情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[|<] [<<] [<] ... [2] [3] [4] [>] [>>] [>|]
![]() | 【赤】 マシロ[ 友人の中には幾人か恋人を持つ子もいるけれど、 その誰かから聞いた経験の話さえ餅を黒くさせるとは さすがの白うさぎも悟れない域の話だ。>>*151 今まで話題に上がったこともないから、多分 今後も黒くさせずに済む ──はず。 ] ………ぁ、ぅ、 [ 出来ない、と言えない身体にしたのは彼なのに。 お腹の寂しさと疼きを埋めてほしい。 ────こんな、淫らな身体になってしまうことなんて 少し前の自分は想像さえしていなかった。 外だと分かりながら、「出来るよね?」だなんて言葉。 澄まし顔で内風呂を使わない理由をさらっと紡ぎながら、 もしや最初から狙いはこれか。意地が悪い。 ] (*155) 2023/04/02(Sun) 21:52:52 |
![]() | 【赤】 マシロ…………がんばる……。 [ 小さく零し、目を細めて見つめてくる視線を感じながら ゆっくりと跨り、──挿入れようと努力したのに。 外でも良いからきもちよくなりたい気持ちと、 誰かに聞こえてしまうかも、という背徳感。 いつも甘やかしてくれる彼が夜だけこうして 意地悪になることも、心をそわつかせる。 感情と、想像以上の気持ち悦さが動きを鈍らせた。 自分で彼の熱をナカへ迎え入れ、 その動きが彼に快感を与えているのが間近に見えて。 はふ、と息を吐く。 この先に待っているいつもの快楽を思い、腰が引ける。 ──慾しい。でも、勢いよく腰を沈めるのは 自分で理性を手離すのと同じで …まよって、 ] (*156) 2023/04/02(Sun) 21:52:58 |
![]() | 【赤】 マシロ──── ッや、 まって、…! [ 耳に届いた、待ってあげたい"けど"という前置き。 謝罪の四文字が嫌に頭へ響く。 頑張るから、がんばるから待って、と 制止を掛けるのが間に合わない。 ] (*157) 2023/04/02(Sun) 21:53:01 |
![]() | 【赤】 マシロッぁ、ふぁ、や、 ────……ッンん……っ [ ばしゃ、と律動に合わせて水面が波を打つ。 輪郭を得始めた月がそれに合わせて欠けてはぼやけ、 形を取り戻してはまた欠けて、を繰り返した。 うさぎは月を見て跳ねるという。 狼は月に向かって吠えて、狼人間になるらしい。 ────絶頂から下りて来られないまま、 媚肉を犯す熱杭に甘い喘ぎを零しかけ、必死に堪える。 どこかから誰かのはしゃぐ声が聞こえていた。 いつものように喘ぐと、バレてしまう。 ] (*158) 2023/04/02(Sun) 21:53:10 |
![]() | 【赤】 マシロッひ、ンぅ、……っふ、 〜〜〜ッ、 [ 聞かれてしまうかも、という想像で中が締まる。 それさえ気にせず犯されているのが、 ──どうしてか、たまらなく、きもちいい。 なんで、おかしい、こんな。 声を殺すために必死に唇を塞ぐだけのキスをねだりながら 絶えず奥へ流れ込むお湯の熱にさえ神経が撫ぜられる。 子宮口は満腹を求めるように、蜜を纏って鈴口へ吸い付き 蜜壺も同じ、奥へと悦んで熱杭を咥え込む。 この状況下で拒むどころか、身体は快楽を慾しているのが 言葉にせずとも明白な ナカの動き。* ] (*159) 2023/04/02(Sun) 21:53:14 |
