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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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到着:T『魔術師』 シン

【人】 T『魔術師』 シン

 

[  この大きくて小さい洋館が  

     ぼくの世界の全てだ    ]


 
(86) 2022/12/11(Sun) 13:09:38

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 洋館の職員同士の間に生まれた子どもは、
 生まれてすぐに証持ちだと判明した。
 だからぼくは、生まれてからずっと、
 この洋館で暮らしている。

 外の世界のことはよく知らない。
 だけどここは、何不自由ない箱庭だ。
 必要な衣食住は提供され、
 欲しいものは望めば大体手に入る、
 周りの大人たちは、証持ちを担当する政府職員だから、
 証持ちに対して理解ある人も多い。
 ぼくを嫌う人もあまりいない。
 いや、そういう人も中にはいただろうけどね。

 そうやって平穏に、ぼくは育った。

 ――"証持ち"というのがどんな意味を持つのかも、
 知らないまま。]
 
(87) 2022/12/11(Sun) 13:10:28

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ でもそれは
普通
じゃないんだってこと、
  だんだんと解ってしまった。 ]
 
(88) 2022/12/11(Sun) 13:11:23

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 子どもの頃は、今の子たちの先代の証持ちが、
 何人か居たかもしれないけれど、
 気が付いたらここに居る証持ちは、
 ぼくとヴェルト兄さんだけになっていた。
 そのヴェル兄さんも、今は、もう。


 遊びに来る証持ちの子はいたけど、
 洋館に住み始めたのは、タナトスが最初だったかな。
 それからだんだんと、
 洋館には証持ちの子たちが集まってきた。

 仲間が、家族が増えるのは、とても嬉しかった。
 だけど外の世界から来た子たちは――
 大抵皆、傷付いているらしかった。
 "証持ち"はひどい扱いを受けるのが、
 この世界では普通であるのだと、知ってしまった。]
 
(89) 2022/12/11(Sun) 13:12:14

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 外の世界で一般的に信じられている宗教。
 その中の証持ちは不吉とされている。
 そうだ、ヴェル兄さんだって、
 生まれてすぐに親に捨てられてるんだ。
 知識としては知っていたけれど、
 次々と現実を目の当たりにして、ぼくは、
 ……ぼくは。 

 父さんも母さんも居て、
 悪意や恐怖に晒されずに育ったぼくは、
 とても幸せ、なんだろうな。
]
 
(90) 2022/12/11(Sun) 13:13:01

【人】 T『魔術師』 シン

 

[ ――大丈夫だよ、ここではもう、怖いことなんてないから。

 ここでは楽しく、笑って過ごして良いんだよ。]

 
(91) 2022/12/11(Sun) 13:13:31

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ こんにちは! ぼくはシン!

 "シン"っていうのは、東の海の方では
 『真実』とか『心』とか
 『信じる』とか『新しい』って意味があるんだって!
 すてきな名前だよね!

 だからね、ぼくは『新』しいことをどんどん提案するよ!
 イベントとかも計画しちゃうよ!
 皆に楽しく過ごしてほしいからね!
 箱庭の『魔術師』も色々考えて、
 新しいものを生み出してたんだって!
 ぼくもそんな風になれたらいいな!
 だからぼくは、いつも色々、考えてるんだ。]
 
(92) 2022/12/11(Sun) 13:14:53

【人】 T『魔術師』 シン

 

[ みんなには、笑っていてほしいな。
 だから――先ずはぼくが笑ってなくちゃね! ]

 
(93) 2022/12/11(Sun) 13:15:16

【人】 T『魔術師』 シン

 

[ ぼくがこの洋館に生まれて来たのは、
 きっとみんなを迎えるためだったんだ。
 ぼくはずっと、ここでみんなを待っていたんだね。

 ぼくはみんなと会うために、生まれてきたんだよ。 ]

 
(94) 2022/12/11(Sun) 13:15:57

【人】 T『魔術師』 シン

 

[ え? もちろん本当
『真』
気持ち
『心』
だよ? ]


 
(95) 2022/12/11(Sun) 13:16:39

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 頼もしかった、大好きなヴェル兄さん。
 その役目、ヴェル兄さんはぼくに任せてくれたのかな。
 ……そう思うことにしてるよ。*]
 
(96) 2022/12/11(Sun) 13:17:13

【人】 T『魔術師』 シン

 

  アリスの誕生日はさ! どーん!とやりたいよねー

  風船たくさん飛ばしたりしたら、アリス、喜ぶかなー?


