137 【身内】No one knows【R18】
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[ 女の治癒能呂は随分な価値となる。
いくら痛めつけようと、いくら傷つけようとも勝手に治るのだからどんな無茶だってできる。]
それなら……試してみましょう。
[ 本当に心からそう思っているのか。
踏み躙られて尚そう思い続けられるのか。]
リガートゥルを呼べ!
[ 鉄の扉その向こうに向けて男が声を上げる。]
[ しばし後、鉄の扉が開いて現れたのは2mを超える大男だった。大男はスキンヘッドに鼻から口にかけては鉄のマスクで口元は見えない。
その顔には大きく斜めに墨が入っており、犯罪者であったことを知らせる。]
この男がお前の相手をする,
[ そう言って男は出ていくでもなく、ただ椅子に腰をかけた。
男の冷たい表情と裏腹に、大男はニタニタと女へと近づいていく。]
リガートゥル。
その女は男を知らないそうですよ。
優しくしてあげなさい。
[ 冷たい声が石の部屋に静かに響いた。]*
| ── 過日 ──
「縁談が決まったよ」
[両親の言いなりの娘だが 相手の名を聞かされたとき 望みを絶たれた気分になった。] (9) 2022/03/21(Mon) 16:54:34 |
| [前妻は隣の領の一人娘だった。 面識もあり両親と共に葬儀に参加済みだ。 その日に、娘は信じられないものを見ていた。
────綺麗だ。眠っているようだ。 そう言って花を順に手向ける参列者達。
だけど娘の目には 酷く衰弱した干物のような何かが 拾い集められた臓物とともに 棺の中にごちごちゃと 押し込まれているようにしか見えなかった。
そして、もうひとつ。] (10) 2022/03/21(Mon) 16:54:56 |
| [大領主の、喪服から露出する 顔や首や手などの部位が 真っ黒く染まり、 ぐにゃりと揺らめくのを見た。
目を凝らすと、女の苦痛に歪んだ顔が 代わる代わる表面に表れては消える。 その中には、棺の中にいる娘の顔もあった。
人ではない。 怨嗟の集合体のようなものが 人の形を作っているに過ぎない。
男は魔術師であり 肉の体を捨て 若い女から生命を吸い上げ 生きながらえる怪物だった。] (11) 2022/03/21(Mon) 16:55:26 |
| [────そんな所に嫁ぎたくない。 当然の感情だ。
だが、父も母も、縁談を喜んだ。 良い相手だと褒めてもいた。
────葬儀で共に男の顔を見たのに? ────その前も奥さんは若く亡くなってるわ。 見ているものが自分だけ異なるのだと 親の目ばかり気にする娘には気付きようもない。
残酷で短命な結末を、両親が望んでいる。 ならば叶えるしかないと娘は覚悟を決めた。]
……成人するまでは、ここに住みたいわ
[我儘を一つ言うだけでも、勇気のいることであり、 願いは聞き入れられ、そして破られた。] (12) 2022/03/21(Mon) 16:55:48 |
| [────事件の日。 男は、いつでも自分の容姿を素晴らしいものに 見せていたが、そこにいた娘は 自分に見惚れるどころか震えていた。]
帰って下さい。 約束の日までは、穏やかに過ごさせて下さい。 さもないと……!
「成程、その瞳が特別なのか? よく確かめてやろう……」
いやぁ……っ!!
