内に残していく。 「リヴィ、で良いのか、そっちは。 なあ、もし俺がお前より先にしょっ引かれたら。 多分それは、別の摘発チームか もしくは黒眼鏡の旦那を引っ張った奴だ。」 「情報を出来るだけ残すが その時は別の摘発チームを何とか始末してくれ。 ニーノがやられてるって事は 内部をぶっ壊しに来てる可能性も高いからな。」 ドライトマトに手を伸ばす貴方に 急に真面目にそんなことを。 (-283) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 1:36:15 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ「どうにもきな臭いんですよ」 「いくら調べても、アリソン・カンパネッロなんて人物がヒットしないし……。 誰かが巧妙に偽ってるとしか思えない」 ぼそぼそと会話する様子は、はたから見ればおかしなものだろうが、皆も逮捕を恐れて同じようにしているから目立たない。 こんな様子が続くのは明らかにいい状態とは言えないはずだ。 「どうにかして……牢にいる二人に会えませんかね……」 どちらかといえば知略を得意とする男も、流石にお手上げに近かった。 (-285) eve_1224 2023/09/19(Tue) 1:48:22 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ「慣れてないんだ、仕方がないだろ…」 笑うなよと付け足して、 手にしたドライトマトを口の中へと放り込む。 咀嚼し甘味や酸味を感じながら君の言葉を黙って聞いて。 「………あぁ、リヴィでいい」 「そういう縁起でもない話はあまり聞きたくないが、 ……分かっているよ、その時は必ず。 俺は案外、疑われにくいらしいからね」 その中で出来る限りのことをしよう。 勿論人が減る程対象として浮き上がる事もあるだろうが、 それを考えるのは選ばれてしまった時でいい。 しかしこうして摘発チーム同士で争って何になると言うのだろう。 そう思う心は、胸の奥に沈めこんだ。 「……君が明日も傍にいることを願うよ、ニコ」 (-312) sinorit 2023/09/19(Tue) 7:07:51 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ「…そうだね、俺も調べては見たが。 ……どうなっていくんだろうね、この国は」 巧妙に偽っているとして暴く術がなければ何も出来ない。 自分のことだけなら無敵になれるが、 他者の状況を思うと笑ってばかりではいられなかった。 警察の立場でもどうしようもないと言うなら、 この国は何が守ってくれると言うのだろう。 「会う方法としては素直に面会を申し出るくらいしか。 それが通るかどうかはまた別だけどね」 その行為によって生まれかねない疑念を思うと、 決断するに迷いを抱いてしまうのだが。 (-314) sinorit 2023/09/19(Tue) 7:28:29 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ「そうですね……。 僕ら警察であっても見張りが立つ可能性もあります」 その場合突っ込んだ話は出来ないかも知れない。 それでも、牢の中で不安ばかりであろう二人のことを考えると、会うくらいはしてやりたいと思うのだ。 警察が、国が民を守らないというのなら。 その時は、個人が動くしかない。 とはいえこの男は、全部を守るなどという殊勝な思想は持ち合わせておらず、ただ、手の届く友人を自分勝手に救おうとするのだけども。 「まぁ……僕はもう少し調べてみます。 何かあったらその時は……よろしくお願いします、先輩」 (-323) eve_1224 2023/09/19(Tue) 8:33:25 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「悪い悪い。 可愛げがあるからついな。」 今まで隠されていた中身を垣間見るのが 楽しくて、愛おしくなっていて。 つい頭を撫でようとしてしまう。 弟妹たちに昔、やっていたように。 「俺も縁起悪い事は言いたくねえが嫌な予感はするもんでな。 此方こそ、会えることを願ってるさ、リヴィ。」 何せカンターミネという女は情報に敏い。 検挙を出来たとしてもただで捕まる女ではないだろう事は 多少付き合いがある己だからこそ分かる。 (-344) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 10:57:24 |
