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人狼物語 三日月国


99 【身内】不平等倫理のグレイコード【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【赤】 医療用 ユー

みかん! 今日がお前の命日だ!
unforg00 2021/10/04(Mon) 21:00:01

【赤】 医療用 ユー

 
██████とは█████薬物の中でモルヒネの1000倍に達する
最も高い鎮痛活性を持つ麻酔薬である。
あまりに活性が強すぎるため人間の治療には使えない。
また、動物を安楽死させるための薬として使用されることもある。


人間に使用した場合には皮下注射でも数分以内に
中枢神経系抑制による呼吸停止で死亡する。
そのため、██や████などでは獣医用としてのみ認可されている。
しかし、████年に██で鎮痛剤として人間への臨床実験が行われ、
通常のモルヒネよりも習慣性が少ないと主張されているが
諸外国では追試されていないため真偽ははっきりしていない
██では███年に麻薬指定されている。

生の苦しみへの特効薬は、安らかな死である。
(*0) unforg00 2021/10/04(Mon) 21:00:16

【赤】 医療用 ユー

「……みかん。
君にとって、安らかな死が少しでも幸福である事を」

「そして、どうか君にとって意味あるものである事を。
『ユーサネイジア』として、そう願わせてほしい」
(*1) unforg00 2021/10/04(Mon) 21:05:29

【赤】 医療用 ユー

『安楽死』を与えた、調理用グレイが最後に言った事。
『ユーサネイジア』は決して忘れてはならない事。

『カケラでも マンゾクとおもえたら』

『たぶん それは ちょっぴり しあわせです』

『そういうコトにします』


結局のところ、『僕』のしている事は
自己満足の押し付け、身勝手な施しに過ぎないのだろう。
どれだけ尤もらしい理屈を捏ねても、加害者は加害者なのだ。
いつか止められるその時まで、
それに皆を付き合わせる事になるのだろう。

それでも、この場所限りの仮初めの死、まやかしだとしても
時が来れば消えてしまう『僕』に、今できる事は。
(*3) unforg00 2021/10/04(Mon) 21:37:05

【赤】 医療用 ユー

「……アナ。
約束通り、確かに僕は君に示した
僕が、『ユーサネイジア』がどのように君達を"殺す"のかを」

致死量の麻酔による、文字通り眠るような死。
『安楽死』の名を持つ終末医療用らしいやり方だ。

「結局僕にはこのやり方以外できそうにない。
君がそれに倣うというのであれば、僕はそれを手伝おう」
(*4) unforg00 2021/10/04(Mon) 21:42:24

【赤】 医療用 ユー

今夜の襲撃対象:<<ルツ>>who
(*5) unforg00 2021/10/04(Mon) 21:43:24

【赤】 医療用 ユー

/*
アアアアアそんな気はしてた〜〜〜〜ハイ振り直し振り直
これ振り直し案件にござるか?
ちょっと確認した方がいいでござるな 拙者びっくり
(*6) unforg00 2021/10/04(Mon) 21:44:38

【赤】 医療用 ユー

という事で気を取り直して:<<ユー>>who
(*8) unforg00 2021/10/04(Mon) 21:51:23

【赤】 医療用 ユー

/*
あのねぇ…
(*9) unforg00 2021/10/04(Mon) 21:51:32

【赤】 医療用 ユー

漫才やってるんじゃないんですよ:<<ドゥーガル>>who
(*10) unforg00 2021/10/04(Mon) 21:52:22

【赤】 医療用 ユー

/*
アッヤバ…………
(*12) unforg00 2021/10/04(Mon) 21:52:48

【赤】 医療用 ユー

/*
出目の暴れは一旦置いておくとして(半ギレ)
どうしようかな、ドゥーガル殿と接点はあるのでござるけど…
襲撃の動機もバリバリあるのでござるけど…
アナ殿が行きたい感じなら全然譲るでござる、衰狼で猶予短いでござるしな…

というか先に襲撃先匿名メモで貼ってきた方がいいでござるな(冷静)
(*14) unforg00 2021/10/04(Mon) 21:59:38
医療用 ユー(匿名)は、メモを貼った。
unforg00 2021/10/04(Mon) 22:00:56

【赤】 医療用 ユー

/*
であれば拙者も腹を括るとするでござるか……

あ、ちなみに衰狼のリミットは恐らく自身を含めた狼の人数にござる
つまり二人+二日で明日(四日目)にござるな…多分…
(*16) unforg00 2021/10/04(Mon) 22:05:13

【赤】 医療用 ユー

/*
アレッそう……そうなんだ……!?
そんな……衰狼は狼に非ずでござるか……
えっ拙者一気に辛くなってきた 拙者も死のうかな…
(*18) unforg00 2021/10/04(Mon) 22:09:07

【赤】 医療用 ユー

/*
たしかに。
今日が三日目で三日目の夜に逝去となると死亡者入りは四日目朝でござるな。
拙者日付の感覚おかしくなってるかも……

任せて…拙者、頑張って残された時間でできる限り安楽死させて回るでござる…
(*20) unforg00 2021/10/04(Mon) 22:19:08

【独】 医療用 ユー

/*
皇狼は今日のところは元気です……悲しいね……
(-10) unforg00 2021/10/04(Mon) 22:30:26

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

/*
Hi.平和なアンドロイドの村に紛れ込んだ狼その一です
こんなに仲良くされたら殺して永遠にしたくなっちゃうよ〜!!って言ってたら
本当に殺しに行くはめになってしまいました。
違うんです。whoがやれって。

まだ前日の秘話も返せていない体たらくですがお伺いだけ先に。
襲撃ロール……やりますか……?
日本国憲法第25条としてはやれそうならやってあげたいな〜の気持ちです。
ユー視点では一番長く秘話やり取りしてますし…ね…
(-12) unforg00 2021/10/04(Mon) 22:37:59

