08:22:39

人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 大木慎之介

[大木が案ずる人々は他にもいる。
 明日を迎えるのかどうかわからない人たちも、>>3:468
 明日を迎えるだろうと思える人も、>>3:424
 願い事をするかしないかさえわからない人たちも。

 また明日以降学校で会えたらいいなと思いながら、
 その夜は時間潰しをしていた]**
(138) 2022/10/22(Sat) 10:09:44
大木慎之介は、メモを貼った。
(a1) 2022/10/22(Sat) 10:13:48

【人】 軽音部 千葉郁也

──3day旧校舎前・夜──

[旧校舎の前で工藤が戻るのを待つ間、
スマホを開いて指を滑らせる。

一回生存報告を流しただけのグループメッセージ。
明日から使われることがあるかわからないそれに、
報告くらいしておこう。]
(139) 2022/10/22(Sat) 12:01:29

【人】 軽音部 千葉郁也

[今日のミッションはいろいろあって。

内心の臆病を振り払って人の地雷に踏み込んででも得た友情。
過程を考えれば恙無くとはいえないが無事に終えられた肝試し。
感謝と応援と、若干の私情を含めて渡した記念品。


俺自身は多分何も変わってないけど、
それがいいと思えるような
後悔しない結果を残せたことを覚えておきたいと思う。

既に幽霊に会った人もいるだろうし、
これからの人もいるのだろう。
会いに行かない選択肢をした人も。

皆がよかったと思ってこの日を終えられたら良い、
と思いながらメッセージを送信した。]**
(140) 2022/10/22(Sat) 12:06:07

【人】 白瀬 秋緒

― 三日目午後・中庭 ―

[ 千葉は、己の思考を待ってくれていた
 感謝を告げると、返ってきたのは予想外の言葉>>79 ]


  え?
  ……あたしは、お礼を言われるようなことは、

  ……でも、そう、なのかな……


[ 確かに、ここまであからさまならば、
 己も絵音と何かあったことを察するのは容易だろうが
 絵音がどの時点で願いを変えていたのか知らなかったから
 メッセージを見て、己に譲歩はしてくれるとは信じていたけれど、
 彼の願いを、その時点で別のものに出来ていたとは思ってもいなかった
 だから、お礼を言われる方の資格もない、と思うから
 素直に受け取れない ]
 
(141) 2022/10/22(Sat) 12:44:01

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………


[ その「津崎絵音」を己は何も知らないのだな、と思う>>80
 千葉と絵音の関係性を知らないから。クラスメイトの方が近いと、こちらは思っていた

 でも確かに、千葉は地雷を踏んだ結果仲良くなったと言っていた
 千葉と絵音の今後が生まれたのもさっきなのだろう

 「仲良くなりたい」ことを否定は出来ないが、肯定も出来なくて黙る ]
 
(142) 2022/10/22(Sat) 12:44:27

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 今の「津崎絵音」を己は何も知らない ……知らなかった

 今は、それでも昔の面影があることを知っているし、
 その姿の理由も察してしまった

 置いて行かれたとか、
 勝手な疎外感とかは、もうなくて
 あの少年だけではなく、今の絵音も全て含めて、
 津崎絵音の未来を喜べる程度には近付くことが出来た

 絵音の未来に己が居らずとも良い、とは思う
 関わる資格も、今更ないと思っている
 けれどそれは、許されるかどうか、怖いだけなのかもしれない ]
 
(143) 2022/10/22(Sat) 12:44:56

【人】 白瀬 秋緒

 

[ ……これから、かあ* ]


 
(144) 2022/10/22(Sat) 12:45:18

【人】 大木慎之介

─ Last day 夜・出弦高校 敷地内 ─

[敷地内のどこかで過ごしていたとき、
 ふとメッセージの通知に気付く。>>139

 開いてみると、それはグループ宛の
 千葉からのメッセージだった。>>=8

 『ミッションコンプリート』という言葉から
 受ける印象はとても明るく、希望に溢れている。
 魚を添える心の余裕がそう感じさせるのだろうか。

 千葉は幽霊のことを知らずに旧校舎に参加していたが
 その後に何があったのかは全く知らない。
 気になってはいたが、教室まで訪ねていくほどの
 間柄でもなく、この3日間は行動範囲も被らなかった。

 ちょうどいいきっかけだからと、時間潰しも兼ねて
 千葉にメッセージを送ることにした]**
(145) 2022/10/22(Sat) 13:14:34

【人】 秋月壮真



[ 正常に処理できませんでした。
  しばらく経ってからもう一度お試しください。


  
Enter-
正常に処理できませんでした。
  
Enter-
正常に処理できませんでした。
 
 Enter-
正常に処理できませんでした。
  
Enter-
正常に処理できませんでした。


        ─────────
Delete.