[女の得物を奪い、切り刻み、突き刺す。 怪物にとっては犯すのとも 吸い取るのとも異なる愉悦の時間だった。 だが、女にとっては……] (13) 2022/03/21(Mon) 16:56:13 |
| [その日も家にあった青い宝石のブローチは 娘が受けた苦痛の記憶を引っ張り、預かった。 それ以外のもの、感情の起伏なども 閉じ込めてしまったのは薬の副作用のようなもの。
元が一つであったのが惹かれ合うのは当然だが 知らない方が幸せな事実は世には沢山ある。
それは例えば、事件の因果。] (14) 2022/03/21(Mon) 16:56:38 |
| [物盗りによって家が荒らされ、家族を殺された。 ────女の認識。
婚約者に自分と家族が襲われその後物盗りに入られた。 ────事実。
ひとつの我儘も言わず婚約者の元へ行っていれば 家族も家も無事だった、可能性。 どの道自分は助からないし諦めていた。] (15) 2022/03/21(Mon) 16:57:13 |
| (16) 2022/03/21(Mon) 16:58:49 |
[化成へ嫁入りすることを納得していたから
買われた先がどんなに悪趣味であろうと
ヒトであるだけマシに思えた。
人が人にどれだけ残酷になれるか、
実際に見てきたことはない。
世間を知らない女の、浅はかな考えだ。]
はぁ、ぁ……
[手が離されれば
地下室の冷たい空気が沢山入ってきて
身体が冷えていくのを感じる。
そうしている間に、牢の中に人が増えた。
いや、アレは人なのだろうか────?]
[リガートゥルという巨漢は
地響きのような足音と共に目の前に来た。
見上げると首が痛くなるほどの身長差がある。
男を知らない、の紹介に喜んだのか
マスクの向こうに荒い鼻息が聴こえた。
顔の前に、男性器が出される。
女の手首ほどの太さがあり、
何であるか理解するまで三秒要した。]
そ、それが……。っう……んぐっ!!
[洗っていないのかチーズのような酷い悪臭がする。
顰めた顔は男の手に捕まり、無理矢理口を開けさせられる。
接吻の経験もないあわいに凶悪なモノが捩じ込まれた。]
[男の巨大な手は高い位置で纏めた髪を
それぞれ取っ手にでもするように鷲掴んで
自らの方向に強く引き寄せる。
先の丸い部分だけでも
自分の拳くらいあるのではないか。
そんなモノが身動きの取れぬ娘の口腔に納まる。
だがそこで止まらず、グイグイと腰を押し付けられ
肉の棒の先端は口の中を進んでくる。
他人の体温がまだ体内に入ってくるのは
酷く気持ちが悪いことだと知った。
口の中でどんどんと硬さも増している。]
ん、ぐぅ……っんん……っ
[苦しさを声に変換しようにも
出口なくぴったりと男の熱が塞いでいるのが
また気持ちが悪かった。]
[軈て、進みが止まる。
ええもう、それ以上は無理でしょうと。
もう入らない、そう思った先が、……まだあった。
ぐぽぉっ
……と喉奥に
エラの張った先端が入り込み、気道を完全に塞がれた。]
んぶっ…、ぅぐ、…んんっ、んぐぅ……っ
[男はツインテールを容赦なく動かし自らの腰も振る。
喉の窄まった所で亀頭を扱き、喉奥をガツガツと突く。
揺さぶるのに合わせて手枷の先の鎖が音を鳴らす。
ペニスの形がわかるほど頬は膨れ苦しげに目を閉じ
すきな男にはとても聴かれたくない醜い呻きが漏れ続けた。]
[舌を擦る男根が気持ち悪い。
鼻先に当たる茂みが気持ち悪い。
臭い。変な味がする。痛い。苦しい。
────だけど、貴方が望むなら。
これがジュダス様の望みだと思えば。
貴方の役に立てるのなら。
私、これもWうれしいWの。]
「おっと、危ない危ない……」
[マスクの奥からそんな声が聞こえたか。
ずるりと抜け出ていく硬いままのものは
透明な唾液でぐしょぐしょに濡れていた。]
げほっ、けほっ……はぁ、は……っ
[女の方は涙で頬、唾液で口許を濡らしている。
規格外のサイズの抽挿によって口の左端は切れ、
赤い血液が滴り、真白なドレスを汚した。
まるで、破瓜のように。]
[酸欠で頭が呆っとする。
頭からは手を離され、
真白な髪が何本と抜け落ちた。]
あ……。
[気づくと、片脚が高く持ち上げられていた。
白い下着は床に残骸が見えた。
淡い色のあわいは少しも濡れておらず
ぴたりと閉じていたが、
そんなのお構いなしに
巨大な先端が押し当てられ擦り付けられる。
────きもちわるいよ。]
[こんなの身体に入ると思えないけど
入ってしまうんだ。
膜どころか身体ごと裂けてしまいそう。
他の男の人に純潔を捧げるところ、
貴方に見られてしまうんだ。
他でもない貴方に。]
……じゅだす、様……ジュダス様ぁ……
[縋るように名を呼んだ。*]
[ 男は眉ひとつ動かさずにその様子を眺めていた。
女の口内が大男のデカマラで汚されている様子を。
そして、やがて女がその純血を奪われようとするとき。]
待て。
[ 男の名を縋るように口にしたのを聞いて静止の言葉をかけた。]
どうしました?
