11:38:53

人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


『人形屋』 サダルが参加しました。

【人】 『人形屋』 サダル

 
狂った錬金術師創造主が初めに求めたものは何だったのだろう。
そして、
狂った錬金術師創造主は望むものを手に入れることができたのだろうか。
 
(2) 2021/12/06(Mon) 20:49:03

【人】 『人形屋』 サダル

 
ここは交易都市エオス。
その裏街にある『人形屋』と看板を掲げたこの店は錬金術に必要な稀有な素材が手に入る。
稀有な素材の買取も行なっているこの店の主人はサダル。
表情に乏しい少女が薄暗い店の中顔を出す。
この店の一番の商品は。
 
 
少女と同じ顔をした、ホムンクルス達狂気の残滓だ。**
 
(3) 2021/12/06(Mon) 20:50:25
『人形屋』 サダルは、メモを貼った。
(a1) 2021/12/06(Mon) 20:51:14

『人形屋』 サダルは、メモを貼った。
(a2) 2021/12/06(Mon) 20:52:01

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
>>11律儀なノックの音。
扉が開かれるとカランカラン。音が報せる。
いつもはその音で客の方を見る。
だがノックがあったから、最初から少女はそちらを見ていた。
 
 
「いらっしゃいませ。」
 
 
この店に彼が来たこと自体は無かった。
だが、きっと何処かで会っていた。
店主の少女ではなく、提供個体売り物のどれかが。
買い主の玩具にされていたか。
それとも愛玩動物扱いされていたか。
はたまたたまたま通りがかっただけか。
兎に角、薄い記憶の中で彼の顔だけは覚えていた。
もしかしたら彼の淫魔の部分に反応していたかもしれない。
(13) 2021/12/06(Mon) 22:31:48

【人】 『人形屋』 サダル


だが、店主の少女はどこか他人事。
 
 
「買いに。売りに?」
 
 
表情を変えず。
その要件を尋ねる。**
 
(14) 2021/12/06(Mon) 22:32:07

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
>>18返された答え。そして並べられた品。
目を細める。フォン、と小さな音。
眼球に魔法陣が浮かぶ。鑑定しているのだ。
成る程相応の品が並ぶ。
>>18しかしそれが飯代とは。
 
(29) 2021/12/07(Tue) 13:54:41

【人】 『人形屋』 サダル

 
「これだけの品物なら。
 資金で渡す事もできる。
 けれどその事情なら
 使い潰す前提で肉人形は如何?」
 
 
パチン。指を鳴らす。
奥から出てきた人影は少女と同じ風貌。
主に材料として使われる、理性も知能もほぼないと言える。
その代わり反応に乏しい。
本能的な反射は返すだろうが、他は約束できない代物だ。
だが。
単純に精気を吸うだけなら利用価値もあるだろう。
 
(30) 2021/12/07(Tue) 13:54:56

【人】 『人形屋』 サダル

 
「それで良いなら…これと。」
 
 
指先で示す。
紅血晶を。
 
 
「交換。しましょう。」
 
 
よく考えれば。
こちらが色をつけないといけない、彼方に損な取引かもしれないが。
あちらがそう口にするのなら、多少色はつけるつもりだ。**
 
(31) 2021/12/07(Tue) 13:56:23

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
「…そう。」
 
 
>>38潰す気はないらしい。それでも表情は動かない。
彼にとっては良い食事となり得ると思えたのだが。
だから短く応える。
>>39しかしその続きに僅かに目を瞠った。
 
 
「驚いた。まさか私を、とくるとは。
 私が壊れると創造主あるじが困る。
 けれど。そうならない程度なら。」
 
 
生憎経験はない。だが知識はある。
この肉体での経験がないだけで薄らぼんやりとだが記憶はあるのだ。別個体の物だが。
そうした行為に恥いるような複雑な精神性は今のところ持ち合わせていない。
(45) 2021/12/07(Tue) 20:18:45