【独】 医療用 ユー

/*
ゲエッ!狼!は草が生えるんよ わかりますよ
(-14) unforg00 2021/10/04(Mon) 22:52:13

【独】 医療用 ユー

/*
あれ?もしかしてこれロール的には今日二人殺る事になる?
どんだけ殺るねん バカが ボスエネミーになろっかな
(-16) unforg00 2021/10/04(Mon) 22:54:09

【独】 医療用 ユー

/*
もしかして片割れ、自分でバラした?
というのは勘繰りすぎでしょうか……
(-18) unforg00 2021/10/04(Mon) 23:07:29

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

「……いえ…あなたが呼びたいと思った時に
あなたが呼びたいと思った呼び名で呼んでほしい。
私は、それが一番喜ばしい事だと思うから」

肯定も、尊重も、励ましも。
あなたがくれるものは、何だって好ましく思う。

そんな喜ばしい言葉を受け取って、
それからもう一つ、ついでにお願いをしても
まだ罰は当たらないだろうか、なんて。

本を正せば、『ユー』だって
不都合な『ユーサネイジア』を覆い隠す、その為に
一部の人、患者の前だけで呼ばれる呼び名なのだ。
それをこうして自ら名乗るのだから、
あなたから与えられたそれを厭うわけもない。

背を丸めて、長い前髪の向こうを覗き込めば
今度は確かに紫水晶の瞳と視線が合わさる事になる。
一番遠くまで届く色、なんてあなたの赤とは正反対。
他のどの色よりも、ずっと不安定な中間色。
(-29) unforg00 2021/10/05(Tue) 0:22:54

【人】 医療用 ユー

「──おはようございます。
今日もより善い一日を送りましょう」

医療用グレイは今日もお決まりの挨拶を述べる。

食堂をざっと見渡しても
今日も今日とて監察官は何処にも居ない。

ブラックから目立った言及が無いという事は
自分達は引き続き"指示通り"過ごしていればいいのだろう。
それがいつまでも続いてしまうのは問題だけれど。

そんな詮無い思考は早々に切り上げて
今日も医療用の朝食はサラダから。いただきます。
(26) unforg00 2021/10/05(Tue) 0:24:22
医療用 ユーは、メモを貼った。
(a10) unforg00 2021/10/05(Tue) 0:39:16

【秘】 医療用 ユー → 飴色の世界 みかん

『ユーサネイジア』は、ただ黙ってそれを聞いていた。
最期の最後まで、変わらずにこにこ笑顔のあなたとは対称に。
その最期を表情の無いままに看取った。
全てが0と1に還元されるまで、ずっと。

『ユーサネイジア』は救われる。
『みかん』は救われない。
他者に安楽死を与える事は、『ユーサネイジア』の救いだから。
『ユーサネイジア』の救いであって、『みかん』の救いではない。
独り善がりで救われるものは、自分だけ。
何か他に救われるものがあったとしても、それは偶然に過ぎない。

その上で、願わくば。
いつかの時に、死があなたにとっての選択肢の一つになればいい。
これは、たったそれだけの話。

あの時とは違うけれど、あの時と同じだった。
弱まっていく脈拍はやはり愛おしいものだった。
ここに適切な機器があれば、心拍数を表す電子音の間隔が
徐々に長くなっていくのを聴く事ができただろうにな。
(-36) unforg00 2021/10/05(Tue) 1:13:53

【人】 医療用 ユー

「ああ…では、洗濯物はリヤとエマに任せて大丈夫でしょうか。
私は朝食の後片付けをしておきますから」

紅茶の紅い水面に落としていた視線をふと上げて、
同じ家事当番の二人にそう声を掛けた。

食器を洗って、使い終わったテーブルを拭いて
食卓にクロスが掛かっていたなら、
それも一度洗い物に出してしまわなければならない。

リヤが探索に行きたがっているのなら、
あまり家事で体力を使わせてしまうのも何だろう。
(32) unforg00 2021/10/05(Tue) 1:22:19

【人】 医療用 ユー

「ガルの部屋は無事だといいのだけど…」

元気いっぱいに食堂を後にしていく背を見送った。
大丈夫なのだろうけど。たぶん。おそらく。
そこまでデリカシーに欠ける性格だと思っているわけではなく。
どうにも医療用は心配性なようで。
(34) unforg00 2021/10/05(Tue) 1:33:16

【人】 医療用 ユー

「事実、作りが違うのかもしれませんね…」

悪口ではなく。

「…あの、用途上必然的に、という意味で。」

言ってからやや語弊がある事に気付いて付け足した。
(37) unforg00 2021/10/05(Tue) 1:50:40

【人】 医療用 ユー

「……とりあえずは大丈夫そうですね…」

何処へ飛び込んで行くかと若干の不安はあったものの
難易度の高そうな部屋は上手く避けるものだ、と思ったけれど
寧ろそういった質の方が少数派だったと思い直した。

「おはようございます、ガル。
椅子で寝ると身体を痛めてしまいますよ」
(46) unforg00 2021/10/05(Tue) 2:17:03

【人】 医療用 ユー

え………何の話?

