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人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【独】 法の下に イレネオ

黒眼鏡! 今日がお前の命日だ!
rik_kr 2023/09/17(Sun) 21:00:00

【独】 法の下に イレネオ

/*
エてか波魔警察なのに警察狙ってるの? ワア〜〜〜〜〜〜〜みんなあいつだしょっぴけ
(-4) rik_kr 2023/09/17(Sun) 21:08:58

【独】 法の下に イレネオ

/*
こいつが善良かは審議ですが……
(-5) rik_kr 2023/09/17(Sun) 21:12:04

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

「いい兆候だ。」
「大胆な改革というものは、凡夫には理解できないものだから。」

貴方を捕らえているからか、自由を奪っているという自負があるのか。
こちらの口の方が、いつもより回っているようだった。なんとなく高揚しているように見えるかもしれない。
それでも左右に揺れる視線を追うことはなく、一意に貴方を見つめている。

「駄目だ。」
「洗い浚い吐いてもらう。」
「お前たちには相応の罰が必要だ。」

貴方の取引未満の言葉に応じる気は当然ない。
自分が作成した資料のコピーを捲り、さてと詰問を始めようとする。
貴方の言葉が続いたのは、捲ったページの先の彼と目が合った時だろうか。
それを聞いても、男は表情を変えず。
目を紙面からあげることもなく、言った。

「ああ。」
「それについては問題ないよ。お前の気にすることでもない。」

「寝不足か。因果応報ってやつか?」
「自分の商品を使えばよかったのに。」
(-14) rik_kr 2023/09/17(Sun) 22:09:40

【独】 法の下に イレネオ

/*
いや赤窓のメンツ
(-21) rik_kr 2023/09/17(Sun) 22:38:33

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

いくらか付き合いのある中で、貴方のことは分からないなりに分かってきたつもりでいた。
それでも、一面でしかなかったのだと当然なことを理解していく。向けられた表情の種類はこの一日だけで随分増えて、それがやっぱり、嫌ではなかった。
そっぽを向かれればまた口の端をきゅうと持ち上げたんだろう。ああ、そういう顔は、案外分かりやすい人なんだ。
助手席で落ち着かない様子でいるのだって、なんだか年下のようで可笑しかった。こちらに気遣いながらも、少ない食事に安心を隠さない様も。無性に可愛らしく見えて、撫でてやりたくなった。
その度に少し口角をあげたのを、貴方は気づいていただろうか。

貴方の住処に案内されれば、まずは物珍しげに見回したんだろう。
遠慮のない視線。もし万一隠したいものがあったのであれば、隠しておくべきだったと思ったかもしれない。

「良いところですね。」

とまれ、初めの感想はその一言。
おそらく、セキュリティの硬さに対して。
(-35) rik_kr 2023/09/17(Sun) 23:22:01

【独】 法の下に イレネオ

/*
妖精そこ!!?
(-33) rik_kr 2023/09/17(Sun) 23:22:27

【独】 法の下に イレネオ

/*
け、け、け、警察たち〜w
(-51) rik_kr 2023/09/17(Sun) 23:41:22

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

どうやら気づかれていたらしい。

拗ねたように、皮肉るように突き付けられた言葉には少し面食らった。
ああ、そうか、自分が見ていたのだ。
今日はやけに貴方の表情が目に入るのも、その瞳の色を花浅葱だと知ったのも、困ったように視線を逸らす軌跡が網膜に残像を刻んだのも、全部自分が見ていたからだったのだ。
そんなことに今更気づいて、少しの間口ごもる。

「……。」
「嫌でしたか。」

やや困ったように問いかけるのはそんなこと。
聞かれた方が困るだろうことを、これは簡単に口にする。

「そうですね。いいことだ、警察に信用があるのは。」
「裏切りたくないものですね。ああ、いただきます。」

酒を飲むと眠りが浅くなるとは言うけれど、少しくらいなら構わないだろう。
貴方の今晩の相手は自分であって酒ではない。酔い潰れるために飲むわけではないのだ。
そう知っているから、貴方の好意に男は甘えた。

「ここに出していいですか。」

その間に持ってきたものをテーブルに出そうとしている。
皿に出すのではなくパックやケースのままで気にしないたちらしい。どうもズボラなところが見て取れた。
(-72) rik_kr 2023/09/18(Mon) 0:24:11

【独】 法の下に イレネオ

/*
お! ニーノくんが襲撃なのが割れましたね
(-80) rik_kr 2023/09/18(Mon) 0:35:28

【独】 法の下に イレネオ

「どうして俺なんです!」


身柄を拘束された男は当然激しく吠え立てた。
それもそうだろう。男は実質正義の徒だ。
男がマフィアと繋がったり取引をしている事実は一切なかった。それは男自身が誰より知っていた。むしろそういうことを嫌悪していて、それで同職に食ってかかったことさえあるくらいなのだ。

硬く、硬く、先鋭化された目的意識。
ノッテファミリーを撃滅する。
悪しき組織を打ち砕き、この国のマフィアを正しい在り方に戻す・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それに手足が着いて生きているような男だった。ノッテファミリーは唾棄すべき怨敵である。だからこそ、それがどれだけ賢い手だったとしても、奴らを利用するなんて選択肢にも入らない。ましてや慣れ合おうなんて、これまでは勿論、今後一切思うことはない!
(-90) rik_kr 2023/09/18(Mon) 0:48:52

【独】 法の下に イレネオ

男は口を開いて吠えた。鋭い犬歯がよく見えたことだろう。
けれど警察の対応は冷たいものだった。
イレネオ・デ・マリアは内通の嫌疑をかけられ拘留される。
どのような異論も、一切認められない。

自分の所持しているデータの全てを引き渡す。解析してくれ。
否認させてくれ。誓ってそんな事実はないと弁明させてくれ。
しかし、しかし、しかし。その全ては聞き入れられなかった。

男の誇る正義が、男の敬う法が、男の愛する警察組織そのものが、男を否定したのだ。
(-93) rik_kr 2023/09/18(Mon) 0:50:48

【独】 法の下に イレネオ

この逮捕は痛かった。
男の精神を揺さぶった。屈辱を与えて傷つけた。

その牢からは、押し殺したような呻きが聞こえるだろう。
それが、今の彼に出来る全てだったから。
(-94) rik_kr 2023/09/18(Mon) 0:51:24
イレネオは、牢の中にいる。
(c0) rik_kr 2023/09/18(Mon) 0:52:40

【秘】 檻の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

そう言われれば、安心したようにゆっくりと瞬きをした。
それから言うことには、

「先輩。」
「眼鏡、外してもいいですか。」

きっと、貴方には意味がわからないだろう。男が署内でこれを外したことはない。
視力について言及することもされることもなかったのだから、単に目が悪いのだろうと認識されているはずだ。なんのことはない、視力矯正の補助器具。そのはずで。

食事が並べられたテーブルの隅を指で叩いて、ここに、と示している。
明後日の方向にいった貴方の意識は、その音で引き戻されるだろうか。
(-136) rik_kr 2023/09/18(Mon) 9:38:30