  Are you sure you want to delete it?
本当に削除してもよろしいですか?
 ]


 
(146) 2022/10/22(Sat) 14:06:05

【人】 秋月壮真





[         ─────
Yes

          ─────
No




          ─────
***
 ]


 
(147) 2022/10/22(Sat) 14:06:08

【人】 秋月壮真








      [ 答えが出たとしてもその先がある。  ]
(148) 2022/10/22(Sat) 14:06:14

【人】 秋月壮真



 ─ 3day:早朝(秋緒) ─



  秋緒、おはよう
  ……答えは出たかい?

  その様子じゃまだまとまりきらないのかな


[ 朝、俺も当番ではないのに
  早めの登校となったのは>>3:177
  正常性バイアスが働いたか
  それとも覚悟を決めた所為なのか……。


  そんな二人が出会った朝
  君も当番ではないよね?
  その言葉はお互い内緒にしようか。  ]

 
(149) 2022/10/22(Sat) 14:06:29

【人】 秋月壮真



  前より酷いじゃないか

  秋緒は全部抱えてしまうから
  決壊しないか心配だよ

  だって今の俺ですら
  この三日間が目紛るしかったんだ

 
(150) 2022/10/22(Sat) 14:06:37

【人】 秋月壮真



  吐き出してみる?
  秋緒の今の気持ち、出すだけでも
  変わるものだよ
 
  出した言葉は……、空に溶けるさ


  
[ 今日がタイムリミット。
  答えはどうしても出さなきゃいけない。

  数日前より酷く追い詰められたかのような
  秋緒の姿に抱え込んでいる重さを知る。

  君は今まで吐き出さなかったね>>3:431
  だからといって君が悩んでいないとか
  俺のことを嫌っているとかは
  何でかな、思わないんだ。  ]


 
(151) 2022/10/22(Sat) 14:06:49

【人】 秋月壮真



[ 不器用だね。
  人に吐き出す方法を知らないのなら
  俺からお手本を見せようかと思ったりもしたよ。
  でも俺も不器用だった。

  人は足りない生き物だ。
  いろんなところに穴が開いていて
  その時になって自分の足りない部分がわかる。  ]


 
(152) 2022/10/22(Sat) 14:07:00

【人】 秋月壮真



[ 君が話してくれるのなら聞くよ>>3:176
  幸い二人とも当番ではないんだ。
  少し離れた場所に移動することもできるさ。

  なんでもね、頼られるのは嬉しいよ。
  俺は君の先輩なのだから。

  でももし話し出す勇気が出ないなら
  俺の苦手な話の一つでも聞くかい?  ]


  これは俺のトップシークレットだけどね    
  実は……猫舌なんだ    
  だから暑いものがすぐ食べられないのが悩み    

  ふーふーするのも格好つかないかなって    



[ ほら、情けないだろ?
  こんな先輩には相談できないか?
  むしろ何を言っても
  大丈夫だと安心してもらいたいんだけどね。  ]**

 
(153) 2022/10/22(Sat) 14:07:14

【人】 軽音部 千葉郁也

──3day中庭・午後──

[津崎の心境の変遷は俺にもわからないことだ。
会話からの憶測が多分に含まれることは否定できないが、
全て一人で抱え込もうとしていたことはわかる。

目の前の秋緒のこととなれば更に知らない話だとしても、
津崎のことを気にかけていたことだけは察することができたし、津崎が独りではなかったということだと思えた。

礼を告げても複雑そうな反応を返す理由も
わからないでもなかった。>>141

自分に何が出来るわけでもないと思っていたのは
数刻前までの自分も同じだったから。]
(154) 2022/10/22(Sat) 14:50:38

【人】 軽音部 千葉郁也

 少なくとも、津崎のことを大事に考える奴が
 いたことをよかったと思う。
 だからありがとう。

[零された疑問のような呟きにはそう肯定を返して。

“これから“への回答はなかったけれど、
どうするかは秋緒次第だと思えば重ねて
先の話を語ることはしなかった。

そうしていくらかの沈黙が落ちた時だったか、
秋緒がスマホに目を落とすのを見詰めた。>>81

それが誰からの連絡であるか示す震えた声音に
“よかった“と続けば、
アイツが戻ってきたのだとわかったから]


