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人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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視点:人


【人】 エガリテ

 
[週末で人気の少ない大学。
 その一室、資料室の窓が
 時折ポワリと明かりを漏らす。]


   mh... .....liom.. ....guise......
     .... ..m’f.. ....cé...e a fh.. ....áil.


[置かれた資料の一つ一つに淡々と
 防御魔法を付与していた。

 死者の魂が帰ってくる日が近く
 歴史ある道具は魔を宿し易い。
 取り憑かれることのないように、とは
 本来の職務の枠を越えた雑務であるが
 負うことを厭わなかった。

 古今東西の術を試すのに良い機会だし。]
 
(12) 2020/10/31(Sat) 22:31:37

【人】 エガリテ

 
[受け取っていたリストの
 最上段からきっちりと施していき
 最下段に届けば、はて、と首を傾げる。

 リストに載っていない品が
 部屋の片隅には在った。]


   ……おかしいな


[一度見聞きしたものは忘れない。
 忘れることが出来ない。
 灰色の布で覆われたそれは随分と大きく
 去年は確実に無かった。
 その様なものが搬入された話も聴いていない。]
 
(13) 2020/10/31(Sat) 22:31:40

【人】 エガリテ

 
[けれど、そのシルエットは
 どこかで見たことがあった気がした。
 そうここでは無いどこかで。

 ――頭がズキリと痛み米神に右手を添える。
 手にしていたリストに皺が寄った。

 忘れる筈がない頭脳と記憶が矛盾している。
 整然としないことは気味が悪くて仕方ない。]


   ……、記憶を弄られたか……?


[一体誰に。何のために。
 決して、敵が居ないわけではなかった。
 認識できていないものもあるから
 直ぐに当たりをつけられそうにはない。]
 
(14) 2020/10/31(Sat) 22:32:01

【人】 エガリテ

 
[手が伸びかけるが、恋人の言葉が過り、拳の形とした。

 知的好奇心で飛びつきたくなるのを
 何度抑えられ、また何度救われて来たか。

 布で覆われた謎の品がどんなものか
 気になって気になって気になって気になるが
 下手に手を出さない方が良いだろう。

 愛おしい人を傷つけたく無い。]
 
(15) 2020/10/31(Sat) 22:32:47

【人】 エガリテ

 

   ……週明けに学園長に報告してからだ


[踵を返し、扉へ向かう。
 自分自身にも防御魔法は施して在った。
 不老不死理論第一節から第伍節迄、それなりに強固な物。
 害なすものは容易にこの身を冒せぬ筈で。]
 
(16) 2020/10/31(Sat) 22:33:02

【人】 エガリテ

 
[ドアノブに手を掛けた時
 それは気配もなく背後に迫って来ていた。

 ばさり、と重たい布が落ちる音。]
 
(17) 2020/10/31(Sat) 22:33:44

【人】 エガリテ

 
[咄嗟に振り返れば、小さな其奴と目が合った。**]
 
(18) 2020/10/31(Sat) 22:34:17

【人】 エガリテ

 
[目蓋を持ち上げ、二度、三度、瞬いた。

 冷たく硬い床の上で身体を起こし
 小さな頭を斜めに傾けると
 緩く編まれた三つ編みが背を撫ぜる。]


   ……?


[どうして自分は
 柔らかなベッドの上に居ないのだ?

 寝心地が無駄に良いからつい眠り過ぎて
 本を読む時間が減ってしまうのだけれども
 言いつけを守って夜はそこで寝ていた筈だ。]
 
(22) 2020/11/01(Sun) 18:35:15

【人】 エガリテ

 
[ボーーーーン……、と予鈴がひとつ響く。

 いけない。
 どうしてこんな場所で寝ていたかはさておき
 授業に向かわなければならない。

 教科書は――枕にしていたみたいだ、
 ちゃんと近くに在る。
 両腕でしっかり抱えると資料室を出た。]
 
(23) 2020/11/01(Sun) 18:35:31

【人】 エガリテ

 
[様々な方向から視線を受けるが
 初日で慣れたことだ。
 気にすることなく黒外套の裾を揺らす。]


   ……?


[中途、同窓生に雰囲気が良く似た
 教員らしき隻眼の男を見たが――、

 もしかしたら親戚か。

 その程度の認識で、
 時間も愛想も無ければ挨拶は省略される。

 周囲より頭一つ、二つ分小さな体躯は
 人と人の隙間を縫うように進み
 目的地に届くまで止まることがなかった。]
 
(24) 2020/11/01(Sun) 18:35:55

【人】 エガリテ

 
[講義室の最前列、中央。
 どの授業でもその席に座ることにしていた。
 歳上に囲まれるから、身長的な問題で。

 今日は何と、既に座るものが在る。

 空いている席は彼の左右だけのようだが
 長机の上には彼の荷物がはみ出している。

 どうしよう、……悩んだ挙句。]


   すまない、隣良いだろうか


[出来れば譲って欲しいがそこは我慢して
 ボーイソプラノで声を掛けた。
 彼に見覚えがないけれど
 彼の方には、きっとあっただろう。]
 
(25) 2020/11/01(Sun) 18:36:03

【人】 エガリテ

 
[職員室の廊下に飾られている成績優秀者の写真。
 その入学当時の姿のままのエガリテ=ヒューゲルが
 リアン=キースリングに話しかけているのだから。**]
 
(26) 2020/11/01(Sun) 18:36:08