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【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード「ダヴィード!おーいダヴィード、起きてっかあ〜!?」 どんどんどん!あなたが寝ていてもこれっぽっちもお構いなし。 朝の忙しなさが街から過ぎ去っていった後の時間、 実質あなたの世話係の男は無遠慮にあなたの部屋の扉を叩いた。 もう完っ全に地声で。 もちろんあなたは綺麗に寝過ごしてしまってもいいし、 既に何処かへ出掛けていたなんて事もあるかもしれない。 (-12) 2023/09/11(Mon) 22:32:51 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>2 イレネオ 「美味しいでしょう! ああよかった、一番好きな物を勧めるって緊張しました」 片手に食べかけのパニーニを持ちながらほっと胸をなでおろす。 先ほどまで喜色満面の笑みを浮かべていた表情は、ほのかな安堵が滲んだものに変わった。 食事中にあまり言葉を交わすことはないから、傍から見ている人物がいたとしたらあっさりすぐ食べ終わったように見えるだろう。 口元を紙ナプキンで拭いて、貴方の方にも一枚差し出す。 「お腹いっぱいになりましたか? すこし甘いものも追加しようかな、と思うんですが」 イレネオさんもどうでしょう。自らの懐から財布を取り出して、今度はこちらがお返しをする番だと暗に示す。 #商店街 (19) 2023/09/11(Mon) 22:59:01 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → コピーキャット ペネロペ「はあい!今開けますから、ちょっと待ってください!」 扉を叩いてからすぐ、部屋の奥から人がやってくる気配がある。 暫し待てばがちゃりと鍵が開けられ、部屋の主が顔を出した。 今日は寝坊を免れたようである程度身形を整えている。 「おはようございます。今日はどうしたんです?」 何の用であれ、貴方を外に立たせておくわけにはいかない。 そのまま部屋へと招待しようとするだろう。 (-20) 2023/09/11(Mon) 23:34:47 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード「おう、起きてんな」 よし、とばかりにそう呟いて。 扉を開ければ、やはり遠慮もなく上がり込んでいくだろう。 「別に大した用じゃねえよ。お前ん所は特別変わりなかったか? 近頃サツに動きがあったって噂だが」 噂の出処、日頃観光客を相手にするような仕事を主とする彼は それなりに顔も手も広いと言えるだろう。 とはいえ今は噂程度、気を付けるに越した事は無い、程度。 「無かったとしても注意は払っておけ。 それ以外はいつも通りでいい。噂に浮足立つ奴も居るだろうが… 露骨に気が逸ってる輩が居ればシメる程度でいい」 「お前ももう一から十まで指図してやらなきゃならないような 足元も覚束ないガキじゃねえだろう。とはいえ、 手塩にかけて育てた犬をパクられちゃ堪らねえからな」 御破算にされるのは御免被る、と肩を竦めて見せる。 言葉選びや物言いこそ横柄なものでこそあれ、 まだ子どもと言って良い年齢のあなたを子ども扱いしないのは 確かにあなたと、あなたが過ごしてきた時間への信頼だ。 (-24) 2023/09/12(Tue) 0:17:10 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>26 イレネオ 「少し迷いましたけれど。 自分の中での一番を避けるのも違うなと思いまして……」 もし仮に貴方の口に合わなければ、他の店が一番のお気に入りに変わり、次回はそこに行きましょうと言ったことだろう。その程度に取り繕うことは出来たが、そうはならなかったので問題にもならなかった。 「しっかりチェックしていらっしゃる。 甘いものも美味しいですよ、保証します」 味覚が合うというのはなんだか形容し難い嬉しさがある。 少なくともこの食事を提供したのは自分ではないのに、なんだか誇らしくもなるから不思議なものだ。 「ええ。少しだけ待っていてもらえますか? すぐ戻ってきますから」 #商店街 (32) 2023/09/12(Tue) 7:43:01 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → コピーキャット ペネロペ扉にはしっかり鍵をかけ、貴方の後ろを追ってくる。 「へえ、連中が仕事をする気になったってことですか? 有り難くない話ですね……」 頬を掻きながら何くれと思案しているようだが、思い当たることはなかったようだ。 「目立った変化はなさそうです。 先日のは余所者でしたし、地元の連中は静かなもので」 静かにさせた、とも言う。 「下手を踏まないようにしますよ。 折角覚えた芸を披露する相手くらいは選びたいですし」 つまりは貴方と、アレにだけ見せられたらそれでいい。 信頼されて自由を許されている分、それを親愛として返して役に立ちたい。この男の行動原理はそういう単純なものだった。 (-37) 2023/09/12(Tue) 8:13:59 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>43 イレネオ 男もまた、それを言葉にできるほどの語彙を持たなかった。