 じゃ、俺はそろそろ戻るかな。
 津崎によろしくな、秋緒。


[そう一言声をかけて、中庭から離れた。]
(155) 2022/10/22(Sat) 14:52:27

【人】 軽音部 千葉郁也

[次の授業には間に合うように教室へ戻るかと
緩慢な足取りで中庭から抜ける。

途中、数十分ぶりくらいの
見慣れた姿が歩いてくるのが見えた。>>93]


 おかえり、社長。


[明るい表情で右手を振るのを視界に入れれば
一声だけ投げて、足を止めることなくすれ違う。

津崎は願いを叶えて貰ったのだろう。
俺の考え得る中ではきっと一番良い形で。

いや、津崎が選んだのだから、
それが一番の形に違いなかった。

俺の方の報告はまだ先になりそうだけど、
明日以降も望んだ日常は続くのだと思えば
いつ話したって構わないだろう。]**
(156) 2022/10/22(Sat) 14:58:08

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ── 回想:天ヶ瀬 青葉 ──
 
 
 ヒーローごっこよりは人形遊び
 格闘ゲームよりは着せ替えゲーム
 カッコいいものよりは可愛いもの
 男の子とよりも女の子と遊んでいる事が多かった。
 
 家では、母がお菓子教室を開いているせいもあってか
 毎日のように付き添って、一緒にお菓子を作ってた。
 
 男子の輪に混ざらないものだから、
 時々からかわれたりする事もあったけど。
 仲のいい女子が庇ってくれたりして
 そこまで気が沈んだりはしなかった。
 
 女子が着てきた可愛い服を羨ましく思ったり
 修学旅行の男子部屋で、居心地の悪さを感じたり
 多少の事はあったけれど、小学校の時は
 それとなく過ごせていたんだ。

 
 
(157) 2022/10/22(Sat) 15:36:16

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  それから一転して、
  中学に進むと途端に息苦しさを感じるようになった。
  熱湯風呂に手を突っ込むような感覚で
  毎朝、男子の制服に袖を通して、登校する。
  この感覚は、今になっても。 >>2:219
 
  " 誰が好き "とか、男性アイドルの話とか
  話題も変わってきたからか
  クラス内で女子の輪に混ざろうとしても
  段々と、いい顔をされなくなっていった。
 
  僕は、ひとりで休み時間を過ごす事が増えていった。

 
  この頃、料理部の部活だけが救いだった。
  女子の輪に混ざって、お菓子の話をしながら作る。
  男子生徒なら敬遠しがちな状況だけど、
  僕にとっては一番心が落ち着く時間だった。

 
 
(158) 2022/10/22(Sat) 15:36:18

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  そんな或る日、
  僕は部活で使うエプロンを新調しようと
  ショッピングモールへ足を運んだ。
  フリルのついた可愛いデザインに惹かれたけど
  選んだのはパステルブルーの無難なエプロン。
 
  本当に着たいエプロンを我慢したせいか、
  新調したのにもかかわらず
  少しモヤモヤを感じながら歩いていれば。
  古着屋さんのテナントで
  可愛らしく着飾ったマネキンが目に留まった。
 
  一着500円とか、僕のお小遣いでも買える値段。
  店内で一時間ぐらいは悩んでたと思うけど、
  赤めた顔を隠すように俯きながら
  レジへ持って行ったのは ピンク基調のワンピース。
  この日、僕は初めて女の子の服を買った。

 
 
(159) 2022/10/22(Sat) 15:36:21

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  家族が寝静まった深夜。
  自分の部屋でだけ僕は" 女の子 "になる。
  鏡の前でスカートを靡かせながら一回転。
  重い枷が外されたかのように、身体がとても軽かった。
 
  ああ、これが僕だ ──── そう思った。
 
 
  今に思えば、此処で止めておけば良かったんだ。
 
  こっそりと女の子の服を増やしていった僕は
  今度は誰かに、この姿を認めてもらいたくなった。
  そこで僕は、SNSで女の子としてアカウントを作り
  着飾った写真をアップロードするようになった。
 
  最初は顔を隠していたけれど、
  レスで望まれたらチラッと写した画像を載せたりして。
  ここでは女の子として扱ってもらえることが
  僕は何よりも嬉しかったんだ。

 
 
(160) 2022/10/22(Sat) 15:36:23

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  『 このアカウント、お前じゃね ? 』
 
 
 僕の扱いが一変したのは、同級生の一言からだった。
 違うよと首を振っても" BLUE Leaf "だなんて
 名前をもじっただけのアカウント名、
 顔も写ってる画像もそのままだったから。