【秘】 檻の中で イレネオ → 黒眼鏡

貴方のその、横柄な態度。
いかにも自分は真面目です、という態度。
悪党のくせに、悪人のくせに、それを焦って否定することはなく。それなのに開き直って、俺は真っ当な悪人だと言いたげな態度。

チ、と鋭い舌打ちが空気を裂いた。
目を閉じる貴方の正面で、男は目を眇めていた。
骨ばった手が眼鏡のつるを掴む。かちゃ、と音を立てた。
ペースを握られてはいけない。
それは自分の手元にあるべきものだ。

平常心、を保とうとする。保とうとして、小指の先がテーブルを叩いた。

「入手ルートは。」

さて。
黙秘はさせないと言うばかりに問うていくが、貴方の答えはあるだろうか。
(-144) rik_kr 2023/09/18(Mon) 10:12:31

【秘】 檻の中で イレネオ → 黒眼鏡

「そんなことは聞いていない。薬で脳まで溶けたか?」

断ち切る言葉にはけん・・がある。

「お前がしていいのは俺の質問に答えることだけ。」
「許されているのはそれだけだ。判るか? 黒眼鏡。」

明らかに苛立った声音は勿論貴方に煽られたもの。
低く唸るような言葉は勿論貴方が引き出したもの。
貴方が目を開いていたなら見えただろう。
男は人差し指を立て、貴方の眉間に強く突きつけた。
ぎりぎり触れない距離だ。それがきっと、理性の境。

「調子がいいのも大概にしておけよ。」

口を回せと言っておきながら、随分な言い草である。
(-152) rik_kr 2023/09/18(Mon) 10:58:43

【秘】 檻の中で イレネオ → 黒眼鏡

がたん。


一際大きな音が広くない部屋に響いた。
男が立ち上がった音だ。椅子が揺れて細かに反響した。同時に左の手が貴方の胸ぐらを掴んだ。ぐ、と力を込めて引き寄せれば、眼前に額を突き合わせた形になるか。
燃える瞳が至近に映る。金の瞳。激昂に色濃く、ぎらぎらと炎をちらつかせる瞳だった。

「これだからノッテ・・・の奴らは嫌いだ」

「伝統に砂をかける、規則に泥を塗る、法に唾を吐きかける​────他人のことなんぞ自分の食い物にしか思っていないんだろう、下衆が!」

食い締めた歯は鋭い。
肉食の獣のようなそれを有為に晒して男は貴方に詰め寄る。

(-175) rik_kr 2023/09/18(Mon) 14:09:20

【秘】 檻の中で イレネオ → 黒眼鏡

「ご教示どうもありがとう」
「アレッサンドロ・ルカーニア、お前は現行の、反社会組織取締法によって悪だ。ようやくお前に追いついた。お前が目を向けるべきなのは帳簿じゃない、自分自身の末路だよ」

は、​────と、笑う。
勝ち誇っているようにも見えた。単に、激昂の興奮があるだけにも見えた。

「お望みならそうしてやる」
「額で判を、だったか。どうせなら血判にでもしてみるか?」

手は胸ぐらから襟首へ。
貴方が何もしないのであれば、次には顔から机に激突することになるだろう​────この、頭に血が上った獣の手によって。
(-176) rik_kr 2023/09/18(Mon) 14:10:18

【秘】 檻の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

貴方の疑問は最もで、だから男は首を振った。
これは誰にも言ったことがない話。言う必要がなかったから、言ったことがない話だ。

「目はいいんですよ。」
「両目とも、2.0あります。落ちたことはない、だから」

無骨な指がつるの部分にかかった。話を続けながら、ゆっくり外していく。

「だから」
見えすぎる・・・・・んですよね。」
「向こうの方に掲示されてる嫌なニュースとか目に入るでしょう。特に署内だと。」
「つい読んでしまって嫌な気分になるので、ぼやかしてるんですよ。」

レンズを上にして、汚れないよう机の上に。
語る視線は落ちていた。そのままテーブルの上を滑って、貴方の手指から上半身を上っていく。

「今はいいので。」

かちり。
ハムを齧る貴方のかんばせに眼差しが合った。
それからまた逸れて、テーブルの上の軽食に落ち着くのだろう。

「俺も食べようかな。それ、美味いですか。」
(-178) rik_kr 2023/09/18(Mon) 14:41:01

【秘】 檻の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

それ・・を貴方が言葉にしていたなら、男の口元はまた弧を描いていたはずだ。その表情は自分の欲求を自覚しての苦笑でもあり、やはり言葉にしない肯定でもあるのだろう。

貴方が男を意識しているのと同様、こちらもまた貴方を意識するようになっていた。
だってそうだろう。いちいちそんな顔をされては堪らない。
自分の一言に、一仕草に呼応するように色を変える表情。
時に開かれ、時に閉じられ、時に逸らされる鮮やかな瞳。
男の性質はおおよそ犬に似ていた。
肉食の生き物は、動くものによく反応する。


今だってそう。
貴方の突き出したフォークを、男は受け取らなかった。
代わりに身を乗り出してそちらに迫る。そうしてそのまま、ぱくりと。突き出されたものをそのまま食べてしまった。噛み付く時の微かな衝撃が貴方の手に伝わったかもしれない。

「ん。」
「美味いですね。本当だ。」

そろそろと身体を戻せばそんなふうに言ってのける。
感想は簡潔だが肯定的だ。気に入ったらしい。
(-196) rik_kr 2023/09/18(Mon) 17:05:40

【秘】 檻の中で イレネオ → 黒眼鏡

この男は曲がりなりにも警官である。
おまけにこの国の男としても大柄で
​──その体格でさえ貴方に負けるのが癪だが──
、つまり、人一倍の筋力や体力は当然備えていた。

最早何も言うまいと口を結べばぎり、と歯が鳴った。言葉以外も饒舌だ。
黒と金はもう一瞬だけ交差するだろう。そしてそれが最後になる。

​────ダン!!


激しい音を立てて貴方の頭部が落下する。させられる。させられただろうか。
男の思う通りになったのであれば、貴方の顔面はただでは済まないはずだ。けれどこれはそれで飽き足らず、追撃を喰らわそうとするけれど。
(-208) rik_kr 2023/09/18(Mon) 19:42:50

【秘】 檻の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

美味そうなものが目に入ったら、喰いつくのは当然のこと。
とはいえ、普段からこんなことをするわけではないのも当然のこと。人目がなくて気が緩んでいるか、貴方だからかのどちらかだ。

そのままぽつぽつと話をしながら、軽い夕食を。
仕事の話はあまりしなかった。なるべくリラックスしていてほしいと想える、そのくらいの気遣いは男にだってできた。
貴方の食べたものを追うように食べるのは、自分が平らげてしまわないよう考えてのことだった。そちらの手が止まった頃にじゃあと食べきってしまおうとして、明日の朝食に充ててくれた方がいいと思いとどまる。

「いいんですか。」

これは、癖。

「じゃあ、お先に頂きます。」

これは、あまりないこと。
貴方がいいと言うのをわかっている。だから、返事がある前に受け取った。
(-221) rik_kr 2023/09/18(Mon) 20:56:20