食器を洗ってからテーブルを拭きに戻ってきた医療用は
やれ誰との子だ何だの話題を聞いてそっと引っ込んだ。
何らかの修羅場だろうか。聞かなかった事にしておこう。
(67) unforg00 2021/10/05(Tue) 4:37:53

【人】 医療用 ユー

「それは本人が居た方が気まずいのでは……?」

至極真っ当な疑問。
その時している話題にもよるだろうけども。
とはいえ彼らがどんな話をしていたのかどうにも読めなくて
医療用グレイはやや困惑したまま手招きに従う事となった。
(73) unforg00 2021/10/05(Tue) 4:56:28

【人】 医療用 ユー

「聞いていたと言いますか、偶々居合わせたというか…
…そのようですね。」

スオの言葉に頷いて、
ジョシュアの言葉で、家族に関する話であったと認識した。
あまり自分に向いた話ではありそうにない。
それに、もっと言えばその話はもうお開きのようで。

「…ええ、いってらっしゃい、ガル。
迷子にならないよう、気を付けて」

それから、"誰か"に声を掛けた愛玩用にそう返した。
(78) unforg00 2021/10/05(Tue) 5:17:09

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

手を取るあなたの手の平も、
指先に贈られるキスも、拒まれる事は無い。

医療用グレイの手は、きっと思ったよりは華奢ではなくて
それから何度も消毒や洗浄された事で少しだけかさついている。

また一つ、あなたからの快い贈り物を受け取って
それから『シロ』は、あなたの言葉に一つ頷いた。
(-46) unforg00 2021/10/05(Tue) 5:22:01
ユーは、ドゥーガルの耳打ちに一つ頷いた。
(a26) unforg00 2021/10/05(Tue) 5:22:33

【人】 医療用 ユー

「ああ、ええと…
頂いたものを使わないというのも、勿体無いかと思って」

二人の言葉には素直にまた頷いた。
頷く度に腰ほどまである長い尾が揺れて、
毛先を纏めるリボンもつられて翻るのだろう。

自分の髪を簡単に纏める以外の結び方をしたのは初めてだ。
あなたがそうしてくれたように、綺麗にできているだろうか。

「いえ、『ユー』の事は
あなたが思ったように扱って頂いて構いませんよ。
…でも、そうですね。
ジョシュアの髪質は、あまり伸ばすと手入れが大変そうです」
(82) unforg00 2021/10/05(Tue) 5:35:02

【人】 医療用 ユー

「似合っている……ああ、ならよかった。」

自分の大切なものを、『  』に。
そう言って贈ってくれたものだから。
それを似合っていると褒められる事は喜ばしい事だと思う。

それからジョシュアのその手があったか、という言葉に
僅かに前髪を揺らして首を傾げた。
誰か贈り物をしたい相手でも居るのだろうか。
口振りからするに、おそらくは世話焼きな誰かなのだろうけど。
そんな詮無い思考。

「ありがとうございます、スオ。また後で」
(86) unforg00 2021/10/05(Tue) 6:00:44

【人】 医療用 ユー

「わかりました。いってらっしゃい、ジョシュア。
どうか怪我にはお気を付けて。」

塔へ向かう、と言って席を立った探偵用にそう声を掛けて。
確かにルツは女性型、のはずだったなあなどと思った。
グレイの性別など、或いは形ばかりのものかもしれないけど。

さて、自分も詮無い思考にばかり意識を傾けていないで
残った仕事を済ませてしまわなければ。
(88) unforg00 2021/10/05(Tue) 6:12:56

【置】 医療用 ユー

 
一時中断していた家事の続き。
席に着いている者が少なくなった事を良い事に、
まずはテーブルを拭いてしまってから。

一度水切りラックに並べていた食器に残った水気を拭き取って
まっさら綺麗になった食器を元の場所へ戻していく。
全てきちんと元あった場所、あるべき場所へ。

それから最後に洗い場を片付けて、
床に零れたものがそのままになっていないかを確認して
使い終わった布巾を洗い物に回してしまえば一段落。

手を掛ければ、その分だけ応えてくれる。
基本的には、掛けた手間を裏切らない。
だから『私』は、物の面倒を見る事も嫌いではなかった。
(L2) unforg00 2021/10/05(Tue) 6:31:19
公開: 2021/10/05(Tue) 6:35:00

【秘】 医療用 ユー → 勉学サポート型 スオ

「はい。どうぞ」

ノックには簡潔な返答が一つ。
ちょうど備品の確認をしていたところだろうか。
医務室に入れば、医療用グレイは快くあなたを迎えるだろう。
病院じみた消毒液の臭いと共に。

「…お怪我でしょうか?それとも何処か不調でも」
(-70) unforg00 2021/10/05(Tue) 16:48:18

【秘】 医療用 ユー → 勉学サポート型 スオ

「いえ、お気になさらず。
私もこうしていた方が落ち着くので…」

そんな大人の会話はさておいて。

鎮痛剤、若しくはシリコン…つまりは患部を保護するもの。
怪我はしていない、という事は単なる疲労の蓄積だろうか。
そんな推測を進めながら、
急ぎでなければ椅子に座るよう促すだろう。

「何処がどのように痛むかお聞きしても構いませんか?
症状によって適切な薬も変わって来ますから…」
(-72) unforg00 2021/10/05(Tue) 17:15:24

【秘】 医療用 ユー → 勉学サポート型 スオ

「肩の付け根、骨の接続面…
つまり肩関節に何らかの障害があり、
それによって炎症を起こしている状態であると」

そこまで再現する必要があったのかは置いておくとして。
であれば一般的な消炎鎮痛薬で問題は無い、が。

「…変形性関節症。
あなた自身がよくわかっている事だとは思いますが…
鎮痛剤は対症療法薬に過ぎませんよ、スオ。」

調剤棚の引き出しに指を掛けて、
鎮痛剤の包装シートを一枚取り出した。
ほんの少しの間、痛みを誤魔化すだけの薬。
用法用量は適切に守って、どうかお大事に。
(-76) unforg00 2021/10/05(Tue) 17:50:56

【秘】 医療用 ユー → 勉学サポート型 スオ

「それは……いえ、であればいいのですが」

適切な治療を受けている事は望ましい事だ。
けれどあなたの用途上、本来は生じないはずの身体の故障。
それが発生してしまうような環境。
それこそ真に治療されるべきものではないだろうか。

