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【人】 3年生 黒崎 柚樹ふぁ……っ!?ぁ、……っ、ぅ [ゆび、が。 自分でもそういう意図では触れた事のない箇所を、武藤の指が辿っていって、と同時に、濡れた音が響いてきたものだから耳を疑った。 話には聞いていたけれど。 "濡れる"なんて状態が、まさか自分の身体に訪れていたなんて、ちっとも、検討もついてなくて。 自覚してしまったら、あとはもう、いたたまれなさは加速する一方だった。] む、と…………ぅ、と、ら……っ。 [痛くはないけど。 でも、自分ばかり、異物感だとか微かな快感だとかばかりに苛まれて、武藤の側は別に心地良くもない行為というのが、どうにも、申し訳ない……というか、まさに、いたたまれなくて。 耳を辿っていく舌の疼きもあって、身体がばらばらになりそうな気がした。] (203) 2022/09/18(Sun) 19:38:19 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹も、だい、じょぶ……だから。 挿れて、いいから…………っ! [もういっそ、2人で溶けてしまえるなら、その方がどれだけましかと、思ってしまった。 あんなに苦しいものだったなんて、思いもせずに。*] (204) 2022/09/18(Sun) 19:38:39 |
【人】 2年生 松本志信 別に狭いのは……っていや、広いよ。 [マンションの最上階>>201 ちょっと高いななんて、すっかり高い所は怖くなっちゃったけど。 招かれた部屋は世間ではどう評価される広さか知らないが 四畳半の住人にとっては幾分快適な広さだと思う。 まあ、二人で暮らすとしてもちょい狭いくらいが俺は嬉しい。] んや、ほとんど捨てて平気。 大事なのは箱一つくらいで事足りるさ。 [その箱の中には知らぬうちに辛夷の花の書かれた緑色のペン>>6:107 が入っていることになるのだが まあ、その話は後日詳しく語るとして。] ベッドないの意外。 [美容のためにふかふかのベッドで〜…とかはないようだ。 招かれたので床に座るとして。] (205) 2022/09/18(Sun) 19:50:36 |
【人】 1年生 朝霞 純【回想・死者からの便り】 [津崎さんが目覚めた日、小泉さんが亡くなった日の夜。私は夢を見た。 美術館の夢ではない、緑色の羽を持った綺麗な小鳥が、私のもとへと飛んでくる夢。 何だろうと思って手を伸ばして、小鳥は私の手の中へと収まった。 全然、気づかなかったけど、動物に触って平気だった、その時点で当たり前に現実ではなくて。 でも、その時の私は気づかずに、そっと小鳥の羽を撫でて、暫くその小鳥が私の手の中で寛ぐのを眺めて。 小鳥は私の手の中で、薄く輝いて、その形を失って、そうして私の手の中には、一通の緑色の封筒が残された。 そして私は、目を覚ました。] (207) 2022/09/18(Sun) 20:03:16 |
【人】 1年生 朝霞 純>>207 [ゆるく首を振って、意識の覚醒を促して。 不思議な印象の夢だったな、なんて思いながら、入院している間にすっかり習慣になった、目覚めたときにスケッチブックに描いた林檎の絵と津崎さんからもらった絵葉書を眺めるということを、いつも通りやろうとして。 スケッチブックを手にとって、ページを捲って、そこに緑色の封筒を見つけた。] …。 [得体の知れない封筒に対して、然程恐怖感はなく。 私は封筒を開いて、便箋を取り出した。 綴られていたのは、小泉さんの言葉。>>6:105 記憶を喪っていたときのこと、私への印象、これからのこと。 私は何も小泉さんに返せなかったのに。 小泉さんは死の間際に、私に手紙を遺してくれた。 私は思い出す、あの時、最期の表情を看取ったことを。 あの笑顔を。>>6:122 私は、深く息を吸って、吐いた。] (208) 2022/09/18(Sun) 20:05:22 |
【人】 2年生 松本志信 一週間以内はすげぇ無茶振りだと思ったけど まあ、数日で荷物は何とかなるな。 [棲んでるとこの解約とか、その辺もまあ何とかなるっしょ。 機材優先の話には、配信してたらそうなっちゃうかもねと頷くも] 俺一人なら別に床でごろ寝でもいいけど。 あった方がそりゃあ、身体に悪くはなさそう。 まあ、……そうねぇ。 [“余計な”一言と憮然な態度に、ちょっと腕とか広げてみて] (210) 2022/09/18(Sun) 20:13:33 |