【人】 無敵の リヴィオ>>12 ルチアーノ:2日目 「はは、だろう?」 ここで食事をするのは初めてで、 寧ろ君の方がここの味をよく知っている。 だと言うのにこの男はまるで昔馴染みのような反応を見せて、 君の言葉ににやつくように笑っていた。 やがてカップが空になり、君が立ち上がる頃、 男は食べる前と同じように両手を合わせ感謝を示す。 そうして立ち上がった君へと振り向いて、 「おや、心配ありがとう。 君の心配が呆れに変わらない内に行くとするよ」 君の一言に頷きながら手を振り、その背を見送るのだろう。 帰り道は君の言う通り、車の音を頼りにして。 #路地裏 (23) sinorit 2023/09/19(Tue) 11:48:56 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ君の思いは最もだ。 牢の中というのはきっと計り知れない不安を得るもので。 誰か知り合いが会いに来てくれるというのは、 きっとその者の心の支えとなるだろう。 「……あぁ、気をつけて。 縁起の悪い言葉はあまり聞きたくはないが、 そうだね……その時は任せてくれ」 こんな自分でも先輩と呼んでくれる君に、 少しでも安心を渡せるよう笑みを浮かべて頷いた。 「俺も、出来る範囲で動くとするよ。 誰もが動けなくなるってのはそれこそ良くない状況だからね」 左手を君の背に伸ばし、いつかのように軽く叩こうとする。 それが叶う叶わないどちらにしても、 男は君から一歩離れ、「それじゃあまた」と口にすることだろう。 (-356) sinorit 2023/09/19(Tue) 12:13:02 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ「この歳になって可愛げがあると言われても、 あまり嬉しくはないな…」 そう言いながらも、伸ばされた手を避けることはない。 好きにすればいいと言うように撫でられていたことだろう。 その際少しだけ瞳を細め、その心地を感じていたかもしれない。 「嫌な予感か……そういうのもあまり聞きたくないものだ。 そういう予感ってのは当たりやすい。 君みたいなタイプが感じるものなら尚更ね」 ため息を吐き出すのは何度目だろう。 幸せが逃げていくというが、それは今更。 この先を思うと不安な点がいくつかあるが、 戻れないし後悔をする気もない道の途中だ。 改めて最後までやり切ろうと心に唱え、 同時に、出来ればその予感ってやつが外れることも祈った。 (-363) sinorit 2023/09/19(Tue) 12:39:55 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「女が言う可愛いとは違うから安心しろ。 何だろうなぁ、こう、放っておけないというか。」 言葉では言いながらも撫でさせてくれる様子に 甘えるようにしながら優しく撫でて。 「癒されるし、暖かくなる。 そういう意味での可愛げがある、だ。」 弟妹に対するそれとはまた少し違うけれど 守らないといけないと思う、不思議な心持ちで。 「俺も当たって欲しくはないな。 まあそれでも、為すべき事が為せるなら構わないが。」 (-387) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 15:08:46 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ「はい、気をつけます。 僕だって捕まりたくはないですし」 任せてくれの言葉に、満足そうに頷いて、小さく笑みを浮かべて返す。 いつも髪を気にしたりして動かない印象を持たれているが、やる時はやってくれる先輩だし、親身になってくれることを知っている。 だから、男はいつも、自然にあなたのことを先輩と呼んでいた。 「多分同期も動いてるはずです。 なにかの際には警部にも頼んでみると良いかも知れませんね」 そう言って、伸びてきた手を背中で受け止めれば、ぽん、と音が鳴った。 いつもの仕草が、今は大層ありがたい。 別れの挨拶にこくりと頷いて、「ではまた」と踵を返していく。 男はその日のうちに面会に挑戦しようとするだろう。 (-403) eve_1224 2023/09/19(Tue) 16:51:26 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ「………俺には、難しい感情だ」 弟はいるが、彼へ何かを感じたことはなく。 今までにも誰かへ感じたことはない。 仲が良ければ違ったのかもしれないが、生憎そうはならなかった。 彼が偽物の存在に思うことがあると気付いたのは、 こちらを見る視線が酷く冷たいものだったことからだ。 昔を思い返して零れかけた笑みを飲み込む。 