【人】 『人形屋』 サダル

 
「では、それで。
 準備が必要…。いつ、うけとりに?」
 
 
交渉は成立した。
差し出された紅血晶に手を伸ばし。
 
契約書は要るだろうかと羊皮紙を広げた。**
 
(46) 2021/12/07(Tue) 20:19:00

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
「…そう。」
 
 
>>54彼の心の内は知らない。
だからその言葉の真意はわからないが、探るような精神性は持ち合わせていない。いないと、思われる。
だから受け取り時の話をされると
 
 
「了解致しました。私と言う個体は、創造主あるじに呼ばれない限りは
店にいますから、お好きな時に。」
 
 
そう事情を知らせて了承を示した。
これで契約は完了だ。
準備を整えてくると言う彼を見送り。
少女はまた静かになった店内で紅血晶の検分に取り掛かった。*
 
(56) 2021/12/07(Tue) 22:18:25

【人】 『人形屋』 サダル

 
―宿場―
 
多くの宿が並ぶ、その一画。
店主と同じ顔をした人形が歩いている。
時折こうして歩いている個体は。
諸用を済ませるため。
契約を終えて戻るため。または契約を果たしに向かうため。
そんな理由で街を出歩く。
材料としての契約を果たしていない限り、途中で力尽きると粒子となり掻き消えるので後始末要らずだが、力尽きてない限りはこうなのだ。
今回のこの個体は、一仕事終えた後で。
 
街の浮かれた空気を感じながら。
ちらほら降る雪を、見ていた。*
 
(57) 2021/12/07(Tue) 22:28:38

【人】 『人形屋』 サダル

 
―宿場―
 
「…?」
 
 
>>62かけられた声。
反応は数秒経った後だった。
誰かに声をかけている。
けれどそれが自分がわからない。
むしろ違うだろうと。
しかし視線は此方に向いているようだ。
そこまで把握してから、やっと視線を向ける。
ぱちり。ぱちり。
瞬きをまず返した。
 
(63) 2021/12/08(Wed) 6:39:03

【人】 『人形屋』 サダル

 
「今のは。私に?」
 
 
確かに界隈にはこれの愛好家はいたが。
それでも普通の人間のように声をかけられるのはこの街では稀な気がした。
もしかしたら、他の個体はそんな扱いをされているのかもしれない。
でも、この個体はそれを知らない。
だから単純に不思議で。
彼を表情の薄い顔で見つめた後。
 
 
「風邪を引いたら。どうなるのですか。」
 
 
ホムンクルスが病気にならないわけではないけれど。
そんな知識もない個体だったから。
個体同士の記憶は薄らぼんやりしていて。
それを強く把握しているのは店主メインの個体だから。
この別個体は。
(64) 2021/12/08(Wed) 6:39:23

【人】 『人形屋』 サダル

 
「どこなら。風邪をひかないのですか。」
 
 
そんなことを。
やはり感情の薄い顔で問いかけた。**
 
(65) 2021/12/08(Wed) 6:39:39
『人形屋』 サダルは、メモを貼った。
(a20) 2021/12/08(Wed) 6:41:28

【人】 『人形屋』 サダル

 
―宿場―
 
「熱や咳が出るのですね。そして、苦しくなる。」
 
 
成る程。そう頷いて。
そんな経験をした個体はあったかと記憶を探る。
しかしそれよりも先に。
 
 
「家。…ああ、店の事ですね。
 お客さまでしたか。大変失礼致しました。」
 
 
片足を斜め後ろの内側に引き。
もう片方の足の膝を軽く曲げ。
背筋は伸ばしたまま挨拶をした。
両手は軽く、スカートを摘む。
視線は彼に向けられたまま。
(70) 2021/12/08(Wed) 8:10:49

【人】 『人形屋』 サダル

 
「此方です。」
 
 
姿勢を元に戻すと彼の手を取る。
彼が拒絶しなければそのまま、その足取りは裏街へ。
その中の店の一つ。人形屋へと向かうのだ。
 
 
ちなみにこの個体。
店主と同じような体格だ。**
 
(71) 2021/12/08(Wed) 8:11:11

【人】 『人形屋』 サダル

 
―『人形屋』 注文の品―
 
>>84もちろん、品物は既に用意してあった。
いつでも取りに来れるし、要望があればそのまま相手の元に行かせる事もできる。
男性型のホムンクルスは顔こそ店主と同じ物。
しかし骨格は確かに男性のそれ。
背丈や体格、雄型との事でナニのサイズなどは注文次第。
基本形と言われたなら、身長170の中肉中背。ナニはやや大きめのものが出来上がる。
だが、もしお任せでと口にしていたなら。
どんな背丈のものができても。
作り手の悪戯心やチャレンジ精神が垣間見えても。
商品は商品。お代はいただく。
さて。
このホムンクルスには男性型と言う以外、どんな注文がなされていたのだろうか。*
 
