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人狼物語 三日月国


209 賢い狼さんと生意気な子猫の小旅行

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視点:


アルが参加しました。

【人】 アル


 ああ、旅行。

[陽射しは昼頃、あるいは昼過ぎを示していた。
だがこの部屋──作業部屋は暗すぎず、明るすぎず。手元の部品に影が重なりにくい程度の明かりで覆われていただろうか。]

 まあ、悪い話では無いだろ?
 それに依頼の締切も分からなかったから、な。
 聞くなら今しかねぇなって思って。

[その中心で作業の手を一時的に止めた男の顔は、呆気に取られたと言いたげである。
此方が驚かすつもりで言った事も要因だが、手配の兼ね合いや仕事の兼ね合いが重なり合って明かせなかった事もまた一つの要因である。こんな場所で、こんなタイミングで言う事でも無いだろうと案に伝える彼には笑って誤魔化すしか無い。]
(5) Eurail 2023/04/17(Mon) 23:53:38

【人】 アル

 それに、まぁ…『遊戯』以降、長めの休み取れなくてさ。
 ひとまとめに休暇取れそうだったが、一人は味気ない。

[要するに言い分は暇だ、と。
何をする訳でもなく、いいや、何かをしないと
気が済まないらしい『働き者』は、ただ何も無い時間を
何となく過ごす事を嫌っているらしい。
(これだから本人が唐突に疲れて倒れた癖に…とは禁句だ。)]

 定期的に会えてはいるが、時間に追われずに
 かつ周りの視線を気にせずに過ごしたいっつーか…

 ……人の中って割と、疲れるんだよな時々

[それに、あの『遊戯』で勝った時の報酬がまだ残っていた。
自分には大したことはない額と言えばそうだが、
とは言えタダより安い物はないとも言う。]
(6) Eurail 2023/04/18(Tue) 0:21:39

【人】 アル


 …ダメ?

[首を傾げながらそう問いかける。
この仕草が『演技』なのか『本音』なのかは分かりにくいが、少なくともどちらであっても『一緒に行きたい』という結論は変わらないのだろう。人を誘惑する人狼はごくごく自然と相手を探って、ごくごく自然と引き寄せようとしていただろう。]**
(7) Eurail 2023/04/18(Tue) 0:25:45
アルは、メモを貼った。
(a1) Eurail 2023/04/18(Tue) 0:30:45

【人】 アル

[忙しなく働いていた指先が止まる。作業が丁度終わったのか、または、集中を切らせてしまったのだろう。
後者なら申し訳ないと少しは思いながらも、内心では思惑通りに反応を示してくれた事に喜びが強い。

素直ではない気まぐれ猫の反応は最初から織り込み済みだったが、(此方が思っていたより驚かれたのか静かだった返答だったけど)作業中に提案を投げかけたのは良い効果をもたらしたらしい。
その後の様子を見守っていれば承諾の返答がやってきたので、思わず笑みを浮かべてしまった。]

 じゃ、成立っつーことで。

[きっと尻尾が見えていたら嬉しさのあまりに激しく振っていたかもしれないな、とは。眼鏡にかかる髪を払われれば、そこから覗き込む赤い瞳は見つめてくる表情を凝視していた。]
(12) Eurail 2023/04/18(Tue) 8:55:36

【人】 アル


 でもそんなに、セレブの考え…か?
 そのつもりは無かったが。

[忙しさと金銭感覚がバグっていると以前にツァカリから指摘された事があった気もするが、生まれながらの性質は変わる事が難しい。
くつくつと可笑しそうに肩を揺らしてみせるものだから、それには本心からの疑問を呈した。(それがまた面白おかしくて笑われるやもしれないな)]
(13) Eurail 2023/04/18(Tue) 9:05:37

【人】 アル

[とはいえ、旅行の提案をしたのは此方。
そして旅行の話をもたらしたのも此方。
ニホンに興味があるかと聞き出したのも、それからパスケースの可否を聞いたのも何なら全て此方である。(温泉の話をした覚えは無かったので、思ったより興味があるのだろう。)]

 なら、オンセン、良い感じのところ探しておくか。
 何なら一緒に調べる?

