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【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ/*遅くなりスミマセン、こちら大丈夫です! 逮捕まではこちらからしなければいけないことはないので、勧めてもらっても構いません。 (-345) 2023/09/16(Sat) 23:44:26 |
【秘】 情報屋 エリカ → 黒眼鏡/* ぴこん。御機嫌よう運営です! 黒眼鏡様とヴィンセンツィオ様宛てに、情報屋ロッシを利用しての情報開示希望のお知らせです。 匿名希望PL様から、黒眼鏡様とヴィンセンツィオ様の縁についてを情報屋ロッシの夢で知ってもいいかと訊ねられました。 既知シートや秘話の内容のすべてを知りたいわけでなく、いつから縁があるかだけで構わないとのことです。 この連絡は、お二人に同内容を送っています。匿名希望PL様に内容を報告するのは、お二人ともに了解が得られた場合のみです。 そんなところかな、如何でしょう? (-349) 2023/09/16(Sat) 23:55:30 |
【秘】 黒眼鏡 → オネエ ヴィットーレ「そんなダサい男にはなりたくないもんだ。 握力には自信があるのにな〜」 なあ、とおどけた様子で指をワキワキ。 林檎くらい砕いて見せらあというその動きだが、こんな場所にフリーのリンゴはない。 「うるっせえな。 これは…営業努力ってやつだ」 「うちのメイドマンはしつけがいいからな。 期待してるよ」 暴力に明け暮れた少年、そしてソルジャーとしての時代は、若く幼さの残る顔を隠すために。 カポになってからは、その目つきの悪さを少しでもマシにするために。 ……とは本人の弁だが、逆効果も甚だしい。 この男も直属の部下からの評判は割といい方だが、それは気前がいいからだろう。 (1/2) (-352) 2023/09/16(Sat) 23:58:22 |
【秘】 黒眼鏡 → オネエ ヴィットーレそしてあなたの力こぶを見れば、懐かしそうに眼を細める。 力。腕っぷし。仲間の数。路地裏の掟は、最大公約数が力と面子だ。 「殴って解決したころは、なにもかも世界がシンプルに思えた。 だが、そういうわけでもなかった。 世界は大体、おんなじままで、 俺たちが背ばかりすくすく伸びてるだけってこないだ分かったよ」 「……その"こないだ"が、まあ10年は前なんだけどな」 トシくったもんだよ、と、最近多い愚痴をこぼし。 「だからまぁ、そうだな。 できることだけはしよう、お互い。 一番信頼できるのは、自分だけだぜ」 横顔で、緩んだような笑みを返す。 「お前んとこの店なら飲むが。」 カポも大変だよ、と苦笑が混じった。 (2/2) (-353) 2023/09/16(Sat) 23:58:32 |
【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ「ウィッグだあ?」 ごつごつとした指が、あなたの髪だけをさらりと梳かす。 指の間を流れていく束をくるくると弄び、体の脇へと流していく。 アレッサンドロの仕草だけ見れば、あなたの肌や髪や、 そういったものの手触りを好んでいるように見えた。 「面倒そうだし、男がするのはダサくねえか…」 彼はあまり人前で出すことはないけれど、 ダサいだのなんだの気にする心を、この年になっても持っている。 そうしてそういう話をしながらも、 慣れた手つきであなたの服を捲り、開く。 あちらこちらに触れて、――おそらくは、お互いの――昂りをまるで 零れ落ちるほどに、湧き起こす。 (1/2) (-362) 2023/09/17(Sun) 0:19:50 |
【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレそうした行為が始まれば、アレッサンドロは口数を減らす。 その見た目からはかけ離れた緩慢で繊細な手つきで ずぶりとその体に沈みこんでいくように。 「……、」 はぁ、という息の音が、首筋を撫でて広がった。 肌に浮いた汗を舌がすくい、掌が豊かな乳房をするりと撫でて、 つんと立ったその先端を指先で扱くように触れる。 胸を弄う手と、足を押さえていた手と、口と。 全てが別の生き物のように、別々に女を苛んで――あるいは、愛するように触れて。 くち、と。 服と布の隙間から足の付け根に滑り込んだ手が、 かきわけるように粘膜に触れる。 お互いの肌に篭る湿り気が、蜜のように一筋滴り、シーツに落ちた。 (2/2) (-363) 2023/09/17(Sun) 0:20:02 |