![]() | 【赤】 マシロ[ まさか"結局拒否しない"ということへ相当興奮する、なんて そんなタイプだとは思いもしていない。>>*160 彼も知らなかった彼自身のことなら、それも当然か。 羞恥や照れだけで「だめ」と言いながら、 プレゼントの包装を紐解くように 彼の言葉、視線、指先で 導かれるままに受け入れるのが最近の定石。 ────甘え、甘えられ、食卓は出来上がる。 ] ……〜〜ッふ、…ぁッ、ん、……ン…っ [ 喉奥から唸り声のように聞こえる、彼の声。 媚肉の収縮と締め上げへ抗うように挿入は止まらず、 水音が派手に鳴っては頬へ飛び散った。 意識して声を殺し、深いキスで呑み込んで。 それでも零れ出てしまう甘い喘ぎはきっと、 この水音が掻き消してくれるはず。 ] (*167) 2023/04/03(Mon) 8:51:29 |
![]() | 【赤】 マシロ[ 外が薄暗がりの幕が下りるにつれ、照明で肌が照らされる。 ───もうすぐで、瞬きの間に夜になるのだろう。 夜でさえない時間からこんなえっちなことをして、 こんな風に、外で彼自身のモノを受け入れる、なんて。 ……──仕事柄か、或いは元々の声質なのか 声がよく通ることの自覚は少しくらいはあるからこそ 必死に我慢しようとしていたのに。 ] ッンん、っぁ、 ひァ、ぅ……っ [ 温泉の熱と、ナカを満たす慾の双方で全てが茹る。 思考回路が焼けて、ぼうっと輪郭を失って、 ……どうして声を我慢しないといけないのか 一瞬理解らなくなってしまうくらい。 何を思ってか、彼が片手を腰から離して腰を浮かせた。 せめて律動を止めてくれれば手伝えたのに、 腰の動きを続けたまま移動しようと試みるものだから 上手く意図も汲めなくて、気持ち悦い場所を突いて貰えず 「やだ、ぁ、」と焦らされていることへ泣き言を。 ] (*168) 2023/04/03(Mon) 8:51:33 |
![]() | 【赤】 マシロ[ そこも微温湯のような快感を与えてはくれるけど。 ──もっと悦くなれる場所をもう知っているから。 還ってきて、と ねだる前に。 ] ──────〜〜〜〜っ、……ッッひ、ん ン…!! [ ぐにゅ、と最奥に先端がめり込むように突き上げられる。 ばちばち音が鳴るくらい、視界が白んで 力が抜けていたはずの脚が快楽の衝動で水面を蹴り上げた。 ばしゃり、音が鳴ると同時に熱杭がナカから抜けていく。 強すぎる快楽に腰が抜ける。 ぺしゃりと膝から崩れ落ちているうち、 もう一度ナカへ入って来ることなく、彼の熱からは 勢いよく、あつい しろ が噴きあげて、肌へ舞い散り 腹や胸元──顔にも飛び散って。 まるで外からもやけてしまいそう。 ] (*169) 2023/04/03(Mon) 8:51:37 |
![]() | 【赤】 マシロ[ 思えば彼の白濁を肌で浴びたのは、 これが初めてであるような気がして、ぽかんと呆けた。 練乳を胸に零した時の再来みたいだ なんてこと 考えられる思考の余地もない。 ] …………ん、む [ 唇の近くについた慾の残滓を指先で掬い取り、 熱に浮いた思考のまま、咥内へ運び入れる。 苦いような、何とも言えない味が舌の上へ滲んで ──それなのに彼のモノだと思えば その苦味さえ甘いような気がするのだから、不思議だ。 練乳の時はお行儀悪く舐め取らずティッシュで拭ったが、 今回は、白うさぎも少し、お行儀が悪い。 ] (*170) 2023/04/03(Mon) 8:51:41 |
![]() | 【赤】 マシロ[ 飲ませ損なった、と謝ってくれるのであれば。 ──そんなところも可愛いと思ってしまったので、 別に 気にしなくたって構わないのだけれど。 ] ……ね、まだ できますか? からだ、あらった あと。 ……へやでもういっかい、ここにも、のませて。 [ オーダーのやり直しは無事に通ったかどうか。 ──きっと通してくれるという自信はあるけれど。 どちらにせよ白うさぎと狼の夜は、帳が降りたばかり ここはフィクションではなく二人の現実。 月が見守る夜に、互いを白へ染め上げる時間は まだまだたくさん残されているのだ。 ] (*171) 2023/04/03(Mon) 8:51:49 |