津崎 徹太は、松本志信をハリセンで殴った。 (a26) 2022/09/18(Sun) 20:26:46 |
【人】 1年生 朝霞 純【現在・パン屋への訪問】 [退院したからといって、そうそう骨折した足が治るわけがなく。 むしろ、歩き回っていたせいで完治するのが遅くなっているのかと思わなくもないが、リハビリでも勿論歩くため、恐らく関係ないだろう。多分、ちょっと酷く折れてしまっただけなのだ。 どちらにせよ、退院したあと、歩けはするけれど松葉杖がまだ手放せないという状況。 そんな状況だけど、とりあえずは日常生活が出来るようになって、外出すると他の人に迷惑かも、と考えなくもないけれど、それなりに日常生活を送れるようにはなったので。 私は香坂さんと工藤さんを誘って、小泉さんのいたパン屋に赴くことにした。 香坂さんと、工藤さんにLINEを送る。 “小泉さんの働いていたパン屋に行こうと思うんですが、香坂さん、工藤さんも一緒に行きませんか?” もし一緒に行けたら、きっと売り出されているだろう甘夏みかんクリームパンを一緒に食べれたらいい。] (212) 2022/09/18(Sun) 20:33:21 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a27) 2022/09/18(Sun) 20:37:34 |
【人】 1年生 工藤美郷──回想・友人と言うもの── [それから、工藤は朝霞さんとは一見ドライな関係を築いたか。 ごく普通の友人らしいことはしない。例えばそれは、一緒に研究室のメンバーの色恋沙汰について噂話をしたり、テレビやSNSの話題をを楽しむなどのことだ。 しかし何をする時でも、彼女がそばに居ることを拒絶しなかった。] 朝霞さんが居たいならここに居ればいい。 [そのようなスタンスで、朝霞さんが病室を訪れれば必ず受け入れた。それは工藤が退院して、訪れる場所が自宅になろうとも変わらなかっただろう。 工藤から進んで話しかけることはほとんど無く、朝霞さんが話しだせばじっと目を見つめた。沈黙が二人の間に落ちれば、無理に話題を探さずに、ただ二人で静かな時間を共有した。工藤は大抵の時間、何かを描くか書くかして過ごしていたから、筆記具の走るサリサリという音だけが二人の間に落ちていた。] (213) 2022/09/18(Sun) 20:39:54 |
【人】 1年生 工藤美郷[工藤は軽症だった。無傷と表現した方が正しい。だからすぐに退院させられた。おそらくは朝霞さんよりも早く。 工藤は退院した後、毎日のように朝霞さんの病室を訪れようとした。家族に阻まれれば「そうですか」とあっさり踵を返し、面会できたとしても、] ……………………。 [特に何も話し出すことなく、朝霞さんの目を見つめた。何も話さないくせ、時折、唐突に脈を取ったり、朝霞さんの下瞼を押し下げて『あっかんべー』をさせたり、舌の色を確認したりした。そのようして健康状態を確認し、満足すると背を向けて帰っただろう。 そのように、朝霞さんとの時間を重ねた。] [何度かの病室への侵入が叶ったならば、やがては一冊のスケッチブックを見つけただろうか。>>5:+30 あまり上手ではない、林檎の絵。もしもそれが見れたならば、] あまり上手い絵とは言えません。 [失礼なことを言って、それから] ですが、何か心が引き寄せられます。 私には描けない引力が宿っています。 [そのように付け加えて、スケッチブックを返した。] (214) 2022/09/18(Sun) 20:41:51 |
【人】 3年生 武藤景虎[服ひとつ(ふたつ?)脱ぐのに大分苦労した気はするけど、その間の諸々もいろんな顔が見れたから良いかなと思う。 そんな想いが自分だけじゃなくて、結果オーライと思ってくれているなら救われる。 だから、お互い様と向けられた笑顔に心底安堵できた。>>202 その後の方が大変だということはオレはわかってたからまだよかったのかもとは、すぐに思うことにはなったが。] ん……、柚樹、 [熱く濡れた内壁を掠めて指を動かす間、途切れた吐息混じりの声で呼ばれて>>203耳元で囁きを返す。 痛そうな声ではなさそうだから、多分いろいろ戸惑ってるだけかなとは思って。 挿し入れた指には薄い粘り気のあるものが絡むけど、指ひとつ動かすのももどかしいくらいにひどく狭いのも確かで。 本当にこの後が大丈夫なのだろうかとは心配になる。] (215) 2022/09/18(Sun) 20:48:52 |
