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【秘】 路地の花 フィオレ → マスター エリカ/* Ciao,熱中症のエビです。 こちら妖花ですが、絆先が テオドロさん に決定いたしました。首に縄引っ掛けます。よろしくお願いいたします! (-3) 2023/09/14(Thu) 21:24:21 |
【人】 路地の花 フィオレ「…どうしたのかしら」 今日はスラムの子供たちに会いに行ってから、バーの手伝いに行こう。 そう決めて、街中で買った大量のパンを抱え歩いていた。 いつもとは違った雰囲気のざわつきに落ち着かなさを覚えながら、皆一様に新聞を手に噂話に花を咲かせているようで。 不安げな声と、嘲笑の声がそこかしこから耳に入る。 「ごめんなさい、一部もらえるかしら」 快活な青年から朝刊を一部受け取って、ありがとうと微笑み。 早足でスラムの方へ。 学のない彼女には、難しい単語は理解できない。 ただ、それでも。 「……何、で…」 同じファミリーの人間が、逮捕されたことくらいは分かって。 スラム街の入り口で、しばし立ちすくんでいた。 #街中 (1) 2023/09/14(Thu) 21:40:41 |
フィオレは、踵を返し、アジトの方へ駆け出した。 (a0) 2023/09/14(Thu) 21:45:23 |
【秘】 マスター エリカ → 路地の花 フィオレ/* 絆先の報告ありがとうございます! テオドロですね、確認しました。 首に縄ひっかけとる…思い思いの関係性を築いていってくださいね! Ciao〜! (-12) 2023/09/14(Thu) 21:57:10 |
【妖】 路地の花 フィオレ不安に駆られて『会いたい』なんて。 バカみたい。……バカみたい。 だけど。 「……しょうがないじゃない」 「会えなくなるのは、嫌なんだもの」 ($0) 2023/09/14(Thu) 22:39:09 |
【神】 路地の花 フィオレ>>G20 ルチアーノ 「あなたのせいじゃないわ、街にいる時から……全然、何が起こってるのか分からなくて」 「……ガイオが捕まったことしか、読めなかったの」 新聞の見出しさえも読めない。専門的な用語は一つだって理解できない。文字すら読めぬ、学のないスラム育ち。 だから、せめてそれだけ教えてくれればいいの。と言って。 しばらくそのまま背を撫でられている。その温かな掌は、いつだって自分を落ち着かせてくれるものだ。 「大人しくって、……どこまで?」 「だって、ガイオは何か派手なことをしたわけじゃない…でしょう?いつだって、賭け事の話をしているばかりで」 一市民らしくいればいいのか、アジトから出ない方がいいのか。 それすらも、自分で判断が出来ないのだ。ファミリーのお荷物になりたくない。ここが、自分の居場所だから。 #アジト (G22) 2023/09/14(Thu) 23:48:48 |
フィオレは、抱えたままだったパンは、アジトのどこかの部屋に置いてきてしまった。 (a3) 2023/09/14(Thu) 23:55:02 |
フィオレは、その部屋は今頃、焼きたてのパンの香りでいっぱいになっていそうだ…… (a4) 2023/09/14(Thu) 23:55:42 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ全ての予定を白紙にして。 落ち着いた頃。昼よりも後の時間。 また、女が一人庭園に姿を見せていた。 先日とは違って、ライダースーツのような服にホットパンツ。足元は黒のエナメルショートブーツ姿。 あまりこの辺りではしない格好だ。殆ど仕事や夜遊びの時にしか着用しないもの。 「………」 不安げに揺れる瞳が辺りを見回して、いつものあなたの姿を探す。 今は可憐に咲き誇る花々を愛でる余裕も、ないのだった。 (-57) 2023/09/15(Fri) 0:01:45 |
【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ「なんですか」 「焦らずとも秋の花はこれからが盛りですよ」 当たり前な事だが、今日はどこか落ち着きのない人影が多い。 いつも手玉に取ってくる女も例には漏れず。 ここまで来ると自分が異常なのかとさえ思う。 毎度の如くワインレッドのエプロンを纏っていて、 変わらず花の世話に従事しているところだった。 (-71) 2023/09/15(Fri) 0:33:26 |