【独】 檻の中で イレネオ

逮捕から程なくして。

​────足音。
ひとつの牢を訪れる、ひとつの足音がある。
それが自分の元へ向かっていると気づき、男は弾かれたように顔を上げた。

影が立ち止まる。
扉が開けば、見知った顔の刑事がそこにいた。

「イレネオ・デ・マリア」
「牢を出ろ。着いてこい」

釈放か、と問うた声は枯れていた。
殉じると決めた正義から手酷い仕打ちを受けた男は、すっかり憔悴してしまっている。それだけでなく、捧げた想いの分だけ恨みは深かった。
首を振られれば自然溜め息も漏れたろう。それでも情やら未練は捨て切れるものではない。釈明の機会になるならと、結局無言で立ち上がった。
横目に見れば連れ立てに来た男はなんとなく引き攣った顔をしていて、相手も気まずいのだろうと勝手に結論する。

(-240) rik_kr 2023/09/18(Mon) 22:17:26

【独】 檻の中で イレネオ

だから。
連れられた先の椅子に座る人物を目にした男は、細い瞳を大きく見開いた。

「​────ノーノ署長代理……?」

そこに立っていたのはまさに時の人。
ヴェスペッラ警察署長が意識不明で病院に運び込まれてこっち、署長代理として就任したナルチーゾ・ノーノ。反社会組織取締法を成立させたその人だ。

呆ける男に、彼は、にこり。
微笑んで、まずはと謝罪した。そうして、いくつかの説明と申し出をした。

(-241) rik_kr 2023/09/18(Mon) 22:18:44

【独】 檻の中で イレネオ

────曰く。

この逮捕は誤認であって、誤認ではない。
必要であったから、せざるを得なかったと。

件の法の施行によって、逮捕者が急増するだろう。
伴って、見回り等の通常業務と取り調べの両立が難しくなるであろう。
故に、一部の刑事に特命を下すとのこと。

『マフィアに自らの罪を吐かせろ』
『方法は問わない。奴らはそれ以上の暴虐を市民に強いてきたのだ』

つまりは特例且つ専門の尋問官である。
君を信じて言っているんだ、と肩を叩かれた男は、再び目を丸くして、

(-243) rik_kr 2023/09/18(Mon) 22:19:22

【独】 檻の中で イレネオ

​────笑った。

ああ、良かった。警察はやはり自分を見捨ててはいなかった。裏切られてはいなかった。
この献身は届いていた。信じた正義は間違いではなかった。

「はい。」
「はい。……はい、謹んでお受け致します……!」

男は笑っていた。
笑っていた。清々しい、ひとつの曇りもない笑みだった。
(-245) rik_kr 2023/09/18(Mon) 22:20:14
イレネオは、牢の中にいる。しかし、自分のいるべきはここではない。
(c5) rik_kr 2023/09/18(Mon) 22:20:42

【秘】 檻の中で イレネオ → 黒眼鏡

赤。

だ。
白い光の下でそれはよく光った。流れる血液は天板に雨を降らせるが、なかなか溜まるほどの量はない。

ガツン。
二回。
ガタン。
三回。

大きな音が鳴る度に無機質な机に赤が散った。
その度に荒い息が貴方の頭上に吐き下ろされた。

落下には自重もかかるとは言え、成人の身体を持ち上げるには難儀する。
三度もすれば限界か。それとも飽きたのか、次に男は貴方の身体を後ろに放ろうとした。
それが叶うなら、貴方は強かに背を打ち付けることになるだろう。貴方の話を、既にこれはまるで聞いていない。
(-258) rik_kr 2023/09/18(Mon) 23:31:10

【墓】 檻の中で イレネオ

これは男が逮捕されてすぐの話。
取調室で男は散々吼え立てた。そんな事実はないと声を荒げた。

自分はやっていない。
自分がするわけない。
皆が証言するはずだ。
そんなはずはないと。
イレネオ・デ・マリアが、
あの男が、
マフィアと手を組むなんて!


その必死さはまるで主に捨てられそうになった犬のようだった。
酷く叱られ遠くに置き去りにされようとする犬の姿に似ていた。
低く唸り、呻き、哀願することさえして見せた。
けれど当然、聞き入れられるはずなどなかった。
結局、男にかけられた嫌疑が晴れることはない。

牢獄に戻された男は、酷く憔悴していたという。

#取調室
(+2) rik_kr 2023/09/19(Tue) 1:00:23

【墓】 ■■■■ イレネオ

さらに、これは男が逮捕されて暫くの話。

男は、牢から姿を消した。
男が収容された牢はもぬけの殻になった。
けれど、誰もそれを大事にはしなかった。
巡回の刑事も、問題なかったと報告した。
そこにはただ、しんとした牢だけがある。

#牢獄
(+3) rik_kr 2023/09/19(Tue) 1:04:06

【墓】 幕の中で イレネオ

さらに、さらに、その後の話。

十数分の空白の後、男は自ら牢に戻ってきた。
素直に牢に入り、鍵が閉まれば腰を下ろした。
その足取りは確かだった。瞳は前を見ていた。

イレネオ・デ・マリアの牢は、酷く静かだ。

#牢獄
(+4) rik_kr 2023/09/19(Tue) 1:04:43

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

人体というよりは、物が放られるような音だった。
どたん、ともばたん、とも取れる音。重たさだけははっきりと伝わる音。その後、ごづん、とまずそうな・・・・・音。

赤やらそれの混じった透明を撒き散らして、荒い息や呻きを漏らして、なおも無抵抗を貫く貴方を見ている。
男は見ている。上から。じっと見下ろしている。
その呼気は目立って荒かった。

ぬちゃ。
そろそろ溜まり始めた血溜まりを磨かれた靴先が踏む。
ちゃ。ぬちゃ。ぬち。
塗り拡げるように踏む。踏む。
そうして踏み出せば、上背が室内灯を遮るか。
一層暗くなる堅炭を一層盛る焔が見下ろしている。

さて。
それでも貴方が動かないのであれば、これはぶらりと────ストレッチをするように左の手を振り。
そうして再び、今度は馬乗りになるようにして、貴方の胸ぐらを掴もうとした。
(-286) rik_kr 2023/09/19(Tue) 1:50:19

【秘】 法の下に イレネオ → オネエ ヴィットーレ

/*
こんにちは、お疲れ様です。
もしよろしければ、墓下同士秘話しませんか、のお誘いです。
もちろんお忙しければ断っていただいて構いません。

さらに、受けて頂ける場合こちらから提示できるシチュエーションは「こちらがそちらに拷問を加える」の一点となります。拷問を加えることと、墓下にも関わらず他人のところに行ける理由については、運営様から許可をいただいています。
ですがヴィットーレさんはもう既に拷問を受けられているようですし、現地妻180円様があんまり対人でするのは好みじゃなければ、こちらも断ってくださって結構です。

