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【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 気が早ってしまった僕は 待ち合わせ時間より早く来ていたから 彼女が来てくれたのが見えた時 ここだよと手を振って。 だんだんと近づいてきて くっきりとしてくるシルエットに 僕は思わず目を奪われた。 ] (-4) 西 2024/06/14(Fri) 22:27:43 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ その人の普段と違う姿を見ると 嬉しくなってしまうのが人間の性というもの。 何か特別意識してくれたらそれもいいし そうじゃなくても私服を見るだけで 自分は相手にとって特別って錯覚できるからだ。 普段見ることの無い幸阪の私服姿、 ]髪型ひとつ違うだけで印象も変わる。 なにより嬉しく思えるのは この幸阪を今僕が独り占めできるってこと。 (-5) 西 2024/06/14(Fri) 22:28:14 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月う、ううん。大丈夫、待ってないよ。 [ 思わず見惚れたなんて 言えるはずもないから。 慌てた様子で 大丈夫だって幸阪には伝えて。 ] (-6) 西 2024/06/14(Fri) 22:28:42 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 改めて言うのは少し恥ずかしい。 照れたように幸阪に微笑みかけて 手を繋ぐかという問いかけに頷くと。 ] そうだね。寒いし、それに… せっかくのデートだし。 [ 理由をもうひとつ付け足して 彼女の手を取り、行こうと目配せをした。 ]* (-8) 西 2024/06/14(Fri) 22:30:53 |
【雲】 宮崎暁[ これ以上は役割で片付けられる域を超えている。 二人の心を交ぜ合わせた時、 二人とも幸せだったとしても あるいは二人とも不幸になってしまったとしても 痛みを背負うのは幸阪の方だ。 ここから先は…………。 ] (D12) 西 2024/06/14(Fri) 22:35:07 |
【雲】 宮崎暁[ 僕は幸阪結月を手折る。 待宵草の芳醇な香りに酔いしれ、 引き寄せられる獣のように。 他ならぬ君だからいいんだって。 他の誰かの物語では大団円になるはずの それでいて僕達二人にとって、 最も残酷な愛の調べを奏でながら。 ]** (D14) 西 2024/06/14(Fri) 22:39:21 |
【人】 宮崎暁[ 気づけばあっという間に冬になった。 あと数ヶ月もしたら 幸阪と出会って一年を迎える頃。 秋のまだ服装に迷う時期を超えて もうすっかりとコートまで羽織る季節。 僕はといえば いつものように幸阪に会えば ご機嫌な様子になるのは相変わらず。 ひとつ変わったことがあるとすれば 付き合い始めた頃より その距離がぐっと縮まったことくらい。 ] (1) 西 2024/06/14(Fri) 23:50:58 |
【雲】 宮崎暁[ 蝉が鳴く昼下がり 近くの小学校が午後の授業の予鈴を鳴らす中、 僕は彼女との秘め事に耽ける。 不安に思わせたくないと丁寧に愛でる傍らで 大切な人を乱してしまいたい願望に挟まれて 葛藤すればするほど、心地良かった。 お姫様みたいに抱き上げ ベッドに寝かせて、何度も口付けをするのは 溢れた愛情と独占欲の裏返しだ。 制服のリボンのフックを取り ひとつひとつボタンを外すと その度に真っ白な肌を覗かせる。 初めて見た女の子の身体は 言葉が出ないほど美しくて しかもその相手が結月なんだって思うと 僕はもう止まれなくなってしまった。 ] (D15) 西 2024/06/14(Fri) 23:51:47 |
【人】 宮崎暁おはよ、幸阪 [ 毎日のように交した挨拶 夏休み明け、僕は幸阪に言ったんだ。 幸阪の家に迎えに行くから よかったら毎朝一緒に学校に行こう。 僕がそうしたいんだ、って。 幸阪が僕のわがままを聞いてくれていたら 今日の挨拶はきっと彼女の家の前になるはずだ。 ] (2) 西 2024/06/14(Fri) 23:52:08 |
【雲】 宮崎暁[ 指先で、唇で、肌で、 感じるのはかけがえのない恋人の味。 まだ花開く前の美しい蕾 時間をかけて待宵草の花を開けば 頭がその香りに酔ってくらりとする。 すぐに自分の手で花弁を散らすのに まるで花の蜜を舐めるように 楽器を奏でるような烈愛は 結月を蕩けさせるまで続けて。 ] (D16) 西 2024/06/14(Fri) 23:55:40 |
【人】 宮崎暁[ いつもなら楽しい登校の時間 でも僕は彼女の前だというのに 浮かない顔をしてしまう。 これでは幸阪に気を遣わせてしまうかも。 でも、あの日の反省を踏まえて 幸阪にはハグ以上のことはしていないし 名前だって呼ばないように気をつけている。 だから、これは、言わなきゃいけないんだ。 ] (5) 西 2024/06/14(Fri) 23:57:58 |
【雲】 宮崎暁[ いつも寝るだけのベッドが 想いの丈を語るように大きく鳴く。 飲まれればもう引き返せない。 沼にハマっていくみたいに 奥底で彼女と繋がる度に 彼女の中に感情まで引っ張られそう。 シワになるのも構わず脱ぎ捨てられた夏服に、 すっかり汗をかいたコップは 中の氷が今にも消え入りそうで。 それでも僕は 結月を求めるのをやめない。 だって僕は結月のことを… ] (D17) 西 2024/06/14(Fri) 23:58:54 |