今は撫でてくるその心地だけを感じていたい気分だった。 「…そうかい、それじゃあその時は俺が成そう。 君と……アリソン女史のために、ね」 どこまで成せるかは分からない……それでも。 (-412) sinorit 2023/09/19(Tue) 17:29:57 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「難しいか?」 貴方が過去に受けた眼差しと違って この男の表情は穏やかで、終始暖かさを持っていた。 「要は、こいつ好きだな、って感じだよ。 大事だな、でも良いのか。」 撫でるのを継続しながら そんな言い方をするだろう。 空いた片手でワインを自分のグラスに入れて 一口、口内へ流し込んだ。 「無茶はすんなよ。 黒眼鏡の旦那はどうか知らねえが、俺はそれは嫌だからな。」 自分と女史の為、という貴方に そう零すだろう。 (-462) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 21:23:10 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ「………あぁ、難しいよ」 好きや嫌い、愛や恋。 そういうものを理解するには、足りないものが多かった。 大事なものもまた、男には存在せず。 それは誰かのせいではなく、 得ようとしなかった男自身のせいだけど。 「好きや大事ってのは多分、得て初めて理解するんだ。 ……与えられてってのもそうかな」 虚しい音を並べるだけなら、 "リヴィオ・アリオスト"には出来たと言うのに。 君の前では本物でいるために、本音を語り瞳を伏せる。 先程顔を覆った──黒手袋を嵌めた右手の甲を、 君がキスした左手でそっと撫でて、ほんの少し目を閉じた。 「………はは、俺が無茶をするタイプに見えるかい? 大丈夫だよ、程々にしておくからね」 再び顔を上げる頃には冗談混じりの声色で、 けれど確かに"リヴィオ"のままではあるのだった。 (-489) sinorit 2023/09/19(Tue) 22:52:48 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「…誰かに貰った事、あるのか?」 貴方が撫でている右手の甲に目線が移った。 何かがあるのだろうことは違いないけれど それが何なのだろう、と首を傾げた。 「それは違いなくそうだけどな。 与える事は簡単だよ。教える事もな。 だけど、お前がそれを望むかってのも大事なんだよ。」 撫でていた手を貴方の左手へと伸ばす。 触れられるなら、触れようとして。 「自滅願望があるっつってたし、難しいかもしれねえけど。 今、得たいと思ったりはするか?」 (-496) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 23:12:49 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ「いや、知り合いの受け売りだよ」 貰ったことがあるかと問われれば、どちらとも言えない。 でも、与えようと考えてくれたことはあったのかもしれない。 今となっては分からないし、問いようもないが。 もう一度だけ手の甲を撫でてから、 左手へと伸ばされた君の手を受け入れる。 「…はは、そうだね。今得たいとは思えない。 今更だからとも言えるし、返せるかが分からないからね。 俺は臆病だから、逃げてしまいたくなる」 ずっと得られなかったものを受け入れることは恐ろしい。 手を伸ばすのもそうだ。もしもを考えて踏み出せなくなる。 ただのリヴィオには、とても難しいものだった。 その結果が今だ。何かが起こる前に自らで手放そうとしている。 嘘の自分が得たもの全てを、壊そうと考えている。 (-582) sinorit 2023/09/20(Wed) 13:27:25 |
【独】 無敵の リヴィオ/*肩書き変わってる人達イイネ! エピローグまで変えるつもりないので 人が変えてるのを楽しむ人になる 簡易メモもそう 書き逃したので永遠に何もない人 とりあえず後輩達に合わせる顔はありません 面会にどの面で?と言い続けて会いに行けねぇよ… あと2日目の時空ごちゃってるけどなんかいい感じになった そういうことにしておいて下さい (-583) sinorit 2023/09/20(Wed) 13:37:03 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 無敵の リヴィオ「なるほどな。 でも、気にはなるんだろ。 それを与えた奴の事が。」 何があるのかは全く分からないけれど どうでも良い、ととるにはその仕草は 何かを気にするようであり、惹かれるようでもあり。 