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【人】 部隊長 シュゼット[―――食事が終わって、食器を重ねた後。 食堂にトレーを返してこようかな、と思っていた時だ。 >>310ルークが取り出した赤い袋に目を見張り。 僕を見上げる瞳と目が合えば、心臓が大きく跳ねた。 タブレットとルークの顔を交互に見て、言葉を無くす。 ここにある理由は一目瞭然だった。 あぁ、と。納得する。 今日ルークは全部見て知った上で、僕と話していたのか。 それならば、日記を読んで気づくことは多かっただろうに 彼女はそれでも僕に、苺のお礼を用意してくれていて。 思い返せば返すほど、 僕は嫌われてしまうんじゃないかって 思っていたのが、嘘のように消えていく。 ルークは意地悪だけど、優しかった。 いつも通り?……いや、いつも以上に、だ。 お礼を渡してくれたときもそうだし、 さっき、耳を触って来た時も。 僕に、夕飯を半分分けてくれた時も。] (43) 2020/05/24(Sun) 16:53:20 |
【人】 部隊長 シュゼット ……なんだ、バレてたんだ。 隠してたつもりだったのに、かっこわるいな。 [隠しきれてたつもりだったのは僕だけだったらしい。 居た堪れなさに、穴があったら潜りたい気分だった。 タブレットを差し出されれば、 書いていたのは本当にルークだったという実感が 徐々に湧いてきて、返事を書いてる姿を想像する。] ルークが見つかったっていう見張りが、 今日ルークを傷つけた奴じゃなくて、 本当に、良かった。 [言葉に偽りはなく、安心で頬が緩むのを感じる。 見張り以外、夜に来る者の少ないあの見張り台で 今日みたいなことが起きていたら 見張りの時間以外あそこに行かない僕には 見つけることは難しかっただろうから。] (44) 2020/05/24(Sun) 16:53:59 |
【人】 部隊長 シュゼット[本人の前で読むのは恥ずかしい気もしたが それは読み始めるまでのことだ。 一つ一つの言葉を噛みしめるように 返事を読む時間、僕は一言も喋らなかった。 胸の奥から、熱いものがじわりと込み上げる。 全部僕が書いたものだと、ルークは本当に知っていた。 この返事は、"日記を書いている誰か"への物ではない。 全てが、この僕に向けて、書かれたものだ。 『あなたがいなくなることが、怖い。 怖くてたまらない。 』 僕が消えるのが怖いと思ってるのは、僕だけのはずだった。 僕は、自分の感じている恐怖について、 それをそのまま言葉にして書き記したりはしていなかった。 自分が書いた内容を自分で見ないようにと 無意識に多くなってしまった、不自然な改行。 相手を不安にさせたくないと思っているのに 「あまり時間がない」とか「書き残しておく」とか そういう言い回しを使ってしまっていたこと。 そういう細かい部分で、伝わってしまったのだろうか。 してしまった失態は、なかったことにはできない。 いなくなるのが怖いと思ってくれるのは嬉しいけれど そう思わせてしまったことは、辛かった。] (45) 2020/05/24(Sun) 16:55:14 |
【人】 部隊長 シュゼット[怖いと思わせてしまってごめんと、言うべきだ。 そして、今後、僕はどうなるかわからないのだから 僕に関わるのはもうやめて欲しいと、言わないと。] ……ルーク。 わかってる、だろ。 僕が今生かされているのは、記憶がないから。 思い出した内容次第でどうなるか…… だから、……、もう君も、僕からは、 [離れてほしいと、そう伝えようとした言葉は 喉の奥に引っかかったみたいで上手くでてこない。 泣きそうな顔で、何度も、それを言葉にしようとして 結局できなくて、唇を噛みしめる。] (46) 2020/05/24(Sun) 16:55:47 |
