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人狼物語 三日月国

131 蕐の残香、追憶のブーケトス


【神】 イングラハム



   けれど、続く君の言葉に
   僕は思わず息を飲んでしまい。


    「ずっと......?
     あの日から...何年も経っているのに...?」


   寒気のようなものが背筋が伝う。
   あの日から経った時の厚みは
   僕が一番理解しているつもりだったから。

   どれだけの時の濁流に飲まれ
   凍りついてしまったのだというのだろうか。
   その恐怖は、想像を絶するものだ。

(G1) 西 2022/02/20(Sun) 5:03:59