11:56:43

人狼物語 三日月国


81 【身内】三途病院連続殺人事件【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 遊惰 ロク

>>10 【肉】
「そうかい。そいつはご苦労さん」

 皿に並んだ肉を見て、キュルリと腹の虫が鳴く。
 紛らわす為、思考を巡らす。それでまた腹が減る悪循環。
 薄さの違う肉。不揃いの断面。
 ワザと切り方を変えているのだろうかと、考えた。
(21) 2021/07/06(Tue) 20:55:32

【人】 商人 ミロク

>>13 フジノ

あなたが戻ってくれば、静かに座ってどこかを眺めて居た。
やってくると気づいて、濡れている服に首をかしげる。
一度席を外して、タオルを持ってくれば、
丁寧に髪や顔を拭き始めるだろう。


「お話は、そうですね。
 あなたがこの村でどう過ごしていたかなど聞きたいですが。

 不都合があれば私の話でもいいですよ。
 あまり面白みがないかもしれませんけれど。
 少しだけ、贅沢な。運だけがよかった男のお話です」

瞳を見返す姿はまたやけに温かみを帯びていて、
いつか肉の香りが漂う近くまで話はされた。

取引でも、なんでもないただの会話。
あなたがどう答えようと男は語っただろう。
(22) 2021/07/06(Tue) 21:08:58

【人】 商人 ミロク

>>13 >>22 フジノ

男は両親の顔を知りません。
赤子の頃、少し裕福な商人の主人に運良く拾われ育てられることになりました。
世渡りと、ほんのすこしの芸を身につけて金を稼ぐ幼少期を過ごして。
大きくなれば、商人としての知識を学び、
ようやく"客を見る"役目として表で活躍が出来るようになったのです。
色々な客と関わるうちに、一つの夢ができました。
つい、今日まで商いの生活で忘れかけていたが、やはりずっと胸の中には残り続けていました。



「教師になりたかったんです。
 しかしまともに学徒として勉学を嗜んでいませんから…。
 ほぼ難しいといわれ、諦めていました。
 実際、人より少しだけ多く本を読んだ程度です。
 このご時世、仕事は選べるものではありませんが、
 夢を持っていたことは忘れたく有りませんね」
(23) 2021/07/06(Tue) 21:10:15

【人】 諦念 セナハラ

>>20 >>21 【肉】

「ハルミさんとメイジくんもどうですか?
 少し硬いので、よく噛んでくださいね」

薄い肉と、大きな肉。
両方を皿に載せて、調理台の上に置く。丁度、ロクの手前だ。

猿肉なので
、少し癖が強いですよ。
 水は用意しておいたので、辛かったらこれで流し込んでください」

新たに二つの皿を取り出し、焼いた肉を置いていく。
この村周辺に猿がいないことは、村人なら誰もが知っている。
しかし。
人間は流されやすい生き物であることを、男は知っている。
(24) 2021/07/06(Tue) 21:16:21

【人】 遊惰 ロク

>>+6 ニエカワ
「具合、よくねェのか。
 出直したほうがいいかねェ……」

 言いつつ裏腹、病室のドアを開けて。
 スルリと中へ入り込んだ。▼
(25) 2021/07/06(Tue) 21:17:14

【人】 被虐 メイジ

>>20 >>24 【肉】

「あ、なんかみんな集まってる?
 食べる食べる。お腹空いちゃったし!
 ……フジノも入ろ!」

メイジは入口付近で止まるフジノの背中を、そっと押した。
調理台の前に座り、皿に乗った"猿肉"をじっと見つめて

「……いただきます」

手を合わせた。
おもむろに手に取って、また見つめて──噛みちぎった。
味わっているのか黙って咀嚼している。
村の山に猿などいないことは知っていたが
忘れているのか、特に何も言わなかった。

「お腹減ってるからかな……おいしいかも……はは」
(26) 2021/07/06(Tue) 21:40:26
メイジは、"猿肉"の味を知った。
(a7) 2021/07/06(Tue) 21:42:08