![]() | 【赤】 マシロ[ 月に向かって跳ねるうさぎと、 月の明かりで獣になる狼。 似て非なるふたつ、──水面に揺れては消える月の中 うさぎが狼を食べて 狼もうさぎを喰べている。 言葉を失い、思考を奪われ、熱と互いの温もりを縁に たったそれだけを握り締め、どうにか輪郭を保ち。 ────そんな、本当にけだものじみた交わり。 知っているのは私たちだけで良い。 月も星も、夜が明けたら太陽の明かりに隠れて、 次の夜闇が訪れれば、もうすっかり忘れてしまえ。 "二人きりの 秘蜜の交わり"になるようにと。 ] (*178) 2023/04/03(Mon) 21:03:14 |
![]() | 【赤】 マシロえへ、……やわたさんの味、覚えたくて。 "こっち"でも。 [ 自分が唇の近くに付着した白濁を舐めるだけで、 途端におろおろするのが面白くなって。 くす、と笑いながらそんな風に軽く言葉を返した。 今までは薄膜の中に吐き出されていた、彼の慾。 練乳のように甘いわけがなく、苦いような── 例えるのも難しい味がする。 けれど彼の味だと思えば、難なく飲めてしまう気さえする。 とはいえこのままだとキスが出来ないのは寂しいから、 ちゃんと口を濯いで、熱の残滓を洗い流そうか。 ] (*179) 2023/04/03(Mon) 21:03:19 |
![]() | 【赤】 マシロ[ 愛してる、の言葉には満足げに咲って。 「ん」と当たり前の顔で腕を伸ばせば、抱っこが叶い そのまま内風呂へ戻り白濁をいちごの匂いで洗い流した。 勿体ないかも、──なんて少しの未練はあるものの 洗わなければ先へ進めないジレンマ。 バスチェアに腰掛け、指示通り首を上へ向ければ 不思議そうな顔で目を瞬かせる自分の顔が 彼の瞳には映っていたことだろう。 美容院以外で髪を誰かに洗われるのも、 記憶の限りでは初めてのこと。 ] ん〜〜……きもちよくて、むしろ寝ちゃいそう…… ……なーんて。あははっ。 [ この後にまだオーダーが控えているのだから。 ごっこ遊びには戯れで返し、鈴を転がすように笑いながら 大人しく──楽しそうに髪を洗われていた。 脱衣所で拭き合ってのじゃれあいも、 その余韻と二度の交わりのおかげか 戯れで済んで。 ] (*180) 2023/04/03(Mon) 21:03:38 |
![]() | 【赤】 マシロ[ 待っててと言った彼が腰にタオルを巻き、一度出て行く。 言いつけ通り良い子に待ちわびていれば 自分の鞄と、浴衣を持って帰って来てくれた。 女性用は幾つか浴衣に種類があるらしい。 一応パジャマも持って来ているけれど、せっかくなら 浴衣を着て温泉気分を楽しみたい気持ちが強い。 ────たまには違う飾り付けも良いでしょう? でも、生憎と浴衣には縁がない人生だったので。 ] や やわたさん…… 浴衣、着方わかんない……たすけて…… [ 選んだのは、夜色の記事に白い小花柄の浴衣。 帯はシンプルな赤茶色。 そもそも浴衣の下は下着を着けるものなのか。 ──無い方が狼さんの食欲を煽れるかどうか。 情けなくへにょんと眉を下げ、手助けを乞いながら 浴衣を着終えた後は、ドライヤーで長い髪を乾かした。 ] (*181) 2023/04/03(Mon) 21:03:45 |