[ 洋館暮らしで、誕生日を祝おー!ってするのは
 誰の誕生日でもそうなんだけど、
 だって半年前に来たあの子は、
 誕生日パーティーっていうのも知らないんでしょ?
 だから盛大にやりたいよね!
 って、提案したのもぼくだったかもしれない。

 職員さんに言ったらたくさん風船飛ばせないかな?
 それともフォル兄さんに言った方が確実かな?
 実現出来るかは分からない。
 ぼくが口にすることは、アイデア倒れのことも多い。
 だけど、口にしなきゃ
 出来るかどうかも考えられないからね!
 だからまずは、言ってみるよ!

 みんなも色々と好きにやりたいことを持ち込んで、
 パーティーのプログラムはどんどん膨らんでいたかな?
 浮足立つ洋館、ちょっぴりの非日常。
 きっとぼくも色々と、走り回ってる。** ]
 
(97) 2022/12/11(Sun) 13:18:20
T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a18) 2022/12/11(Sun) 14:02:18

T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a55) 2022/12/12(Mon) 18:32:34

【人】 T『魔術師』 シン

―― 回想・"親友"について ――


[ フォル兄さん――フォルスと出会ったのは、
 ぼくがほんとにまだ幼い頃の話だ。
 同じ証持ち、というのは、
 その時にはもうヴェル兄さんだけで、
 初めて会ったその子も証持ちだと言われれば、
 わあ、と目を輝かせたことだろう。

 ヴェル兄さんについて回って、
 その手を繋いでもらっていることが多かった。
 それをヴェル兄さんにねだっていた、けど、
 ヴェル兄さんの手を離して、彼の前へと行った。]


  はじめまして!
  あえてうれしい!


[ 大きくて、小さな世界。
 知らない大人ばかりに囲まれたその場所で。
 歳の近い、自分と同じもの。
 その仲間が増えることは、とても嬉しかったんだよ。]
 
(364) 2022/12/12(Mon) 21:48:58

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ぼくが話せることはきっと多くなかった。
 だけど、洋館の案内として、
 こんなものがあるんだよ!とか、
 本で読んだ遊び、
 ふたりじゃできないけどさんにんなら!とか、
 フォルの手を取って、ぐいぐい引いて。
 フォルも色々なこと、話してくれてたかな、
 笑ってくれてたかな?
 きみの初めての滞在は、ぼくにとっても新鮮で、
 珍しくて、楽しいものだったよ。]
 
(365) 2022/12/12(Mon) 21:49:55

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ だけどね、フォルはここに住まないんだって、
 おうちに帰るんだって。
 同じ証持ちなのに、なんでなんだろう?
 幼かったぼくには分からなくて、
 最初と同じようにヴェル兄さんの手を握って、
 フォルのことを見送って、

 ……その夜は、ヴェル兄さんのベッドに潜り込んで
 ぐすぐす泣いていた。
 それだけ楽しくて、寂しかった。]

 
(366) 2022/12/12(Mon) 21:50:50

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ だけど、またフォルが来たら、
 ぼくは笑顔で迎えただろうね。
 帰るとき、行かないで、とはずーっと言えなくて、
 一番最初のおわかれ、帰ると言われて呆けたままの表情は、
 いつしか、笑顔で見送ることも、上手くなってしまったね。

 フォルには帰るおうちがある>>320
 洋館に住まないのはそういうこと。
 知ったのはいつのことだったかな。
 でもその時のぼくもまだ、
 それは一握りの証持ちしか許されていないことだって、
 気付いてなかったから。
 フォルの境遇に対して、何を思うこともなかった。
 ぼくにだって、父さんと母さんはいたからね。
 ずっと一緒、ってことはなかったけど、
 一緒に過ごすことはできていた。]
 