(92) 2021/12/08(Wed) 13:17:15

【人】 『人形屋』 サダル

 
―宿場から。裏街 「人形屋」―
 
>>85お店の人。その問いには答えなかった。
人ではなくホムンクルス商品だからだ。
 
 
「確かに此処は裏街ですが…問題ありましたか?」
 
 
表と裏の区別はあまりつかない。
何故裏街にあるのかも。そこに疑問を抱かれるかも。
だから僅かに首を傾げるだけ。
それだけが、疑問を示している。
 
(96) 2021/12/08(Wed) 13:49:13

【人】 『人形屋』 サダル

 
「いらっしゃいませ。…?」
 
 
>>86店を訪れた彼に声をかけたのは店主。
しかしかけられた言葉にやはり僅かに首を傾げる。
知らずに迷い込んだのか。双子とは。
その隣にいる個体を見てすぐに理解はした。
 
 
「様々なものを置いてはいますが。
 買取も致します。販売も。
 けれどこの人形屋の最も売れ筋の商品は、
 あなたがお連れになったそれです。」
 
(97) 2021/12/08(Wed) 13:49:31

【人】 『人形屋』 サダル

 
少女は立ち上がる。
瓜二つの少女もまた近づいて鏡合わせのよう。
それが破られたのは。
店主の方が商品のマントを外し。
衣服を一枚一枚脱がし始めたから。
脱がす方も、脱がされる方も。顔色ひとつ変えはしない。
現れた肢体は白く滑らかで、少し痩せ型ではあるが出るとこは出て、細いところは細い。
衣服を剥がし。下着を剥がし。
その、白い白い肌の上には幾つかの小さな赤い痕と、同じく赤い何かで縛られたような痕。
それをそのままに。
 
(98) 2021/12/08(Wed) 13:49:51

【人】 『人形屋』 サダル

 
「触れてみても構いません。
 浄化前の為、前の方の痕がありますが。」
 
 
言いながら。
店主の少女は小瓶を手に、商品の少女の足元へと跪いた。**
 
(99) 2021/12/08(Wed) 13:50:04

【人】 『人形屋』 サダル

 
―『人形屋』 注文の品―
 
>>100お任せならば、引き取るときのお楽しみ。
男性型であることだけは確かだ。
それにしても。
 
 
創造主マスターの幼馴染だそうです。
 今はもうお亡くなりになられていますが。
 私も詳しいことは知りません。」
 
 
>>101自分のモチーフのことは創造主マスターから聞いたことがある。
商品弟妹たちを痛めつけながら、創造主マスターは破顔った。咲っていた。
あの姿を思い出すと。
 
(106) 2021/12/08(Wed) 15:16:28

【人】 『人形屋』 サダル

 
「では、お待ちしております。」
 
 
その変化は一瞬で。ほんの僅かで。
すぐに元に戻ると商品の出来上がり日時を伝え、見送るのだ。**
 
(107) 2021/12/08(Wed) 15:17:25

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
ピクッ。
>>117膨れ上がる魔力に反応したのは店主だ。
いつでも保護の魔法陣を展開できるように警戒する。
表情にも微かに警戒が宿る。
眉が釣り上がったが、それを故意に此方に向けているわけではないのなら作業を続けた。
必要な作業だ。
身を清め、状態を確認し、また新たな借り手や買い手に巡り会えるよう。
そうでなければ急に廃棄になりかねない。
その中で情報や材料を得ている。
わざわざ客人の前でやって見せたのは。
 