![]() | 【赤】 マシロ[ 髪が長い分、乾かすのには時間を要してしまう。 自分が戻った頃には彼が内線での連絡を終え、 朝まで誰のことも気にしなくて良い空間になるように 準備を整えてくれた後のことだった。 料理をのんびりと楽しみたい気持ちもあるけれど 燻り続ける熱を、あまり長く待てる余裕もない。 後で食べるということが出来ない料理だけ先に頂いて、 刺身や鍋は、"慾"の後にさせてもらおうか。 ] やーわーたーさんっ [ 何はともあれ、布団の用意も終えて貰ったなら ────後はもう二人の時間。 無邪気なうさぎの声音で彼へ抱き着き、腕を回して、 赤い舌をぺろりと覗かせ ] (*182) 2023/04/03(Mon) 21:03:49 |
![]() |
![]() | 【赤】 マシロ[ 二人だけの食卓に並ぶのは、 夜綿が育てた真白と 一緒に作った愛情、 太陽というよりは月のようなやわらかな灯に照らされて 愛は花開き、戀はもっともっと絡まり合う。 明日助手席でぐったりしてしまっても構わなかった。 はしゃぎ疲れた、なんて言い訳の下準備は終えてある。 ────手加減しないで、骨まで愛して。 ] 朝になっちゃう……のは、やだ。だめ。 [ そうは言っても朝は平等に訪うもの。 だからこれは、ただの戯れ。 響き合う笑い声、──憧れた家族のかたち。 家族を識らなくても、こうして自然に"なれる"のは 相手がきっと貴方だから。 ] (*190) 2023/04/03(Mon) 22:47:51 |
![]() | 【赤】 マシロ……外へのお散歩なんて、"行けない"でしょ? [ 行かないのではなく、行けない。 にんまりチェシャ猫のように口角を上げて笑い、 ショーツだけ身につけて浴衣を着せてもらう。 夜の空に咲いた白い花、──だからこれを選んだのだ。 恋人になってから、夜が好きになった。 貴方の名前。貴方の愛し方。貴方を象徴するものみたい。 朧月夜みたいに心が安らぐひと。 ──夜空の月明かりには、白い花が一番似合うはず。 ] 蝶結び! わあ、かわいい……! [ 女性の着付けには少し慣れていなさそうな手付きに、 ふふんと満足げにしながら、最後まで任せてしまう。 着方が分からないのは本当だし 下手に手伝うと悲惨に変えそうな予感がしたので。 不器用ではないけれど、慣れないことは当然下手だ。 ──脱がされるための服を着せて貰うという シチュエーションに少し楽しみを覚えたのも、否定しない ] (*191) 2023/04/03(Mon) 22:48:05 |
![]() | 【赤】 マシロね、ね、似合う? かわいい? [ くるんとその場で浴衣の袖を翻し、一回り。 無邪気にはしゃぐ様相だけならば 腹の奥で男の精液を慾する雌の側面なんて、 想像もつかないだろう。 期待通りの返事が貰えたなら「えへへ」と頬を緩め 髪を乾かし、丁寧に櫛で整える。 持参したヘアオイルのおかげで艶々のさらさらだ。 ──それもこれも、美味しくなるための下拵え。 自分で覚えた、自分なりの味付けと飾り付け。 ] (*192) 2023/04/03(Mon) 22:48:12 |
![]() | 【赤】 マシロ[ 傷んでしまう食材を冷蔵庫に仕舞うのを見守り、 「はぁい」といい子のお返事でぺたりと引っ付く。 こんな風に甘え倒してしまうのも、 少しは自重を覚えなければ …とも思うのだけど。 だめなことは「だめ」と言って、無理をしない、と "約束"してくれた彼が受け入れてくれるのなら これは多分、言ってもいい我儘なのだ。 ] ん、 ンぅ、……っふ、 [ 布団に着けば、早々に項へ口付けられて 袂から彼の手が入り込み、何にも守られていない やわい胸を揉まれては 甘い声を零す。 育つくらい触れられた両胸もすっかり華開いた性感帯。 待ち侘びた刺激へぽやんと浮かんだ思考回路は 彼のお願いを聞き入れ、素直に裾を持ち上げた。 ] (*193) 2023/04/03(Mon) 22:48:16 |
