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人狼物語 三日月国


267 冬暁、待宵の月を結ぶ RSS
(2024/07/02(Tue) 0:00:00 に更新。 )

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【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ こんなの、勘違いだってずっと言い聞かせてる。

  だって私達、終わりが決まってるんだから。
  距離を測り損ねた先に待ってるのは
  私たちがよく知っている痛み。

  私達は恋人同士、
  それ以上にもそれ以下にもなってはいけない。

  君がいつもくれる気遣いも、楽しい時間も

  私たちで綴る物語なんだから

         勘違いなんてしてはいけないのに。 ]


 
(-65) alice0327 2024/06/12(Wed) 1:29:09

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁




            
「────W暁W」
(-66) alice0327 2024/06/12(Wed) 1:30:24

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ あの夏の日以来、私はずっと…………。 ]**


 
(-67) alice0327 2024/06/12(Wed) 1:31:31

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ 皮肉なことによく知らないまま始まったから
  好きだから、なんて甘えのない関係だからこそ

  律儀に、誠実に。
  私はできるだけ嘘をつかないようにしてたつもり。

  私が好きだから許されるだろう
  私を好きなら許してもらえるだろう


  そんな甘え、一切なかった。
  お互い好意なんて抱いてない赤の他人。


    
そう思ってたし、そのつもりだったから。 ]


 
(-68) alice0327 2024/06/12(Wed) 1:58:14

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ 君の真っ直ぐすぎる言葉に
  恥ずかしくなってしまったんだ。

  なんにも伝わっていないっぽいから
  よかった、私間違ってないんだ、とは
  思ったけれど、ね。


  私は、君ほど本気じゃなかった。
  恋人って役を演じることに。


  本気じゃなかったけれど
  あの時も、今も。
  私は君だけを見ているから。
  君のやる気は確かに私に届いていたんだ。 ]

 
(-69) alice0327 2024/06/12(Wed) 1:58:59

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ 「好きなものが同じで嬉しい」
  「期間限定のレモンケーキ味のが美味しかった」

  なんて、他愛ない話も悪くないなって思ってた。
  デートプランを考えるためなんだろうし
  真面目だな、義務感を持ってるなら
  ちょっと悪いな、なんて考えてたけれど
  君は私の質問にも嫌がらず返してくれてたから
  段々と、そうじゃないのかなと思えるようになってた。

  コーヒーとパンの組み合わせが好きなのは同じ。
  オランジェットを君のLINEで見てから
  一人で買って食べてみたり
  科学館や博物館も今度行こうか、なんて言ったり。

  恋人みたいな会話を、恋人としてた。 ]


 
(-70) alice0327 2024/06/12(Wed) 2:00:01

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ 君はどんな顔して返事を打ってるんだろう。
  君は楽しそうにしてくれてる、かな。

  
  折角、こんな関係になったんだから
  少しでも君が笑顔になれたらいい。 ]

 
(-71) alice0327 2024/06/12(Wed) 2:00:46

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁


 
    プラネタリウム、楽しみ。
    少しは星について調べてみようかな。


[ 初デートの行き先と日時が決まって。

  デートってどんなものかよくわかってなかったし
  服装とか少しは気を遣ったほうがいいかな、って
  珍しくそわそわしながら
  初めてのデートの日まで過ごしたんだ。 ]*

 
(-72) alice0327 2024/06/12(Wed) 2:01:10

【人】 幸阪結月



   見たよ、クリーム入ってるのがおいしそう。
   チョコチップのも捨てがたいね。


[ この関係を無理して続けてるつもりはない。
  本来あるべき形とは違うけれど
  楽しいと思ってるのは確かで
  君に何度も伝えた楽しかったよ、は嘘じゃない。

  ……でも恥ずかしげもなく
  揶揄いに真面目に返す姿には慣れないかも。
  いつ来るか分からない十二時までに
  やりたいことは全部したい。
  思いは同じだから変に否定も出来ないし。


  ちらりと赤面した女子を見て
  じゃあね、と小さく挨拶しつつ
  手を引かれるままに教室を後にした。 ]

 
(82) alice0327 2024/06/12(Wed) 2:19:01

【人】 幸阪結月



[ 当たり前かもしれないけど
  他の異性から告白されることはなくなった。

  流石に宮崎の熱量には勝てねーよ
  なんてぼやいてる男子を見かけたし
  きっと、普通の恋人の擬態は上手くいってる。

  応援、してくれてるのは有難い反面
  皆を騙してる気分にもなるんだ。

  みんなが受け入れてくれるのはいい事なんだけど。]


 
(83) alice0327 2024/06/12(Wed) 2:19:27

【人】 幸阪結月



[ 何気ない会話。
  ちょっとした日常の一コマ。
  得られそうで、得られなかったからこそ
  この時間は貴重だって思う。

  悪戯はそんな日常に彩を添えるためのもの。

          
本当にそれだけ、だったかな。 ]


 
(84) alice0327 2024/06/12(Wed) 2:20:05

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ 素直な君ならイタズラ成功するって思ってたけど
  ちょっとだけ緊張もしてたんだよ?

  タイミングよく君がこっちを見たら
  このキスは頬には出来なかっただろうから。 ]


 
(-73) alice0327 2024/06/12(Wed) 2:20:27

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



   
…………ずる、ならこれでお相子じゃない?


