情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 孤児 ヘイダル「…………で。なんでイギリスくんだりまで来たんだよ」 バカンスと言うならどこかに移動するんだろと、ローストビーフを口に運ぶ。 大学最寄りの繁華街、この街一番の高級ホテルのメインダイニング。 人を不快にさせないだけの所作は覚えろと、俺もハーレフも完璧なテーブルマナーを叩き込まれている。5年前まで俺らがどういう状況にあったのかを察せられる奴は、全ての顛末を知っている目の前の女以外には今や一人も存在しないだろう。 口数が少ないというほどではないくせ、何故か徹底的に"報・連・相"を排除するアールアレフに尋ねるのは諦めてハーレフに答えを促せば、目的地はコート・ダジュールなのだそうで。 「ああ。フランスなら、まあ遠くないか」 なるほどねと頷けば、アフリカ経由でフランスに飛ぶんだよとハーレフがにへらにへらしてやがる。 「……は?なんでアフリカ」 突っ込みが終わる前にハーレフの口から出た地名は、俺がここ1ヶ月ほど、さんざ目にして手にして口にしていたものだった。 (33) Valkyrie 2019/06/17(Mon) 18:33:58 |
【人】 孤児 ヘイダル「やっぱ、ちゃんとメール見てくれてんじゃん!ばか!!」 ゾラフの居場所が、やっと特定できたんだ。 アフリカの某国あたりじゃないかという目処は随分前から立っていたんだけど、これという決め手がなくて訪ねあぐねていたところ、覗いた"ゾラフ玉"にやっととっかかりとなる情報が映ってくれて。 半径数十kmくらいまでは絞れたから、その報告をこないだ送ったメールに記しておいた。 夏休暇の間に会いに行くつもりだと言い添えて。 皆で行こうよと脳天気な笑顔で告げるハーレフ。 俺は表情を隠して、俯きがちに小さく頷くことしかできなかった。 口を開けば、なんか余計な音も漏らしてしまいそうだった。 ────その時は、ちゃんと我慢できていたのにな。 焦がれ焦がれたあの草原で、俺の涙腺は大決壊。 だってゾラフが、俺に会いに来てくれたんだ。 ゾラフは俺を忘れてはいなかった。 一族郎党引き連れて! 孫まで連れて!!* (34) Valkyrie 2019/06/17(Mon) 18:36:19 |
アールアレフは、イオリさんをぱふぱふにゃーにゃー。 (a8) sacura 2019/06/17(Mon) 21:28:07 |
【見】 物語を記録したい イオリ素敵なお話が続いているね。 ボクはそろそろ失礼するよ。 この物語が記録できて、本当に良かった! みんなの人生、まだまだこれから沢山の乗り越えるべき試練があると思うけれど、一貫して「幸せ」なものになることは、間違いないね。 それじゃあ……。 [記録者は、ペンと記録紙をしまい、丁寧に一礼すると、夜闇に溶けるようにして消えた]** (@1) TSO 2019/06/17(Mon) 22:30:36 |
ヘイダルは、その結果の(ぺかー)なんだねわかる() (a9) Valkyrie 2019/06/17(Mon) 23:36:46 |
【人】 新米TC ぽきゃ忘れてしまいそうなので先に落としておくのですよぉ! 十分な取れ高でぽきゃはうはうはでございます! それでは皆様ごきげんよう! 語り尽くすに短い生を、存分に謳歌なさってくださいませ! [ぷにょん、と一度だけ弾み、跡形もなく消え去った] (35) rein-joir 2019/06/17(Mon) 23:52:19 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新