ご一考よろしくお願いします。
(-350) rik_kr 2023/09/19(Tue) 11:31:09

【秘】 法の下に イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

/*
こんにちは、お疲れ様です。
もしよろしければ、墓下同士で秘話をしませんか、のお誘いです。
もちろんお忙しければ断っていただいて構いませんが、受けていただけるなら、内容として提案できるのは「同じ警察として身を案じる」か、「貴方とフィオレさんの関係について尋問する」の二つになります。
運営様から許可をいただきまして、取り調べ室で二人きりでお話出来ることになりましたので、話が外に漏れる心配はありません。

もしよろしければお話出来ると嬉しいです。
(-351) rik_kr 2023/09/19(Tue) 11:35:16

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

男は、シンプルなものが好きだ。
というより、込み入ったものをあまり選びたがらない。
それは服もそうだし、香りもそうだし、捜査の方針もそうだった。唯一味覚だけは、それなりに複雑でも平気そうにしていたけれど。
だから黒いスウェットには安心感を覚えるはず。ありがとうございます、と答えて頭を通す。
丈が少し短くとも気にする性格ではない。寝巻きのゆったりした着心地も幸いして、男の体格でも突っかえることはなかったはずだ。

さて。
貴方がシャワーを浴びている間、やっぱり男は無遠慮に、貴方の部屋を見て回っていた。とはいえざっと見回すくらいのものだ。ここが寝室、ここがリビング、ここがトイレ、というだけの。
それは貴方に興味があるからであって、男自身落ち着かなかったからという理由でもある。

どうしようかな。
それを済ませばベッドに腰掛けて思考を巡らせた。人の考えを読み取るだとか、駆け引きをするだとか、そういうことは苦手だ。

貴方は眠るために自分を呼び付けたはずで。
けれど自分がそれ以上に踏み込んだことも分かっていて。
さて、自分としてはもう一歩踏み込む準備もあるにはあるけれど。
貴方はどうかな。
間違えて、嫌われたくもないし。


結局、多分答えは出ないまま。
男は自分の唇を指の背で撫でていた。撫でていたのは犬歯のあるあたりで、それは男の癖だった。
(-353) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:05:08

【独】 法の下に イレネオ

/*

え? ちょっと ちょっと ちょっとね
聞かない
(-365) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:43:40

【独】 法の下に イレネオ

/*
すまん! 理性、捨てる
(-366) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:44:06

【独】 法の下に イレネオ

/*
え待ってほんとに捨てるんですか?
捨てるよ〜
(-367) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:44:45

【独】 法の下に イレネオ

/*
ガハハ はい………………………………
(-368) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:45:27

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

男は。
貴方の言葉を、まるで、聞いていない。

けれど。
肉食の獣は、動くものにこそ反応する。

それがどんなに小さな揺らぎであれ、
動くものにこそ惹き付けられるのだ。

貴方の唇が震えているのを男の目は捉えた。喘ぐのではなく痙攣するのでもない故意の動作を見た。機械的ではないそれが目を惹いた。血の色が薄暗くてらてら光るのが金色に反射した。

貴方の胸ぐらを掴んで。
引き寄せる。また、見つめる。
首を傾げて、​────口元が弧を描いた。

(-372) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:56:03

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

そうして、

べろ
、と。

厚い舌が、顎から鼻筋までをなぞるだろう。
貴方のかんばせを染めた赤を、これは不躾に舐め上げる。
飼われた犬が親愛を示す仕草に似ていた。似ていただけ。
(-373) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:58:01

【秘】 法の下に イレネオ → オネエ ヴィットーレ

/*
Ciao〜! 受けてもらえて嬉しいです! やったー! ありがとうございます!
返信速度についてはこちらもモタモタですのでゆっくりやっていきましょう……🐌
タイミングについては既に拷問を受けたあとでも、この男が最初でもお好みでお任せします。ボロボロ具合を教えていただくか地の文で描写してもらえば対応します!
おそらくはイレネオが取り調べ室で待っているところにヴィットーレさんが連れてこられるのが丸いのかな〜と思いますがどうでしょう?
問題なければ次から始めさせて頂こうと思います!
(-381) rik_kr 2023/09/19(Tue) 14:05:50

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

さて。
静かな部屋で、男は人を待っていた。
ここは取り調べ室。警官が被疑者の主張を聞く場である。
この男は警官。つまり、これから被疑者と相対する身分だった。
当のこの男もまた、先刻この部屋に放り込まれ、酷く取り乱しもしたのだが​────それは最早、既に過去のことだ。


先に渡された資料に几帳面に目を通し、名前や表向きの肩書き、嫌疑内容を頭に入れる。
並べられたその全てを男は疑わなかった。これから引き立てられてくるのは悪人である。

そうしているうちに、ぎい、と扉が開くのだろう。
現れたマフィアは既にそれなりに・・・・・酷い様相をしていて、しかしこの警官は、それに顔を顰めることはしなかった。

「ああ。」
「来たのか。」

引き立ててきた警官に対し一言ご苦労、と口にする。
(-384) rik_kr 2023/09/19(Tue) 14:27:37

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

/*
わーい! 快諾ありがとうございます。みんなの孫に手を出すの、各方面から刺されそうで震えております。

では方向性はそんな感じで! フィオレさんとの関係については既に知っている体で行くか、話の流れで引き出すか迷っているのですがどうしましょう? 既に知っているなら最初から厳しい態度を取りますし、自分からお話してくれるようであれば最初は誤認逮捕に同情、でも話を聞いたところから豹変……になるかと思います。あと尋問と言ってしまったのですが場合により暴力的な手段を摂る可能性があります。そちらも大丈夫でしょうか?
それ以外に問題がなければ、回答をいただき次第こちらから開始しようと思います。よろしくお願いします!
(-394) rik_kr 2023/09/19(Tue) 16:08:42

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

/*
取り急ぎ返信だけ失礼します!
ニコニコ 了解しました! では最初は優しくしますね……
そして黒眼鏡さんのことも了解です! 後ほどまた秘話投げさせていただきます!
(-407) rik_kr 2023/09/19(Tue) 17:11:15

【独】 幕の中で イレネオ

/*
正解!!!!!!!!♡♡♡♡♡♡♡♡
(-410) rik_kr 2023/09/19(Tue) 17:18:57

【独】 幕の中で イレネオ

/*
この男ねえ けものじゃなくてけだものなんです
(-411) rik_kr 2023/09/19(Tue) 17:19:49

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

「ああ。」

足音に顔を上げる。貴方を見るなり、ふっと頬を緩めた。似たようなかっこうが面白かったのだ。
お揃いですね、と口に出す。貴方はどんな顔をしただろう。
その間にも指は口元を撫でていて、問いかけられればええ、と答えるのだ。

「考え事を。」
「していて。」

視線が振れる。右、左。貴方に留まってまた、右、左。

この男はシンプルなものが好きだ。込み入ったものは好まない。
当然考え込むことは少なく、思考よりまず足を動かすのが男の常だった。
だからこの姿はおそらく、少し妙なものに映るはず。
つまりそれほど、この状況が特異だということ。彼にとっても。


