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【人】 従業員 ルミ[ ────中学生にもなれば、自分で稼げるようになった。 眠らない街。 ネオンで真夜中も輝き続ける夜の世界に飛び込んで、 初めて自分の市場価値を知った。 彼を忘れたくて。 もう一度誰かに愛されようと、大事にされようとして、 気付けば未成年でも働ける非合法の店で働いていた。 愛想よく、好きだと振る舞えば堕ちる客。 他に好みの女がいれば身勝手に離れていく。 客から稼いだお金を他の男に流すだけの生活。 金を渡した時だけ、都合よく構えるペットなだけ。 どいつもこいつも対価を渡して初めて成立する関係 ──フェードアウトするたびに彼を思い出した。 ] (84) 2024/05/06(Mon) 23:29:37 |
【人】 従業員 ルミ[ 対価も見返りもなくわたしを救ってくれたお兄さん。 ──────なにもないから嫌になったの? お金があればいいのかな。 わたしがかわいくなれば、いいのかな? なにもないわたしに優しくしてくれたなら、 何かを持ったわたしになれば、愛してくれるよね。 ] (85) 2024/05/06(Mon) 23:29:45 |
【人】 従業員 ルミ[ 危機感持ってくれよ、と呟く彼に微笑んだ。 ストーカーなんて真っ赤な嘘。 そんな人が出てくるリスクも高い仕事だけれど、 そうならないようにお客さんを管理してる。 好きな食べ物は──…… お店のプロフィールに書いてあるんだ。 「半分こできる食べ物」が好き。 それと、真っ赤で美味しい、甘いりんごも。 ] え〜? やぁだ。 お兄さんを信用したいから、するの。 [ 昔お兄さんが甘くて食べられなかったりんご飴。 間接キスの知識はさすがに当時はなかったけど、 お兄さんと同じものが食べられて嬉しかったな。 あのりんごには、魔女の毒なんて塗られていない。 ] (86) 2024/05/06(Mon) 23:30:20 |
【人】 従業員 ルミあの、その、……色々。 部屋はエレベーターで……10階の角なんだけど。 ちょっと、ここだと他の人に会うかもしれないし…… 中で話しても良いかな。 [ そう言って、わたしは彼の手を引いた。 エレベーターのボタンを押して、10階──最上階まで。 単身者向けではない間取りの角部屋。 丁度、二人暮らしに向いているような。 ついてきてくれるなら、わたしは部屋の鍵を開けて、 彼を中へ誘い込む。 蟻地獄のように、抜け出せない迷路へと。 ] (88) 2024/05/06(Mon) 23:32:07 |
【人】 従業員 ルミ[ 警戒されては元も子もない。 急いては事を仕損じる────わたしは馬鹿じゃない。 逸る鼓動を抑え込み、指先を握り締め、 彼をソファへ座るように案内した。 部屋の内装もインテリアも、白とピンクで飾られていて 住んでいるのがわたし一人だとすぐにわかるはず。 ] お兄さん、コーヒー飲む? [ 本当は冷蔵庫にね、ピーコックブルー、あるんだよ。 でも今いきなり出すのは違和感を生むでしょう? それに、緊張を解くには温かい飲み物っていうじゃない ──……真正面から貴方を抑えつけるなんて無謀、 出来やしないと分かっているから。** ] (89) 2024/05/06(Mon) 23:36:46 |