【神】 路地の花 フィオレ>>G25 ルチアーノ 「……」 噛み砕いて伝えられたことを理解するほどに、表情が曇っていく。 全ての人間ってどこまで、とか。こんなの理不尽じゃない、とか。色々言いたいことはあったけれど。 まだ誰にも分らないだろうことだと思ったから。 ある程度の説明が済んだタイミングで、新聞を覗き込むような体勢から背中のあなたに体重を預ける形になって。 理解出来たところで、納得できるわけもなく。途方に暮れたような顔は変わらない。 「全く外に出ない、なんてことは難しいわ」 「詮索しないように、一市民として過ごすならきっと外に出ても大丈夫なのよね……」 子どもたちには会いに行かないと。急に姿を見せなくなる方が不自然だろうし。 女も思慮深くないとはいえ、考えなしに危険に身を晒すほど馬鹿でもない。 閉じこもっていろと命令でもされなければ、外に出ていくつもりだった。 「そうね、……皆、不安だと思うし。一度落ち着く時間は必要だわ」 「お店は流石に、ファミリー傘下のところがいいのかしら……ううん、美味しいお店のご飯を持ち寄ってアジトで食事会もいいのかも」 これもロメオと相談しておくわ、と前向きな返事。 実のところかなり楽しみにしていたものだから、中止にせざるを得ない状況にはなっていないことには安堵している。 #アジト (G27) 2023/09/15(Fri) 1:04:52 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「テオ」 ああ、良かった。会えた。 あなたを見つけた時の女の表情は、これまでにないほど安堵に満ちた笑み彩られている。 落ち着きのない様子といい、やはり普段とは違う様子を見せていた。 「そうね、これからもっと綺麗になっていくのでしょうね」 秋真っ盛りの庭園が今年もまた見たいと願う。 本当に、何事もなくあればいい。 「………」 少しばかりの空白。 はあ、と小さく息を吐く。 あなたの横にしゃがみ込み、低い位置の花に視線を向けるようにして。 口元は笑みを象ったまま、意を決して口を開く。 「ねえ、テオ」 「話があるの。…花の手入れが終わったら、少しだけ時間を貰ってもいい?」 (-83) 2023/09/15(Fri) 1:16:04 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ「私の気が済まないもの。 性分みたいなものよ。何かを貰ったら返したいなって思っちゃうの」 「だから、何かほしいものとかあったら聞いてあげる」 義務感などではなく、返したいから返すのだと。 良いものを貰ったのだから、何かを返さなきゃ収まらない!といった感情から来たものだ。 ね、美味しいわよね?とあなたの口から漏れた声に、くすりと笑ってみせる。 「全然凝ったものなんか求めないわ!ロメオがいつも食べてるようなものがいいの」 「じゃあ、作った時は教えてくれる?予定合わせるからっ」 ぱあっと歓喜に表情がまた明るくなって。 約束よ!なんて、無邪気に笑ってみせる。人を振り回すことばかり得意な女だ。 「お酒に魚にスイーツに……これ、全部満たせる場所あるのかしら?」 「アジトに、美味しいお店のテイクアウト品持ち寄った方がいい気もしてきたわね」 予約はしてくれるというから、最終的にはあなたに決めてもらうことになるんだろうけど。 とりあえずこの場ではこのお店!と決めきることはないだろう。 まさか、この後自分たちの身柄が脅かされる羽目になるなんて思わなかったのだし。 (-102) 2023/09/15(Fri) 3:15:25 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ「言ってくれればいつだって貸してあげるのに」 「そうなの?そういえば最近もまた、忙しそうにしているものね」 存外素直に頭を預けるのを見て。ぱちぱちと瞬きをしたのち、よっぽど疲れてたのねと微笑んだ。 あなたの短い髪を白く柔らかな手が優しく撫でる。子どもを寝かしつける時のような手つき。 