(-419) rik_kr 2023/09/19(Tue) 18:31:37

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

思考の合間に貴方の顔色を伺う。
見下ろす目線はいつもと逆で、それが妙な心地になった。
がり、と歯が鳴る。無意識のこと。

ああ、なんだか心配そうだ。
それに、やっぱり隈も濃い。
据え膳食わぬはなんとやら。
しかし貴方がそう・・なるつもりかは微妙なところ。

うん。と男は頷いて、一度ベッドを降りるだろう。

「じゃあ。」
「俺は、見ていますね。」

さて。
この選択は正解だろうか。つまり男はこう受け取った。
貴方が眠るまで、その眠りを妨げずに護る番犬になる。
そのために呼んだんでしょう、と言いたげに首を傾げ。
自分は待ての出来る犬で、故に選択の権は貴方にある。

つまり男は待っているだけだ。いつかは貴方を捕まえるつもりでいる。
それでも今日くらいは、単に安らかな寝顔を見るだけなのも悪くないかなと思っただけのこと。
それだから貴方の許可ひとつ出れば、簡単にスタンスを変えることだってするんだろう。
"
待てAspettare"を解かれた犬がどうするか、知らない貴方ではないはずだ。
(-420) rik_kr 2023/09/19(Tue) 18:32:16

【独】 法の下に イレネオ

/*
聞こえた
(-421) rik_kr 2023/09/19(Tue) 18:37:16

【独】 法の下に イレネオ

/*
えらいぞ!
しかし選択肢でないな 3つ以上じゃないとだめなのかな
(-422) rik_kr 2023/09/19(Tue) 18:37:56

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

さあ、それだけ近づけばその声も聞こえるだろうか。
きっと相変わらず、腫れや出血で聞き辛い声。あまつさえ男の舌に押し潰された唇はさぞ動かしづらかったことだろう。
それでも貴方は話すのを辞めなかった。
そうして耳に届いた音を、男はきちんと言葉として受け取ったらしい。
それすら聞こえないほど人性は失っていなかった。けれどやはりもう、その言葉を受けて返す表情も、言葉も変わってしまっているのだ。

「ふふ」

笑って。

「そうだな」

「覚えるとしようか」
「そうすれば随分追いやすくなる」
「犬が匂いを追跡するみたいにな」

「お前は濃い、教材に良さそうだ」
「俺はお前たちノッテを狩る犬になるよ」


三日月に歪む口から牙が覗く。
口元は赤く、赤く汚れている。
その姿は、まさしく獣だった。

(-429) rik_kr 2023/09/19(Tue) 19:03:56

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

しかし────ふと。
耳がその単語を拾う。
男の表情がまた、変わった。

「プラン?」

さて。
笑みはすうと消えただろう。これは真面目な刑事の顔。
汚れた口元は貴方のシャツを引っ張って拭った。それでも残った分は舐め取って。

「お前」
「まだ何か企んでいるのか」

馬乗りの状態からは引かないまま、胸ぐらを掴む手だけ緩めてやる。
話しやすいようにという配慮らしかった。既に随分な暴行を加えられた貴方に対して、気遣いも何もあったものではない。


とはいえ​────高揚の残滓がまだ男の中に燻っているのは明白で。
貴方がちょちょいと煽りでもすれば、また男のスイッチはそちらに振れるはず。
(-430) rik_kr 2023/09/19(Tue) 19:06:49

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

貴方の言葉に男は答えない。
ちらと一瞥しただけ。次には貴方の脇にいた者たちに目線を放って、そのまま目線で合図。行けandare.。
見た目通りに貴方を雑に扱った二人は、最後の仕事とばかり無理矢理貴方を椅子に座らせ出ていった。

この場には貴方と男二人だけがある。

「吐いたのか。」

唐突な問いかけはそれだった。
順序も礼儀もないただの一言。
それは貴方を侮っている証拠。

「まあいい。俺も手間をかけたくはないからな。」
「手短に話せ。仕入れ先。内訳。目的。子どもたちをどこへやった。」

しっかりとした関節の指の背が、資料を叩く。
(-431) rik_kr 2023/09/19(Tue) 19:22:40

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

蹲る貴方を迎えに来た警官たちを、貴方が知っていたかは分からない。
しかし連れられた先、机を挟んで向かいに座っていた男のことは、貴方も知っているはずだった。
そうしてそれは男もまた、同じ。
ゆうに6歳も歳下の貴方の消耗した姿を見て、男は分かりやすく顔を顰めた。

「……ニーノ。」

貴方の名を呼ぶその声は真っ直ぐに優しげで、痛みを感じた色をしている。
強引に背を押して席につかせようとする者たちに睨みを効かせさえしたんだろう。
がたんと音を立てて席を立った男は、半ば奪い取るように貴方の身体を支えようとした。

「やめてください。具合が悪いんじゃないのか。」
「大丈夫か? ……報告にありませんでしたが。」

目をやるならば机には紙が一枚。
貴方が何も話さない、とだけ。
(-433) rik_kr 2023/09/19(Tue) 19:28:50

【独】 幕の中で イレネオ

/*
アアルチアーノさん アア アア……
(-448) rik_kr 2023/09/19(Tue) 20:51:44

【独】 幕の中で イレネオ

/*
え? 赤窓はカンターミネさんだよな 何処かが……
(-451) rik_kr 2023/09/19(Tue) 20:53:07

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

甘えるように凭れかかろうとする貴方を、男が咎めることはない。どころかむしろ引き寄せさえする。貴方を虐げる者から護ろうとするように、自分の身で遮った。
身内に甘い男だ。貴方はこれにとって身内だった。
抱えた身体の熱さに眉間の皺が深くなる。
そうだよ、と答えれば、瞳はまた後ろに向いた。

「体調を崩しています。療養が先では。」
「しかし被疑者だ。甘い顔を見せるな」

「だからって……それにニーノは刑事ですよ。もう少し……」
「自白次第で元巡査になる。勘違いするなよ、嫌疑がかけられている点でこいつも同じだ」
「お前が出来ないと言うならほかに回るまでのこと」

「……」

やり取りのどこまでを貴方の耳が拾っていたかは分からない。
しかし結局、引き下がったのは男の方だった。
片手で貴方を支え、もう片手で椅子を引いて座らせる。
これでいいだろうとばかりに目をやれば、納得したように足音は遠ざかっていくはずだ。
(-456) rik_kr 2023/09/19(Tue) 21:06:10

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

「それも吐いた方がいい。」

随分冷えた声で話すものだ。先程までの盛りが嘘のよう。
貴方の首元を揺すれば頭も揺れるだろうか。ごづ、と鈍く音を立てて床にぶつかるだろうか。

「そう何度も同じ目に会いたくはないだろう。」

如何にもこれは慈悲であるといった言葉は、残念ながら声音のせいでそうは聞こえない。随分とまあ、単に下手だった。

「ほら。」
「そうすれば楽にしてやる。」

ごづ。ごづ……と、手慰むようにそうしていて。
そうして、その言葉を聞けば機嫌良さそうな微笑を浮かべた。

(-460) rik_kr 2023/09/19(Tue) 21:21:04

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

「ああ。」
「そうだな、感謝しているよ・・・・・・・。」

提案には案外素直に乗る。
片方の手が貴方の額に乗った。そこから眉。顬。耳から頬までを撫でやっていく。

「お陰でノッテ奴らのせいで泣く人間が少なくなる。」
「お陰でノッテマフィアの横暴を事前に止めることが出来る。」

「悪人は裁かれるべきだからな。」


まるで愛おしい人間にそうするようでいて、向ける言葉はやはり呪詛だった。
そうだろう? と。言いたげにまた、覗き込んで。
(-461) rik_kr 2023/09/19(Tue) 21:22:03