【人】 部隊長 シュゼット[―――ルークに、タブレットを取り上げられる。 彼女は、続きを書こうとするようだった。 『離さないように、離れないように、 その手を掴んでいたいと、そう思う。』 記述が途切れるその直前に書かれていたのは 僕が今言おうとしてたことの、真逆のことだった。 その続きに、何が、書き足されるのだろうか。 それでも、僕は言わないといけない。 何を書いて見せられたとしても、僕は、 今までだって、そうだった。 僕は、自分さえ傷ついて他を守れるならそれでよかった。 最前線で、仲間を庇って怪我を負うときも、 義手砲を使った後、体力を持ってかれて 反動で大怪我をして、暫く動けなくなるときも、 僕は自分を犠牲に、皆を守ってきていた。 僕のことを知りすぎた彼女が、 これからも僕の近くに居るのは危険すぎる。 ルークも含めて、この基地の……この、世界の人達は 危険から、できるだけ遠のいてほしい。] (47) 2020/05/24(Sun) 16:57:31 |
【人】 部隊長 シュゼット[でも、できればルークは 基地に居る他の人達が皆僕から離れたとしても 僕がここではない違う場所に行くことになったとしても その時に、できるだけ近くに居て欲しいと思う。 ……そこまで考えて、漸く気付く。 いつの間にか、ルークは僕にとって この基地の他のどんな人よりも、 特別な人になっていたのかもしれないと。] (48) 2020/05/24(Sun) 16:58:06 |
【人】 部隊長 シュゼット[書き足されていく続きの全てを、隣で見ていた。 途中で、口を挟むこともできたはずなのに 僕は、そうはしなかった。 僕はもう、僕の気持ちを否定することはできなかった。 返事が書き終えられる頃に、 ぽつ、ぽつ、と。ディスプレイに水滴が落ちる。 画面に集中していた僕はそこでやっと顔をあげて。 日記の返事の中ではよく見えていたルークの感情が ここまで、実際に現れるとは思ってなくて。 彼女の頬を流れていく涙にびっくりしてしまい、 僕も泣きそうになっていた涙が引っ込んでしまった。] (49) 2020/05/24(Sun) 16:58:42 |
【人】 部隊長 シュゼット[抱きしめられる腕の力は、思いの外強い。 >>313おずおずと、腕を背に回す。] 参ったな。 ……ほんとは、離れてって言おうと思ってたんだ。 この後、僕は、どうなるかわからないから お礼を貰うのを……最後にしようと思ってた。 でも、……それは、どうしても。 ルークの顔を見たら、言葉にならなくて。 [背中に回した手は最初は優しくあやすように ルークの背を撫でていたのだけれど。 今までの僕のことやルークのことを考えていたら、 込み上げる苦しさや、愛おしさが抑えきれずに 背中を引っ掻くように、強く抱きしめた。 最前線を戦う部隊長なのに、情けないだろうか。 一度は引っ込んだはずの涙が流れてきて、 しゃくりあげるようにして、告げる。] (50) 2020/05/24(Sun) 17:01:42 |
【人】 部隊長 シュゼット 最初から、軍医の中では君が一番だった。 それは、今まで伝えてきたとおりだ。 ルークは、僕を個人として見てくれた。 大事な患者として、診てくれた。 そんな君が失ったものを取り戻して来ているのを 僕は、これからも傍で見守っていきたいと、そう思う。 一緒に居られるなら、 僕だって、それが一番いい。 僕も、ルークの抱えるものを分けて欲しい。 君が今日酷い目にあった理由も知りたい。 (51) 2020/05/24(Sun) 17:03:07 |
【人】 部隊長 シュゼット だというのに、僕には、 ……あとどれだけ、時間があるか、わからないんだ。 ほんとは、ルークの話、沢山聞きたいのに、‥… ごめん、僕のことばかりに、なってしまうけど、 聞いて、欲しい。 [自分のことばかりになってしまうことをなんとか謝る。 ――― もう少ししたら、僕の抱えている残りを、 全てお話しする勇気が出るかもしれません。 自分から、日記の書き手を明かす勇気もなかった僕が 残りの全てを離すとしたら、今しかない。 ぽつり、ぽつりと。 僕は、僕が抱えていたものの全てを吐き出していく。 震える指は背中を掴んだまま。 声も、同じようにして震えて。] (52) 2020/05/24(Sun) 17:08:16 |