此処がそう言う店であると言う証と。
店主メイン提供個体売り物の差を見せつける為。
 
(122) 2021/12/08(Wed) 20:04:59

【人】 『人形屋』 サダル

 
「勿論、お客様がお望みなら。
 単なる肉体だけでしたらもっと安く買えます。
 頑張れば、子供のお小遣いでも買える値段です。
 ただ、そのレベルでは知識も精神もほぼありません。
 命ある肉塊、レベルかと。
 そのくらいの資金があるなら。
 既製品の新品でも大丈夫でしょう。
 男性型、女性型、両性型。
 ある程度なら体型も選べます。
 知識や精神は…複雑なものは望めません。」
 
 
この子のように。
そう言って、店主は商品を見た。
呼吸も整い、何食わぬ顔をして立っている、瓜二つの少女。
ただ、全裸にされても前を隠すことすらしない。
その常識すら、彼女にはない。
 
(123) 2021/12/08(Wed) 20:06:25

【人】 『人形屋』 サダル

 
「もっと人間らしくしたければ。
 それなりの材料か、資金が必要です。
 若しくは、こちらで選んでよければ
 創造主マスターの試作品、または遊び心の入った
 それなりのものならご用意できるでしょう。」
 
 
ホムンクルス。彼らは決して高くはない。
その肉体は特に。
より人間らしい心が宿れば。
複雑な精神性や感情が強くなれば。
 
 
もっと高い値がつくのだろう。
創造主マスターが望むのはそういうものなのだから。**
 
(124) 2021/12/08(Wed) 20:06:49

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
>>130魔力が膨れ上がっても敵意はない。
そう判断する。
それでも万が一。暴発などされたらたまらないと、最低限の警戒だけはしておくが。
 
 
「そういう事です。
 完全な人間にするにはまだ研究段階ですから。」
 
 
こうしてやり取りできるホムンクルスも、ある界隈にとっては希少なのだろう。
だが、マスター我らが主はそうは思っていないようだった。
その研究はまだ終わらない。終わりが見えない。
だからこそ作り続ける。飽きもせず。厭きる筈もなく。
 
(135) 2021/12/08(Wed) 21:48:12

【人】 『人形屋』 サダル

 
「了解いたしました。
 では、その様に都合をつけておきましょう。」
 
 
>>131やがて商談が纏まった。
仔細は別途聞くことにして。
それで構わないと頷き、書類を差し出す。
今の契約内容にサインをさせるものだ。
彼がサインをしたら。
そのように都合をつけておく、その予定。**
 
(136) 2021/12/08(Wed) 21:48:30

【人】 『人形屋』 サダル

 
―市場街 果物を抱えて―
 
店主の少女は基本的に店から離れることはない。
だから、外で見かけることのある少女と同じ顔の誰かは、商品か既に誰かの所有物かは別として、店主とは別の個体だった。
 
今は籠に様々な果物を入れて歩く個体が一体。
店主の少女より大人びた体格の個体だ。
 
賑やかな街並みの中。
ちらほら降る雪を見上げると。
手を伸ばして、手のひらについた結晶をぱくり。食べた。**
 
(144) 2021/12/08(Wed) 22:09:31

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
「私はサダルです。
 彼女たちもまたサダルですが、他の名前を、どうか。」
 
 
>>164サインを終え、契約を済ませた中で。
名を問われるとそう答えた。
手元にまた戻るなら、サダルでも仕方がない。
しかしそうならないよう。
別の個体名を、と。

どうしてそう考えたのか。
店主にはわからないけれど。**
 
(181) 2021/12/08(Wed) 23:52:43

【人】 『人形屋』 サダル

 
―市場街 果物を抱えて―>>144

果物の籠を持ち、雪に興味を惹かれ。
祭りの気配に浮ついていたからだろうか。
ドン、と誰かにぶつかってしまう。
>>190ぶつかったのは緑の髪の冒険者か。
それとも、彼は察しが良いようだから他の誰かで、ぶつかった時にりんごが彼の足元に転がったのか。
 
 
「す、すいません。」
 
 
ぶつかった相手に謝罪して。
転がったりんごに手を伸ばした。**
 
(205) 2021/12/09(Thu) 5:32:57
『人形屋』 サダルは、メモを貼った。
(a48) 2021/12/09(Thu) 5:35:06

【人】 『人形屋』 サダル

 
―市場街 果物を抱えて―

「…あ。」
 
 
>>216まさか支えられるとは。
ぶつかったのは此方なのだから(少なくとも、この個体はそう認識した)、そんなことをしなくても良いのにと思う。
ぱちり。ぱちり。
瞬いて彼をじっと見つめた。
 