【独】 法の下に イレネオ

/*
ダニエラちゃん かわいい〜ね、オーヨチ……
PCはまったく無関係なのですが……
(-472) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:02:05

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

金の瞳が貴方を見やる。
浅く、冷めた金だった。乾いてすらいた。
大袈裟に溜息を吐けば、交わりを断ち切って再び紙面に視線を落とした。

「それだと供述が食い違う。」
「俺を若造と見て侮っているのか? それは」
「些か気分が悪い。」

言う声は低く、平坦だ。

「隠し通せるほど甘くはないぞ。」
「一物抱えたままおめおめと釈放するほど節穴じゃない。」

「それ。」

書類の角で指さすのは貴方の指だ。
今は雑に包まれて、止血以下の処置をされた痛々しい指。

「何度もされたくはないだろう。」
「俺は親切で言っているんだよ。」
(-476) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:15:07

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

「────は、」

それは一瞬のことだった。
目を離した隙に、ではない。油断した隙に、でもない。
男は少しだって貴方から目を離さなかったし、僅かだって油断してもいなかった。
だから、それは。
この手から逃げられてしま零れ落ちたったのは。
単に貴方が上手だっただけのこと。

「おい」

「おい、ルカーニア」

男は貴方を再び揺さぶろうとするだろう。当然重傷者にするのはご法度だが、男は医学の徒ではないし、何より今は滲みだす焦燥があった。

死んだのか?
どうして?
これでは法に背くことになる俺は殺すつもりはなかったのに。


しかしその焦りが形になる前に、
大きな音を立てて戸が開いた。

(-482) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:46:33

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

自分以上に焦った様子の警官たち。
悲鳴のような怒号、或いは怒号のような悲鳴。
対照的に己の下敷きになった男は一言の声も発することなく、
ただ傾いだ身体を支えようとした片腕が、流れ出す血で滑った。

通常機器が設置されるはずの場所に無意識に目をやる。
突入してきた警官たちの表情に目をやる。
最後に自分の現状に目をやって。
ようやく血の気が引いた。

「……違う」


何が?


「……違う!」


何が?


男は平常、シンプルなものを好んだ。
搦手の聞き込みより率直な捜査を好んだ。

(-484) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:48:24

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

この状況で最もシンプルな答えは、

『イレネオ・デ・マリアは、アレッサンドロ・ルカーニアに暴行を加えた』


────それだけ。
(-485) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:49:02

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

/*
キャア! 完全に勘違いしていました、すみません!
ではちょっと修正して送りなおさせていただきます……!
(-486) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:50:15

【独】 幕の中で イレネオ

/*
そ〜〜〜〜言えば喋らんかったって出てたわ 本当にすみません、鳥頭

だから俺が頑張るんでしょうがよ!!!!!!!!
(-490) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:58:43

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

金の瞳が貴方を見やる。
浅く、冷めた金だった。乾いてすらいた。
大袈裟に溜息を吐けば、交わりを断ち切って再び紙面に視線を落とした。

「それだと嫌疑内容と食い違うだろう。」
「俺を若造と見て侮っているのか? それは」
「些か気分が悪い。」

言う声は低く、平坦だ。
貴方にかかっているのは嫌疑であって、それは単に疑いを指す。
つまり未だ事実と認められてはいないということだ。であるのに、男はまるでそれこそが真実であるかのように語った。
貴方は悪人。正義はこちら。
話す前から、そう決めつけている態度だ。

「隠し通せるほど甘くはないぞ。」
「一物抱えたままおめおめと釈放するほど節穴じゃない。」

「それ。」

書類の角で指さすのは貴方の指だ。
今は雑に包まれて、止血以下の処置をされた痛々しい指。

「何度もされたくはないだろう。」
「俺は親切で言っているんだよ。」
(-491) rik_kr 2023/09/19(Tue) 23:00:26

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

とろとろとした声で礼を告げられれば、男は静かに頷いた。

「ああ。」
「まさか、お前まで捕まっているとは思わなかったよ。」

ガラス一枚を隔てた金は、じっと貴方を見つめている。
観察するようなその視線は、しかし心配からくるものだった。

「……平気か?」
「休め、と言ってやりたいが。ここじゃそれも難しいだろう。」
「手早く済ませて戻ろう。あっちの方が、横になれるだけまだましだ。」

薄い紙の表面を四角い爪が引っ掻いている。
表情はなんだか複雑そうだった。
(-494) rik_kr 2023/09/19(Tue) 23:06:20

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

男は貴方の店を訪ねたことがない。
あったならその笑顔はまた別の感傷を齎したのかもしれないが、今は単に胡散臭さを感じさせるだけだ。貴方への偏見が疑惑を助長する。

同じ穴の狢・・・・・
飛び出した言葉に、これはあからさまに顔を顰めた。
不快そうな面差しで言葉を吐きかける。

「愚弄するなよ。」
「マフィアなどと同類なわけがないだろう。この俺が?」

殊更に見下すような言動は、誇りを傷つけられた者の常だ。
それでも本人はいら立ちを隠しているつもりか、未だ声を荒げることはない。
代わりと言うように、再び、大きな溜息。
差し出された両手を、まるで汚らわしい物でも見るような目で見た。

「一緒に」
「するなと言っているんだ。俺は、お前たちとは違う。」
「無節操に暴力を好む、ノッテお前たちのような生き物とは。」

がたん。腹立たし気に椅子が揺れた。
同時に男の腕がだん、と机を叩く。
振動のせいで、爪の剥がれた断面と布地が擦れたはずだ。
その微弱な刺激さえ新鮮な傷口は拾うだろう。貴方は何か、反応しただろうか。
(-507) rik_kr 2023/09/19(Tue) 23:45:38

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

否定の言葉にまた笑みを深めもしたんだろう。
それくらいわかる。自分の家にある寝間着だって、全部同じような色形をしているんだから。
少し考えれば────考えずともわかるようなことを、真面目に否定する貴方が可笑しかった。

そして、続いた貴方の言葉。
段々小さく、尻すぼみになったそれ。
けれどその音は、きちんと空気を震わせて男に届いた。
それを男は、ひとまず無言で咀嚼したのだろう。

それが。

(-512) rik_kr 2023/09/20(Wed) 0:35:29

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

それが、男が穏やかな顔をしていた、最後のこと。


貴方は男の袖を引いた。
それよりも強い力で、男は貴方の背を引き寄せた。

鼻先が突き合わされるほどの距離。
吐息を感じるほどの距離。互いの瞳しか映らないくらいの距離。
色を増した金色が、瞳孔の開いたその瞳が、全てを飲み込もうとするようだった。

