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人狼物語 三日月国


196 【身内】迷子の貴方と帰り道の行方

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視点:


【赤】 謎の青年

 

 ストップだ、ネリリ



[僕はきつく彼女を止めた。]
 
(*3) 2023/01/14(Sat) 21:10:12

【赤】 謎の青年

 

 ……ごめん。この館の権利は彼女にあるから
 今君は閉じ込められているんだ。
 でも、勝手に館に取り込みはさせない。
 それだけは保証するから。


[僕は目を閉じて、迷うように口を開いた。]


 もし。もしもね……帰りたくないなら
 僕達はそれを受け入れるよ。
 ───── でも君は……どうだろうね

 
 心をしっかり決めて選んでほしい。
 そうでないと、ネリリが納得してくれないと思う
 
 もし、万が一
 ネリリが納得しなくて帰りたいと心から願うなら
 僕に言ってほしい。

 
(*4) 2023/01/14(Sat) 21:10:34

【赤】 謎の青年

 
[そう告げれば、僕は席を立った。
 食事も気付けば食べきっていたからね。]


 今日は疲れただろう?
 色々あったしね。休むといいよ。


[そう言って引き留められなければ庭に向かおうと。
 ネリリは不満げだけど、僕には逆らえない。

 ここに引き留めたい彼女と、意思に任せようとする僕。
 話をしたいならどちらも君にこたえるよ。
 勿論、休むことを優先しても大丈夫だけどね。]
 
(*5) 2023/01/14(Sat) 21:11:16

【赤】 謎の青年

 
この館の魔法使いは僕だ。

 ネリリには館の権利を渡しているに過ぎない。

 だからもし、ここから逃げたいが勝つのなら
 僕ならそうだね、帰してあげるよ。

 それが僕の責任なんだから─────。]**
 
(*6) 2023/01/14(Sat) 21:11:30

【赤】 謎の青年

 
[正直、僕の事も彼女の事も
 もっと強く拒絶され、信じられないと
 そう言われる覚悟もしていた。
 
 彼女はそれを得策としなかった賢さがあるのか
 それでもなお、僕の言葉を信じたのか

 詰め寄られることはなかった。>>*9


 ……ここに招かれるのはね
 “
家に帰りにくい理由がある人
”なんだ
 そういう人を招いている。
 エルメスさんも心当たりがあるんじゃないかな?

 
(*15) 2023/01/15(Sun) 8:30:36

【赤】 謎の青年

 

 ……信じて貰えるかわからないけど
 最初からその存在を取り込むために
 招いているわけじゃないよ

 ただね、ネリリは残ると決めた人が
 どこかにいなくなるのを良しとしない。
 ……だから取り込もうとする。


 残るなら、逃がそうとしないネリリから
 守り切れる保証はしてあげられない。
ごめんね


 でも、決断をする時間の間なら……必ず。


[そう、ここは最初は違った。
 ただ帰れない人が、帰りにくい人が帰る事の出来る
 そんな場所にしようと思ったはずだったのに。]

 
(*16) 2023/01/15(Sun) 8:31:04

【赤】 謎の青年

 
 
 うん、わかった。おやすみなさい。


[彼女が立ち去るのを止めはしない。>>*10
 話をしたくないなら、それもまた選択の一つ。

 立ち去る前に一声だけはかけようか。]


 最後こんななっちゃってごめんね
 もう一度言わせて。
おめでとう。

 そして、よい夢を─────


[何をいい人ぶっているんだと
 どこか冷静な自分の心が告げてくる。]

 
(*17) 2023/01/15(Sun) 8:31:22

【赤】 謎の青年

 
[ネリリの行為を止めきれてない時点で同罪だ。
 僕が本心から、その行為を止めればいいだけだ。

 それが出来ない。

 それを拒む自分がいる事もわかっているんだ。

 残ってほしい。
 近くにいてほしい。
 誰か、誰か僕の隣に……


 その願いがある限り
 僕は君の物語の悪役にしかすぎないんだ。]