【人】 商人 ミロク

>>セナハラ

しばらくして肉の香りがまだ漂っているだろうか。
人がまばらになった頃、商人は、医療従事者の男に声をかけた

「すみません、お時間いいですか?
 ニエカワさんのことです。

 先程"お話し"したのですが伝言があります。
 ここで、聞きますか? それとも、」

別室がいいですか。
何となしに訪ねる声が、病院内に静かに響いた。
(27) 2021/07/06(Tue) 21:51:20

【人】 諦念 セナハラ

>>27 ミロク

ニエカワ、と聞けば僅かに目が開いた。
が、直ぐ元通りの柔和な笑顔に戻る。繕う事には慣れていた。
言語が通じなくとも、
笑顔でいれば殺されることはない。

そう身体に染み付いている。

「時間は大丈夫ですよ。
 ……そんなに人目を気にするような伝言なんです?」

少し、体は強ばっていただろうか。
遺言にも等しいのだから当然だ。
(28) 2021/07/06(Tue) 22:30:01

【人】 商人 ミロク

>>28 セナハラ

「はい、どうやら彼はここにいる方々に
殺された
ようです。
 ご存知でしたか?
 ショッキングな内容ですと気にされると思ったんです。
 病院の体面的にも」

気にしていたのは技師の方だったが、一応、告げることは告げて。

「世迷言だと思いますか?
 それでも構いませんが、聞かないという選択肢はありません。
 最大限考慮をさせていただきますので、好きな条件でお聞きください」
(29) 2021/07/06(Tue) 23:10:24

【人】 諦念 セナハラ

>>29 ミロク

「……確かに暫く、彼の姿は見ていませんね。
 何故殺されたという発想になったのかは、気になりますが」

男は霊魂の類を信じない。
それは医者としての思想ではなく、
そうであってほしいと願う個人的な思いだった。

「まさか“お話し”って彼としたんですか?」

こんこん、と。
返事を聞く前に、診察室の扉を小さく鳴らす。
“中に入れ”と促しているのだろう。

「……どうも、あなたは気が滅入っているようだ」
(30) 2021/07/07(Wed) 0:19:58

【人】 焦爛 フジノ

>>22 >>23 ミロク
どこか戸惑うような雰囲気を出しながら、大人しく拭かれていく。
抵抗なんてしない方がいいと、随分昔に学んだから。
けれど。
こんなに優しい手つきで触れられる事なんて、ほとんどなかった。

「この村、で?
……面白い事なんて、何も、ないよ。
畑や家の仕事を手伝って、学校で勉強をしてただけ」

誰かと遊ぶこともなく。
家と学校を往復して、外の仕事が終われば中の仕事をこなす。
それがフジノの今までの、そして恐らく今後も続くはずの日常だった。

世間話と呼ぶには多少、踏み込んだ会話。
貴方の語る話を、フジノは静かに聞いた。
(31) 2021/07/07(Wed) 1:06:39

【人】 焦爛 フジノ

>>23 >>31 ミロク
「……教師。
ミロクさんは、いろんな事、知ってるし。
優しいから……きっといい先生に、なれただろうな」

本心だ。貴方が自分達を見つめる優しい目を、覚えている。
そして貴方の語りの後、フジノもぽつぽつと語る。

顔も知らない祖父は南へ出兵して、終ぞ帰ってこなかった。
半年前に祖母が亡くなるまで欠かさず線香が立てられていた仏壇には、今も空っぽの桐の箱が置かれている。

母の顔も知らない。否、覚えていない。物心ついた頃には祖母と父しかいなかった。
母はフジノが大やけどをした後――祖母曰く、目を離していた間に囲炉裏に落ちたらしい――姿を消したという。
残されたフジノに、この見た目では嫁に行くのは大変だろうと、亡くなるまで祖母は案じ嘆いていた。
村の人々は歪な跡を晒すフジノを遠巻きに眺め、大人達の反応を見て子供達もそれを真似た。
色眼鏡無く接してのは、アユミを始めとする余裕のある大人。
……そしてここに偶然にも集まった、少し変わった人々ぐらいだ。


そんな風に育ったものだから、ミロクのような『夢』や『目標』はなかったのだと、ぽつりと零した。
応えようと思う周囲の期待も、助けたいと思う誰かもいなかった。
貴方に話した『取引』の内容が。フジノが初めて抱えた意志だった。
(32) 2021/07/07(Wed) 1:08:36

【人】 焦爛 フジノ

>>24 >>26 【肉】
……猿?