【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ「そうして悔い改めて救われるというのは、 神の愛が降り来るのも俺だろう?」 「ならば、そういうものはもう要らないね。 神様も、いらんといっているものをくれるほど暇人ではないだろう」 あなたの言葉をやんわりと否定する。 彼にとってそれは、もう不要なものなのだ。 教会に押し付ける寄付金だとか、高価な家電とか、そういうものと同じように。 「お嬢さんも神様が助けてくれないなら、 他の者を頼った方がいい。 セカンドオピニオンだろ。 ほんとに愛があるのなら、相手が誰に救われたっていいはずだ」 それでも、あなたの言葉に宿る温度――それこそ、情やら愛やらいうものだろう──を感じたのか、 頬を緩ませるように小さく笑い。 「恩ね。あれも、仕事を楽にしたかっただけだから。 だが、恩というなら、もうすこしだけ付き合っちゃくれないか」 ポケットにひっかけるようにして持っていた、 小さな白い花束を突き出す。 「彼女の墓に、これを。 ここからは善く生き、静かに眠るものたちの場所だ」 俺は入れない、と。気取った様子もなく、事実を告げるようにした。 (-365) 2023/09/17(Sun) 0:28:54 |
【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ/* 遅くなってすみません、というわけで色々話をまとめて明日襲撃です!!!!!!! とはいえ黒眼鏡は前言通り無抵抗で捕まりますので、 こちらからは特に変わることはありません。 ひととおりイレネオさんが"暴"をやったところにモブ摘発チームが来る感じでしょうか。 とりいそぎ、すり合わせできたら助かります! 遅くなってすいません… (-366) 2023/09/17(Sun) 0:30:24 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡/* ワッモタモタしてる間にお返事いただいてしまってすみません! リアルの片付けお疲れ様です! 待ってくださいね、もしかして相互襲撃……ですか!!? そんなことってあるんだな……あるか…… イレネオ逮捕まで含めて一応今こちらで考えていた案としては @穏便に黒眼鏡さんを逮捕させていただき、連れ立って署に戻った際にイレネオ自身も逮捕される A黒眼鏡さん逮捕の際に(一方的に)いざこざが起き、逮捕に手間取っている間に摘発チームが来る の二案です。せっかくなので黒眼鏡さんのかっこいいところも見たい……という気持ちです。 無抵抗で捕まってくださるということなので、暴のタイミングに悩んでいます。逮捕されてからこっそりそちらの牢を訪ねたり尋問に立ち会う(と見せかけてもう一人を退出させて二人きりになる)とかも出来そうですので…… ただせっかくなので直接の暴力は振るわずとも口撃くらいは飛ばせたらなあと思っている感じです。よろしくお願いします! (-378) 2023/09/17(Sun) 0:58:20 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡/* かっこいいところがみたいの意図が漏れていたので失礼します。 なにぶん若造なもので黒眼鏡さんの策略に嵌ったりしたいなあ、裏をかかれるとかどうだろう……とも思うのですが、黒眼鏡さんが策略とか知らん……何それ……怖……な可能性もありますので……こちらの発言は全て捨ておいてください。よろしくお願いします。 (-381) 2023/09/17(Sun) 1:06:38 |
【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ/*確認ありがとうございます! 相互襲撃ですねえ! 襲撃ご連絡いただいてある間にチームの方でターゲットのお話がでていてどうしようかと………… こちらとしては、イレネオさんの逮捕→黒眼鏡の交流まではスムーズに進んで(その間にちょっと会話とか暴とかは全然ありなんですが) 取調室で暴やらなにやらをやったところでその証拠を掴まれて (手を出させた、に近い)摘発チームが突入してくる…というのがスムーズなのかなと思いました。 (止めたはずの監視機器が動いてるとかそういう…) それでよろしければ…!!! (-391) 2023/09/17(Sun) 1:39:30 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡/* なるほどね 良いと思います、良いと思います……ありがとうございます……ぜひそれで行きましょう! 