  
(-74) alice0327 2024/06/12(Wed) 2:20:58

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ 得意げにしてた私は無防備だったから
  簡単に抱きしめられて。


  ふわり、と君の匂いに包まれる。
  あたたかい、…………心地いい。


             
手放したくない。 ]


 
(-75) alice0327 2024/06/12(Wed) 2:21:30

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ 不相応な願いは言葉にしないまま

  
君を抱きしめ返して。


  外だってことを気にも留めず
  しばらく君の体温を感じてた。 ]*

 
(-76) alice0327 2024/06/12(Wed) 2:21:56

【人】 宮崎暁



 [ 僕達の吐く言葉は本物か、紛い物か、
   それは吐いた本人にしか分からない。>>79

   それが僕達が特別な関係である象徴で、
   普通の恋人とは違うところ。>>82

   だからこそ恋人同士の当たり前は
   僕達にとってはかけがえないのない思い出行事で
   幸阪もつけるようになったという日記も
   僕が大切に保管しているスケジュール帳も

   僕達が歩んできた道を不器用に綴っている。   ]


(85) 西 2024/06/12(Wed) 21:24:23

【人】 宮崎暁



   あ、わかる。
   僕も気になってたんだよね。


 [ パンは気軽にシェアができる
   思い出を作りたい僕達にはちょうどいい。>>82

   楽しかったよって、彼女の言葉は
   自信がある時ほど素直に受け止められるし
   自信が無い時ほど受け止めきるのが難しい。

   疑いたいわけじゃないんだけど
   やっぱり初めての、恋人だったから。     ]


(86) 西 2024/06/12(Wed) 21:26:37

【人】 宮崎暁



 [ 当たり前、が当たり前じゃない。>>84
   それを尊ぶことが出来た僕達は

   きっと誰もが羨む関係だったのだろう。
   終わりが来る事を知らない人達には
   この関係は上澄みしか見えていないのだから。]**

(87) 西 2024/06/12(Wed) 21:27:31

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



 [ 付き合い始めてから半年くらい経った
   気が狂いそうなくらい暑かった夏の日。

   夏休みのある日、午前だけ補習があった日
   僕は幸阪を自分の家に呼んだ。

   幸い学校からあまり遠くはなかったし
   僕は自転車だったから
   もし良かったら後ろに乗ってく?なんて聞いて。

   途中寄り道してアイスを買おうって提案したり
   またいつもの通り、
   楽しい楽しい、いつもの恋人のつもりだった。 ]



(-77) 西 2024/06/12(Wed) 21:30:31

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



 [ 人の目につかないところで二人きり
   そういう空間はいつだって魔性だ。

   転勤に振り回されて
   最低限の家具だけ置かれた自室に
   彼女を招き入れて。

   幸阪が受け入れてくれるなら、
   エアコンが効いた狭い洋室で二人隣同士、
   暑いなんて言ってるくせして
   肩を寄せ合うこともあったかもしれない。  ]



(-78) 西 2024/06/12(Wed) 21:32:46

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



 [ 僕にとって幸阪は大切な存在だ。
   だからこそ僕達の距離感は
   これくらいがいいんだって
   心の底からそう思っていた、はずなんだ。


         これだけ近い距離で
         君と目を合わせさえ、しなければ。
 ]*



(-79) 西 2024/06/12(Wed) 21:33:58

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月




         ──────────。



(-80) 西 2024/06/12(Wed) 21:35:19

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



 [ 戒めるべきあの日のことを
   唐突に思い出し始めてしまったのは


         君の愛くるしいイタズラのせい。
         君の柔らかな温もりのせい。
         心地よい君の匂いのせい。     ]


(-82) 西 2024/06/12(Wed) 21:36:33

【独】 宮崎暁



   あの日、僕が君を本気で好きになってしまったせい。
      

(-81) 西 2024/06/12(Wed) 21:37:54

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   そう、だね。

      お相子ってことにしといて、ほしいな。


(-83) 西 2024/06/12(Wed) 21:38:43

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



 [ そうして留めておかないと。
   僕はまた君を傷つけてしまいそうだから。  ]



(-84) 西 2024/06/12(Wed) 21:39:20

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   ────────行こっか。


(-85) 西 2024/06/12(Wed) 21:40:06

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月




 [ 幸阪を腕の中から解放すると
   僕はまたいつものように手を繋いで。

      いつものようにデートに戻ろう。
      僕達が戻れなくなってしまう前に。 ]**


(-86) 西 2024/06/12(Wed) 21:40:36

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ よくわかんない。
  ちょっと変わってるね。

  予想してた言葉すら返せないほど
  呆れられちゃったかな、なんて。

  共感されると思ってなかった私は
  そんな風に思い込んでたし、
  別にそれが普通だって思ってた。

  自分ですら、自分の気持ちが偶にわかんなくなるのに。
  他の人に共感してもらえたなら
  それは奇跡みたいなものでしょ? ]

 
(-87) alice0327 2024/06/12(Wed) 22:30:26

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



   なってたよ。
   実際かっこいいと思う。

   あ、でもさっきは情けなかったけど。


[ 床を転げまわってた姿を思い出して
  にやっと笑う。
  第一印象だけならクールに見える人が
  あんなに悔しがってる姿、  
  本人には悪いけど面白かった。

  ……それはそれとして。
  外から来る人に注目するのは自然なこと。
  時期も時期だったし
  学校って広いようで狭い、閉鎖空間だから。 ]

 
(-88) alice0327 2024/06/12(Wed) 22:31:09