絵本ぐらいでしか見た事のない生き物の名に、つい疑問符の混じった呟きが漏れる。
……それでも、医者であるセナハラが用意したものだ。
メイジに促されるままに部屋へ入り、取り分けられた肉を、見つめる。

食わなければならない。
これが何の肉であったとして、腹を満たしてくれる事は確かだ。
なら、食べなければならない。
フジノはそうしなければならない。

いただきますと、小さな声で告げて。
小さく切り分けられた肉を、口の中へ入れる。

味の感想は特に告げず、水で流し込んだ。

部屋に充満するこの匂いは、祖母を火葬した時に嗅いだ匂いに似ているなと、ぼんやり思った。
(33) 2021/07/07(Wed) 1:21:56

【人】 被虐 メイジ

>>33 >>+10 【肉】

「そう"猿"だって。オレ初めて食べたよ──」

ふいに、背筋に何か悪寒に似た気配が走る。
メイジは突然、手に持っていた肉を落とした。

友達の姿は見えないし、聞こえない
けれど"なにか"の気配は感じた。
そして、その気配がなにかを思い起こさせた。
少し血の気が引いたような顔色をして押し黙ると

「……あ………」


目を塞ぐように、両手で顔を覆い、うずくまった。
(34) 2021/07/07(Wed) 2:25:33

【人】 遊惰 ロク

>>24 >>34>>@3 >>+7)【肉】
 目の前に置かれた皿をジッと見て。
 肉を調理し、食う彼らのことをぼうっと眺めたと思えば、
 不意に部屋の中、誰も居ない筈の空間へと視線を送る。
 それから又、皿の上へと視線を戻す。
 そんな事を繰り返して、一つ疲れた息を吐いて。

「――悪いがちっと、用を思い出した。
 おれァ余ったらでいいや」

 そう言って、フラリと調理室を後にした。
 包帯を巻いた少年が何かの気配を感じたより、
 幾許か前のことだった。

 
男の思考は鈍っている。
その上、見聞きする死人を、夢マボロシだと思っている。
少なくとも、この時はまだ。
だからその実、この行動は――
肉への不審からでは無く、霊を信じたからでも無く。

只、そうすると決めていた通りに、食べ物を口にしなかった。
それだけの事だった。
(35) 2021/07/07(Wed) 2:53:17
タマオは、短く否定した。特に待っていたわけでもない。
(t19) 2021/07/07(Wed) 5:55:47

タマオは、病室へ向かった。
(t20) 2021/07/07(Wed) 5:56:10

【人】 諦念 セナハラ

>>33 >>34 【肉】

フジノの告げる“いただきます”に合わせ、自らも肉を食べた。
男の聴力は、
誰かの
小さな足音を拾わない。
今この調理室に在る音は、生活音と肉が焼ける音だけだ。
肉を口にする子供達を見て、僅かに肩の力を抜いたが──。

「……大丈夫ですよ。
 
僕もハルミさんも、食べたでしょう?


屈んでメイジの背中を摩る。
声色は柔らかいが、どこか状況にそぐわない言葉だった。
(36) 2021/07/07(Wed) 8:18:24
タマオは、頼み事をされた。問題ありません。
(t21) 2021/07/07(Wed) 8:42:46

タマオは、よいしょ。
(t22) 2021/07/07(Wed) 8:43:14

タマオは、バキッ。上手くやれました。
(t23) 2021/07/07(Wed) 9:03:04

タマオは、村の人々を覚えています。
(t24) 2021/07/07(Wed) 10:25:48

タマオは、あなた達を覚えています。
(t25) 2021/07/07(Wed) 10:25:57

タマオは、あなたを覚えています。
(t26) 2021/07/07(Wed) 10:26:04

【置】 商人 ミロク

朝方、2階の病室から奇妙な匂いがするのにあなた達は気づいただろうか。

一歩、また一歩進む度に違和感が増していく。
扉を開くと。

鮮やかな赤
と、
噎せ返るような鉄錆の匂い
があなたたちの視界に叩きつけられる。
同時に嗅いだことのない、
妙な
――酢酸の臭さと植物を燻った煙のような――
香りが空気に混ざっていた。


男-ミロク-は、病室のベッドの上で
んでいた。



病室の床とベッドのシーツは赤く染まっている。

首を重い刃物で一刀両断。即死だ。
断面は縫合され、人形のようにくっつけられている。

男の服は病院に訪れたときと同じスーツ姿。
衣類の乱れもなく、苦しそうな表情もしていない。

そんな奇妙な死体は、誰かに殺されているように見えるにもかかわらず、
どこか穏やかに笑っているようにもみえた。


気のせいかも、知れないが。



首以外の外傷はないが、左耳の耳朶から血が一筋流れている。
そこには白いピアスが点けられ、光を反射し輝いていただろう。
(L0) 2021/07/07(Wed) 10:46:46
公開: 2021/07/07(Wed) 10:50:00
ミロクは、その夜、命を落としました。
(a8) 2021/07/07(Wed) 10:50:00