![]() | 【赤】 マシロ──── ッひゃ、んっ!? [ 跪いた彼が裾を分け、ショーツに覆われた秘部へ あつい吐息を吹きかけたのに、脚をびく、と跳ねさせる。 なに、と混乱しているうちに下着をずらされ 咄嗟に持ち上げた裾を握り締めた。 ] ッや、 ぁぅ、っ……! だ、だめっ、そんなとこ、……っ [ 直接秘部へ口付けられる感覚と熱。 抵抗は言葉だけ、脚も手も制する気配はない。 ──いつもならしないこと。 未だ知らない快感を教えて貰えるに等しい行為に、 心臓が跳ねているのは、どうか、バレないで。* ] (*194) 2023/04/03(Mon) 22:48:23 |
![]() | 【赤】 マシロ[ ──行かせてあげない、なんて少し束縛めいた物言いが 心臓を加速させるのは何故なのだろう。 自分にはそんな性質は無いと思っていた筈なのに、 彼限定で、まるで被虐心が芽生えているような。 いやまさか、と内心で必死に否定して 考えを振り払おうと、くるくる回ったのだ。 ] えへへ、その写真、帰ったらアルバムに入れたいな。 夜綿さんの浴衣、夏祭りとかでも見れるだろうけど 今日の姿は今日しか見れないから、大事にしなきゃ。 [ 自分も今までずっと写真を撮られることは無かったから 増えた二人の写真は、どれも大切な思い出だ。 アルバムを作るという行為も、写真に残すということも 彼と恋人になってから覚えた優しい喜び。 そこに貴方が映っていれば、もっと幸せ。 ] (*198) 2023/04/04(Tue) 0:00:20 |
![]() | 【赤】 マシロ……もう。痕つけるの好きなんだから……。 [ 彼の薄昏い考えまでは知らない。 けれど識る時がもしも来るのなら、きっと少し驚いて それから「うれしい」と咲ってしまうのだと思う。 項に残される赤い独占欲の花を止めはしない。 うさぎの穴で暫くは髪型を考えなければならないだろうが、 薄まる頃にはまたつけられているのだろう。 独占したい、と想ってくれている証なら たくさん余すところなく刻んで欲しいし、つけて慾しい。 ──今度、自分もつけ方を教わってみようか。 いつかの"魔除け"ならぬ、匂い避け。 ] (*199) 2023/04/04(Tue) 0:00:30 |
![]() | 【赤】 マシロ[ ──なんて戯れを口に出来たのはそこまでで。 一度また火が灯った身体は快楽を得るために熱を帯び、 既に期待で膣が蜜で潤んで、秘芽も熟れたように膨らみ 誂えたように彼へ差し出される。 ] ──〜〜ッひぁ、ンっ、 ふ、ぁあっ、ンん……ッ!! [ すんなりと指を迎え入れた媚肉はきゅうと締まって、 蜜の潤いを皮膚越しに彼へ伝えた。 ぬるついた舌が水音を立てながら秘部を舐め、 ナカから抜けていった指が今度は膨らんだ秘芽を 指腹でぐりぐりと強く弄り、快楽の痺れを奔らせるのへ もう押し殺す必要のなくなった喘ぎを零し。 ] (*200) 2023/04/04(Tue) 0:00:34 |
![]() | 【赤】 マシロンぁ、 ん、ゃ、だめ、だめなの……っ きもちぃ、から すぐイっちゃ、ぅ …っ♡ [ 声も瞳もすっかり蕩けて、 "我慢"から解放されたせいか、いつもより甘ったるい。 自分を見上げる彼の口が、確かに四文字を形作り、 また卑猥な音を立てて舐め始める。 ────だめ、とめなきゃ、そんなところ、 ばちばちと瞼の裏がしろく弾ける。 背徳感と快楽と、いつもと違う追い詰められ方への ──……これは 名前を付けるなら、興奮、? ] (*201) 2023/04/04(Tue) 0:00:42 |