摘発チーム突入のタイミングについてはそちらで決め打ちしていただいて大丈夫です! 問題なければ次レスから即初めていただいても構いませんし、こちらが黒眼鏡さんを尋ねる方がスムーズでしたらそこから始めさせて頂こうと思います。では! よろしくお願いします〜! (-394) 2023/09/17(Sun) 1:51:40 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡「ダサくなんてないわよ、……禿げるんじゃないかって、気にする方が」 よっぽど、じゃない?なんて。 よく手入れされた髪が、するりとほどけていく。 脇に流された髪はベッドに広がって、菫色で覆ってしまうくらい。 似合うと思うんだけどな、と思いながら。 与えられる快楽に身を任せている。 触れてほしいと思うのなら、きっと示してくれるはずだと思ってはいるのだけれど。 ▽ (-399) 2023/09/17(Sun) 2:47:07 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡「……、んっ、は…」 優しい手つきは、あたたかさを分けてくれるようで。 自分が火照っているのか、時折体温が混ざってわからなくなる。 じんわりと伝わる快感に身が小さく震えて、与えられる刺激は抑えられない喘ぎを誘発した。 熱い息も、甘い声も、"きもちいい"を示している。 下腹部が刺激を受け取る度に疼いて、直に触れずともじっとりと湿り気を帯びている。 かたく尖った乳房の先は硬度を増し、比例するように体を震わせて。 その間に他の箇所に触れられると、意識を向ける先を定められず 不意に達してしまいそうになる。 そのくらい敏感になるほど、この体は愛されることに慣れてしまっているのだ。 「さわん、なくて……いい、の」 一番大事なそこにあてられた指が入っていくのなら、歓迎するように甘く締めつけるだろう。 一度はいれば逃げられないと、花が蔦を絡ませるように。 は、は、と息を吐きながら。首に回したままの腕に力を込めて、耳元で囁いた。 (-400) 2023/09/17(Sun) 2:47:49 |
【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ――その日も黒眼鏡は、自分の店のカウンターの奥にいた。 タブレットをとんとんと操作しながら、 低く鼻歌を歌っている。 潮騒の音が壁越しに響く。 珈琲の沸く香りが、店内にゆらりと満ちてた。 (-401) 2023/09/17(Sun) 3:13:22 |
【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ「正論は聞きたくないなあ」 と、声が零れて。 手が滑るように、全身のいたるところ――どこもかしこもを触れていく。 あちこちを撫でて、また髪を梳いて、そういう動きをするのだから、 きっとこの男はあなたの髪が好きなのだ。 ▽ (1/2) (-406) 2023/09/17(Sun) 4:59:43 |
【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ何度も体を重ねるうちに覚えた、いくつかの箇所を緩く撫ぜる。 鼓動のように同じリズムで、 呼吸のように同じ強さで、 体の奥底までその熱が響くように。 「……、ふー……、ん」 爪の硬い部分がときたまあたり、指の腹で擦って、急にぴんと伸ばしてみたり。 体にゆるく回された腕が、ほんの少しだけ熱をあげる。 きつく締め付けられれば、それを内側からぐいと押し開きゆっくりとかき回す。 くち、くち、くちゅ、と水音が鳴って、、 ブラインドから差し込む光に性愛の音が沈みこむ。 「ん、……」 首筋のあたりに、吐息が触れた。 手が一度離れて、かちゃり、と金具の音がする。 下着を押し上げるほどに膨らんだ男性器が、白く滑らかな肌に押し付けられた。 「フィオ」 問いかけに返るのは言葉ではなく、その名と口づけ。 (2/2) (-407) 2023/09/17(Sun) 5:00:36 |