(257) 2021/12/09(Thu) 13:51:50

【人】 『人形屋』 サダル

 
「大丈夫です。ありがとうございます。
 その。ご丁寧に。」
 
 
りんごを受け取って。カゴの中に戻して。
足元におちた林檎もおそらく大丈夫だろう。
籠に戻してはスカートの裾を摘んで、礼儀正しくカーテシーをしてみせる。
そして、彼の姿を記憶に探した。
見たことはあるかもしれない。
けれど、ごくごく薄い記憶。
少なくともこの街に住んではいない様だ。
 
(258) 2021/12/09(Thu) 13:52:06

【人】 『人形屋』 サダル

 
「旅の方。ですか?
 お祭り。楽しい。良いですね。
 それとも。ナニカ。買う。売る?」
 
 
この個体。あまり言語機能が発達してないようだ。
栄養は胸にいった
子供の使いくらいならできるが、話す言葉は細切れで。
その代わりにこりと笑ってみせる。
 
 
「買う人。ない時。
 裏街。人形屋。良いです。」
 
 
くいと相手の手を取り、軽く引く。
もし売り買いで困ったなら来ると良い、と言う軽い勧誘が伝わるかどうか。**
 
(259) 2021/12/09(Thu) 13:52:40

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
店主は常に店にいる。
離れる時は本当に稀で。
まるでそれは枷のようで。
けれど店主は気にしない。

店の品を管理して。
店の中を掃除して。
口遊む歌はDonna Donna
気に入りの茶葉でレモンティーを作り。
今日も歩き回るのは別個体弟妹ばかり。
今更それに不満もない。
そもそも不満を持ち合わせるほどの人間性があるかどうか。
 
(275) 2021/12/09(Thu) 14:56:27

【人】 『人形屋』 サダル

 
「"Stop complaining!"
 said the farmer
 "Who told you a calf to be?
 Why don't you have wings to fly with
 Like the swallow so proud and free?"」

 
 
レモンティーにぽちゃり。角砂糖ひとつ落ちた。*
 
(276) 2021/12/09(Thu) 14:58:40
『人形屋』 サダルは、メモを貼った。
(a61) 2021/12/09(Thu) 15:19:21

【人】 『人形屋』 サダル

 
―市場街 果物を抱えて―

「ナニモノ。何者。さだる?」
 
 
>>305名前を問われていると勘違い。
しかしピタリ、足を止め。
少し考える様に小首を傾げた。
 
(310) 2021/12/09(Thu) 17:27:56

【人】 『人形屋』 サダル

 
「サダル。みんなの名前。
 ホムンクルス。人形。使ったり壊したり。
 色々買う。色々売る。
 みんなさダル。店長だけ、特別。
 色んな形。色んなサダル。ホムンクルス。
 店長果物好き。」
 
 
行こう。と、再度彼の手を引いた。
彼が止めなければ店の前。
人形屋と看板がある建物の前まで。
ここ、と指で指し示す。*
 
(311) 2021/12/09(Thu) 17:28:10

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
レモンティーを口にしてのんびりしていると、帰宅と来客。
 
 
「いらっしゃいませ。
 …機械人形ガラクタとは、失礼な。」
 
 
ほんの僅かに眉が寄る。
似て非なるもの。非するが似ている物。
機械人形ガラクタこと自動人形オートマタと同一に見られる事は、店主か、それとも錬金術師マスターかのプライドに障るらしい。
違う、と小さく言いながら。
帰ってきた個体から加護を受け取った。
『お客様。うる?かう?』
と、連れてきた個体は呑気に問う。
小さくため息をついて、その個体の両手を背中で戒めた。
 
(317) 2021/12/09(Thu) 18:24:19

【人】 『人形屋』 サダル


「機械人形は機械人形。無機物です。
 我々はホムンクルス。つまり、人工の生命体です。
 私はマスター創造主の代わりに店主を勤めております。
 サダル・ミロンと申します。
 