私の望んだ通りなのでしょう?
[ 大男はジュダスの言葉通りに身動きせずに待っている。]
[ 男は懐から何かを取り出した。]
貴方はこれから女になるのです。
そして私の商品となるために。
何人もの男が貴方の上を通り過ぎる。
そうして快楽を植え付けられて。
私の数ある商品とひとつとなるのです。
[ 手に玩ぶのは翼に抱かれた青い宝石。]
[ その宝石を見つめている。
女を見ずに、ただその美しい宝石を。]
そうして、
私は貴方のことを忘れるのです。
何もなかった様に。
[ 青の宝石はただ静かに輝きを放っていた。]*
……。
[どうしましたと訊ねる声に
答えられず俯いた。
目を閉じてて欲しいなのか
もう一度私の立場を教えてほしいなのか
自分でもわからなかった。]
[彼が私のこれからについて語る。
それを大人しく聞いた。]
……。
[全て彼に従うつもりの私だけれど
彼の言葉には一つだけ間違いがあった。
生涯何人が自分の上を通り過ぎようとも
この身に快楽を植え付けられたのは
貴方だけということだ。]
……やだ。
[子どものように言って、首を振る。]
……やだ、ぁ……やだやだぁ……っ
[イヤイヤと首を振る。
大粒の涙がぽろぽろとこぼれおちていく。
だってそれ、全然大事な商品じゃない。]
そんなWどうでも良い商品Wじゃ
頑張れないよぉ……っ
[馬鹿みたいに泣きながら彼を見た。
彼は、自分の方なんて見てなかった。
彼の視線の先にあったのは、青い────]
[カッと目を見開いて咆哮する。]
それぇ……っ
私のだぁぁ!!!!
[掴まれていないほうの膝で
リガートゥルの股間を蹴り上げた。
男が呻き距離が開けばもう一度足を蹴り上げ
鎖の先についた鉄球が頭蓋を砕く音を響かせた。*]
[ それが両目の揃った魔女の力なのか。
重い鉄球を物ともせず、それどころか易々と振り上げて部下の頭を砕いた。]
馬鹿が。
油断するからですよ。
[ だが、その動きには多少の驚きはあった。
指を鳴らすまでもなく、その動きにギアスは女の魂に痛みを刻み込む。いかに耐えようとも、呪いによる痛みは逃れようがないのだ。だというのに女はそれを振り切っている。]
……魔女め。
[ 口元の薄笑みが、大きく嗤う。]
[ 男は椅子に座ったまま豹変した女を見た。]
これは私のものです。
契約を守れなかった貴方のものではありません。
[ その表情から笑みが消える。
暗い眼鏡は、男がどのように女を見ているのかを隠してはいるが、その顔は今まで女に見せたことのない冷たいものであることは確かだった。]
私からこれを奪いますか?
ジャンヌ。
それなら、私は貴方を捨てなければなりませんね。
[ それは明確な敵意。
客でも、商品でも、所有物でもなく。
女に向けた男の気配は、敵意だった。]*