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人狼物語 三日月国


45 【R18】雲を泳ぐラッコ

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一日目

村人:1名、共鳴者:2名、霊感少年:2名、囁き狂人:2名、黙狼:1名、童子龍:2名

【人】 ほおずき色の絵描き鬼 エニシダ


 ……むにゃ……ぁああ、寝てもーてた。
 ん、うん……夢見てたねんよ、──ちゃんが面白い雲を見付けて……
 あれ?──ちゃんは……?

 ……あ、あぁ、そっか、

 まだ、うちのお腹の中におったんか。

 ふふ……元気に、はよ出ておいでや。
(0) 2020/09/29(Tue) 7:00:00

【人】 アジダル


[ 公僕のくせに碌な扱いを受けていないらしい。>>100
 彼の置かれている環境は聞けば聞くほど傭兵の色が濃いのか、己の知る警備官や戦争屋のそれと悉く乖離していた。無論、彼の出自──保護者となる親族から距離を置いていた環境を思えば当然なのだが。

 今ならンなとこいなくてももっとましな職場はある、とはこれまでに何度か伝えたはずだ。けれど強要するわけでもなければ窘めるわけでもない言葉は押し付けるタイミングを逃し、幾度となく酒の空気に流れていった。
 踏み込むか踏み込まないかの際、どうせ川辺の小石のように降り積もったりしないのだと開き直っているのだ。彼が何度となく告げた自分の影響力などは少しも自覚などしていないのだから。

 そして今夜もまた同じように、ようやること、と、口にすれば、グラスに落とした氷がからんと軽い音を立てた。 ]


  は、……わかったの? そういうのは早く言えよ。


[ 自力で行き当たったのならばそれこそ本職の出番だろうに。小さく見開かれた目はじろりと細まる。

 彼が身内探しに乗り気でないのは承知の上。暫しの沈黙を越え、まあ誤魔化すでもなく正直に言ったからいいかとため息を吐いた。 ]
 
(1) 2020/09/29(Tue) 7:33:44

【人】 アジダル


[ 先ほど手繰ったメッセージルームには件の探偵とのやり取りもある。少なすぎる情報から始まった人探しはけれど仕事中毒の気がある彼にとって垂涎の案件だったらしく、調べ上げた結果が定期的に送信されていた。
 ……途中から多すぎて受信エラーが発生するほどに。

 土地環境や歴史さえ紐づけて調べ上げる彼のことだ。もう一つ情報を落としこんでやれば標的に気づかれることすらなく、隈の浮いた目で笑いながら詳細を掴み取ってくれるだろう。

 男は目を眇めたまま、向いの人物を見つめ続けた。 ]


  まあ、明日にでも詳しく聞くよ。
  どうせ今から纏めても奴さん起きてねえだろうし。


[ 押しつけがましいなどとは今更。安堵とも期待とも取れない温度を胸の内に覚えながら、意地悪そうに笑みを浮かべた。 ]
 
(2) 2020/09/29(Tue) 7:33:51

【人】 アジダル


[ そうしていつも通り会話を繰り返し、空になったグラスを満たそうとすれば、取り上げた瓶が随分と軽くなっていることに気が付いた。

 いま、何時だろうか。
 慣れていない室内を見渡せば窓辺にある置時計はそれなりに深夜を指し示していた。なるほど頭がぼんやりするはずだ。 ]


  ……そろそろ寝るか。
  シャワー浴びてきな。


[ 二つ分のグラスを取り上げて流しに置く。話し込んだ気はしなかったが、見送りが欠伸交じりになるほどではあったようだ。
 彼が視界から消えている間に部屋着から真新しい寝間着へ。今更ながら人と寝る時だけ服を着る、という状況に奇妙な矛盾を覚えつつ。

  (……戻ってきた彼が寝る場所をごねるなら、さんざ悩んでから同じ布団に招き入れる心算ではある。
 そうでないならそっちで寝なさいバンビーノ。) ]
 
(3) 2020/09/29(Tue) 7:34:01

【人】 アジダル



 [  微睡み、意識を蕩かした先は、
     霧がたちこめたような白い空間の中。  ]**

 
(4) 2020/09/29(Tue) 7:34:11
アジダルは、メモを貼った。
(a0) 2020/09/29(Tue) 7:38:53

志隈は、メモを貼った。
(a1) 2020/09/29(Tue) 7:46:31

【人】 在原 治人

 


   ……ぇ、?!