[段階を積んで話を提案していた事もあり、確認事項に対してダメとは返って来ないだろうとは思っていたが、話がサクサクと進む事は良い事である。

「カプチーノでも休憩がてらにどう?」と提案しつつ、旅行の計画をもう少し掘り下げてみようかと微笑み返してみせた。]**
(14) Eurail 2023/04/18(Tue) 9:16:14

【人】 アル

[確かに、飲んで息抜きとは良く言うものだ。飲んで、食べて、コミュニケーションを取って、そうやって息抜きを取る事は珍しい事ではない。寧ろごくごく自然的行為である。
何ならツァカリとの再会に関しては気晴らしに足を運んだ下町の呑み屋であったりするので、否定出来る事柄ですらない。

だというのに、それは確かに言う通りだと認めながら、自分自身の立場が思ったよりも気兼ねなく過ごし難いのだろうと理解をして内心で凹む。]

 そういう…もの……いや、うーん…
 うん、まあ、そうだよな

[まあ、価値観の違いというものだ。
指摘をされたり、話を聞く事で明かされるお互いの暮らしの違いは結果としては自分の判断や理解をブラッシュアップに繋がるので『悪い』とは思っていない。]
(17) Eurail 2023/04/18(Tue) 19:28:31

【人】 アル

[さて、自分で誘っておいて自分の中にあるニホンに関する情報量はどれくらいだっただろうか。もしかしたらツァカリと対して変わらないかもしれない。
気候は常に移り変わり、それに合わせて植物たちが魅せる景色が大きく変わる。景色に合わせて独特の建物も美しい光景を見せるのだとか。実際にお土産として貰った事がある写真には、非常に美しいオレンジと黄色と色付く燃えるような紅葉が描かれていた覚えがある。

あとは、少しシャイだけども統一感と真面目さがあり、営業の為に日本の企業へ赴いた部下からは「彼らってシエスタもせずにいつ休んでるんだろうね」という言葉を聞いた事もあっただろうか。(シエスタをしないとは、どういう事だろう)]

 ニホンって何処も美味しいって聞くからな…。

 ああ、でも現地で寿司もいいよな。
 確かイタリア国内でもブームだったし。

[カプチーノの提案に返された言葉。
少しだけ笑ってからコーヒーマシン──お互いに良く休憩と称して外で飲みに行くものだから、見かねたグランから「流石に機械買ったらどうですか?」と言われた物である──にスイッチを押して、次の言葉を返す。]
(18) Eurail 2023/04/18(Tue) 19:41:23

【人】 アル


 ……明日って言ったらどうする?

[いやいや、勿論これはジョークである。
ちゃんと二人の予定や仕事を見越して対応しますとも。
という前置きはしておきつつ、それでも悪い顔をしていた。]*
(19) Eurail 2023/04/18(Tue) 19:44:48

【人】 アル

[あんたらしいと言われれば、それまで少しスッキリしていなかった表情は目に見えて明るくなっただろう。はっきりと分かるほどではないけど、頬の端に笑みが浮かぶ程度には。

思ったより自分自身に立場や価値観によって突き放されるのが嫌なのか、又はある種の固定概念を押し付けられる事への苦手意識なのか。(理由なんて本人もよく分かっていない)

…いずれにせよ、旅行への承諾も得られたなら喜ぶ以外で表現の仕方は存在しない。互いに価値観や生活環境は大きく異なるが、何だかんだでお互いにそれを楽しんでいる自覚はある。]


 ん。…それならよかった。


[元よりツァカリに一品物の時計を作り上げる職人という一面がある。だから個々を尊重する価値観が強い事も理由の底にはあるのかもしれない。
自分自身は『群れ』で行動を取る事が多い立場の存在だが、そういった個々の力に強く惹かれがちであり、何だかんだ「自分にはなかなか無いこと」として憧れがあるのかもしれない。]
(23) Eurail 2023/04/19(Wed) 8:02:11

【人】 アル

 大体同じって聞くけど…
 ああ、でも食文化に合わせて食料が違うとかあるかも?

 あと食に力がはいっているから、鮮度が違うって
 聞いた事があった気がする、な。


[もはや慣れてきたツァカリの私室は開放的に広がった生活空間となっていた。区画がない事で広々とした印象を受け、思ったより狭そうなのに広く感じると驚いたのは初めのうち。
今でこそ勝手に物の配置を覚えたり、勝手に持ち込んだりする程度にはこの空間に慣れ親しんでいたし、なんか自分で言うのも馬鹿らしいが自分の家──広過ぎて逆に持て余している自覚がある──より居心地が良いとすら思う。

現に部屋の中を抵抗する事もなくするりと歩き、2人がけの小さめのソファの前に置かれた机の上に運んできたカプチーノを慣れた手付きで並べる程度には。]
(24) Eurail 2023/04/19(Wed) 8:13:09

【人】 アル

[けらりけらり。
合わせてからからけらり。]

 支度品、全て現地で調達か。
 それはそれで面白そうだが、グランに止められそうだな。

[危ないからね、なんて。
いいや、アメリカとか中国よりはマシじゃないか?