【秘】 黒眼鏡 → 渡りに船 ロメオメールがきている。 『忙しいので食事会不参加』 『うちの店から珈琲を持っていけ』 『お駄賃ありマス』 行くなら店に持ち運び用にキチンとバッグに入れられた珈琲のポット(複数)と、『おだちん』と書かれた現金の入った封筒がある。 行かないなら行かないで特に何も言われない。 いつものやつだ。 (-410) 2023/09/17(Sun) 8:37:32 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡そこは貴方が作った空間。 満ちているのは液晶を叩く鈍い音、鼻歌、潮騒、コーヒーをドリップする音。 貴方が作った、きっと貴方にとって居心地のいい空間なのだろう。 こつ。 こつ。こつ。こつ。 そこに異質が交ざりこむ。硬い靴の音だった。 伴って現れるのは長身の男。 灰色の髪と黒っぽい衣服の組み合わせが無骨なこの男を、貴方は何度も何度も見たことがあるだろう。 店で。店の周りで。街中で。教会で。バーなんかでも、見たことがあるかもしれない。 それでも。 こんな風に、わざわざ貴方を目掛けて歩いてくるなんてことは、今までなかったはずだ。 こつ。こつ。こつ。 こつ。 靴音は淀みなく近づくだろう。貴方が何もしないのであれば。 そうして極近くで止まるだろう。 立ったままの男は身を屈めもせず、視線だけで貴方を見下ろした。 「どうも。」 挨拶をするのだって、きっとはじめて。 (-412) 2023/09/17(Sun) 8:40:14 |
【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ歩み寄る姿を止めるでもなく、 しかしいらっしゃいと店主として声をかけるでもない。 ただ、ざあと突然降ってきた窓の外の夕立を眺めるように視線を送り、 あなたが近づいてくるのを待っていた。 「今は昼休憩なんだがね」 そんなことどこにも書いていないが、そうらしい。 タブレットを机の上に置くと、 かちゃりと黒眼鏡をかけなおした。 「用件はなにかな? イレネオ君。 何か欲しいものでも? 君が欲しがるものを俺が揃えられるかは分からないが、 努力はしよう」 (-413) 2023/09/17(Sun) 8:45:19 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡「そうか。悪いな。」 「書いていなかったものだから。」 馬鹿正直にそんな答えを。 注ぐ視線は平坦で、揺れることがない。 そのままに、貴方の黒い瞳が、より黒いレンズに覆われていくのを見ていた。 男が息をつく。 視線が外れる。一度。 店内を無遠慮に物色する明らかな間があった。 ぐるりと見回す瞳の動きは、たっぷりと時間をかけて行われる。 「ふん。」 「良い品揃えだな。」 それは下手な皮肉だろう。 声にはしないが、盗品か密売か、と裏に潜む。 「だが」 「俺は何も買わないよ。」 そこでようやく、瞳は貴方の元へ戻った。 「アレッサンドロ・ルカーニア」 「欲しいのは、お前の身柄だ。」 ポケットに入れたままの手。 銃か何か、用意があるのだろう。貴方が逆らうならば。 (-415) 2023/09/17(Sun) 9:00:19 |
【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ「おほめ頂きありがとう。自慢の商品でね」 皮肉をそのままぱくりとのみこみ、下手な皮肉をオウムのように投げ返す。 サテ、と前置きもなく、告げられたあなたの言葉にわざとらしく首をかしげて、 「摘発チームの人間じゃないだろう、お前」 動じた様子もなく──いやきっと、あなたが来るのを予想していたのだろう。 薄らとした笑みすら浮かべたまま、カウンターの裏で足を組む。 狭いカウンターの中に遮られて、ふちに沿うようにだらしなく足を真横に放り出す姿は太々しく、 これから起こることを全く予期できていないか、あるいは全てを悟り開き直っているように見えた。 「あの取締法は確かに非常に主観的な判断で逮捕・拘留を行使することが許された歴史的悪法だが、 それは全警察官に許された権利じゃあないぞ」 膝の上で組んでいた手をぱ、と開き、あなたに向ける。 「どういう容疑で俺を引っ張るつもりだ? そのことに、法治国家を運営するにふさわしい根拠があるのか?」 (-417) 2023/09/17(Sun) 9:13:02 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡普段より余裕を持って見えた男の表情は、それで結局険しくなったんだろう。 男。25歳。青年、どころか、貴方の前ではまるきり子どもだ。 「お前がそれを語るなよ。」 知った口を聞くな、と。まるで駄々。 ああ、嫌いだ。嫌いだ。 「お前がマフィアなのは事実だろう。」 いつもの渋面を向けている。 それでも、声だけはまだ抑えていた。 まるで何か策があるとでも言うように。探られて痛い腹がないように。 「それに」 「容疑ならある。薬を売っているな。」 (-419) 2023/09/17(Sun) 9:31:08 |