[答えは簡潔で>>0:104
 聞き間違える要素も
 取り違える要素も無いというのに
 まるで理解できなかった。

 美しさは損なわれるどころか
 増しているようにしか、思えなくて。]
 
(5) 2020/09/29(Tue) 8:02:33

【人】 在原 治人

 
[美しくない者は
 所有してはならぬ‥という理屈なら
 在原の方がよほど相応しくない。

 というのに、
 鍵の場所まで伝えてくる始末。>>0:106
 意味不明なままだ。]



   …………



[まだ何も分かっていないのに
 もう用は無いとばかりに閉ざされる唇と瞳。

 いつも、いつも、
 この異邦人は
 俺を置いてけぼりにする。

 結局、こっちの気持ちなんか
 一欠片も考えていないのだろう。]
 
(6) 2020/09/29(Tue) 8:03:38

【人】 在原 治人

 
[素知らぬ顔を崩してやりたくて
 髪を整えようとしていた
 その指で、もう1本針を手に取った。]



   お前が納得いくまで
   俺が美しく仕上げてやるよ



[無視できない痛みを
 ただ与えたいだけじゃない。
 己が感じている美を否定されたのも
 気に食わない。

 ぎゅっとキツく左胸の尖りを摘みあげ

           そして─────…]*
 
(7) 2020/09/29(Tue) 8:05:21

【赤】 在原 治人

 

[右胸と寸分たがわぬ角度で
         真一文字に貫いた。]*

 
(*0) 2020/09/29(Tue) 8:06:22

【人】 志隈

[あの人の故郷はまだ電気機器などの発展も乏しく、
比較的貧しい国だった。>>1
少年兵は使い捨てられるまではいかないが、贅沢な支給などはない。
傭兵の色は確かに濃く、
志願すれば親の承諾もいらず、働く事が出来る。
とは言え、それは向こうの話であり、平和なこの国は快適な職場だ。
身体能力くらいしか持たないものが活かしやすいそこ。
この職を気に入ってはいるから、言われても変えないが、
少し悩みはする。
普通からは欠けた所があるのは自覚があるから、
あんたに言われればそういうものなのか、とはよくなる。]

…択一報告必要だったか?
名前がわかったら言う気だった。

[甘えるな、探せ。と促されたと認識してるものの、
それを相手が気にしているとは思わなかった。
会おうが話そうが、経過はいらず、成果のみを報告しようと考えていた。
乗り気では無いが、探さなかったらそれはそれで嫌そうに呆れるだろうから、探さない選択は特にない。]
(8) 2020/09/29(Tue) 8:39:02

【人】 志隈

[明日にでも聞くと言われれば、再度頷く。>>2
奴さんが探偵の事だと気付いても、
また何か頼むのかとは不思議に思い、疑問は特に出さずに、
再婚してるかの情報が得られるなら助かるなくらいは考え。

酒を呷り、杯を重ねる。
近況だとか、
パルミジャーノチーズを口にして、これ好きなのかとか
他愛ない気になった事を問いかけたりすれば、
時間はすぐに過ぎていき。

年長者に一番風呂を譲るものじゃなかったか、なんて朧気な知識は言えずにいる。
促されるまま、シャワーへと向かい、
寝間着なんて拘ったものではないラフな服装に変えて。]
(9) 2020/09/29(Tue) 8:39:09