 トイレに駆け込み、
 すぐにアカウントを消したけれど、
 既に保存された画像と共に
 僕の噂はクラスから学校中へと広まっていった。

 
 
(161) 2022/10/22(Sat) 15:36:25

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 女装、だの キモイ、だの ネカマ、だの
 陰口は僕の耳に届く範囲でも囁かれた。
 そんなんじゃないって言い返せるほど 強くも無かった。
 
 しばらくは、ずっと我慢していたけど
 心の拠り所だった料理部でも疎外され、
 やがて 僕は登校しなくなった。
 
 担任が家庭訪問してきて、両親と話した日の夜は
 リビングから言い合う声が僕の部屋まで響いた。
 " お前が男らしく育てなかったから! "
 壁を挟んでも届く父親の声に
 僕はベッドの上で布団を巻きつけ、必死に耳を塞いだ。
 
 こんなにも両親を悲しませて
 生まれた後から性を選ぶのは悪いコト、なんだな

 
 
(162) 2022/10/22(Sat) 15:36:29

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  女の子の服はすべて没収され、
  一緒にお菓子を作るどころか
  キッチンで何かを作る事も禁止された僕は >>1:475
  部屋で閉じこもるだけの生活になった。
 
  出席日数はギリギリ足りそうだし
  一応、高校に進学は出来るよう 勉強は欠かさずに。
 
  気晴らしはネットの徘徊ぐらい。
  猫や犬の動画を見つけては ぼーっと眺める。
  自分でも感情の起伏の無さを感じていたとき
  偶然、オススメで表示された動画がユメリンだった。

 
 
(163) 2022/10/22(Sat) 15:36:31

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 夢に向かって、真っすぐ突き進む女の子。
 ユメリンの動画を観れば観るほど、
 僕は彼女に熱中していった。
 
 調べてみてわかった事だけど、
 彼女は" 不幸の女の子 "なんて呼ばれていたりもした。
 事務所の社長がお金を持ち出して逃げたり、
 ライブ当日、停電になったり
 握手会で襲われそうになったり。
 不幸エピソードは、数え上げたらキリがないぐらい。
 
 それでも彼女は" いつか、夢の向こうに! "って
 応援しているファンへ手を広げていた。
 
 僕は彼女に憧れた。その強さに。 >>0:388
 僕も彼女の様な存在になりたい、って
 この想いを忘れないようユメリンのヌイグルミを作った。

 
 
(164) 2022/10/22(Sat) 15:36:34

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 少し、前向きな気持ちになれた僕は
 両親が勧めてきた出弦高校を受ける事にした。

      此処から遠く離れているけど、
      ここ数年受験する生徒がいないから
      新たな環境として良いのでは ?
      ───そう担任に言われたらしい。
 
 欲を言えば制服のない学校が良かったけれど
 僕にそれ以上の選択権は無かった。
 
 ネットを徘徊してる間、色んな情報をみつけた。
 僕みたいに生まれながらの性に疑問を持つ人は
 それこそ星の数ほどいた。
 
 僕はどうするべきか考えたけど、
 両親をこれ以上悲しませたくなかったから
 高校は普通の男子として過ごす決意をした。
 
 卒業して、自立してから
 僕は" 本当の僕 "になろう、と。

 
 
(165) 2022/10/22(Sat) 15:36:36

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 ユメリンのように
 元気と笑顔を与えられる存在になりたい ───
 その気持ちは コミュ強として過ごす原動力になった。

 そして高校へ進学すると、まず部活を探した。
 どうせ男として過ごすなら、
 なにか打ちこめるようなスポーツがいい。
 あちこちの部活を見て回る中、
 僕の足は体育館で歩みを止めた。
 
 その人はキラキラと輝いて見えた。 >>1:249
 ユメリンが女としての憧れなら
 彼は男としての憧れ。僕はバスケ部へ入部した。

 
 
(166) 2022/10/22(Sat) 15:36:39

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 ──── そして現在。
 幽霊が" 願い "を叶えてくれると言う。
 
 男であることの痛みを 今でも強く抱えているけれど。
 願いが叶えば 今の高校生活もまた一変する。
 
 " 男子バスケ部 "は辞めざるを得ないだろうし、
 中学の時のように奇異の目を向けられ
 また、独りぼっちになるかもしれない。
 
        ──── それは、とても怖くて。
 
 
 期限を迎えた三日目。
 始めから願いは決まっているというのに
 僕の心の天秤は 今もまだゆらゆら、と揺れていた。**
 
 
(167) 2022/10/22(Sat) 15:36:42