【人】 3年生 武藤景虎[その間も制止の声はあったかもしれないが、反応とか指を苛む熱や感触に堪えきれなくなってから漸く指を引き抜いて、ハ、と息をひとつ吐いた。] ……、オレも、もう、挿れたいから、 [準備的なものが足りてなかったらごめんとは言外に、体を起こすと枕の下に手を突っ込んだから何かと思われたかもしれない。 めちゃくちゃ買うのに躊躇ってレジまで行くの時間かかったけど>>91、さすがに配慮しない程考えなしではないので。 なんか付けてるとこ見られるのは恥ずかしいので、見ないどいて、って声かけてから自分の方の準備をした。 避妊具をつける間の微妙に気まずい時間を経てから、両脚を開くように体を割り入らせて。 脚の間に目線を向けるとまともに直視した其処に、何度目か唾を飲んだ。] (217) 2022/09/18(Sun) 20:49:27 |
【人】 3年生 武藤景虎……っ、 [先端を当てただけで頭が眩む感じがして息を飲んで、ぐ、と腰を押し進める。 わかってはいたけど、すんなり挿入るものではないらしく、収まりきるには結構苦労しそうだ。 前傾して顔を覗き込むけど彼女の方が自分以上に相当しんどそうで申し訳なさが募って。 大丈夫じゃないだろうに大丈夫?とは聞けない代わり、伸ばした手で頬に触れた。]* (218) 2022/09/18(Sun) 20:50:36 |
【人】 1年生 工藤美郷──退院後の日常・追悼の日々── [やがて退院し、小泉先輩の葬式も終わった後。 結局工藤は一滴の涙も流すこと無く、小泉先輩との別れを終えた。 工藤は一人暮らしの家に戻った。部屋はシンと静まりかえっていた。その静けさは、一人暮らしだからと言うのもあるが、やけに少ない家電のせいでもあった。 カロリーバーと水だけで生きる彼女は、料理をしない。だから冷蔵庫のブーンという低い唸りも無かった。 退院してまず、冷蔵庫とオーブン、それに仏壇を買った。 工藤は毎日決まった時間に起き、決まった順番に行動した。 朝、まず寝床を几帳面に整え、街中が起き出して騒がしくなる前に、窓を開けて家中の空気を変えた。柔らかく吹き込む朝の匂いがカーテンを揺らし、解いた髪を撫で去るのを楽しんだ。風の勢いや香りや、鳥の鳴き声を聞きながら、一日の天気を予測した。] (219) 2022/09/18(Sun) 21:18:25 |
【人】 1年生 工藤美郷[そのルーティーンの中に、工藤はもう一つの行動を入れ込んだ。一日の始まりに、必ず小泉先輩への挨拶をするという行動を。] ………………………………。 [骨も写真も納まっていない仏壇に向かって、静かに手を合わせる時間。それは続けるうちに、生活の中に一定の心地よいリズムを生み出した。 工藤は胸の内だけで、明け行く雲の色づきや、風の湿り気や渡り鳥の声から感じた季節の移り変わりを報告した。 小泉先輩がこの世に引っ張り出してくれたから、今此処に在るのは工藤だ。絵の中の彼女では無く。そうして引っ張り出された世界から感じ取った好ましいものを全て、仏壇に伝えた。] (220) 2022/09/18(Sun) 21:19:48 |
【人】 1年生 工藤美郷[休日になれば、工藤はパンを焼いた。 武藤先輩からもらった気に食わないレポート用紙は、夢から目覚めた時白紙になっていた。その真っ白なレポート用紙をじっと睨み付けると、あのツルツルとした、ペン先がやけに滑る感触が思い起こされた。それと同時に脳内に焼き付けたメモの内容も。 粉を量る。水温を測る。生地を捏ねる回数も数える。発酵時間もオーブンの温度も夢の中と同じように作った。猫型に整形した時も同じ形になった。 しかし出来上がりは、工藤の舌には小泉先輩のクリームパンとは違って感じられた。全く同じレシピのはずなのに、膨らみ具合も不思議と違った。 おそらくは捏ねる力の入れ具合や、卵や強力粉の水分量や、微妙な室温やオーブンの違いが、そういった味の差異を生み出すのかもしれなかった。] 作りたいものと違う味になりました。 [そう言いながら、工藤は自分では食べきれぬそれらを朝霞さんに分けた。あるいは墓前や仏壇に供えた。