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【人】 オーク フォボス 圧縮された音は身体を震わせる。はずだ。 鼓膜を震わせ、身体の芯にまで届ける一撃。のはずだ。 初めて使うから効果がでるかはわからない。 正直、これに対処されれば打つ手はない。 決まれと祈りながらフォボスはターコイズを両手でがしっと抱きしめる――鯖折りの体勢に入るつもりで残りの数歩分を駆け抜ける* (323) 2023/06/24(Sat) 21:10:27 |
【秘】 オーク フォボス → 2回生 ターコイズ 壊れないらしいが実際壊れたし自信はないようだった。 経年劣化はありそうだ。 何せキャメロットはとても古い。 ぼろぼろなのは仕方ないかもしれない。 えらいと褒めらえると相好を崩して笑う。 やっぱり褒められるのはいいなあと呑気なものだ。 「さいのーの差は、わかるけど、わかんない。 いいところ、伸ばせば、いーよ。 オレはこの肉体!」 問題は自分よりも質量が大きい相手だがそういうときに技が必要になるんだなあと知っている。 そして届かない相手を掴むのもまた技だ。 潜水で培った肺活量も、この速度も。 才能ではなく努力で手にいれたものだから** (-146) 2023/06/24(Sat) 21:23:58 |
【人】 オーク フォボス―飼育馬:氷の君と― 種族としてのオークの才能と言えばその膂力とどんな種族の女の子とも子どもを作れるというくらいだ。 ――師により身体に埋め込まれた魔術回路は少ない魔力を効率的に扱えるようにするためのもので、精神抵抗力が皆無とも言えるのは元来耐性がないからにすぎない。 意地と気合と努力と根性で>>329その言葉を引き出し、一年で覚えた技術の全てを注ぎ込み挑んだ。 それが新たな可能性とは思っていないのはフォボスらしいところだろう。 「わーい! わーい! やったぞ! オレが! 勝ったぞ!」 有効射程は丸太よりやや長い程度の魔力を伴った咆哮は>>330予想外であったろうし>>331タリィの驚愕の表情が物語っている。 腕の中にいるのだから勝負は決したと思っている。 (335) 2023/06/24(Sat) 22:11:06 |
【人】 オーク フォボス「あれ、なあタリィ…………。 オレの勝ちだよな?」 勝ったら愛称で呼ぶと決めていた。 咆哮で叫んだのはターコイズの愛称である。 勝利を確信していたが何らかの方法で音が届かないようにされればそこで詰んでいた。 例えば、自分自身を氷で包み込む、などだ。 魔法の効果は弾いたが物理は弾けない。 これもこれまでの対処の意志外のことだったろう。 尋ねながら嬉しそうにタリィを抱き上げて、 そういえば咆哮を受けるとくらくらするよねとそのままの体勢でじいと見つめることにした。 (336) 2023/06/24(Sat) 22:11:34 |
【秘】 オーク フォボス → 2回生 ターコイズ 見つめるファボスの眼差しは熱いものがある。 これまでいいこいいこと褒めてくれたタリィを自分の女にするのだから別の意味で身体は熱くなっていく。 才能を凌駕するかもしれないと言ってくれたが、 努力と組み合わせで力は何倍にも増すのだと示せたろうか。 正々堂々ではあったが意識外の攻撃が多かったので次は効かないだろうが―― 「タリィはきょーからオレの女だぞ。 きょーからはオレが護ってやる」 ふんすと意気込んで捉えた氷の君の冷たさを熱量で溶かしていこう* (-152) 2023/06/24(Sat) 22:11:46 |
【秘】 オーク フォボス → 2回生 ターコイズ「うん! オレも負けないぞ! タリィはずっと、オレの女にするからな」 顔はあげてくれないがフォボスの勝ちでいいようだ。 負けるときも潔い、いや、答えは素直ではないがそれはそれで可愛いからいい。 負けず嫌いなのは知ってるしそこもいいと思っている。 髪の毛なんて動けば乱れるものだ。 髪の毛を乱す程に真っすぐに打ち合ってくれたことに感謝する。 身体を抱きしめながら頭を撫でる。 「タリィはいい女だぞ。 強くて、優しくて、かっこよくて、 可愛いからな。 強い子が生まれるだろ。 オレは楽しみだ」 (-159) 2023/06/24(Sat) 22:55:11 |
【人】 オーク フォボス 囁くにしては大胆な物言いをしたフォボスはまだくらくらしているタリィをそのまま抱き上げた。 相対したまま座れるようにお尻の下に腕を入れて飼育場付近の人目のつかないところ――着替える小屋ならだれもこないだろう、多分。 落ちていた杖と買っておいたご飯を頭にのせて、ほいほいと乙女を一人拐かす。 場所の異議申し立ては聞き受けたが最早歯止めなんて効きはしない** (351) 2023/06/24(Sat) 22:56:26 |
【人】 オーク フォボス―飼育場:タリィ― 一度負けたからと言ってずっと負けるわけではない。 >>357それはフォボスが示したことで、次はフォボスが追われる番だ。 追われることは慣れている。 追い付かれないように駆け抜けなければならない 相手も次に勝つために努力してくるのだ。 フォボスは勝つまで諦めないつもりだった。 この後も続いたとして魔力が残っていない状態でどうやって勝つかを考えて、もしも負ければ次に絶対勝つと決めただろう。 先のことはあまり考えていなかった。 目の前の夢だけを追いかけている。 タリィから異議申し立てがなったのでそのまま着替え小屋へと連れ込んだ。 魔法生物たちがのんびり草を食んでいたが今日は干し草ロールを運んでいないと見るとあっさり興味を失い草を食みに戻っていた。 小屋の中には大型の子も休める場所もあるだろう。 よいせと腰を降ろすと縋るように抱きついてくれていた身体を逞しい太腿の上に降ろて座ってもらう。 そう言えば腕からは血が出ていたからもしかするとフードは血で汚れてしまったかもしれない。 座ったタリィを上から見つめて、にんまり笑みを浮かべた。 (369) 2023/06/25(Sun) 0:12:44 |
【秘】 オーク フォボス → 2回生 ターコイズ「タリィ、今からなにするかわかる?」 ずっとと言ったがこれからも負けない努力を積み重ねてずっと勝ち続けるという意味でもある。 また頭を撫でながら尋ねて、先程とはちょっと圧が違うなと首を傾げる。 さっきはタリィから頭を擦り付けていたと気づくのは少し掛かる。 「こけこっこじゃないぞー? 子作りだぞ。オレは、タリィを抱く」 うん、子どもが何人も生まれるだろうが世界が終わるまで一緒だ。 仲間になって身内になって家族になるのだ。 オーク的意味なのでやや家族の意味合いはヒトとは異なるのだが、あまりにもきょとんとした表情が何もわかってくれていなさそうで、それが可愛くて頬を指で撫でながら明確な言葉を投げかけてまた反応を待とう* (-168) 2023/06/25(Sun) 0:12:58 |
(a41) 2023/06/25(Sun) 0:39:10 |
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