当たり前にそこにあるものをどうにか大切にするのが精一杯で、それらはいつも失われてから名前を与えられた。 「まあ……それなりに」 それなりに。 一人で済ませる時ならば、食事用とデザート用にそれぞれ買って帰る程度には。 美味しいものを食べるのは、好きだ。隣に誰かがいるならなお良くて、いなくとも誰かの笑い声が聞こえる場所がいい。 「おつかいくらい任せてください。 泣いて名前を呼んだりしませんよ」 フレーバーの選定も任せてもらおう。 さっぱりとしたもの、甘いものの2種を買ってきて選んでもらうのがいいか。 そんなことを考えながら小走りで商店街に走っていった男は、5分と経たないうちにレモンのジェラートとチョコレートのジェラートのカップを貴方の目の前に差し出すだろう。 #商店街 (51) 2023/09/12(Tue) 13:38:57 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>54 イレネオ 食べ物は分かりやすく人間を幸せにしてくれて、それは時折愛情の代用品となる。 目に見えないものの代わりに煌びやかな宝飾品を贈ることもあれば、温かなスープの一杯を差し出すこともある。 そのあたたかさに男は貪欲だった。 小走りで駆けて行く間に考えは巡る。 貴方の好きなものはなんだろう。次は教えてくれるだろうか。 こんな話をするのは初めてだから、変に思われていやしないだろうか。 定番のフレーバーを用意してもらって、両手に感じる冷たさにまた急かされる。 誰に叱られるでもなく、人のために急ぐのはやっぱり好きだ。 「只今戻りました。 えーと、その通りです。レモンと、チョコレート。 どちらがお好きですか?それとも、両方?」 両方、と問う男の顔はいたずらっ子の顔だ。 勿論ジェラートのカップは小さいものだから、両方と言ってもあっさり食べられてしまう量だが。 #商店街 (66) 2023/09/12(Tue) 19:27:55 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード「あっちが俺達に代わって、マナーのなってない余所者を とっちめてくれるってなら有り難い話なんだがな」 とはいえ、そうはなっていないから、或いはそれだけでないから。 こちらはこうしてあくせく日陰で働く事になっているわけで。 これからもあまり期待はできそうにない話だ。 「そりゃあいいや」 あなたの近況報告と、続く言葉にそう返し。 後は何かあったかな、と思案する。 「あー、アレさんが店に顔出せってよ。 あの人に頼むまでもないものなら俺が用立ててもいいが、 必要なモンあるなら纏めとけ。そんくらいだな」 勝手知ったる我が家のように適当な所に落ち着いて、 我が物顔でそのまんま。きっとそれがいつもの事だろう。 懐に入れた相手に対する距離感というもの。 (-60) 2023/09/12(Tue) 19:29:42 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → コピーキャット ペネロペ「お仕事をする気になったのなら、 代わりにそのくらいやってくれてもいいんですけどねえ」 余所者が分を弁えずに大はしゃぎする度、それをなかったことにするのにどれだけの労力がかかることか。 やれやれとため息をついても現実に変わりはなさそうだった。 「アレさんが?分かりました。 メモあったかな……」 貴方がひと所に落ち着いたのを見てとれば、何くれとメモに書き付けを行いながら茶なり珈琲なりの一杯が提供されることだろう。 貴方の好みは何だったろう? いつぞやに好みを教えておけば、きっとその通りのものが出てくるだろう。 (-66) 2023/09/12(Tue) 22:04:36 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィードこの男には、実際のところ。 ただ一つ『酒』それ以外には飲食の好みらしいものは無い。 裏返せば嫌いなものもそう無いという事だ。 とはいえ先も名前の出た人物のコーヒーの練習台にされるからか、 よそでは紅茶を飲む事が多い。 「暇なら行くか?今日」 思い立ったが吉日、でもないけれど。 俺も行くし、と。ひと所に収まり、恐らく肘でもつきながら。 何なら一日暇にしてやってもいいけど、と。 そう付け加えるのは上司特権だ。横暴とも言う。 (-74) 2023/09/12(Tue) 22:38:41 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → コピーキャット ペネロペ残念ながら酒の提供はされなかった。 代わりと言わんばかりに提供された紅茶の一杯は、アイリッシュモルトの香りが漂うミルクティーだ。 角砂糖も添えられている。 「っ、いいんですか? 是非!」 嬉しいです、と顔に書いてあるような顔をしてから。 少しだけ視線を彷徨わせて、昨日も報告のみで見回りが出来ていないですから、と付け加えた。 (-82) 2023/09/12(Tue) 23:27:06 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>80 イレネオ さて、本当のところはどうだったのだろう。 走って行って、デートかとジェラート屋の主に揶揄われて、いいから早く用意してくださいなんて宣って、そこからまた走って戻ってきたのかもしれない。 