(367) 2022/12/12(Mon) 21:51:30

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ フォルの方が年上だったから、
 フォル兄さん、って呼ぶこともあったし、
 ぼくにとってのフォル兄さんは、最初は兄だった。
 ぼくは"ともだち"を知らなかったから。

 ともだち、を教えてもらったのは、
 フォル兄さんにだったかな。
 それとも、ヴェル兄さんだったかも。
 彼を"ともだち"だと認識してしまえば、
 証持ちの仲間意識とも違う、初めての感覚に、
 とても嬉しくなった。
 だからぼくにとっても、初めての友達はフォルだったよ。

 シンに『親しい』って意味があるのを知ったのは
 いつだったかな。
 ぼくにとってもフォルは『親友』だよ!
 だってシンぼくのトモダチだからね!
]
 
(368) 2022/12/12(Mon) 21:52:21

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 昔から色々考える子供だった。
 それは『魔術師』である故、だったのかもしれない。

 口に出したらヴェル兄さんは楽しそうにしてくれる。
 そこにフォルも加わってアイデアは膨らんで、
 時にすてきに形になった>>322

 先のアリスちゃんの誕生日パーティーの提案。
 大人になったフォル兄さんが、
 少し昔のフォルに戻ったような気がして、
 すこし目を瞬いた>>323。]


  でしょー!
  協力よろしくねーフォル兄さん!


[ 乗り気なフォル兄さんを巻き込んで。船に乗せる。
 泥舟ー? いやいや、
 フォル兄さんがいたらそうはならないでしょー?
 ぼくが何でも口に出すのは、
 フォルが昔から乗ってくれたから、っていうのも
 あるんだろうな。]
 
(369) 2022/12/12(Mon) 21:53:02

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ フォルも、7年前、洋館に住むことになった。
 商人を夢見る姿は、たぶん知ってたと思うけど、
 ここに来た理由を、聞くことはあったかな。
 聞いてなかったとしても、
 子どもの頃とどこか変わってしまったフォルに、
 何かが起こったとは察することは出来るはず。
 フォルが家族になったのは、嬉しかったけど。
 フォルには、笑っててほしかった、のに。]


  ばい、てーん?


[ ヴェル兄さんとの会話は知らない。
 だけどフォルがやりたいっていうなら、
 ぼくは全力で協力しただろうね!
 外の世界はよく知らない。
 でも街に出たことがあるから、お店というものは分かる。
 それがここに必要なのかは……分からないけど。
 だけどフォルがやるっていうなら、
 それはいいこと、なんだろう。]
 
(370) 2022/12/12(Mon) 21:53:59

【人】 T『魔術師』 シン

 

  わー、すごーい


[ 並べられる見たこともない商品たち。
 ここでは望むものは何でも手に入るけど、
 存在を知らなければ欲しいもの、の中には入ることはない。
 外の世界には知らないものが色々あるんだなあと、
 目を輝かせて並ぶのを見ていた。]


  ところでフォル兄さーん
  お金はどうするのー?


[ ふわふわのお菓子をじーっと眺めながら。
 もらえば良いのかなーっていう考えは、
 透けてしまっていたかもしれない。
 お金を払って商品を買う。
 お金は労働の対価である。
 それは知識としては知っているけど、
 ぼくはそういうシステムの中に
 生まれてからずっといたことないし、
 これからもいることはないからね。
 分からないんだ、そういうの。]
 
(371) 2022/12/12(Mon) 21:54:45

【人】 T『魔術師』 シン

 
[
それなりに恵まれているから、

 文字を書いたり計算したり、そういうのは分かるけど、
 ぼくにはどうしたって得られない感覚はある。
 だからぼくに出来ることって、職員さんに何か相談をかける、
 って、それぐらいだったと思うけど。
 ぼくは、フォル兄さんの売店のお手伝い、出来てたかな?