【人】 部隊長 シュゼット もし全て思い出した時、僕は僕で居られるのか それが、酷く怖い。 最近、僕の記憶の夢を見て、起きた後。 ……そう、通信機を探した時のような、 妙な、頭痛に襲われるようになった。 最初はすぐ収まったのに、日に日に長くなって。 全然、普通の頭痛よりは痛くもないのに "耐えないと"って、神経を張っていないと 僕ごと、今を全て持っていかれそうな…… ……食欲がないのも、半分嘘で半分が本当。 食べるとどうしても、眠くなるから。 次に深い眠りに落ちたらもう駄目かもしれない。 そう思うと、寝るのが、怖くて。 最近は、寝ても、寝た内に入らない時間しか、寝てない。 [僕は普段はここまで喋らないはずなのに。 貯めこんできた分が、一気に口から出て行った。 どれもこれもが、自分一人で抱えてきたこと。 他の軍医達や総司令など上官たちにも 一つも、話してこなかったことで。] (53) 2020/05/24(Sun) 17:18:27 |
【人】 部隊長 シュゼット[ぐし、と。涙を袖で拭って。 顔をあげて、ルークへ聞いた。] ……こないだの、 確認したいこと、っていうのは。 「頭痛としてはとても弱い物なのに、 意識を飛ばしそうになるようなことはあるのか」 って……そう、聞こうと思ってたんだ。 [こんなこと聞かれても、困るだけかもしれない。 話してしまった後悔はあったが、 少し楽になった気がするのも、事実だった。] (54) 2020/05/24(Sun) 17:19:28 |
【人】 部隊長 シュゼット[それから、幾らか話をした後。 落ち着いた頃に身体を離して。 ルークの手を、両手で包むように握りこむ。] でも、もし何かあっても……もしかしたらさ。 ルークが、書いてくれたように。 手を握ってくれていれば。 [なんの確証もないそれは、 ただの、僕の願いだった。 でも、僕ならきっと、それで大丈夫だろうと。 ずっと、記憶を全て取り戻した後については 不安しかなかったはずなのに。 彼女の返事を見た後は少し心が晴れたようで。 ルークへ向けた笑顔は、最近の疲れが見えつつも 気休めではない、本当にそうなると信じてるような 馬鹿、とルークに言われそうな、 穏やかな笑顔だった。]* (55) 2020/05/24(Sun) 17:22:34 |
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。 (a6) 2020/05/24(Sun) 17:25:52 |
【人】 部隊長 シュゼット[>>63ルークは、僕よりも僕を見ていた。 僕がいままで基地でどんな風に過ごしていたか 彼女の言葉を聞いて思い知る。 軍上層部と軍医達から受ける扱いは、 この基地に僕がずっといていいのかと不安になった。 ただ、助けてくれた恩人であることは事実で、 皆が平和に暮らすこの基地を、この世界を、 守りたいと思い続けてきたことも、本当だった。 右も左もわからない僕に、 この世界での生活や、基地のことなどを 教えてくれたのは今の部下達で。 だから、彼らを守らないとと思ったのは当たり前のこと。 ―――でも。そもそも。皆を守ろうと思った理由は、 そんな理由じゃないような、そんな気もした。 ……確かに、ずっと、そんな風に振舞ってきたけれど そんなに前からルークが見ていたとは思ってなかった。] (114) 2020/05/25(Mon) 2:34:16 |