研究室のメンバーに振る舞うことを自分では思いつかなかったが、誰かに促されれば分け与えたかもしれない。] (221) 2022/09/18(Sun) 21:21:26 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹[正直なところ、指1本でも異物感はそこそこのものだったし、もう1本増やされたところで、大差は無かったのかなと思う。 でも耳元に落とされる、自分の名を呼ぶ掠れた声 >>215 一つ取っても、武藤の限界も透けて見えて。 だったら多少痛くても苦しくても、繋がってしまいたい……と、心から思った。 だって、この"準備"とやらが、多分、一番に恥ずかしいものだったから。 とりわけその後、武藤が避妊具をつけているらしい、そのほんの十数秒だか数十秒だかは、もうこの世からこの間の記憶だけ消えてくれて良いと思ってしまうくらいの、いたたまれなさだった。] …………だいじょう、ぶ。 [大丈夫だよ。相手は武藤なのだし。 気付けば、武藤の腰を挟み込むような姿勢になってしまっていたから、はしたないほどに両足は開いていて、それはつまり、誰にも見せたことのない部分を武藤に向けて差し出すような体勢になっていたわけだけど、それも見て見ぬ振りをして。 現実を直視してしまったら、頭が沸騰して倒れそうだもの、こんなの。 ────でも、やっぱり、"初めて"の者同士、そう簡単には、お話は進まなかった。] (223) 2022/09/18(Sun) 21:39:34 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹…………ぃ、……ッ!! [漏らすまいと思ったのに、歯の隙間から苦鳴が漏れてしまい、慌てて片手で口を塞ごうとする。 ひた、と頬に触れてきてくれる手に、擦り寄せるように顔を揺らし、大丈夫だよって言いたいのに、異物に怯えた身体が勝手に内側へ内側へと閉じていってしまう感覚が走る。 それは絶対に恐怖ではなく、緊張と羞恥が絡み合ったものだったのだろうと思うけど。 無意識に締め付けてしまうと武藤の形も熱もありありと解ってしまい、その感覚にまだ身悶えるという悪循環で、気付けばぼろぼろと涙が零れだしていた。 これ、きっと、武藤の側だって、痛いに違いないのに。] ごめ……っ、 力、抜けない……ど、うしよ。 [でも、止めてほしくない。 "続きはまた今度"じゃなくて、今、ちゃんと繋がりたい。 欲しいと思ったのは武藤だけじゃなく私もだし、痛くても苦しくても構わないと思ったのは、私の方。] む、とう……おねがい。 やめちゃ、やだ。 [離さないでという風に、武藤の背に両腕を回し、必死でしがみついた。*] (224) 2022/09/18(Sun) 21:40:33 |
【人】 3年生 武藤景虎───徹っちんの退院後─── [徹っちんには入院中も幾度か会いには行ってたけど、退院したらいつも通り遊んだりできるかなと思ってた。 あの美術館に行った時、確か駐車場でカラオケ行く時は適当に誘ってとは受け身で告げてたけど。 いつ会えなくなるかはわからないとは、今回の夢の件で学んだことだ。 実際、徹っちんがいなくなったらを最後の天使のお告げの前心のどこかで想定しては、もっとこうしておけばとか話しておけばと後悔したから、オレの方から予定を聞くためにLINEを投げた。 その時初めて、イギリスに1ヶ月後くらいあとには旅立つことを教えてもらえただろうか。] 『いつ空いてる?』 『とりあえずオレとカラオケ行くのと』 『くっきーと3人でパフェ食う日の分は空けといて』 [あとそれからなんかある?と、一緒にいたくっきーに尋ねてみた。] 『まつもっちゃんてどうしてる?』 『と、くっきーが心配してたので』 [めちゃくちゃ連投してしまったのはすごく焦ってたのがあるからだろう。 また戻ってくるとは言ってもいつのことかわからないから。]* (225) 2022/09/18(Sun) 21:52:37 |
【人】 2年生 松本志信 そりゃなぁ、医者に言ったら怒られるぜ? なるべく無理はしてほしかねぇんだけども。 [広げた両手には寄せられてはくれなくて。 ちょっと虚しく誤魔化すように頬をぽりぽり掻いてはみたけども。 手を伸ばして引き寄せれば、さすがに腕の中には来てくれるだろうか。] (226) 2022/09/18(Sun) 21:59:16 |