 少なくとも、商品のアイデアはたくさん出したかも!
 洋館暮らしにだって驚きは必要だからね!>>323
 思ったよりヘンな音がするけど、
 それもアイデア形にする時の愛嬌じゃない? 違う?
 苦情はフォル兄さんまでよろしくね!
 (流れるような裏切り!)
]
 
(374) 2022/12/12(Mon) 21:55:28

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 昔々、フォルと会って間もない頃。
 涙を流す、初めて見る女の子と、抱きしめるフォルを、
 見ていた。

 証持ち同士の強い感情を見たのは、あの時が初めてだった。
 分からない。
 ぼくは証持ちと会うと、嬉しく思うけど、
 それとは全然違うのかな。

 すこしだけ、うらやましかった。

 ……でもそれはうらやむものだったのかと、
 今はすこしだけ、思う。**]

 
(376) 2022/12/12(Mon) 21:56:07

【人】 T『魔術師』 シン

―― 回想・迎えたきみと ――


  ……アリアちゃん、かー


[ 5年前、職員の人に渡された資料。
 それから、証持ちを迎えに行って欲しいのだという、
 司令じみたもの。
 ヴェル兄さんが『正義』のあの子を迎えに行った
 みたいなことをする、って、
 当時はそう認識していた。
 どうしてぼくだったのか、は、知らないけど、
 ヴェル兄さんが居なくなって、
 洋館暮らしが一番長いぼくだから、っていうのは
 あったのかな。

 もしも連絡を入れたその人が名乗っていたのなら、
 育ての親という人からの連絡だということは
 分かっていただろう。
 アリア、という名前は、その人が教えたか、
 それとも職員の事前調査の物か。
 ……その名前に込められた意味、までは
 察することが出来ないけど、]
 
(437) 2022/12/13(Tue) 0:29:48

【人】 T『魔術師』 シン

 

  
独り
、は哀しいね?


[ "誰か"がそう呟いた、気がした。
 『魔術師誰か』は、『隠者誰か』の何かにはなれなかったのに。


 ……それにどこか、薄ら寒さを覚えたんだ。]
 
(439) 2022/12/13(Tue) 0:30:41

【人】 T『魔術師』 シン

 

  こんにちは!
  初めまして! アリアちゃん
  迎えに来たよ!


[ 南地域に行くのは初めてだった。
 珍しい光景を、新鮮に思うことはあれど、
 特に煌めいて見えることもなく。


 いつも通り、人好きのする笑顔で>>162
 既に独りになっていたきみに、明るく呼び掛けた。
 きみは、どんな顔をしていたかな。]
 
(440) 2022/12/13(Tue) 0:31:06

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ きみと初めて会った時、
 心の奥、どこかちりちりと、焼けるような心地を覚えた。
 だけど気の所為だと、知らない振りを出来るくらいの
 ものだったんだ。

 ……ある時、までは。]

 
(441) 2022/12/13(Tue) 0:32:07

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ それから、洋館で薬師をし始めたアリアちゃん。
 しばらくの間は、彼女の元へ特に用もなく通っていた。
 迎えに行った縁もあるし、
 彼女にはここで笑って過ごして欲しかったからね。
 何かと構いに行ってたのも、あるかな。
 困ったことがあったら言ってね!とか、
 洋館に慣れた者という目線で、言ったこともあるかな。
 兄、あるいは、先輩のような素振りで。

 アリアちゃんの反応が薄くても、別に気にしなかった。
 『節制』の子を迎えに行ったアリアちゃんが、
 彼女を気にするようになったのは、
 ……少し複雑、だったかもしれないけど、

 それでもアリアちゃんとシトラちゃん、
 まとめて構いに行ったこともあったかな。]
 
(442) 2022/12/13(Tue) 0:32:21

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ でも、ぼくは
思い出して
しまった。
 この心の、ひりつくような違和感の正体を。

 ――3年前、『あの子』がやってきて、から。]
 
(443) 2022/12/13(Tue) 0:33:00

【人】 T『魔術師』 シン

 

[
 ぼくの大切な
女教皇あの子』が、
 きみを見て苦しそうにしているように見える、から、 ]

 
(444) 2022/12/13(Tue) 0:34:05