![]() | 【赤】 マシロ[ ナカからは次第に蜜が溢れて、 彼へ快楽を憶えていることを体で知らせている。 爪先から頭までを一気に気持ち悦さが迸って、 だめ、と彼の頭へ弱々しく触れた。 ] ふ、ゃ あっ、ン、 〜〜っ♡ っは、ぁふ、イっちゃうから、はなして ぇ…ッ♡ [ だめ、と必死に訴えるのとほぼ同時。 びくん、と大きく身体が跳ねては震え、絶頂に達し、 その快楽に堪らず涙を流して何度も息を吐いた。 お腹の奥がむずがるように疼いている。 さっきみたいに噴いて布団を濡らさなくてよかった、と 僅かに安堵し、すっかり力の抜けた四肢を投げ出して ] (*202) 2023/04/04(Tue) 0:01:00 |
![]() | 【人】 マシロ[ "可愛い"ものが好きだった。 可愛くなりたくて、いつの間にか好きになっていた。 小さい頃 街ですれ違う家族連れがいつも 子どもに紡いでいた、「かわいい」という言葉。 ──可愛くなれば私もお母さんに、なんて淡い期待を 抱いてしまったのが始まりだった気がする。 可愛いものが好き。 それが愛される様を見て過去の自分を救っていた。 可愛く在ろうとする道以外知らない。 親に愛されるための条件だと思っていた。 わらわなきゃ。 だって、"大咲"はたくさん咲うという意味だから。 わらわなきゃ。 ────いつの間にか義務みたいになっていた。 ] (37) 2023/04/04(Tue) 0:07:17 |
![]() | 【人】 マシロ[ 腐ったように生きていく自分が惨めで、嫌いで、 それ以上いやになる前にとうさぎの穴へ飛び込んだ。 "独りでも生きていく術"は識っている。 せめて"一人でも生きていける心"を持てるように。 私の料理が、 私のなにかが、 ──誰かの笑顔になれるように。 貴方を初めて見つけた時、 確か貴方は、じっと此方を見ていたんだっけ。>>2:-173 穏やかそうな人だな、というのが第一印象。 声音も春の陽だまりみたいに暖かくて、 「カウンター席、おすすめですよ」なんて珍しく 自分から、店員と距離の近い席へ誘導した。 真っ直ぐに、自然に笑えた。 他愛ない雑談を交わすだけで楽しくて。 少しずつ好みを探るように変えていったブレンドが ぴた、と嵌った時の反応が、一等うれしくて。 ] (38) 2023/04/04(Tue) 0:07:28 |
![]() | 【人】 マシロ[ 仕事終わりの 夜 。終電を逃しても、多少の危険を顧みず歩いて帰ったのは 貴方の名前に 夜 があると知ってから。 孤独を示すだけの夜が少し好きになれたのだ。 まるで貴方が近くにいるような気がして、 ──独りぼっちじゃなくなれた錯覚に抱かれながら。 そんな未来は有り得ないんだろうな、なんて諦観と共に 雪のように 心と思考に 貴方が積もった。 もし、 一緒に帰れる夜があったならどうしよう。 もし、 想いの花が咲いたら、どうなるのかな。 ────……答えは今、食卓の上にある。 ] (39) 2023/04/04(Tue) 0:07:57 |
![]() | 【人】 マシロ[ 三月うさぎが開く"なんでもない日のパーティ"も 貴方となら毎日が特別ななんでもない日。 何月でも、どんな季節でも、いつの時間帯でも。 やっぱり神さまがくれた贈り物みたい、なんて アリスの冒険よりもおかしな夢見事だろうか? 今までの傷も過去も、全部全部 貴方と仕合わせて、幸せになる準備だった気がする。 ねえ、いつか私たちに家族が増えるなら たくさんたくさん愛して、幸せに出来るって 信じられるようになれたんですよ。 ────……少し前の自分なら、嘘みたいな話。 でも、これは全部、私たちの現実だから。 ] (40) 2023/04/04(Tue) 0:08:04 |
[|<] [<<] [<] ... [2] [3] [4] [>] [>>] [>|]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新