そう離れた距離ではないが、こればかりは貴方の知らない話。 「いいえ?困りはしませんとも。 こいつが少し行き場を失うだけですよ」 ひらりと取り出したのはジェラート用の木匙。 よく見れば、差し出されているカップには木匙が添えられていない。 どちらも!と言えばジェラートだけが手に入ってしまいますよ、という意地悪……悪戯である。 #商店街 (84) 2023/09/12(Tue) 23:53:09 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード酒が出て来ないのは百も承知。 とはいえ出てきたものはそれに近しい香りを漂わせて。 洒落たものを好むようになったのか、わざわざ用意したのか。 「おー。じゃあ準備しとけ。 後で現地集合したいんでもなきゃ、これ飲み終わるまでにな」 これ、と片手に持ったティーカップを少し高くに。 飲み終わるより早く準備が終わっても、遅く準備が終わっても。 実際の所は冗談一つで済む程度のもの。 (-87) 2023/09/12(Tue) 23:59:26 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード/* きりのよい所でお店のタグ付けて全チャに移行しようかなあと思っています。 ウィーン…… (-88) 2023/09/13(Wed) 0:00:49 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → コピーキャット ペネロペ男の部屋には数種類の茶葉、珈琲が備え付けられている。 それらは洒脱を求めて購入したものと言うよりは、必要に駆られたという点が大きい。 今日のような。 「ではちょっと失礼します…… エーッ 新しいシャツあったっけ!?」 貴方から少し離れ、主に寝室としているであろう部屋へ。 クローゼットと格闘する音と、やや大きなひとりごとが聞こえたり聞こえなかったりするだろう。 (-107) 2023/09/13(Wed) 7:34:08 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>88 イレネオ うんと幼い子どものようにジェラート屋の前で足踏みをしていたかもしれない。 気がはやり過ぎておつりを忘れかけるなんてこともあったかもしれない。 そこにあるのは絵本のような、なんともやさしい想像だろう。 「ふふ、溶けちゃう前にどうぞ。 こちらも進呈いたしましょう」 上目遣いにくすくすと笑い、恭しく腰を折って貴方にレモンのジェラートと木匙を手渡す。 悪戯が終われば隣に座り、二人でデザートの時間だ。 #商店街 (97) 2023/09/13(Wed) 8:51:48 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「ダヴィ〜ド」「いる?」 アジト内。 片手に中身の入ったビニール袋をぶら下げて、 貴方のいそうなところを見て周っていた。 特に、というか全く急ぎの用事ではないので、見つかったらラッキーくらいの気持ちだった。 今日はあまり頼まれ事もしていないので、割合暇なのである。 (-124) 2023/09/13(Wed) 10:00:18 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「ロメオさん。 どうしました?また何か、用事でも?」 男はアジトの片隅、机に向かって地図を広げていた。 ペンで何事かを書き込んでいるのを見るに、近辺の「見回り」の成果の整理でもしていたのだろう。 貴方の顔を見ると、それらはくるくると丸められてアジトの片隅、のさらに片隅に追いやられた。 (-145) 2023/09/13(Wed) 13:23:46 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「あ。いた」 「や、別に仕事の話じゃなかったんだけど。 なんか邪魔した?悪いね」 追いやられた地図を目で追うのもそこそこに、 ロメオは手に持っていた袋をどさ、と置いた。 「もらいもんのパンが余っててさー……食う?」 「結構あんだよ、食わねえとダメになるっつって。 今日限定の奴とかも混ざってっから一人で食うのもったいねえかなって」 息抜きにどうよ、と貴方の顔を見た。 パンと言うのは日中ロメオが働いているベーカリーの物だ。 もちろん断ってもいいのだが。 (-173) 2023/09/13(Wed) 20:34:12 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>116 おふたり 「アレさーん、お邪魔しますー! あっ、ビスコッティがいいです……」 そわそわと落ち着かない様子で連れられてきた男が後ろに一人。 引っ張り出した新しいシャツと急いで磨いてきた靴を確かめたり、片付けを手伝った方がいいのかと視線がせわしなくうろうろしている。 (120) 2023/09/13(Wed) 21:11:38 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「いいえ、自分の頭の整理用ですから。 ……ははあ、それはまた大変そうな」 どさりと机に置かれた袋を見やる。 そこそこの重量がありそうなそれは、なんともありがたい言葉とともに届けられた福音のように感じられた。 「なるほど。食べます! 中身、見てもいいですか?」 そわそわ。即答と共に待ての姿勢を取っている。 年ごろがゆえに、いつだってはらぺこなのだ。 (-180) 2023/09/13(Wed) 21:17:14 |