今この時くらいは、全てを忘れて休んでくれたらいいと思って。 「ラウルが気の毒なのもそうだけれど、私もあんまり家にいないから…」 「安心できるところがあったみたいでよかったわ、健やかに育ってくれるといいわね」 夜遊び娘なものだから。自室にはあまり滞在することがないのだった。 それにしても、今までの保護猫のことを思えば。ラウルがアレルギーを発症することも多かったんじゃないだろうかと思う。気の毒に…… 「私は相変わらず悩みもなく元気にやってるわ。 予定が増えるってことは、暫く夜の添い寝は出来なくなっちゃうのね」 「なーんて。欲しい情報って、私に言えるようなもの?」 (-103) 2023/09/15(Fri) 3:31:27 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ「俺こそお前が夜のお供が欲しいのなら、いつだってこの身は貸すさ」 抱きまくらになるような気分で貴方との添い寝の時間を告げればやってきた質問に片目を開ける。 「そうだなあ。一つは、……避難できる場所があるか、だ。 アジトにいれば危険な目に合わないかどうか。 お前やラウル達を守ってやれるかどうか。 上の連中みたいに格闘が得意でもないもんでね、 いざという時は俺のほうが足を引っ張るかもしれん。 そういう時に情報は役立つ、逃げ道も戦い方も地の利をもって居るほうがずっと楽だ。 そして、……その時はアジトや俺の傍以外の場所にお前たちは逃げなくちゃあならん。 あくまで襲撃や非常事態の話だ」 まるで天災がもうじきやってくるかのような予言をすれば、極々真面目に避難訓練の話をする。 逃げなければいけないときは場所にこだわってはいけない、一つの縄張りにこだわり続けていれば身を滅ぼすと。 「何があるかわからん。 今のうちにお前が安心できる場所はいくつも作っておけ。 景色がいい場所でも好きな男の場所でも良い、金なら用意してやろう……別荘みたいなもんだな? 帰ってくる家はここ、だからな」 だから、 この場所が安心できるか調べたい。 敢えてスパイや裏切り者を探すような言葉を貴方の上司は飲み込んで口に出さなかった。 (-105) 2023/09/15(Fri) 5:08:37 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ「あー……性分なら仕方ねえやな」 そういう事なら、とようやく妙に素直に頷いた。 自分の性分にもその覚えがあったからだ。理解できる。 笑みにはいつもより幾分か柔らかい笑みを返した。 普段そんなに人には向けない表情だが、自覚はあまりない。 「食いつき良いな……」 「わかりましたよぉ。じゃあそん時はあんたの分も。 あんまり味に期待はしないでよ」 仕方ないなとでも言いたげに、約束の言葉にそう返す。 手作りの料理を食べたいと言われている辺り、 そういう信頼はされているんだろうと思う事にした。 ハナから薬も毒も盛る気は無いが。 「あ〜……あるある。そういうレストランのデカい部屋借りりゃ大丈夫でしょ。 持ち込みOKの所……」 「あ、それも良いな。せっかくだしそうしますか」 頭でいくつか候補を立てつつ、テイクアウトには賛同し。 ピザを食べ切れば手を拭いて携帯で店のページをブックマークした。 起こる波乱の事もまだ知らず。 呑気であるのか、それともそれだけ強引な法案であったか。 (-115) 2023/09/15(Fri) 8:03:54 |
【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ「本当に何ですか?あなたらしくもない。 ……本格的に忙しくなるのはもっと後でしょうし、 まだ差し上げられる時間はそれなりにありますよ」 軽口を交えて、こちらはやはり、 あくまでいつも通りで振舞おうとしている。 動揺をするのは決して自分の役目なんかじゃないから。 「手入れは前日に粗方済ませたので今からでも大丈夫です」 「それに一日くらい俺がサボっても文句は言われないでしょう」 話の続きが気になりはしたので、花の世話を早々に切り上げるつもりで。ここで早く本題を言えと宣うのも、あまり粋な男のそれではない気がしたし。 (-162) 2023/09/15(Fri) 15:46:05 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「私だっていつも同じようにいるわけじゃないのよ、女っていうのはいろんな顔を使い分けるものなの」 あなたがいつも通りにしてくれるのなら、こちらも段々いつもの調子が戻ってくる。 軽口を返し、あなたが乗ってくれそうなのを感じて立ち上がる。 「テオはマメすぎるのよね」 「1日と言わずもっと人に任せたって良いのに」 だからこそ好感を持っているのだけど。 あなたが準備出来るのを待ってから、「人気の少ない場所に行きたい」と伝えて。 だから、今回向かうのはきっとカフェのようなところではなくて。 あなたから提案がなければ、海沿いの道を歩いたりするのだろう。提案があれば、そちらに乗るつもりでいるようだった。 (-171) 2023/09/15(Fri) 18:17:12 |
【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ「はあ〜怖いことを聞いてしまった。 秘密は女の魅力、明らかになった狡猾さは女の鈍器です」 そうと決まれば手早く片付けを終える。 もっと任せればという言葉には今更反応するまでもないので、親愛の気持ちを込めて無視をしていく。 「で、本題は?」 「まさか、ただ散歩がしたいというわけでもないでしょう」 歩き出して、すぐ堪えきれずに催促してしまう。 別に散歩がしたいからって文句は言ったりしないのだが。 (-182) 2023/09/15(Fri) 19:28:12 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「可愛くても大人なんだから、もっと気を付けて接してくれなくちゃね」 くすくすと笑う。楽しそうな姿はやはり、いつも通り…のようにも見える。 今日はあなたを自分の一歩後ろを歩かせるように、先を進んでいく。 「もうちょっと待って」 表情は見せないまま。 海風が頬を撫でる。日差しはまだ強い時間帯だから、静かと感じるほどでもない空気感。 車もほとんど通らないような道を進んで、不意に足を止める。 「今、街が賑やかじゃない?」 「……テオは、どう思ってるの?」 あなたが反社会組織の人間と関わりがあるなんて思わないけど、なんて言うのは茶番だけれど。 だって、目の前の彼女こそが。 (-203) 2023/09/15(Fri) 22:21:12 |
【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ仕事柄、多少なりは警戒をしている。 風情を僅かに感じながらも、気を張って、 決して法の番人であることを怠らないように。 「腹立たしくは思いますが、 自分ひとり逆らったって何も変わりません。 幸い……動きたがりがいくらでもいるから、 俺のところにまで仕事が回ってくるようなことはなさそうですが」 元より警察やマフィアだのの肩書に拘りはなかったのだ。 仕事はしてやるが、道理がなっていないとも思っている。 「別に。俺は俺のやりたいようにやるまでですから。 捕まるんだったらそれまででしょうよ」 (-226) 2023/09/16(Sat) 0:45:04 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「……腹立たしくは、思ってくれるのね」 ほっとしたように息を吐いたような音。 これまで意識的に職業を尋ねたことも、自分の立場を話したこともなかった。 あなたは丁寧に花のお世話をしてくれる人で、自分は花を愛するただの女で。 だから、あなた個人が取締法に賛同するような姿勢を見せなかったことが救いだった。 「……やりたいようにやるのは、素敵なことよ」 「でも」 ▽ (-253) 2023/09/16(Sat) 4:44:09 |