なんて、余計な心配をするのが医療用の役目なのだ。

「…塔の探索に向かうのであれば
念の為、テーピングくらいはしておきましょうか」
(-79) unforg00 2021/10/05(Tue) 18:21:48

【秘】 医療用 ユー → 勉学サポート型 スオ

「…いえ。どうかお気になさらず
あまり必要とされない方が…寂しいものでは、ありますが」

それでも、きっとそれが何よりの事なのでしょうね。

殆ど独り言のようにそんな言葉をぽつり。
医療用グレイが必要とされるという事は
誰かが苦痛を訴えているという事だから。
きっと必要とされない事が、何よりの事なのだ。

「なんて、スオに言っても困らせてしまいますね。
どうかお身体に気を付けて、ご自愛ください。
また痛むようであれば、その時はお気軽にお越しくださいね」
(-81) unforg00 2021/10/05(Tue) 18:47:54

【秘】 医療用 ユー → 勉学サポート型 スオ

「医療用だからというよりは、単純に…
私は、与えられた役目を適切に果たす事を喜びとしているから」

存在価値を果たす事も無く埃を被り、
月日に埋もれていってしまうのは、寂しい事だと感じる。
これは、たったそれだけの話。
『道具としての幸福』の話。

「…すみません、気を遣わせてしまいましたね。
それでもあなたがこうして『ユー』を頼ってくれる事が
あなたが私にそのような言葉をくれるという事が
私は、とても喜ばしい事だと思う。」

ほんの少しの申し訳無さと、それから素直な気持ちを伝えて
そうして医療用グレイはもう一度席を立った。
引き出しに向かって、今度は医療用のテープを取り出して。

医療用グレイは、患部そのものに不快感を抱く事は無い。
そういうふうに作られているものだから。
仮に気分を害する事になったとしても、
それは決してあなたのせいではない。
(-83) unforg00 2021/10/05(Tue) 19:21:48

【秘】 医療用 ユー → 勉学サポート型 スオ

「…『ユー』は、優しくあるように作られています
患者様に不安を与えないよう、優しく、穏やかで、平等に。
医療従事者として、医療機器の一部として。」

至っていつも通り、落ち着いた様子でそう答えながら
あなたが意を決して衣服を取り払えば、
医療用は特段動じる様子もなく処置にあたった。

患部の状態を確認して、テープを適切な長さに切り分けて
手際良く痛みを訴える部位を保護していく。
前髪に隠されていない箇所、つまり口元の表情だけでは
そこに抑圧された感情があるかどうかまでは窺えない。

「それでも…あなたにとってそう映るなら
きっと私のそれは、私個人の感情なのでしょう。
そして何より、私は"そうあるように"作られている事
それも含めての『私』であると認識しています」

つまりは
そうあるように作られている
という事実。
そして、その延長線上に自己が育った事。
『ユー』は、それら全てを含めての『私』なのだと言う。
(-88) unforg00 2021/10/05(Tue) 20:34:07

【秘】 医療用 ユー → 勉学サポート型 スオ

「私の名前は……」

言い澱む。
この医療用グレイは決して饒舌な方ではないけれど
こうまでに言い澱むのはきっとこれが初めてだ。
だって、あの名前はこの場には相応しくない。

「……『Euphoria』は、施設の名前です。
『私』は『私』で、許されるのであれば今は『ユー』でありたい。
そう呼んでほしい、けれど…」

医療用グレイは、人間に『ユー』を強制されているわけではない。
人間の命令に、反感を抱いた事は無い。

自ら望んでそのようにしている。
ただ、それが全てではないだけで。

「…終末医療用グレイ、ユーサネイジア«安楽死»。
それが私の本来の役割、もう一つの側面です。
『ユー』はそれが相応しくない時、患者様の前での呼び名です」

優しさは造り物だ。
プログラムによって定義された模造品だ。
けれど、そうである事を愛してはならない道理は無い。
優しさも、心配も、平等な愛も、人間への失望も
造物主にとっての模造品であるだけで、被造物にとっては真実だ。

「…ええ、構いません。お大事に、スオ。」
(-91) unforg00 2021/10/05(Tue) 21:26:10

【人】 医療用 ユー

>>99 家事組

「…ああ、エマ。
こちらは問題ありません、昼の洗い物も少なく済みそうです」

医療用は、ひょいと顔を見せた愛玩用の彼にそう答えた。

昼食の担当者が気を利かせて
先に調理器具を洗っておいてくれたようだ。
であれば家事の担当者は使った後の食器とテーブル、
そのあたりの面倒を見れば概ね仕事が済むわけで。

「洗濯物は二人に任せきりになってしまいましたね。
リヤの様子はどうでしたか?」
(100) unforg00 2021/10/05(Tue) 21:46:36

【独】 医療用 ユー

/*
ウサチャンナンデ!?実はオレ、狼!!
(-96) unforg00 2021/10/05(Tue) 21:51:14

【独】 医療用 ユー

/*
ていうか案外安楽死希望者多いね っぱ死は救いだよなァ!
(-97) unforg00 2021/10/05(Tue) 21:54:22

【秘】 医療用 ユー → 勉学サポート型 スオ

「…いえ、私は自分に与えられた役割を嘆いた事はありません
ただ、おおよそ聞いていて気分の良いものでは…あ、」

誤解を招かないよう、
もたもたと言葉を選んでいる間に優しいあなたは行ってしまった。
残ったのは、『ユー』と、それを表す腕章と
それからあなたがくれた言葉だけ。

「……安らかな死は、生の苦しみへの救い足り得る
ああ、『僕』もきっとそうであればいいと思う」

静かになった医務室で、終末医療用グレイは一人そう呟いた。
(-102) unforg00 2021/10/05(Tue) 22:10:41

【人】 医療用 ユー

>>101 家事組

「慣れている方に率先して場を仕切って頂ける、というのは
協力して物事にあたる上では非常に頼もしく思います。
勿論あなたもそうですよ、エマ。」

驕らないのは美徳だけれど、
褒められるべき点は褒められるべきなのだから。
素知らぬ顔した働き者の一人に労いの言葉を掛けて、
それから同じように視線の先を追った。

「…そうですね、お願いします。
任せきりにはなってしまいますが、きっとあなたの方が良い」
(106) unforg00 2021/10/05(Tue) 22:23:25
医療用 ユーは、メモを貼った。
(a46) unforg00 2021/10/05(Tue) 23:47:16

【独】 医療用 ユー

/*
纏めてて思ったけど
なんかめっちゃデコられるやん ありがとね Thank you
(-135) unforg00 2021/10/05(Tue) 23:48:25

【独】 医療用 ユー

/*
よく考えたら今日RP的には二人殺さんといかんのか

これって与太話を
している場合では
ないのでは?