【人】 部隊長 シュゼット僕も……最初からじゃ、ないけれど。 苦い薬、出されるのをわかってても。 医務室に厄介になるときは いつからかな。ルークの姿を探してた。 僕のは、……そう、だな。 ただ、単純に……姿が見たいとか、会いたいとか。 今思えば、そうだったんだと思う。 [公に流れているルークの噂が、嘘っぱちだろうって。 そう、僕がおもえるようになったのもきっと。 『検査』の時や、戦闘の後の治療の時に、 彼女を、ずっと、医務室で見てきたからだ。] (115) 2020/05/25(Mon) 2:34:28 |
【人】 部隊長 シュゼット ……黙っていたこと? [僕は、ルークが話してくれることをじっと聞いていた。 距離は至近で顔を見合わせられるぐらい、近いままで。 垂れた耳は、ルークと僕の胸の間にあって。 お互い、一気に感情を吐き出したからか 重なって聞こえてくる心音は兎の耳に良く聞こえる。 その音を聞いていると、恐怖に震えていた僕の心が 段々と落ち着いていくように思えた。 >>66通信機を探した夜のことを思い出そうとすると、 また、頭を撫でるように、頭痛が走る。 眉を少し寄せて、頭を押さえると。 首を振って、「大丈夫」と言った。] やっぱり……そうか。 あの時僕は、すぐ通信機が見つかったと思った。 でも、実は通信機の前までの記憶が朧気で 気がついたら、機械の箱を手に持っていた。 [頭を押さえていた手を下ろして、 目の前で掌を開き、閉じる。 予想はしていた。でも、違ったらいいとも思ってた。 でもそういうことなら全てが納得がいく。] (116) 2020/05/25(Mon) 2:35:03 |
【人】 部隊長 シュゼット 僕も、総司令には数日前に会った。 その時、頭痛のことを話してしまって、 それから、『検査』で使われる薬は より、キツいものになった。 あの人は‥…底の見えない人だけど。 まだ僕への判断は下してない、って。 それは、はっきりと言っていたよ。 (117) 2020/05/25(Mon) 2:40:06 |
【人】 部隊長 シュゼット[この先への不安は多い。 >>67でも、ルークのくれる言葉が、 沈みかけてた僕の心に、勇気をくれる。 >>68その言葉の力強さに、また、大粒の涙が零れて。 僕は、何度も、強く、頷いた。] ありがとう、ルーク。 ……そうだね。 そのときばかりは、苦い薬は効果があるかも。 ルークの出すあの薬は、一度飲んだら忘れないし 目が覚めるほど強烈だから。 ……何か無理くり口に入れられるなら できれば、甘い苺シロップがいいけど。 [薬の味を思い出してしまい、首を竦める。 あれは、記憶を覚ますには十分だろう。 飲んだ瞬間にあまりの苦さにのたうち回るよりは 甘い苺味で爽やかに目覚めたいところだが。 そう思って、机の上にある苺シロップを見たけれど。 もし、そうも言ってられない状況になったら そこの判断はルークに任せるしかない。 …ショック療法というなら、苦い薬の方がいいだろう。] (118) 2020/05/25(Mon) 2:52:59 |
【人】 部隊長 シュゼット[ルークに、両手を包まれる。 僕は片手が常に人肌より冷たいから。 手の温度なんて、大して気にもならなかった。 こうしてくれたこと、そのものが今はとても大事で。 離さないと言ってくれたことの嬉しさに、耳が揺れる。 手を離されて、もう一つ、と。 見せられたタブレットの画面に、瞬いた。] ……口に出して伝えてくれても、良かったのに。 大きな秘密を、知ってしまった気分だ。 [タブレットに書かれた名前を見る目は、柔らかく緩む。 大事な、彼女を指す唯一の名前だ。 その名前を、記憶に刻み付けるように、 暫くの間、文字をじっと見つめ。] …………ありがとう、ルクレース。 普段の呼び名は、変わらないと思うけど。 君に貰った宝物、大事に、覚えておくよ。 [ルークの本当の名前を呼んだ僕は、 また、ほんの少しだけ。顔が赤くなっていたかもしれない。] (119) 2020/05/25(Mon) 3:01:37 |