【人】 3年生 武藤景虎[明らかに痛そうというか苦しそうなのは表情から見てとれて>>224、やっぱやめといた方がいいかなとは頭をよぎるけど。 その方がきっと良いとは理性ではわかっていても腰を引けずにいた。 溢れてきた涙の粒が頬に当てた掌を濡らして、もうやめとこうって喉から出かかった。 けど、悲痛に求める声と共、腕が背に回れば体を離すことなんて到底できるわけなくて。>>224] ……、っ、柚樹、っ、 [此処で留まっていても苦しいだけだから、半ば無理矢理身体を倒すと唇を食んだ。 熱い息を交わして慰めるように舌を吸って。 溶け合ってしまいそうなキスに集中することで、繋がってる部分のきつさとか締め付ける痛みは意識の外にいっていた。] (228) 2022/09/18(Sun) 22:38:57 |
【人】 3年生 武藤景虎[どれくらいかそうしてる間に、自分の恥骨が拡げて持ち上がった脚の付け根近くに当たっていることに気づく。] ……、はいっ、た、…、っぽい。 [唇を離して荒い息の合間で告げると、涙で濡れた眦に口付けを落として。 柚樹の方は大丈夫だろうかと落ち着くまで呼吸を整えながら待った。 ちぎれそうな痛みは今のところもうなくなっていて、落ち着いてしまうと別の感覚が迫り上がってきているのを感じる。 腰のあたりに感じる痺れとひくりと脈打つ自身に、小さく身じろぎして。 動かしたくなる衝動を抑えようと、整えたはずの息を一つ吐いた。]* (229) 2022/09/18(Sun) 22:39:05 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹―― 黒崎さんは変わりたい・その3 ―― [顔面改造の師匠(=津崎)に及第点を貰えるレベルに至っているのか否かは解らないけれど。 いくらか自己流加えつつ、髪や顔を弄るのにも慣れてきた。 練習がある日はどうしてもスポーツブラにせざるを得ないものの、それ以外の日はワイヤー入りだの詐欺要素入りだのも、それなり身につけるようになって。 そうしたら、大学への行き帰り、毎日のように美容院のチラシを手渡されるようになった。 どこかのお店(?)で働かないか(?)という、不思議なバイトの誘いも、男じみた格好の時は一度だって無かったのに、時折、そんな声もかかるようになった。 どうやら今の世の中は、美容院が供給過多で、女性が働く接客業業界は需要過多なのであるらしい。 ────そしてまだ、スカートは買えていない。] (230) 2022/09/18(Sun) 22:54:51 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹[その日は昼過ぎに津崎と待ち合わせしていて、3人でパフェを食べに行こうって話になっていて。 なら午前中に付き合ってくれるかな、スカート買いたい、それ履いて待ち合わせ行きたい、と私は武藤にお願いをした。 "スカート探しの旅"に付き合ってもらう権利、今使わせてください、って。 あまり足を向けた事のない、繁華街のファッションビル。 武藤が日々あまりにも「かわいい」「かわいい」と私に言い続けるもので、その執念の擦り込み効果もあってか、スカートを履くこと自体には、もうあまり拒否感を抱かなくてはなっていた。 ただ、どうも膝丈は絶望に似合わなそうだし、ミニは恥ずかしいし、ファッション雑誌を開いてもあまりピンと来るものはなく。 そもそも着てみないことには実際似合うかどうかはわからないのが洋服というもので。 まあ、1時間くらいはうろうろしたと思う。 服って、あんまり見ると最後は何が良いんだか元々何が欲しかったのか解らなくなってくるもので、今日はもうダメかなあ、なんて思ってたんだけど。] (231) 2022/09/18(Sun) 22:55:15 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹…………これ、いいな。 [とある店のマネキンに引き寄せられた。 店員さん曰く、落ち感のある綺麗めラインの大人プリーツ、マキシ丈……とか、なんとか。呪文かな。 お客様でしたらトールサイズのマキシ丈を絶対綺麗に着こなせると思います、と彼女に断言され、そういうものなのかなと私は武藤を顔を見合わせた。] (232) 2022/09/18(Sun) 22:55:53 |
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