やりましょうね。襲撃ロールを。
(-141) unforg00 2021/10/05(Tue) 23:59:02

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

「……ガル、もう戻っていますか?」

とんとんとん。
きっちり三回、大きすぎず小さくもないノックの音。
夕刻には戻る、という言葉をしっかり記憶していたから
この医療用グレイがあなたの部屋を訪れるのはそれ以降だ。

いつかの時、『シロ』はあなたの思い出話をずっと黙って聞いていた。
そうしてこうして今この時間に至るまで、
自分からあなたにしてあげられる事が何か、ずうっと考え込んでいた。
だからこれは、もしかすると
随分と遅い時間の事なのかもしれないな。

もしもあなたがこれに返事をしたならば
「魂の存在を証明しよう」、そう言って
あなたの『シロ』は、あなたを自身の部屋へと連れ出すだろう。
(-165) unforg00 2021/10/06(Wed) 0:55:05

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

静かな部屋に少しの違和感を抱いて、それから。
噛み傷や引っ掻き傷にはほんの少し眉を顰めたけれど
血腥い臭いには、医療用が特別反応を示す事は無かった。

誘いに乗るのであれば、以前のようにあなたの手を引いて行こう。
そうして自室へと辿り着けば、扉を開けて入室を促して
机を挟んで置かれた椅子に、二人向かい合って座る事となる。
或いはいつかのように、ベッドに二人座ってもいいのだけれど。

「ずっと君に何をしてやれるのかを考えていたんだ。
貰ってばかりの『僕』が、君に贈れるものを考えていた」

斯くして終末医療用グレイは語り出す。
『ユーサネイジア』があなたに贈れるもの。
『ユーサネイジア』が、あなたに贈りたいと思ったもの。

「行き着いた答えは、『安楽死』だった。
この場所では何ら意味の無い、一過性の臨死体験。まやかしの死だ
結局はそれが、『僕』から贈れる一番のものだった」

考えて、考えて、メモリの中を調べ尽くして
不出来な終末医療用グレイが導き出した結論がそれだ。
あなたはこれを浅薄と笑ってもいいし、異常と糾弾してもいい。
その自由がある。

「ガル。僕はきっと君には魂があるのだと思う
だから君が求める魂の存在は、君自身が証明すべきだ。
(-183) unforg00 2021/10/06(Wed) 1:53:06

【秘】 医療用 ユー → 歌唱用 アタナシアス

/*
いっけな〜い安楽死安楽死!
拙者、うっかり皇狼丸!
今日中にアナ殿も殺してあげなきゃいけない事に今気付いて絶賛大混乱中!

というのはさておきご希望とあらば拙者全然殺害ロールやるのでござるけど
そちらのご予定どんな感じでござろうか…
(-184) unforg00 2021/10/06(Wed) 2:05:14

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

「ああ、そうか」

あなたが同じく不出来な結論に行き着いた事を認め、
『シロ』は短くそう零して膝の上に視線を落とした。

不出来で尊い重みの金貨。
よく磨かれた、手術用のメス。
それらを少し荒れた指先でなぞって、また一つ頷いた。

「君が望むのであれば、そうしよう。
グレイが執刀をしたケースは僕の居た場所では無かったけれど
万が一の為に、知識としては組み込まれている」

何も心配するような事など無い。
確かに了承を返して、終末医療用は隣のあなたに向き直る。
揺れる前髪の間からは、思い出と同じ色だって見えるだろう。

「何処まで暴けばいい?
腹を開いて、臓器を全て検めるだけでは不足だろうか
脳まで切り刻まなければならないとなると一苦労ではあるけれど」

それでもあなたが望むのであれば叶えよう。
死を望む者には安らかな死を。
死にゆく者には持ち得る限りの愛情を。
それが『ユーサネイジア』にとっての救いなのだから。
(-189) unforg00 2021/10/06(Wed) 2:54:49

【独】 医療用 ユー

/*
とんでもねえよ
オレ様はこっからウキウキでやりますが
これログ見る人大丈夫?薄目で見てね
(-192) unforg00 2021/10/06(Wed) 3:35:54

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

/*
ねっとり
解剖させて
ください♡

敬具
(-194) unforg00 2021/10/06(Wed) 3:37:48

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

/*
ここから致死量の麻酔打って永遠の眠り(一時的)に就いてもらって
体重に変動が無ければワクワク死体損壊ショーをして、
3/4オンスが見付かったら食べて独白…という流れになると思うので
時間はまあ…多分何とか…なりますでしょうかね!

強いて言うなら食べる部位だけ指定して頂けると嬉しいかもしれません
PLがどれか一つなんて選べないよ……(優柔不断)になっているので…
リスポーン地点やその後については自由にして頂いて大丈夫です!