【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオアレッサンドロ・ルカーニアは、 イレネオ・デ・マリアを侮ってはいなかった。 自分がガキの頃に、多くの舐め腐った目を向ける大人に理解らせてやってきたからだ。 子供と大人で変わるのはパンチ力に乗せられる体重くらいなもので、 それが決めるのは極小規模な喧嘩の勝敗のみだということを 男は良く知っていた。 「薬?」 だから、これは。 「――悪いが、覚えがないな」 彼にとっても、悩む場面だった。 「どこの誰にだい。 警察ならきちんとそのへんはっきりしてくれないとわからないぜ」 特に覚えのない容疑で詰められ、ぶん殴りたい気持ちはある。 だがそれ以上に―― 目の前の男は、目標ではないのだ。 (-424) 2023/09/17(Sun) 9:49:53 |
黒眼鏡は、捨てた。 (a14) 2023/09/17(Sun) 10:02:32 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡──ひとつ、袋を片手にまた喫茶店の扉を開ける。 この前会ったばかりだけれど用事ができたので足を運んだ。 なんていうのはただの建前で……こんな騒動の中。 貴方と顔を合わせて少し安心したかっただけかもしれない。 「にーさん、いる〜〜〜?」 呼び出した声はいつものそれとおんなじ。 また不在だろうか、くるり、店内を見回した。 (-434) 2023/09/17(Sun) 10:05:05 |
【独】 黒眼鏡この段階で、アリソンとして活動するプランを捨てた。 予定外ではあるが、許容内ではある。 もちろん、実力で抵抗する選択肢もあったが。 (警官を傷つけるためのプランじゃない。 こいつらは…いや、こいつなんかはまさに、 アリソンには関係ない奴だし) ――そして、そういう状況において。 (俺のプランに、若いもん巻き込むの嫌だなぁ) ――この男は、ああ、まったく、わがままだった。 (-433) 2023/09/17(Sun) 10:06:10 |
【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ店内は、電気が消えていた。 珍しいことだ。いつもは点けっぱなしなのに。 けれど、アレッサンドロはカウンターに座っていた。 なぜかむっつりと口をへの字に曲げて、 扉を開けたあなたをじっと、黒眼鏡越しに見ていた。 「おう。 どうした」 (-436) 2023/09/17(Sun) 10:19:36 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡ふん。わざとらしく鼻を鳴らして見せる。 計算された貴方の一挙手一投足。何もかも隠さず放つこちらの感情。 そのどちらの方が人を不快にするかは相手と場合によるものだろう。少なくともこの男は作られた所作が嫌いで、だから貴方の大仰な物言いや仕草が嫌いで、だからこそ、いつだって貴方をよく見ていた。 綻びを見つけようとするように。 「誘ってでもいるつもりか?」 投げた言葉に愉快さは滲まず。 視線を外さないまま、男は貴方へ紙の束を投げやった。 片方の手は未だポケットに突っ込まれている。窮屈そうな動作はしかし、警戒を怠っていないという証拠でもあり、表明でもあった。 「俺は警察だからな。」 「お前たちとは違って親切なんだ。丁寧に説明してやろう。」 「その上で考えろ。自分がまだ、神に祈れる身かどうか。」 それを確認するならば。 並べられているのは、貴方がこれまで客に売った薬の内訳。 それから、顧客の名前。日付。等等。 なるほど、納得出来るだろう。少なくとも、無鉄砲な若者が胸を張って提出するだけのことはあると。 薬の種類は網羅されていないし、 顧客の名前には抜けも欠けもあるし、 日付だってそれが全てではないだろう。 どう見たって詰めは甘い。 ただ一人。 花浅葱の瞳をした顧客に関してだけは、完璧かもしれないが。 (-438) 2023/09/17(Sun) 10:30:31 |
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