「いいんですか?」「先輩。」
解っていますか・・・・・・・
?」

問う。
のは、きっと形だけ。

本当に止める気があるなら。
本当に止められる気があるなら。
こんな、確認はしないのだ。
これは責任を分かつ言葉。
貴方を共犯者にする確認。

は、既に牙を顕わにした。
(-513) rik_kr 2023/09/20(Wed) 0:36:44

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

数値にしてきっかり10cm。小さいように思えて、その差は大きい。
目線が違う。服のサイズが違う。手の大きさが違う。一歩の幅が違う。体格が同じでも体重が違う。
おまけに貴方は華奢だから、余計にその差は顕わになった。

引き寄せた手は抱き竦める手に変わり、捕らえる腕になる。
ひっくり返す術もない体重をかけて男は貴方を縫い留める。
そうしてやはり、犬がするように貴方へ身体を擦り寄せて。
これもまた犬がするように、ついには鼻先を触れ合わせた。
それでもこれから行われるのは、主人と飼い犬の間では絶対に行われない行為だ。

唇を合わせるより先に、これは貴方の首筋に顔を埋める。
そうしてすうと息を吸って、柔くその部分に噛みついた。

「先輩」
「俺は嬉しいですよ」


何も聞かれていないのにそんなことを言うのは、高揚の証なのだろう。
(-520) rik_kr 2023/09/20(Wed) 1:49:31

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

さて。
その挑発に対し、男は口の端を歪めて笑って見せた。

「はは。」
「そんな脅しが効くと思っているのか? 可哀想に。」
「俺は二度も同じ手には乗らない。」

それはつまり、一度そういう事・・・・・にされたということを示していて。
そうしてなぜか、男がその嫌疑を免れたということを示している。

男の笑みは嘲笑だ。
効かない・・・・煽りを寄越す貴方を、哀れんで嗤っている。
そうしてその愉快さのまま、無骨な手を机に滑らせ。
するりするりと指先を覆う布地を解いていく。

「見え透いた挑発に乗るわけがないだろう?」
「北風と太陽の寓話を知っているか? そう、優しい方が効く・・んだよ。」

やがて顕になる爪先を。

(-561) rik_kr 2023/09/20(Wed) 8:31:33

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

​────ぎゅう。
握った。


「そういうことだ。」
「仲良くしよう。まずは握手からだな。」
「よろしく、ヴィットーレ。」
(-562) rik_kr 2023/09/20(Wed) 8:35:03

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

貴方が許してくれたから。
貴方が受け入れたから。
貴方が頷いたのだから。
それらは確かに理由だった。男がこの行為に及ぶ、理由。
けれどそれを言い訳にするつもりはこれっぽっちもない。
それを傘に着て無体を強いる気はなくて​────、ただ。
ただこの男の性質がそうであるというだけ。酷く強引だ。

やはり嫌がられないことを確認すれば、あからさまに歯型をつけもする。
二度、三度。肉の柔さを、それとも薄さを確認するようなそれ。力は徐々に強くなり、貴方は痛みを感じただろう。
貴方の首元に埋まった男は、時々はちらと反応を伺った。
苦しいのでなければそのまま、服の上から貴方の腹あたりを撫でやって。
(-566) rik_kr 2023/09/20(Wed) 9:18:36

【独】 法の下に イレネオ

/*
オネエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜玩具になんてならないで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-593) rik_kr 2023/09/20(Wed) 15:07:30

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

単なる幼子ならまだ良かったのかもしれない。
であれば、派手な貴方の様相に簡単に目を惹かれていたことだろう。例えばその髪をいじったり、その色眼鏡を舐ったり。或いは首元や耳のアクセサリーを気にしていたかも。
しかし生憎と目の前の男は一人前の大人で、そんなものには興味がなくて、代わりに嫌な知性を備えていた。

「はは」
「なんだ。汚いな。」

滲み出したものに目を細め、男は汚れた布地を手にした。それで押し付けるように拭いていく。
問いかけに答える気はさらさらないらしい。それは対等さを否定する態度。
貴方の存在を貶めて踏みつけにする行為だ。

「​しかし、まあ。随分赤く塗ったものだよ。」
警察署うちはネイルサロンじゃないんだが。」

ざらりとまばらな指先を見やる。
一々に貴方の表情を確認するのは、その瞳を見通そうとしているのか。
(-598) rik_kr 2023/09/20(Wed) 15:39:36

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

押し殺した反応にく、と喉が鳴った。
ひくりと震える身体が好ましかった。
同時に唇やら歯に貴方の脈が触れて。
男は、確かに高揚する自身を感じた。
男は、己に潜む獣性に気づいていない。
犬を自称するのはただ忠実の一点でだ。
それでも。
観念したような貴方の姿に湧き立った。


背に回った手に力が篭れば、それが縋るのでも甘えでも構わないのだ。突き放されないことだけが分かればそれでいい。ずるりと頭を移動して、今度は反対の首元へ。
噛んだり、舐めたり。吸ったり、また噛んだり。腹を撫でる手はそろそろと衣服の中に潜り込む。

さて、硬い手のひらは先程よりは下部に触れる。きっと下着のゴムの境目あたり。
その仕草はこれから貴方の身に齎される行為を一層鮮明に予感させるだろう。直に触れた男の体温は、先程よりも熱いはずだ。
(-601) rik_kr 2023/09/20(Wed) 15:59:48

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

いいんですか、と聞くことは簡単だ。
それは男の癖で、いつもうっかり口を突く一言目だった。
男は書類仕事も嫌いではなかったが、頭が良いわけではなかったから、上司に確認を仰ぐところもよく見られただろう。

それでも。
この期に及んでそれを聞くのはムードがない​────なんて、考えたわけではなかったが。
貴方の無抵抗が、貴方の無言が、許しの表れであることを男はとうに知っていた。

一旦は満足したらしい男が無言のままに顔を上げる。金の瞳が再び花浅葱を見た。きっとその奥には、きらきらと情欲が閃いていて。

「……。」

だのに、何も言わない。ただ熱い息を吐いただけ。
するり、と潜り込んだ指が下生えを擽る。指先やら手のひらで貴方自身の反応を確かめようとした。
(-605) rik_kr 2023/09/20(Wed) 16:47:59

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

「は」

恥じた顔も。
その仕草も。やっぱりまた、小さくなる声も。

「はは。あは、は」

可笑しくて。なんだかこみ上げるようなものがあって。

「かわいい人 だなあ……」

多分、屈託のない笑みを浮かべて言ったのは、貴方への返事にはならない言葉だ。
それはもしかしたら、愛しさとか呼ばれるものだったのかもしれない。


うつむけば貴方の瞳は自分の腹に向くだろうか。それとも男の胸当たり。
くく、と喉で笑いを転がした男は、擦り寄せていた身を僅か離した。そのまま片手で貴方の手を取って言う。