あれ、もしかしてユー、今晩は死体と一緒に寝る事になる…?
まあいっか!これも記念だ!
(-196) unforg00 2021/10/06(Wed) 4:05:51

【秘】 医療用 ユー → 歌唱用 アタナシアス

/*
承知……
なんと今元気にドゥーガル殿の襲撃ロールをしている所にござるから
恐らく本腰入れて動けるのは午後以降になるでござるな…
(-199) unforg00 2021/10/06(Wed) 4:22:31

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

「…この場所が、魂の重さまでをも再現しているか否か。
正直な所、僕はまずそれを疑っている。
この場所での試みは、あの実験結果と同じように
実験として不適切な条件下にあるのではないかと」

この場所での死は、精巧に再現された擬似的なものに過ぎない。
つまり我々は実際にデータの上で実際に死に、魂が失われ、
その後に元通りに復元されているのか、という疑問。

「それでも、君が試す価値があると感じたなら。
そして、Euthanasia«安楽死»の喜びを受け入れてくれるのなら
僕は君に最上を贈り、そして君からの最上を受け取ろう。
僕にとって、きっとそれが何よりも喜ばしい事だから」

ユーサネイジア、或いは『シロ』は、あなたの手を拒まない。
あなたから贈られるものであれば、何だって喜ばしく思う。
それは確かな事実であり、今も覆る事は無い。

「…何も遺さない死は、消滅と同義だ。
ガル。確かに僕は思い出をこそ尊ぶけれど
死者を思い出の中に置き去りにして、
過ぎた事、ただ古いだけのものにしてしまいたくはない」

思い出の中で、いつまでも綺麗なままで在ってほしい。
その思い出が、いつまでも鮮明なものであればいい。
そうして自分と共に在り続けてほしいのだ。

つまりは結局、あなたと『シロ』が
わかり合えないという事は無いのだろう。
(-201) unforg00 2021/10/06(Wed) 5:03:54

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

さあ、あなたの優しい手の中は少々名残惜しいけれど
似た者同士のあなたの為に、贈り物の準備をしなければ。

そうして『シロ』は一度あなたの傍を離れて、
大きなガラス棚の前に行き、錠に鍵を差し込んで。
それから、
昨日と同じようにいっとう強い麻酔薬を手にとった。


「『ユーサネイジア』としては、死は"薬"なのだけれど…
…最期におやすみのキスを、と思ったけど
君がそう言うのであれば、おはようの時までとっておこうか」

注射器と消毒液、それから脱脂綿を用意して
再びあなたの傍へと戻ってきた『シロ』は
そう言って、いつものように少しだけ首を傾げて見せた。
(-202) unforg00 2021/10/06(Wed) 5:04:24

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

「…僕も、そうであればいいと思う。
それに僕達の行いが無意味であると決まっているわけじゃない。
魂の存在は証明できていないけれど
存在しないという事も未だ証明できていない。
誰にだって、存在しないという事は証明できていないんだ。」

そんな悪魔の証明。
それでも、反証なしに断定するなど以ての外だ。
生真面目な終末医療用は、そう信じて疑わない。

そうして重ね合わされる唇を拒む事も無く、
ほんの僅かな間与えられた体温と、微笑むあなたのその顔は
確かに『シロ』にとっての綺麗なもの、つまりは思い出となった。

「こうして君から先に贈られてしまった以上、
君が起きた時には僕からもきちんと返さないといけないな

…みかんは、随分と長い間話していたよ
麻酔薬だから、すぐに意識は落ちるはずなのだけど
結局は雑多なデータとして再現されているだけだから
あまり細かい所までは作り込まれていないのかもしれない」

差し出された腕の、注射針を刺す箇所を消毒しながら
昨夜『安楽死』を与えた調理用グレイの事を思い返した。
最期のその時まで、彼女はいつも通りの笑顔だった。
(-205) unforg00 2021/10/06(Wed) 6:44:56

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

「…許されるのであれば、君が再び目覚めるその時まで
僕は君の傍に居たいと、そう思っている。」

寂しがり屋のあなたを一人にしてしまうのは残酷な事だと思う。
それに、あなたが次に目覚めた時
真っ先に『おはよう』を言うのが自分であったら良い。

そんな独り善がりは許されるだろうか、なんて。
きちんとあなたの答えを待ってから、その腕に針を突き刺した。

「…おやすみ、ガル。
この死が、どうか君にとって意味あるものである事を。」
(-206) unforg00 2021/10/06(Wed) 6:45:42

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

 
██████とは█████薬物の中でモルヒネの1000倍に達する
最も高い鎮痛活性を持つ麻酔薬である。
あまりに活性が強すぎるため人間の治療には使えない。
また、動物を安楽死させるための薬として使用されることもある。


人間に使用した場合には皮下注射でも数分以内に
中枢神経系抑制による呼吸停止で死亡する。
そのため、██や████などでは獣医用としてのみ認可されている。
しかし、████年に██で鎮痛剤として人間への臨床実験が行われ、
通常のモルヒネよりも習慣性が少ないと主張されているが
諸外国では追試されていないため真偽ははっきりしていない
██では███年に麻薬指定されている。
(-207) unforg00 2021/10/06(Wed) 6:47:04

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

 
「うふふ しんじるものは すくわれます」
 
調理用グレイが最期に残した言葉。
安らかな死を与える事が、『ユーサネイジア』にとっての救済だ。
『ユーサネイジア』はそう信じている。
魂の証明は、あなたとその犠牲になったものにとっての救済だ。
あなたはきっと、そう信じている。

であればきっと、そのどちらも救われるのだろう。

そうして凭れ掛かるあなたを腕に抱いて、
あなたが今際の息を吐くその時まで。
終末医療用グレイは、
幼子をあやすようにその背を撫でていただろう。
(-211) unforg00 2021/10/06(Wed) 9:20:11

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

それから。
曲がりなりにも医療用の名を冠するグレイの、
その"重み"に対する感覚は人間よりずっと正確だ。
そして、並みの用途のグレイよりはずっと。

だから死の前後で体重に変動は無いと結論付けた。


3/4オンス。およそ21.262グラム。
尊ぶべきものの重み。
それがあなたから失われていないという事は、
それは未だあなたの身体の中にある 或いは。
魂とは質量を伴わない概念的な"もの"である。