勿論この返答も本気にはしてないが……ああ、でも面白そうという部分については嘘ではない。やってみたいから別問題としての話しである。]

 でもニホンって島国だからなぁ。
 海の幸は何処でも美味しそうだけど…。

 …なんか雑にニホンの温泉だけで調べたら
 滅茶苦茶出てきたな……流石は地震大国…。

[なお、余談だがイタリアでも地震はある。
何ならイタリア中部は、世界で最も活発な地震活動地帯の1つであるので、割と日本は親近感強いのかもしれない。]
(25) Eurail 2023/04/19(Wed) 8:22:11

【人】 アル


 どういうのを見たいとか、そっちで探すか?
 何だかこうやって探すのも面白いよな。

[ツァカリの肩に寄りかかるようにしてスマホを弄る。
ほら、色々詮索結果が出てくるだなんて時折見せて。
(勿論、カプチーノを飲む時は少しだけ離れておきますとも)]*
(26) Eurail 2023/04/19(Wed) 8:24:15

【人】 アル

[ほんのり甘めに仕立て上げたカプチーノは湯気を揺らめかせている。鼻をくすぐる温かくて優しい香りは、仕事を終えたばかりの人間に対する誘惑が強かろう。
だが、その少しばかり強い刺激はごくごく自然と空間に芳ばしい香りが混ざり合わさって遠退いていき、気が付けば違和感無くその場をまとまり上げていただろう。

機会も、関係も、対話も、香りも、それから慣れも。
緩やかに変わって、気付いたならばそこにいつの間にかに落ち着いていた。]


 ん? あー、ヴラドの弟。服の仕立て屋しててな。
 あいつの家系、昔から俺の家で仕事してんだよ。
 妙に多芸だなとは思うけど。

[…とは言っても、変わらない事はあるようで。
幾ら慣らそうとしても慣れないらしく、熱さに耐えかねて僅かに口元から吹く息を零す様はなんとも可愛らしい。]
(31) Eurail 2023/04/19(Wed) 19:28:10

【独】 アル

/*
普通に我が子(オリキャラ)の名前間違えた
※ヴラドってキャラの弟にグランがマジでおる
(-0) Eurail 2023/04/19(Wed) 19:28:56

【人】 アル

[…さて、そんなコーヒーとの格闘する子猫の様を横目で確認した後。スクロールさせながら見せるスマホ上の画面には様々な光景が映し出されていた事だろう。

一見すれば大体同じように見えるが、あっちは個人向け。そっちは大浴場。だけど水着を着て楽しむ大自然の中での温泉とは異なって、どれもこれも建物が併設されている所ばかりだ。
なお、よく調べればテーマパークのような温泉もあるようだが、今回はこれはパスとする。]


 へぇ、宿と一緒になっている所が多いんだな。
 泊まることが前提の施設だからか…。


[場所によっては紅葉が美しいとされる場所。
場所によっては富士山が美しいとされる場所。
場所によっては雄大な海が眺められる場所。

どれもこれも特色は異なる物ばかり。
何なら浴槽そのものも全く異なるようで、
自分が思ったよりも「気になるところが多いな」と思う。]
(32) Eurail 2023/04/19(Wed) 19:40:27

【人】 アル

[その中で一つ、指が示される。
露天風呂が部屋に備えられているという旅館だと説明が書き記されたその宿は、人目を気にすることなく気軽に過ごせそうな場所だっただろう。

…なるほど、落ち着いて過ごせそうだ。
というよりも個人に特化した少人数向けが売りの宿も結構あるものなんだとバリエーションの豊かさに驚いた事も一つ。
ついでに「無意識で二人っきりになれる場所を選んでいるな」と内心で掻き立てられるのが一つ。

無意識なのだろうか。
いや、多分無意識だな。面白そうという表情だった。]


 (…指摘しない方がいいな、折角選んで貰ったし)


[気儘子猫ちゃんの頭に手を添えて、ジッと中身を確認したら「ゆっくり過ごせそうだし、部屋で食事も楽しめるみたいだな」と個室に特化したサービスを口にした。]
(33) Eurail 2023/04/19(Wed) 19:52:36

【人】 アル


 海の幸も山の幸も楽しめますだって。
 この宿の周りも温泉街らしいし、外回りも観光が
 出来そうなところが多そうだから面白そうだな。

[肯定を示めす。なお、二人っきりに特化した個室に関しては指摘を最後までするつもりは微塵も無かっただろう。狼は策士なのである。]**
(34) Eurail 2023/04/19(Wed) 19:55:20