「参ったな。 お前は手放してしまいたいかもしれないが 俺はますます、手放しづらくなってきた。」 この手を離したら何処かに行ってしまいそうで。 離す事が出来ないし、離したくない。 「ほんと狡いよ、お前って奴は。 そんな事を言われたら、逆に捕まえてたくなる。」 (-587) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 13:43:19 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ「…気にならないと言えば嘘になる。 俺には勿体ないくらいの素敵な人だったからね」 だけどだからこそ、他の誰かと幸せにと願う。 それにきっともう幸せになっていることだろう。 彼女は自らでそれを掴める人だった。 手を掴まれながら翠眼は緩く細まっていく。 「……おや、君の評価に物好きを付け足すべきかい? それに狡いのは俺じゃなくて君だよ、ニコ」 言っただろ?口説いたって何も渡せないって。 だと言うのに、君ってやつは。 「…………大丈夫だ、まだ何処にもいかないよ」 (-626) sinorit 2023/09/20(Wed) 18:44:51 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 無敵の リヴィオ「物好きってなんだよ。 言ったろ、俺にとってはお前は必要なんだって。」 緩く細まる翠眼に比例するように 口をとがらせて、子供のような表情を見せる。 何処か拗ねたような、幼さを感じさせる そんな振る舞いは他では見られないだろう。 「狡いって言われるような事をした覚えが無いが まだ行かない、だろ?」 それは未来では離れるということで 今それを聞くとどうしようもない不安に駆られるのだった。 自身の右手の薬指に施されたネイルに視線が落ちる。 「分かってるさ、ただの我が侭だってさ。 俺がそうしたいだけで、リヴィはそう思ってない事くらい 分かってんだけど…離すのはなんか嫌なんだよ。」 ぽつ、と零れ落ちていく言葉はしおらしい。 (-629) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 18:59:45 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ「物好きだろう?…破滅願望の人間を求めるなんて」 必要だとは言っても、やはり物好きだと考えてしまう。 普段見ない振る舞いからも、嘘ではないのだろうと感じるが。 握り返さないまま、しかし振りほどかないまま。 細まる翠眼は暫し繋がれた手を眺めて。 「…はは、そうだね。まだ行かない、だ」 小さく笑う。隠すことは簡単だが、 きっと今の君なら気付いてしまうだろう。 それならやはり最初から本音のままでいい。 落ちていく君の視線を追いかけて、 薬指のみに施されたネイビーを少し眺める。 男のネイルとは違う、微細に彩られた素敵な色だ。 「……君が違う立場なら、色々なことが言えたんだが。 生憎、同じ立場にいるせいでいい言葉が思い付かない。 突き放す言葉が思い付かないんだ、困ったね」 「こんな風に自分の破滅に他者を巻き込む人間を君は……。 …いつ来るかは分からないが、終わりが来た時。 俺は罵詈雑言や石を投げられる覚悟をしてたんだけどな」 こんな法は続かないんじゃないか。 そう思うのは、今までの歴史が物語っているからだ。 そして終わりが来たその時、 こちら側に向けられる視線はきっと単純なものじゃない。 (-641) sinorit 2023/09/20(Wed) 20:08:16 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 無敵の リヴィオ貴方は知っているだろうか。 指にはそれぞれ意味合いがあると言われ そこに施されるネイルもその意味を持つということ。 右手の薬指は『心の平穏を保つ』 不安や心配事があるときにつけるものだ。 「俺もそのくらいの覚悟はしてるさ。 反発が多い法案だ。それに理不尽でもある。 それでも俺は選んだ。」 「だから、落ちる先は何処まででも一緒だし。 破滅しても、石を投げられても、覚悟はあるつもりだ。 破滅願望があろうがなかろうが、変わらねえんだよ。」 触れた手で、軽く貴方の手を掴んだ。 (-660) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 20:56:47 |
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