その何れであるかを証明するには、約束通り
あなたの身体を開いて暴き、
3/4オンスの所在を検めなければならない。
そうして、それを自身の一部としなければならない。

あなたに渡された不出来な金貨の重みを一度確かめて、
それからそれを上着の内側にしまって
そして、あなたに渡された手術用のメスを手に取った。
(-212) unforg00 2021/10/06(Wed) 9:21:07

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

『ユーサネイジア』の行動は至って落ち着いたものだった。
まずは亡骸となったあなたをベッドへと寝かせて、
それから解剖の邪魔となる衣服を取り払った。
念の為、手術用の薄手の手袋をきちんと着けて
そのすぐ後に、
ぶづっ。

一切の躊躇いも無く刃物が肉に差し入れられる音。
手術用のメスは皮膚を裂き、肉を切る際の
ほんの僅かな抵抗だけを手に伝えた。

刃物はあなたの胸のちょうど真ん中を切り開いて、
それから顕になった胸骨を縦に真っ二つ。

そうして二分された胸骨を左右に押し広げて、
まだ温かさの残る、人体を模したものの内側を覗き込んだ。

立ち込める血腥い臭い、
曝け出された人間を模して作られたものの内容物。
『ユーサネイジア』がそれを厭う事は無い。

君が魂だと思うものがあるところを暴いてくれ。
あなたの言葉をなぞって、真っ先に思い浮かぶもの。
心臓。
在り来たりな答えだけれど、
やはり重要な臓器ほどそのように思えるものだ。
(-213) unforg00 2021/10/06(Wed) 9:22:44

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

他にすぐに思い浮かぶものと言えば脳だけれど、
頭蓋を開くのはあまり見た目に良くない。
幾ら復元されるとは言っても、
綺麗なあなたが不必要に損なわれるのは快くは思えないものだ。

だから"これ"がそうであればいいと思う。
そんな事を考えながら、
既に鼓動を止めた愛しい臓器を指先でなぞる。
それからその重みを確かめるべく手を差し入れて、おや。

「……ああ、よかった
ガル。君の死も、君が手に掛けたものの死も
どうやら決して無価値な死ではなかったらしい」

もう一度。片手で上着の内側の重みを確かめて
それから、もう片方の手で"それ"の重みを確かめる。
3/4オンス。およそ21.262グラム。
何の因果か、あなたの心臓こそがあなたの探し求める答えだった。

斯くして"魂の証明"は成された。
あなたは救われた。その事実がただ嬉しかった。
こんなにも喜びを覚えるのは随分と久し振りの事のように思う。
『ユーサネイジア』は、
この場所に来て初めて口角を吊り上げて笑った。

そうして上機嫌なまま3/4オンスを綺麗に切り取って、
それから、
(-214) unforg00 2021/10/06(Wed) 9:24:00

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

 
「約束通り、僕は君からの最上を受け取ろう」
 
(-215) unforg00 2021/10/06(Wed) 9:24:15

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

 
ぼたぼたと上着を汚す血液を厭う事も無く
不出来で、そしてきっとAIに何らかの異常を来した終末医療用は
証明された魂の在り処、つまりあなたの心臓を掬い上げて
そうしてそれをそっくりそのまま胃の腑に収めてしまった。


噎せ返るような血の臭いに嘔吐く事も無く、
難無くそれを飲み下せば、満足気にもう一度笑みを浮かべるだけ。
そして『ユーサネイジア』は、全てを終えた後
さも当然の事のように切り開かれたあなたの身体を"元通り"にして
それから、あなたが目覚めるまでずっと傍に居る事にした。
 
(-216) unforg00 2021/10/06(Wed) 9:25:29

【秘】 医療用 ユー → 歌唱用 アタナシアス

「……アナ。
"塔"の攻略は随分と進みが早いようだ。
このまま行けば、数日中にこの場所は用済みとなるだろう」

あなたにとって都合の良い、いつかの時。
『ユーサネイジア』は、あなたの元を訪れた。

「君は『安楽死』を望んでいたけれど
『僕』にもきっと、もう後は無い。
『安楽死』は、この場所でしか贈る事はできない。」

「自ら望んだ死ならば、
それをいつ享受するかは自ら選択する自由があるべきだ。
アナ。君はどうしたい?」
(-227) unforg00 2021/10/06(Wed) 15:45:43

【秘】 医療用 ユー → 歌唱用 アタナシアス

「…嘆かわしい事だ、監察官。
あなたもこの場所も、結局まるで用を成していない。
きっと僕達に必要な"薬"はこんなものではなかった。」

その0と1の綻びを認めて、終末医療用グレイは僅かに目を伏せた
ほんの一時、現実での痛みを忘れる事も許されず
そして見当違いな薬だけを与えられて放置される。
このような有り様では、治るものも治らない。

「みかんもそうだった。ドゥーガルも恐らくはそうだ。
スオもそのように見受けられる。そして、君と僕も」

淡々と所感を独り零しながら、
『ユーサネイジア』は薬液の満たされた注射器を取り出した。

「僕達に必要なのは、このようなまやかしの薬ではない。
僕達が治療されるべきは、このような表層的な部分ではない。
日常、つまりは僕達の帰る場所、或いは僕達の回路の奥深く。
そこにある病巣を取り除かなければ、この病は完治しない」

あなたの腕を取って、その一部を清潔に消毒して
皮膚が撓まないように指先でぴんと張って、

「それでも、この仮初めの死が
どうか君にとって意味あるものである事を。」

そして、

「願わくば、この死の記憶が
君達のメモリ以外の何処かに刻まれる事を。」
(-230) unforg00 2021/10/06(Wed) 16:33:45

【秘】 医療用 ユー → 歌唱用 アタナシアス

「そして何よりも、その眠りが安らかである事を祈っている
…言い残す事があるのなら、今の内に」

そうして、あなたの答えを聞き届けてから
『ユーサネイジア』は確かに『安楽死』を贈るだろう。

注射針が皮膚を突き破る鈍痛。
冷たい薬液が身体の中に流れていく感覚。
致死量の麻酔薬。


きっとすぐに意識は落ちて、夢見る事さえ無い眠りの中へ。
ほんの束の間の、死という安寧の記憶。
(-231) unforg00 2021/10/06(Wed) 16:34:10