【妖】 路地の花 フィオレふわりと香る花の匂い。彼女のそれは甘くて、内側から支配しようとするかのよう。 日ごろから、捕食するための聞こえのいい言葉を振りまいて。 ねえ、だから言ったのよ。 もっと気を付けて接しなきゃダメだって。 ごめんね。こんなやり方になっちゃって。 ($1) 2023/09/16(Sat) 4:46:30 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ振り返って、あなたの腕を掴む。 掴んだ腕ごと強く、抱き込んでしまおうとして。 「一人で、捕まってしまわないで」 「テオに会えなくなるのが、一番嫌なの」 そんなことに自分を擲つくらいなら。 どうしてもやりたいことをやるというのなら。 「私と、一緒にいて」 「私を、守って」 「……それがだめなら、せめて2人で捕まりたい」 お願い、と腕を背中に回すことが出来たのなら。彼女の手があなたの服を掴む。 その手が小さく震えているのが、つたわったかもしれない。 (-254) 2023/09/16(Sat) 4:56:04 |
【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ「はあ」 花の香がした気がする。路傍に咲くそれではない。 押し付けられた花束のような、意識を逸らせないもの。 「いいですけど」 拒めない。親しい人間を守れない、なんてことがあってはならない。今も己を蝕んでいる自己価値の証明。 喉元に切っ先が突きつけられたような感覚を、努めて呑み込んで、淡々とした言葉で返す。 目の前を見ているようで、 遠い何かのリフレインを感じている。 それだけ、根深い人生観を突き、穿り返されている。 「どうなっても知りませんよ」 「俺はあんたほど、この関係に思入れはないんだから」 無いとしても、守ろうとしてしまう。 全体の最適のために己を擲つ人間ならば当然のことだ。 (-262) 2023/09/16(Sat) 11:54:11 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「ああ、」 「よかった!」 ぱ、と密着していた身体を離して。 ヒールでいつもよりも近い位置にある顔を見上げる。満面の笑み。 そう言ってくれるだろうと分かっていたかのような。 背に回していた腕は、後ろ手に。 手の中に隠した小さな注射器は、ポケットにするりと仕舞われた。 「どうなったっていいわ。あなたがいなくならないのなら」 「"あなたが何しようと勝手に喜んでる女"で、変わらず物好きなんだから」 目を細め、口元がにまと弧を描いた。 女は色んな顔を使い分けるもの。 傍に寄せたが最後、蔦を絡みつかせて逃がさないように。 「それでね、私にも守りたいものがあるの」 「テオが私を守ってくれるなら、安心して意識を向けてあげられるわ」 自分よりも立場の弱い、小さな命。 この町にはたくさんの、恵まれない子供たちが暮らしている。 もし、養っている大人が捕まるような事があったら…と思うと気が気ではないのだ。 「加えてより安心を取るなら、出来る限り一緒に生活できたほうがいいんだけど……」 新しく用意した方がいいかしら、なんて唇に指を当てて。うーんと声を上げている。 あなたの事情を置いて、話がどんどん進んでいく。止めた方がいいだろう。 (-272) 2023/09/16(Sat) 16:27:39 |
【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ「……ああ」 今見せた、害意とも言い難い何かの気配に、 首筋を這うかのような鈍い警鐘がした。 ほんの僅かでも不自然な動きの名残を見せたならば、周囲にも、勿論あなたにも警戒していた男は、何をしようとしていたかはともかくつぶさに感じ取って。 そして余計な衝突のないように黙って──線を引きなおす。 今度は、外側に。 「今俺にリードを付けておくのは良い判断じゃないですか。 俺にも……変に自分の命を使い潰さなくて済むという点で、しっかりと利がある」 不可解には思わない。証拠に今自分は笑っている。女であれ男であれ、水面下で駆け引きをするのは当然で、嫌いではなかったから。 男は時には知らぬふりをしてでも相手を悦ばせてやるべきだ。 枯れるまで面倒を見てやる。それが甲斐性というもの。 「住所でも教えてやりましょうか? 来たけりゃ来ればいい。何もありませんけどね」 ただ好かれるよりも、価値を見出されるほうが、 こちらにとってはよっぽど上等に思えた。 (-274) 2023/09/16(Sat) 16:49:49 |
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