【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信まだあなたが酒によって運ばれて、起きてくるより前のことだ。 起きているならわかるだろうくらいのノックをして、扉を開ける。 起こすつもりはないのだ、介抱されていったという話だったから。 そこらの自販機で買ったばかりだろう、まだ冷えた水のペットボトルを片手に、 ベッドの一つ一つを覗いて、様子を確かめる。 (-176) 2022/09/24(Sat) 23:49:45 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 正社員 千堂 歩生「危険だとは思わないけど、やっぱり知っておくと安心だからね。 ああ……そういえば鹿籠クンはプールに来ていなかったか。 居心地よく過ごせているならそれに越したことはないけど、後で探しておこうかな」 自社の製品は信用しているが、使い方次第でなんでも危うくなるものではあるし。 実際緊急性を感じているならもう少してきぱきと動いていただろうし、 それほど深刻に感じているわけではないのは事実なんだろう。 どちらかといえば、使用した側が気負わないように、くらいの配慮なのかもしれない。 「それじゃ、僕のほうもここで。また後で、もしくはまた明日。 牧野瀬クンにも、会えたらよろしく言っておいてね。水鉄砲を使ったのは彼だからさ」 さして状況の説明としてふさわしい言い回しではなかったものの、 そこまで並べればどういう状態にあったか、というのは相手にもわかるだろう。 こちらも軽く手を挙げて、昼過ぎの邂逅はそれで幕を閉じた。 (-180) 2022/09/25(Sun) 0:22:35 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信少なくともそれほど深刻そうな様子ではなさそうだ、と見れば表情の緊張も緩んだ。 シーツが乱れているならしっかり肩まで掛けてやって、 枕元に置いてあるのだろう水の横にもう一本添えて置く。 「寝てていいよ」 ペットボトルの冷たさがうつって、ひんやりと冷えた指をあなたの目元に当てる。 用事らしい用事があるふうではない。本当に、様子を見に来ただけなんだろう。 穏やかに微笑んでいる顔も、目元を覆ってしまえばあなたからは見えなくなる。 (-184) 2022/09/25(Sun) 0:32:29 |
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