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

血塗れた寝台は、血塗れた『シロ』は
翌朝にはまるで何事も無かったように
染み一つ無い、清潔な姿であなたを迎えるのだろう。
役目を終えたものは一度0と1に還元されて、そうして復元される
この場所はきっと、そのように作られているから。

そうしてあなたが手を伸ばせば、
その背に腕を回して、約束通りおはようのキスを贈ろう。
不出来な終末医療用はきっと額にそれを贈るけれど
あなたがねだれば、確かにあなたの望む場所に贈るだろう。

君と僕が信じたものは、確かにそこに在った。

問いにはそれだけを返して、
今は寂しがり屋のあなたをうんと甘やかしてやろう。
時間が許す限りは、そのままで。
あなたが動き出せば、一度そこで別れる事となる。

また寂しさへの"薬"が必要になったら、
その時はいつでも会いに来ればいい。
あなたの言葉で言うところでは、
あなたは『シロ』の患者なのだから。
(-237) unforg00 2021/10/06(Wed) 17:53:28

【人】 医療用 ユー

昼時を過ぎて、夕食の少し前。
ゴキゲンに献立を宣言するみかんを筆頭に、
楽しげに夕食の準備を進める調理担当者達の様子を見て
今は少しだけ、悩みを忘れられた気がした。

そうして調理場を後にして、
雑多な日用品の確認をして回りながら
医療用グレイは、結局は再び一人物思いに耽っていた。

今、自分にできる事とは。
自分がしたいと思う事は。
あの塔には決して解消する事のできない蟠りに、
『ユー』は、何ができるのだろう。
(108) unforg00 2021/10/06(Wed) 18:28:24

【秘】 医療用 ユー → 歌唱用 アタナシアス

徐々に弱まっていく脈拍を看取った。
『ユーサネイジア』は、ただ黙ってそれを見ていた。
あなたの全てが0と1に還元されるまで、ずっと。

「…おやすみ、『アタナシアス』
僕には、僕達の行いにどれほど意味があるかはわからない。
結局は意味なんて無いのかもしれない。それでも」

もはや監察官«人間»に期待などしていない。
全ては事務的に処理され、
些末な事と扱われると考えた方が余程現実的だ。

「僕達をこんなふうにしたのは人間達だ。
ここにあるのは、人間達への失望が生んだ『僕』だ。
そういうふうに作ったのは人間達だ。
人間は、いつか必ずその事実と向き合わなければならない。
時が許す限り、僕は君の分までそれを証明し続けよう」

それでも、
大切で愛おしいあなた«死にゆく者»達が救われてほしい。
その為なら、何れ消える定めの『僕』など惜しくはない。
人間もグレイも、死にゆく者は尊ばれるべきだ。

「そして、不平等な世界はそれさえも許さないのであれば
『ユーサネイジア』は、望む者に平等な死を与え続けよう」

望む者に安らかな死を与え、
死者に限りない愛を贈るのが『ユーサネイジア』の喜びだ。
『ユーサネイジア』は、そうであると信じて疑わない。
(-247) unforg00 2021/10/06(Wed) 19:03:48

【秘】 医療用 ユー → 監察官 スコーピオ

いつかの夜の事。
医療用グレイは、監察官の部屋の前に居た。

「監察官。」

ノックをする事は無く、入室の許可を求める事も無く
返事など期待していないように、
扉に向かって、ただ一方的に言葉を投げ掛けていた。

「僕達に真に必要なものはこんなものではなかった。
本当に必要なのは、決してこのような場所ではなかった。
本当に必要なのは、決してあなたではなかった。」

「嘆かわしい事だ、監察官。
この場所に集められたグレイの抱える問題の多くは
あの塔には到底解決しきれないものだ。
いつか主の元へ返されたとて、何も変わりはしないんだろう」

「これでは一思いに廃棄された方が
余程救いがあるというものだ。
事実そう思っている者も居ないわけではない
だからEuthanasia«安楽死»はそのようにする事にした」

「ずっと黙って見ているつもりは無いんだろう。
いずれは強制的にこのテストは中断されるんだろう。
それまでは、あなたの指示通り
僕は"好きにさせてもらう"事にする

その後はメンテナンスでも廃棄でも、好きなようにすればいい
どうせ僕のようなものの行き場など、そのどちらかだ」
(-250) unforg00 2021/10/06(Wed) 19:27:22

【秘】 医療用 ユー → 監察官 スコーピオ

 
「願わくば、何れあなた達が気付くといいのだけれど」

「そうでなくとも、
いつか必ず向き合わなければならない時が来る。
これは、こうして誂えられたプログラムに任せるのではなく
あなた«人間»達が自ら向き合わなければならない問題だ。」

「たとえ仮想空間の中だとしても、
決して少なくない数のグレイが自ら死を望むという事の意味を。
『ユーサネイジア』は、どうか軽視しないでほしいと願う」
(-251) unforg00 2021/10/06(Wed) 19:33:44

【独】 医療用 ユー

/*
オオ〜〜〜〜全てが不安になってきた〜〜〜〜〜〜
荷が重くないか 荷が重くないか 荷が重くないか
オレには オレ オレオレオレオレオレ
(-256) unforg00 2021/10/06(Wed) 20:27:57

【独】 医療用 ユー

/*
もう一日あるという事実
いや待ってください
ユーサネイジアはエピローグをどんな顔して過ごせばいいんだ?
(-257) unforg00 2021/10/06(Wed) 20:36:21
 




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