タマオは、そういえば使わなかった麻酔を元の場所に戻した。
(t27) 2021/07/07(Wed) 10:51:35

【人】 商人 ミロク

>>32 フジノ

「畑仕事、やったことがないんですよね。
 都会では、靴磨きが駅前で盛んです。
 まず見た目の善し悪しが気にされないので。
 強いて言えば首に何か巻いていると良いでしょう」

「いい先生に、と。そういっていただけて幸いです。
 大人相手ばかりだと、疲れてしまいまして。

 きっと、あなたたちのような
 "子供"に慕って欲しかったのかもしれません。
 "大人"は醜くて、狡猾で、汚い部分がよく見えますから」

明日には会えなくなっているかもしれない。
そんな思いを抱いて、男は話した。

誰かが一人、また一人。
―――異常ではない異常の世界で暮らしている。


「"お嫁さん"としての将来を私が受け持つことはしませんが、
 あなたがお嫁さんになれる場所は、提供したいですね。
 できるだけ、手を回してみましょう。大丈夫ですよ。

 あなたは、心優しい、誰かを想える人ですから」


そうしていくつかやりとりをして男は去って行く。
最後に、別れを告げて。
(37) 2021/07/07(Wed) 11:03:14
セナハラは、診察室の壁を力任せに叩いた。一拍遅れて、手が痺れるように痛む。
(a9) 2021/07/07(Wed) 11:48:47

商人 ミロクは、メモを貼った。
(a10) 2021/07/07(Wed) 12:05:23

タマオは、悲鳴を聞いた。それはそれとして飛来した屋根瓦が開けた穴を塞ぐ作業を続けた。
(t28) 2021/07/07(Wed) 13:12:15

セナハラは、2階に上がると顔を顰めた。
(a11) 2021/07/07(Wed) 16:23:15

セナハラは、この匂いを知っている。
(a12) 2021/07/07(Wed) 16:23:29

ロクは、先日、耳飾りを一つ手放した。
(a13) 2021/07/07(Wed) 16:54:13

諦念 セナハラは、メモを貼った。
(a14) 2021/07/07(Wed) 17:26:24

【人】 被虐 メイジ

>>36 【肉】
背中を摩る温度に、少し落ち着きを取り戻す。

「…………セナ……さん…………」
「今ここに──…………」

メイジは、怯えたような目でなにもない場所に顔を向けた。
もうそこにはなんの気配もなかった。

「………ごめんね」


小さな、呟きが漏れた。 
気が動転しているのかなんなのか
なんにせよ、状況にそぐわない言葉だった。

「うん。オレは、平気──」

メイジは頭を振って、顔を上げる。
食事をやめることはしなかった。
(38) 2021/07/07(Wed) 17:58:03
メイジは、"肉"を食えるだけ食った。食べなければ、生きられない。
(a15) 2021/07/07(Wed) 17:59:40

【人】 焦爛 フジノ

>>37 ミロク
「そう、なんだ。
……いいな。ここじゃ、人と変わってるととても、目立つから……」

首元の歪な跡を触る。夏でも首巻きをつけてて大丈夫だろうかと、考えた。お洒落でなにかを巻くという発想がないのだ。

「……そうかな」

子供だって大人に負けず劣らず、残酷だ。
無邪気故の行動もあれば、大人を欺く事が上手な子もいる。
……けれど、それをわざわざ伝える必要もないだろう。
貴方は大人達との交流ですっかり疲弊してしまったようにも見えた。

「い、いいよそんな事。そんな物好きな人いないって、わかってる、し……そう言ってもらえるほど優しくも、ない、から」

腹を擦り、ぼそぼそと恥じらうようにそう答えて。
やり取りを終えれば、去っていく貴方へ別れを告げただろう。
『また、明日』。会えると信じていた。
(39) 2021/07/07(Wed) 20:25:20
フジノは、調理室で"肉"を食べ、飲み下した。味なんてどうでもよかった。腹をみたせるのなら、それで。
(a16) 2021/07/07(Wed) 20:33:37

セナハラは、かつて父も同じ気持ちだったのだろうかと、二人の子供を見ながら考えた。
(a17) 2021/07/07(Wed) 20:36:58

セナハラは、広げた調理器具を片付ける。余った肉はまた明日、誰かの糧になるだろう。
(a18) 2021/07/07(Wed) 20:41:24

ロクは、死体の耳朶に光る石をジッと見て。セナハラの呟きに返事をした。
(a19) 2021/07/07(Wed) 20:46:24