 
(*18) 2023/01/15(Sun) 8:31:33

【赤】 謎の青年

 
[ネリリの声と共にふわり、と浮いたそのハンカチ。>>*11
 名の刺繍を見れば"Louis"という名前。]


 ……彼女の名前じゃないね。


[身内のを偶々拾ってもっていたのか
 はたまた例の婚約者のハンカチを刺繍したものか
 この時点で判別は出来なかった。]


 僕がもっておく。
 ネリリが何か聞かれたらそう答えておいて。

 ……今日はもう一度庭をみてから休むね。
 君も、ちゃんと休んで頭を冷やしておいて。
 おやすみ、ネリリ

 
(*19) 2023/01/15(Sun) 8:32:28

【赤】 謎の青年

 
[人が入り込めないようしていたはずだった。
 どこか隙があったのか。
 もしくは無意識で僕が願ってしまったのか。

 その子供は僕の元にやってきた。

 でも少女はぼろぼろだった。
 魔法でいくら癒しても、消えかける命を繋げない
 それ位危険な状態だったんだ。

 人が目の前で死ぬのは嫌だった。
 それが幼い少女ならなおさら。
 僕は必死に考え、それを実行してしまった。]

 
(*22) 2023/01/15(Sun) 8:40:09

【赤】 謎の青年

 

 ……ごめんね。
 君の命を元の体のまま繋ぐことは出来なかった。
 でも、意識だけは守れた。
 
 
(*24) 2023/01/15(Sun) 8:40:32

【赤】 謎の青年

 

 初めまして。
僕は魔法使いだ。

 

[それが僕たちの始まり。]**

 
(*25) 2023/01/15(Sun) 8:41:04

【赤】 謎の青年

 
[あの声の彼女は確かに長く意識が留まっている>>*26
 後に来る人が同じ目にあうのが心配なんだろうね。
 その心配が最も過ぎる。

 ここにしか救いがない人は勿論いた。
 その人たちの中には生きる希望すら失って
 館に体を取り込めることを知れば
 自分から志願して消えるような子もいたよ。

 生きる気力がある子は
 落ち着いたら自力で自立していったな。
 他の理由もあって結果旅立っていった人ばかりだ

 僕がそれで満足出来ればよかったのにね。]
 
(*33) 2023/01/15(Sun) 14:47:28

【赤】 謎の青年

 
[頭で分かっていてもそう動けるかは別だ。>>*27
 感情のままに動いてしまう人だって珍しくない
 仕方ないという理性で留まれるのを
 凄いと知らないんだろうね。]


 ……そうだね。

 帰る事を選んだ人は勿論いるよ。
 その人はちゃんと家に帰したよ。
 加えてこの館にはもう二度と来れないようしてる。


[捉えようによっては薄情かもしれないね。
 でも、帰ると決められる人に
 迷い道は二度もいらないだろう?]
 
(*34) 2023/01/15(Sun) 14:48:13

【赤】 謎の青年

 

 ……そう。
 この状況でありがとうが聞けるとは思わなかったかな
 うん、勿論。僕らもちゃんと休むよ。
 ありがとう、エルメスさん。


[ネリリはまだ兎も角僕には睡眠が普通に必要だ。
 じゃあ、と別れればあとは一人歩くだけ。]
 
(*35) 2023/01/15(Sun) 14:48:42

【赤】 謎の青年

 − 回想:館について −

[僕が自分の館を持つと決めた時
 手伝ってくれた魔法使いがいた。
 
 彼は変わり者で、発明が好きで、頓珍漢な物から
 役に立つものから色々楽しそうに作っていた。

 そんな彼に頼まれたことがある。
 どうしても、病弱な少年の願いを叶えたいと。
 僕の魔法使いとしても能力をあてにして
 この館を作るのの手伝いを対価に
 僕も彼の願いを叶えた。]