【人】 部隊長 シュゼット[……時間もだいぶ経ってしまった。 そろそろ、と医務室を後にするとき。 一つ、僕の考えを話しておこうと、 部屋の出口で、振り返る。 色々と思い出してきた今。 どうしても気になってしまうことがあった。 それは、ある意味では希望になりうることで また、希望とは真逆の可能性も秘めていることだった。] ―――そうだ。 あの夢が全て僕の記憶だと考えるなら、 一つだけおかしな点があるんだ。 >>1:213最初の機獣を倒したのは、僕で、 それは、揺るがない事実らしい。 僕は、最初の機獣と一緒に、 侵略のために、降りてきたはずなのにね。 だから、これは、僕の希望だけど…… 昔の僕も今の僕も、大して違いはないのかも。 僕は……そう、思っていたいんだ。 [もしかしたら、機獣もろとも全てを壊してやろうとか そう思ってやったことなのかもしれない。 でも僕は、昔の僕を信じたかった。 機械のように与えられた命令をこなすうち、 地上の世界を旅し、人が住めるか調査していく中で、 きっと、何か、得たものがあったのだろうと。] (120) 2020/05/25(Mon) 3:13:01 |
【人】 部隊長 シュゼット ルーク。君は、 昔の記憶も、今の記憶も、 僕に刻み込まれた物だと、そう言ってくれた。 僕は、それで思ったんだ。 記憶が無くても、今の僕は、 昔の僕の思いを、受け継いでるんじゃないかって。 [>>67ルークが僕に言ってくれた言葉は、 過去の僕の記憶に全て飲み込まれてしまうかもって、 絶望の淵に居た僕には無い、考えだった。 それを聞いてから、僕も考えが変わった。 抗うだけじゃなくて、立ち向かい、受け入れる。 >>2:230ルークが僕にしてくれたように。 先にあるものがなにであったとしても 僕も踏み出してみたいと、今は、強く思う。] (121) 2020/05/25(Mon) 3:16:46 |
【人】 部隊長 シュゼット ―――信じてみるよ。僕は、僕を。 大丈夫。もし何かあっても、 僕には、ルークが居るんだ。 [臆病は、もうやめだ。 僕は、頭痛の先にある記憶の全てを、見てみたい。 まだ怖い気持ちはあるけれど。 恐怖に震えていた僕の瞳には、勇気が宿って ルークを真っすぐに見て、頷いた。] (122) 2020/05/25(Mon) 3:22:50 |
【人】 部隊長 シュゼット[ルークとはまたいつ会えるかわからないから。 僕の、見張りのスケジュールだけを伝えて。 「何かあったらまたこれに書いて残しておく」 ということを話し、タブレットを持って医務室を去る。 もし、ルークとの連絡手段があればそれが一番だから。 連絡手段について、いい方法がないか、 彼女に聞くのも、忘れずに。]** (123) 2020/05/25(Mon) 3:23:12 |
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。 (a10) 2020/05/25(Mon) 3:25:12 |
【人】 部隊長 シュゼット― 一斉攻撃の日 最前線 ― [―――天を、見上げる。 高い高い、岩盤に。黒々と空いた大穴。 今まで何度、あそこからくる機械の敵を倒しただろうか。 毎回、死傷者がゼロということは無かった。 戦闘の結果、五体満足で無くなり戦線から退いた者もいる。 不運にも、命を落としてしまったものだって、いる。 この戦いはいつまで続くのだろう。 わからない。わからないけれど。 僕は、この世界で平和に暮らす人たちを守るため これからも、ルークと共に在るために。 今日も幾ら機獣がこようが、生きて、ここを守ってやる。 ……そして僕は、今日こそは、義手砲を使うわけにはいかない。 総司令が僕を完全に信用してくれたとは思えない。 今こそ戦力の一つとして数えてくれてはいるが この戦いが始まる前に有益な情報を全て話してしまった今。 無事終わった後は、僕は不穏分子と見なされるかもしれない。 もしそうなったら、気絶しているわけにはいかなかった。 きっと大丈夫。渡された武器たちもある、と。 今日装備してきた、初めて実戦で使う武器たちを見た。] (236) 2020/05/26(Tue) 1:03:19 |