【神】 門を潜り ダヴィード『是非、末席に連なることをお許しいただければと思います。 とてもとても楽しみにしています!』 「アーッ クリーニング?また? 靴……は磨くか……今から? やるか!」 楽しみにしている気持ちと比例して、身嗜みにかける費用は比例していく。 誰にも聞こえない悲鳴が自室に木霊した。 #ノッテファミリー (G7) 2023/09/13(Wed) 21:22:46 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>121 >>122 気を使わせてばかりではだめだ。促されるままに大人しく座る。 ビスコッティをかじり、時折提供された珈琲に浸しながら貴方達の話を聞く。 「ええと、こちらもいつも通りです。 最近は皆大人しくなってきてるので、誰も怪我してません」 「アマラントってバーですよね。 ご飯だけでも行っていいものですか?」 煩いことを言いはしないだろうかが、店に迷惑がかかるのはよくないため。 「噂があるみたいですね。 ……おふたりとも、何かあれば絶対呼んでくださいね。 何をしてても飛んできますから」 #Mazzetto (123) 2023/09/13(Wed) 22:03:04 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「なら良かった。好きなだけ持ってきな」 食べると聞けばすぐに表情を緩め、 それから躊躇いも無く机の上で袋をひっくり返す。 そこからごろごろと溢れてきたのは、チーズのフォカッチャやら、カスタードたっぷりのスフォリアテッラやら、ドライフルーツを混ぜ込んだグバーナやら。 食事パンから菓子パンまでよく揃っている。 確かにこれは一人で食べるには多いかも、と言う印象を抱かせるかもしれない。 「あ。ブリオッシュあんじゃん、ジェラート挟んで食べるとうまいんだよな」 「なんか持ってくるか?バターとか……」 (-198) 2023/09/13(Wed) 23:00:09 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>138 >>139 カフェ 「ガソリンでも何でも。 やれと言われればやりますよ?」 軽口に少し緊張をほぐし、力こぶを作ってみせる。 筋骨隆々とはいかないにせよ鍛えてはいるのだろう。 「大人しくお家に篭ってます。 言いつけを破っていいことなんか今までひとつもなかった」 犬はしっかり飼い主たちの言うことを聞く。 そういう風に育ってきたし、それが幸せになる術だと知っているから。 「車……は、いただいても乗れないですね。 ああでも、いつか3人でお出かけとか……いいなあ」 何やら別に思いを馳せている。 時が来れば免許を取る気が少し出たのかもしれない。 #Mazzetto (140) 2023/09/14(Thu) 7:11:03 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「ウワーッ 量、量!! これは一人では大変だったでしょうね」 転がり出たパンをひとつ手に取り、しげしげと眺める。 おそらくは食事用のチーズが入ったもの。 「バターも欲しいですけど、こいつら。 温めて食べたいところですね……」 流石にアジトにレンジやらトースターは……あるのだろうか? あったとしても、下っ端が使っていいのだろうか? そんな葛藤がありありと現れている。 (-238) 2023/09/14(Thu) 7:32:11 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>132 イレネオ 「はは〜」 一度は取り繕った格好つけた動作もすぐ剥がれた。 持ち上げられたカップには『gattino』の文字とデフォルメされた小さな猫のイラストがある。 「子猫ちゃんからの贈り物ですよ」 なんてくすくす笑った。 穏やかで長閑な時間が流れていく。 #商店街 (143) 2023/09/14(Thu) 8:46:20 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>145 >>146 カフェ 「操作説明書……教本とか?読んでおきます。 いつかお二人を乗せられるように!」 私有地ならば練習もできるだろうが、万が一借りた車に傷でも付けたらその日は精神がズタボロで使い物にならないだろう。申し訳なさすぎる。 「……ないです。大丈夫です。 ちゃんとご飯も食べてますし、元気です。 アレさんもしっかり食べて、寝てくださいよ」 喉から「今度のファミリーの食事会に着て行く服が」なんて言葉が出かかったが、やめた。 貴方たちから与えられているものと、自分が稼いだ金で日々の生活は賄えている。 「ご馳走様です、ありがとうございます」 珈琲のにおいが好きになったのはこの空間のお陰だろう。 好きな匂いが充満する空間に、大好きな2人がいる。 改めて言うには機会もへったくれもないこんな状況だから、口にこそ出さねど。 男は心底幸せそうにふにゃりと笑った。 #Mazzetto (148) 2023/09/14(Thu) 17:19:08 |
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