「……なんで、欲しがるの？
　アナタは既に、豊かに持っているのに」

白亜の闘技場の上で、彼女に問いかける。

「ねえ、アネーシャちゃん。
　の神になりたいの？
　アナタの内に燃える狂おしい程の欲求を
　愛と、呼びたいのかい……？」



最早どれが自分の最大願望なのかは、わからないけれど
それでいいじゃないか。
だってワタシは、「騙」の神。
「騙」でもって和平を実現する神。

ワタシは腕を広げて、彼女のどんな攻撃も受け入れる体制を取った。

真実も
誓いも
確かなものなど、ワタシには無い。



「ワタシは、アナタを、通さないよ。
　"騙"の神ペノリエルは
　狂の神のこれ以上の奔放を看過しない」

「――……………………どうして、

　どうしてあなたは、わたくしの前に立っているのかしら〜」

否定しなかったのに、
肯定しなかったけれど、
しているのに、
大嫌いだけれど、

「わたくし、欲しくなんてないわ」

アネーシャはった。
たおやかににこやかに優美に激しく嘲笑うかのようにんで、

「けれどあなたがそこを通さないって言うのなら、
　通りたくなっちゃうわよね〜」

「ワタシが言うことは、またハズレだったのかな。
　でも、何度外れたっていいや」

アナタが言うなら

おうか。

だってワタシは、の神だからね。

次はの手番になりまぁす♡♡

神の姿を抽象化した絵画。
それは、何度も磔刑に処される。
磔刑だけではない……人間の創造の及ぶ全ての刑に処される。
何度も何度も何度も何度も。



その矛盾こそが、僕の、


……アネーシャ神。
きっとね、たぶんね、アナタはひとりで立てるほど強くないんだ。
この言葉が間違いなら頬を貼ってくれ。
そうでなければ、ワタシの手を取って欲しい。共にいてほしい。
ワタシはあなたに、徹底的に付き合うと誓うからさ。

【勝者　ペテリノル】

　

　……ま、これも縁というやつさ。

　サティカル、それでは始めようか。


　あ、始まる前にひとつ聞いていいかい？
　

　・・・・・・
　君が勝ったら、世界をどんな風にする気なんだい？

　

聞きたいことは、これだけ。

私たちに課されている命題より、ずっと簡単な話だろう？
───さて。長らくお待たせしてしまったね。宣言を

対象はサティカル。
絆はアネーシャとペノルのを。

キラートリックは、そうだね。使おう。
以上だ

問われてしばし、考える。
愛のある世界を。
言葉にするならば簡単だ。
けれどもそれは、答えにはなっていないように思えた。

「……わたくしは、無力ですので。
　出来うることならば、皆さんと考えたく思っているのだわ」

本音半分、逃げが半分。
にこやかに、笑って。

---
■使用
・ペノルとの絆
・アネーシャとの絆

・キラートリック【ネイムオブラブ】

補正　+3
---

　……なんとも、君らしいね

　さて、振るよ。

　

絆、キラートリック合わせて35……であってるはず

646664で32、補正で35
同値ですとわたくしの負けですね？

次はの手番になりまぁす♡♡

サティ、お疲れさま。
見ていて。

ワタシはアナタを……アナタの神義を守りたい。
たとえそれがにまみれたものだとしても。
それを、アナタが喜ばなくても。

---
■相手：ナハト
■ボーナス
・先行ボーナス
・【宿敵(-)】感情

アドバンテージ：

　────ふ、
　

勝者、です！！

ナハト神は次の世を担ってもらい
また、エラの処遇を決めて頂きます。

それでは、コミット進行に入りますぅ……♡

[震えながら声を出した]

[今まで、喋ることを禁じられていたのだ]

ナハト様。
私の意見を申し上げて宜しいでしょうか。

　───どうぞ、エラ。

　君の思いを塞ぐ真似はしないさ

　

私が殺めた恋人は、天国にいます。
「殺される」という最悪の咎を受け、罪が許されたのです。

だから、私は正しく地獄へ行きたいのです。
あの人が天国で平穏に暮らしていることこそ、私の望みです。

お兄ちゃん、ごめんね。

さよなら。

待って

そんなのは、いやだ

騙って、隠して、なかったことにして
そうして綺麗にやっていこう、エラ。
ワタシはそのために……！

ずっと見てたけど



単純な話。
私は、とっくに覚悟はできてたよ。

…………。

なればこそ、ワタシは
「騙」の神であり続けよう。
「和」の神には戻らない。

ワタシは、アナタを否定したくないよ、エラ。

……これからは、ナハトさん。
お任せ致します。
ワタシは、エラを無罪にと懇願することはありません。
ただ、アナタの思うままに。

　────……。

　

　……ま、正論を吐くのは人間の仕事だ。
　私たち神は、道理を貫くだけ

　だからこそ、私は私の道理を貫く。

　───、ま、ようは……任された、だな