 
(*48) 2023/01/15(Sun) 19:06:54

【赤】 謎の青年

 
[この館で、魔法使いじゃない彼女が
 なぜ魔法を意のままに使っているのか。

 それはこの館と契約させたからだ。
 ほんの数個だけ創り上げた特殊な魔道具
 一つにつきたった一人にだけ使える魔法。
 契約が出来て、その契約者は魔法の恩恵を受ける

 その内部にいれば、体や心が魔法で守られ続け
 そして魔法使いのように振舞える。
 魔法がそこまで万能かと言われるならそうだね
 そうじゃない。けど、
僕は特殊だから
、ね。

 はたから見れば彼女は魔法使い。
 この場ではそれでいい。]

  
(*49) 2023/01/15(Sun) 19:08:33

【赤】 謎の青年

 
[流石に危険だと思ったから
 特殊魔道具の存在は僕と彼の秘密だ。

 彼はその病弱な少年に汽車を与え
 夢だった空への冒険の旅に出た、とか聞いた。


 僕はそれを、死にそうな少女に使った。
 その少女はきっと自覚していない。
 守られているからこそ、今でも心が元気な事を。]** 

 
(*50) 2023/01/15(Sun) 19:09:20

【赤】 謎の青年

 − 庭 −

[パチリ、パチリと鋏の音が静かな館に響く。
 朝食は部屋でとった。
 こちら側の存在が2対1で会話すると重圧になるだろう
 そう思ったからの措置だった。


 そうしていたら声がかかったから>>*76振り向いた。]


 うん、おはよう。
 あ、ネリリから聞いたんだね。

 これ、どうぞ。


[ひとまずハンカチを手渡そうと差し出した。]
 
(*80) 2023/01/16(Mon) 20:38:52

【赤】 謎の青年

 

 さて、ネリリと話はしたかな?
 帰るかどうか決め手は見つかった?

 それとも、ぼくともお話が必要かな?

 帰りにくい理由について語ってくれてもいいし
 気付いた事について言ってみてもいいよ


[流石に二人の会話は聞いてないけど
 ネリリに対する口止めはそう強いものじゃない
 何をどこまで把握した上で自分に何をぶつけるか
 それを見届けるように眺めた。]*
 
(*81) 2023/01/16(Mon) 20:39:05

【赤】 謎の青年

 - 回想 -

[彼女は意識が残った事を喜んでくれた。
 館の敷地から出られなくても、
 その中では自由に出来る存在として
 まだ生きていられるんだって笑ってくれた。

 それからは、幸せだった。


 話しかければ応えてくれる存在がいる。
 幽体みたいなものだけど仮初の姿を与えてやれば
 その存在とかくれんぼしたり、追いかけっこをしたり
 魔法を使う練習にもよく付き合った。

 子供が出来たみたいで嬉しかった。]

 
(*82) 2023/01/16(Mon) 20:46:46

【赤】 謎の青年

 
[そうだ。
 彼女みたいな存在はこの世界にきっと溢れている。
 なら、そういう人達なら

 僕のこの館に招いてもいいんじゃないか……?

 家に帰れない人。帰りたくない人。
 帰りにくいそんな人。

 彼女も賛成してくれた。
 そうして、この館に数年、数十年に一度
 帰り道を見失った迷子の人たちを招待した。

 全てに手を差し出す程傲慢にはなれなかったけど、ね。

 
(*84) 2023/01/16(Mon) 20:47:29

【赤】 謎の青年

 

 じゃあ、ネリリ。
 君のその館の権限を使ってごらん。
 招くのは家に帰りにくくて迷う人。
 あとは、おもてなしを頼みたいんだ。

 魔法使いになって、やってみてごらん。



[ それが、この物語間違いの始まりになるとは知らず ]**

 
(*85) 2023/01/16(Mon) 20:47:40