【人】 志隈


こっちで寝た方がいいのか。
……おやすみ、アジダル。

[戻ってくれば、そちらのベッドに入るスペースは無さそうだった。
共に寝たい気持ちはあれど、
鬱陶しがられて会う口実が無くなることの方が嫌な事で、
一度だけ確認して、大人しくもう片方のベッドに潜り。>>3

挨拶をしてから、室内が暗くなれば、
背中を向けて布団を被り丸くなる。
相手に対する思いは全く関係なく、
ナイフを懐に抱えて寝たい僅かな気分を自覚すれば、
一人寝と変わらず、
やはり練習にはなって無さそうだ。

そこに何か感情を覚えることは無い。
慣れなければ、
続ける理由にはなるとそんなくだらない事を考えながら、
目を閉じて微睡みに落ちていく。]*
(10) 2020/09/29(Tue) 8:39:18

【人】 二年生 小林 友



   月は、この言葉をきくと黙ってしまいました。
   なんといって答えていいか、
   わからなかったからです。
   それほど、世の中なかには、
   あざらしばかりでなく、子供をなくしたり、
   さらわれたり、殺されたり、
   そのような悲しい事件ことがらが、 
   そこここにあって、一つ一つ覚えては
   いられなかったからでした。

   ─────『月とあざらし』
            小川未明

 
(11) 2020/09/29(Tue) 8:45:00

【人】 二年生 小林 友

[然しながら人生は、ままならない事ばかり。

 ようやく手紙の相手が「アキナ」と分かって
 (ほら、確定で女子じゃん)
 相手の顔も分からないまま、本を介した
 奇妙な文通が始まった。

 アキナは本人の言う通り、
 本はあまり読まないのか
 (ちなみにこうぐしじゃなく、やしだぜ
  酷い引っ掛けだよな)
 けれど、その率直な物言いは
 俺にはない新鮮な視点で。

 叶うならば目の玉ひとつ借りて、
 彼女の目を通して世界を見たいと思うほど。]
(12) 2020/09/29(Tue) 8:45:34
志隈は、メモを貼った。
(a2) 2020/09/29(Tue) 8:45:44

【置】 二年生 小林 友



  人魚は香具師に逢わなければ幸せか、って
  聞かれたら、否だね。
  痛い手を我慢しながらロウソク書いて
  奥座敷に閉じこもったまま。
  そんな彼女を気遣う人間は
  街のどこにもいなかった。

  母親の望んだ明るく楽しい人間の街には
  最初から人魚の場所なんかなかったんだ。


 
(L0) 2020/09/29(Tue) 8:46:14
公開: 2020/09/29(Tue) 8:50:00

【人】 二年生 小林 友



  [だから、より良いものとして
    彼女の目に映りたくって。]

 
(13) 2020/09/29(Tue) 8:47:16

【置】 二年生 小林 友



  ……けどそれは物語の中の話でさ。

  こないだ彼女にフラれた時なんか
  同じバスケ部の連中がアイス奢ってくれて
  カラオケでわーっと騒いだんだ。

  悲しいことがあり過ぎて見えなくなるけど
  そう、悪い所じゃないと思うんだけどね。


 
(L1) 2020/09/29(Tue) 8:47:52
公開: 2020/09/29(Tue) 8:50:00

【人】 二年生 小林 友



  [俺は今日もまた、明るく気さくな
   “ユウ”を演じている。]*

 
(14) 2020/09/29(Tue) 8:48:42
二年生 小林 友は、メモを貼った。
(a3) 2020/09/29(Tue) 8:54:23

【人】 アクスル

 
[W大切なものを奪われたW
 彼の痛みを、身体に教えられた。

 刺された場所は赤色の涙を零し
 ジクジクと熱を持ったままだ。]
 
(15) 2020/09/29(Tue) 9:36:21

【人】 アクスル

 
[悪かったと思う。

 幸い、拝借したあと
 とても丁寧に扱ってきたから
 取り返しのつかない僕と違ってあの蝶、
 フランツィスカは美しい姿を残している。

 返せばそれで満足するだろう。
 そう思っていたのに――、空気が変わる。>>7
 
(16) 2020/09/29(Tue) 9:36:33

【人】 アクスル

 
[慌てて目蓋を持ち上げれば
 彼の掴む凶器が鈍く輝いていた。>>7



   ッ いっ……!