 彼女に触れてみてください。
 体温を持ち、脈もあるでしょう。」
 
 
さ、と個体を指し示す。
個体は穏やかに微笑んでいた。*
 
(318) 2021/12/09(Thu) 18:25:02

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
伸びてきた手。
>>324それが、大きすぎず、むしろやや小ぶりの店長の胸に向かい…揉んだ。
顔色は変わらない。
しげしげとその手を見下ろしている。二人して。
それは怒る様なことではない。
そう、それは。
触る対象をはっきりと示さなかったのが悪い。
しかし。
 
(337) 2021/12/09(Thu) 19:47:05

【人】 『人形屋』 サダル

 
肉人形フレッシュゴーレムは単なる死体の寄せ集め。
 我々とは違う。作り方が違います。
 肉人形フレッシュゴーレムも命令があれば言葉を伝えることはあるでしょうが
 我々の様に、自発的に言葉を発したりしません。
 
 ですが…。」
 
 
眉を釣り上げつつ。
微かに語気が強いのは、確かに神経を逆撫でされたからだ。
個体は素知らぬ顔をしているが、店長は違う。
しかしふと。
抱いてしまった疑問に言い淀む。
 
(338) 2021/12/09(Thu) 19:47:40

【人】 『人形屋』 サダル

 
言い淀んで。しかし視線を元に戻す。
胸を揉んでくる手に手を重ねた。
 
 
「あなたは意地悪ですね?」

 
 
そしてしごく真面目な顔で断言した。*
 
(339) 2021/12/09(Thu) 19:49:08

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
>>342ちょっと揉みすぎではないだろうか。

そう思いはしたが一応は客人。
ガラクタとの差をと触れと言ったのは自分。
だから仕方がないが
揉みすぎでは。

 
彼が。自分の答えにどう思ったのかは分からない。
それを理解しようとするほど複雑には出来てない。
>>343それでも胸から手を外されて肩の力が抜けた気がする。
 
 
「我々の中には男性型もいますが。両性も。
 ご理解いただけたのなら幸いです。」
 
 
相手の笑顔に此方は常の表情となる。
感情の薄い、人形めいた横顔。
それが、彼女たちの常の顔でもあった。*
(361) 2021/12/09(Thu) 21:10:33

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
「確かに私は女性型です。
 それに…なんと言うか。基本形のはずですから。」
 
 
>>377自分のことを分かったと言われると不思議だ。
自分でもおそらく知らないことがあるのに。
それでも分かってきた、だから、未だわからないことの方が多いだろうけれど。
 
しかし。基本系のはずなのに、1番人間らしいのは自分なのかもしれないとも思う。
それ以上を求めながら、マスターはそれ以上を作らない。何故?
違うのか。そう問われても。
ざらりとした疑問符が思考の端に取り残された様な違和感。
 
(387) 2021/12/09(Thu) 22:06:07

【人】 『人形屋』 サダル

 
「わたし。…私は。」
 
 
サダル・ミロン。ここの店主で唯一サブネームを持つ個体。
彼らを管理し、店を経営する。
そんな私だが。彼らと同じはずである自分が。でも彼らとは違うはずで。
 
 
声音に微か、戸惑いが混じる。
なんだか言いようの無い不安に、グッと拳を握りしめた。*
 
(389) 2021/12/09(Thu) 22:06:25

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
>>407ゴーレムやオートマタと同じだと言われたなら、即座に否定するだろう。
けれど。そんな彼らと同じになりかねない部分があるとも、気付いてしまっている。
自分は自分ではなく。個としての存在ではなく。
サダル・ミロンという識別名は与えられていても。
サダルであることに変わりはなく。
にこやかな笑顔が微かな苛立ちを誘う。
ああ、これが。
客人であり。人間様、なのだろう。
 
 
「私は。わたし、は。」
 
 
ざわり。胸の奥で何か騒めく。
こんな事は記憶にもなくて。
私はすぐに答えを出せず。
 
(425) 2021/12/09(Thu) 22:58:50

【人】 『人形屋』 サダル

 
「違う。ちがう。私は…。」
 
 
>>411そんなこと考えたこともなかった。
どちらでもあり。どちらでもない。
サダルは皆の名前で。ミロンは与えられた名だ。

でもそれは私なのだろうか。
私は一体。誰、なの、だろう?*
 
(426) 2021/12/09(Thu) 22:59:43