「ねえ、先輩」
「触ってくれますか」

別に、無理にさせたりはしないけど。
(-612) rik_kr 2023/09/20(Wed) 17:29:44

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

振れる、惑う視線を見ている。
真白の海を泳ぐ宝石は綺麗だ。

触れたその手の薄さが違うこと。
貴方の手は自分の手ではないこと。
頭ではなく、もっと表面の部分。感覚だとか直感でそんな当然を理解して、どうにもそれがくすぐったい。

服の上から触れればきちんと反応して・・・・いるのがわかるだろう。
緩くたちあがったものが指先に触れるはず。そのまま男の手は貴方の手を導き、ぺたりと這わせた。
そうして貴方が導かれたままでいるなら、また男は笑うんだろう。随分今日は上機嫌だ。

「はは」
「上からするんですか?」

面白い趣味ですね、なんて揶揄って。
こちらは貴方の上着をたくしあげ、下穿きとスウェットとをずらそうと。
(-625) rik_kr 2023/09/20(Wed) 18:41:44

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

「いいや。」
「お似合いだよ。マフィアにはな。」
「血の色は好きだろう? よく見たはずだ。」

さて、迂遠な会話を重ねてはいるが。
聞き出したいのはまずそれ。一旦軌道修正、再度貴方にその身柄を問うた。

「売ったのは生きた子どもだけか?」
「捌いたりもするのか? まるでけだもの・・・・だな」
「お前たちマフィアってやつは、何が楽しくてそういうことをする?」
(-627) rik_kr 2023/09/20(Wed) 18:51:22

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

「熱、よく出るのか。」
「知らなかったよ。よく頑張ったな。」

問われないなら答える必要もない。
知らないなら教える必要はない。
既になかったこと・・・・・・になった話だ。過去の話を蒸し返す趣味はそれほどなかったし、不要だと判断する。
男は署内でまだ若く、後輩の数より圧倒的に先輩の数が多い。
だからか、貴方に対する言葉はほかの人々にかけるものと違っていた。少し大人びた、年上の者の言動をする。

「そう言われてる。」

紙面に目を落としたまま男は答えるだろう。それが男の仕事らしい。
けれどその仕事を、貴方に対してする必要はないと思っている。
今は、まだ。


ないんだろ?・・・・・・
「それとも、なんだ。必要だった、とか……」

実際、そう言った例に心当たりはあり。
それを例外として許容した事実が、男にもあった。
(-630) rik_kr 2023/09/20(Wed) 19:00:23

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

/*
こんばんは! バナナマンパナマ湾です。
お返事色々考えてみたのですが、黒眼鏡さんからのレスで〆るのが綺麗な気がしたので、ひとまずこれで〆ということで大丈夫でしょうか。
もしまだなにかしたいからもう少し続けたいなどあれば遠慮なく仰ってくださいね。

拙い暴力にお相手してくださってありがとうございました! とっても楽しかったです! 黒眼鏡さんの行く先、わくわくして見守っております。
もしまた機会があり、そちらに余裕があればお話ししに行くかもしれません。あるかわかりませんが……
(-631) rik_kr 2023/09/20(Wed) 19:03:32

【独】 幕の中で イレネオ

/*
あマフィアのことマフィアって書いちゃった まいっか
(-633) rik_kr 2023/09/20(Wed) 19:10:05

【秘】 幕の中で イレネオ → 徒花 テオドロ

/*
九本指さん、こんばんは。バナナマンパナマ湾です。
墓落ち後に秘話しませんか、のお誘いにまいりました。墓落ち前からそんな話をするのはどうかと私も思ったのですが、墓落ち後の方が殺到するのではと思い、埋もれる前に連絡させていただいています。

前提からいいますと、イレネオは完全に法の犬です。
つまりテオドロさんの主張に対し、立場が真っ向から対立します。テオドロさんの逮捕理由が神窓での行い、及びそれによるスパイ疑惑……などであれば、イレネオは確実に食ってかかるでしょう。また、その許可は運営様からいただいております。

ですが一応こちらは身内に甘い触れ込みであったこと、PCはどうあれPLは(もちろん楽しみますが)裏切るようでやや心苦しいこともあります。九本指さんのキャパや予定の問題もあると思いますから、無理にとはいいません。

以上、長々と失礼しました。ご一考いただけると幸いです。
細かいシチュエーションや提案は秘話をできることになればまた送らせていただこうと思います。よろしくお願いします。
(-643) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:18:10

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

「調書があがっている。」
「後はお前が自白するだけだ。」

否定したつもりであろう言葉はむしろ肯定になっているのだが、男は気づいていないらしい。
実質、この紙が全てだ。捜査の結果は結局紙面にまとめられるのが世の常。法廷で読みあげられるのも、貴方の罪をセンセーショナルに知らしめる
予定である
ものも、全ては結局紙束に過ぎない。


男は。
貴方の問いに答えない。
貴方の問いには答えない。言葉尻は否定するくせに、問いかけにだけは応じない。
代わりに。

がたん。

椅子を立つ音がした。手が例の汚れた布を掴む。
さて、貴方が抵抗しないのであれば、男は無言のまま。
貴方の後ろに回りこみ、それで目隠しをしようとするが。
(-649) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:37:09

【独】 幕の中で イレネオ

/*
自分にびっくりしてるよ
(-651) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:44:36

【独】 幕の中で イレネオ

/*
そうなんだ!!? 偉いね そしてやっぱ三択じゃないとでない?
(-652) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:45:44

【独】 幕の中で イレネオ

/*
アレ? 出ないな
(-653) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:46:00

【独】 幕の中で イレネオ

/*
辛い
(-654) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:47:16

【独】 幕の中で イレネオ

/*
け、け、け、警察
(-655) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:47:26

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

その言葉を聞いて、男はぴくりと眉を動かした。

それは、男が最も嫌悪するマフィアの名前。
男自身が手錠をかけたカポ・レジームの名前。
男が唾棄すべき行いに走った相手の名前だった。


けれど、まだ・・それだけ。
あなたに向ける目はまだ、優しい。庇護の籠るものだ。

(-657) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:50:53
イレネオは、正義仲間を信じている。
(c12) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:51:33

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

「……アレッサンドロ」
「ルカーニア。」

噛み締めるように、そう呼んで。

「が……どうした? ニーノ」
「何か、されたのか。それとも……」

けれど、その言葉は。
つまり、男の知る限りはその通り・・・・・だと。肯定しているもの。
(-658) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:51:53
 


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ペネロペ
7回 残 たくさん

何度でも見付けて

ロメオ
8回 残 たくさん

ひとのかたちは

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エリカ(3d)
0回 残 たくさん

コバルト色を手に

黒眼鏡(3d)
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Kovacs.

ニーノ(3d)
18回 残 たくさん

大丈夫だ

イレネオ(3d)
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薄藍を想った

ニコロ(4d)
0回 残 たくさん

これからも一緒に

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ヴィンセンツィオ(4d)
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アリーチェ(5d)
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そうだ、わたしは

ルチアーノ(5d)
11回 残 たくさん

もう楽にしてくれ

リヴィオ(6d)
0回 残 たくさん

もうすこしだけ

ダニエラ(6d)
4回 残 たくさん

ほんとは、まだ

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