【人】 部隊長 シュゼット[武器を渡されたときは、ジルベールのあまりの早口に 僕はただ、相槌を返すぐらいしかできなかったけれど。 >>192ルーク(ジルベールが名前を間違えるのはもう慣れっこだったからツッコミはしなかった)が頼んでくれたことだと。 そう聞けば、つい、義手を見下ろしてしまった。 戦えない彼女なりに、僕の身を案じてくれてるのがわかって 絶対戦い抜いてやるぞと強く誓った。 義手を使えば僕は使い物にならなくなる。 今回は敵は一体ではないと聞くから、できれば、 これを使わずにいけるのが一番だろう。 (ありがとう。ルーク。 大丈夫。僕も、最初からそのつもりだから。) 義手砲は、今回の戦いでは封印する。 僕はその覚悟で、今日この戦場に来ていた。 ―――戦場に立つ僕は、いつもの大剣を両手で構え。 肩から掛けたベルトで、金属の筒を背負っていた。 いつでも、大剣を捨てて対機獣弾を撃てる。 手榴弾もいくつか持ってきていて。 僕自身の機動力が落ちないか、部下達に心配されたけど 事前に少し動いてみたところ、 「いつもと動きが同じです……!!」 「流石隊長!!」 と。何やら感動されてしまった。 僕も、そこまで動きが落ちている気はしなかったので この装備でも上手く戦えるだろうという自信はある。] (237) 2020/05/26(Tue) 1:07:47 |
【人】 部隊長 シュゼット[部下達はもう皆配置についていて、 皆には、今日の陣形や作戦はもう伝えてある。 皆、>>190ジルベールから配給された武器を装備済だ。 いつもの武器だけじゃなく。手榴弾を持てるだけ腰に下げ、 身体を守る防具も、軽くて丈夫な最新式。] ……大丈夫。僕は、シュゼットだ。 この先どうなろうと……今は、来る敵を倒す。 この世界の大事な人たちを、傷つけさせは、しない。 [あれから、数日。 なるべく寝るようにしていたからか、 色々と思い出したこともあれば、 今では、日中に頭痛が引くことはなくなってしまった。 幸いにも、急に意識が無くなることはなく、 ルークの手を借りる事態にはなっていない。 まだ怖さもあるけれど。それでも。 >>176ルークも信じてくれた、僕を、僕は信じる。 未だに頭痛は収まっていないけれど。 四六時中の頭痛と引き換えに、 得た記憶は、確かに僕を強くした。] (238) 2020/05/26(Tue) 1:11:30 |
【人】 部隊長 シュゼット[落ちてくる影は、見上げるほど巨大で。 複数の地響きは、大地を波打たせ。 金属同士が擦れるような咆哮が、空気をも揺らす。] (240) 2020/05/26(Tue) 1:19:27 |
【人】 部隊長 シュゼット 目標は、複数!! 皆、死角からの攻撃に注意しろ! 敵の攻撃行動を確認した者は、すぐに伝達を! [僕はそう叫ぶと、揺れる地面に負けぬよう、 脚に力を入れて、一気に蹴り上げ、加速する。 そして、一番近い機獣へと。 両手で握った大剣を、大きく振り上げた。]* (241) 2020/05/26(Tue) 1:20:05 |
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。 (a19) 2020/05/26(Tue) 1:55:35 |
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。 (a20) 2020/05/26(Tue) 3:02:27 |
(a24) 2020/05/27(Wed) 0:37:45 |
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