[摘み上げられる左胸の先が悲鳴を上げる。
 この先は────、これの比ではない。
 貫かれる苦痛をもうよく知っているから
 瞬時に顔が青褪め、瞳が潤んだ。]
 
(17) 2020/09/29(Tue) 9:36:52

【人】 アクスル

 

   やめ……ッッ


[どうして僕が、こんな目に。**]
 
(18) 2020/09/29(Tue) 9:36:58

【赤】 アクスル

 
[ぶちぶちぶち……ッ、と
 皮膚と乳腺とを裂き破る音が
 僕の体内と、針を持つ彼の指にだけ響いた。]



   
あぁああぁ……ッ!!




[左胸の先を灼熱に灼かれながら
 情けのない悲鳴をあげ
 両目と新たな傷口から泪を零す。]
 
(*1) 2020/09/29(Tue) 9:37:05

【赤】 アクスル

 

   ……っう、く……っ、ぅぅ……っ


[意識を飛ばせたならどれだけ良かったか。
 鮮烈な左の苦痛に呻きを漏らしながら識る。

 人は案外気を失えないらしいこと。
 いま受けたものに比べたら、
 先に受けた右の痛みは少しだけ鈍くなっていること。]
 
(*2) 2020/09/29(Tue) 9:37:59

【赤】 アクスル

 
[彼の言い分はまるでわからない。
 仕上げる>>7だなんて――、
 醜さが増しただけじゃないか。]



   ……っまた、壊した……っひどい……っ
   っく、返す、って言ったのに……っ
   いったい、なにがしたいんだよ……っ
   も、離して……離してよ……帰して……っ

   これ以上、僕を、醜くしないで……っ!!



[嗚咽して、肺が上下し、
 左右の銀色に響くから、苦しみが増す。
 わかっているのに、涙と主張は止まらずに溢れた。]
 
(*3) 2020/09/29(Tue) 9:38:40

【赤】 アクスル

 
[視界の中心、僕の命を握る彼の表情は
 ぼやけてしまってよく見えず。
 ぐちゃぐちゃだ。顔も、髪も、心も。**]
 
(*4) 2020/09/29(Tue) 9:38:47

【赤】 在原 治人

 
[思惑通り、無視出来なくなって
 青い瞳も形の良い唇も
 再び開かれ
 俺が為すことに強い反応を示す。>>17>>18

 静かで厳かな、ふたりだけの空間に
 悲痛な叫びは酷く反響した。>>*1

 それは、やはり
 自分が望んだことなのに
 望んだものと違う、と眉を顰める。
 込み上げてくる反発を
 押し止めることは出来なくて、]



   醜いとか言うな…!

   こんなに美しいのに
   何でお前には分からないんだ…ッ、

   ザルモクシスオオアゲハには
   盗むくらいに魅了されたくせに、何で、どうしてッ



[思い切りぶつける。]
 
(*5) 2020/09/29(Tue) 17:25:37

【赤】 在原 治人

 


   はだけたシャツの隙間から覗く色素の薄い肌、
   その透けるように真白なキャンバスを彩る紅の体液、
   針で留め置かれた両胸の尖りも、
   震える艷やかな唇も、
   宝石のような両目から止めどなく零れ落ちる泪も、
 

   全部、全部
   どうしようもないくらいに美しいだろうが、ッ


   なのに、これを理解出来ないなんて
 

   俺が
したいのは
   お前のその
歪んだ価値観
の方だ…!!



[息吐く暇も与えぬ勢いで捲し立てた。]*
 
(*6) 2020/09/29(Tue) 17:31:19