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【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ 詰めた距離に伸ばされる手。 近づきすぎることを咎める言葉とは裏腹に 不可侵領域を示すためのはずの、 その力は強くなかった。 いつものように逸らされた視線、その下の頬が 微かに紅に染まっているように見えて、 ぞく、と身体の血管が騒ぐ。 挑戦的な言葉ににやりと笑みを浮かべて、 俺の隣をすり抜けようとする海斗。 残念ながら、むざむざと逃すと思ったら大間違い。 お前の兄貴、何年やってると思ってんの。 咄嗟に手を伸ばす。 あまり力はこめないで、それでも彼の腕を掴んで 軽く引き戻して、ざ、と音を立てる。 くる、と身体を反転させた。 ] (-53) 2021/07/03(Sat) 13:37:40 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗─── ざぁんねん。 [ 意地悪く笑って、壁を背にした海斗の両側に 手をついて、囲う。 支えるのが掌じゃ、またきっと隙間から 逃げ出してしまうから、肘から下を全部壁につけた。 揺れる瞳が、すぐ、近くて。 髪が揺れて、いい匂いがして。 ] (-54) 2021/07/03(Sat) 13:39:06 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗……おれはさ、 俺のことを必要としてくれる人、って 希望したんだ。 [ 震えそうな睫毛を見下ろして、静かに口を開く。 年上の、兄貴の威厳を保とうとするけれど、 心臓の音がとても煩い。 代わりにぞわりぞわりと湧き上がる欲を どうにかごくりと飲み込んで。 ] ……お前のことを知らない人間のふりを しろって言うなら、そうする。 なんかの手違いだから忘れろって言うなら、 ちゃんと忘れる。 ─── だから、聞かせてよ。 (-55) 2021/07/03(Sat) 13:40:56 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ 低く、低く。 ようやく捕まえた、腕の中の愛しい獲物に 口元がゆるく弧を描く。 ] ……おまえは、どうしたいの?俺のこと。 そういうことしたいのか、されたいのか、 それとも、 [ ゆっくり右手をずらして、髪にふれようとする。 拒まれなければそっと頭を撫でて、 滑るように頬に触れて。 ] (-56) 2021/07/03(Sat) 13:41:50 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ 同じ家に住んでるのだから、立ち上り 鼻腔を撫でていくのは当たり前に自分と同じ シャンプーの匂い。 普段と変わらないはずなのに、ずいぶん久しぶりに 近い距離で吸い込んだ空気に混じるその匂いは 容易く理性を擽る。 あ、この野郎風呂入ってきやがった、と じり、と胸の奥が鳴いた。 小さい頃は、毎日一緒に風呂に入ったし、 俺の布団に潜り込んでくることもしょっちゅう あったのになぁ、なんておっさんくさいことを思う。 いつからかすっかり消えてしまったそんな日常、 こっそりお前が布団に来てたなんて、知るわけない。 知っていたら、きっと理性なんてぶっ飛んで、 お兄ちゃんのお兄ちゃんが実家で暴発しちゃって 家族会議案件(下手すりゃ警察沙汰)だったはずなので 知らなくてよかったとは思う。 (-79) 2021/07/03(Sat) 17:49:23 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ 腕の中、大人しく髪を撫でさせてくれた海斗が、 珍しくもごもごと口籠る。 宝石みたいな綺麗な瞳が、ゆらゆら、揺れて。 ─── そんな顔、誰に見せようとしてたんだよ。 また、ぢり、と燻る胸の奥。 ばっ、と振り払われた手の感触。 両手で押し返す腕の力は、やっぱりそんなに強くない。 ぎりぎりと睨む視線を真正面から受け止めて、 海斗の言葉を、ただ黙って聞いていた。 ] (-80) 2021/07/03(Sat) 17:50:33 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ 厳しい視線が、わざとらしい笑みに変わって、 誤魔化すような明るい声になって、 ようやく口を開く。 長年無理矢理押さえ込んでいた理性の蓋が、 じりじりとずれて開いていく。 ] ……一個ずつ、いこうかな。 [ 昔、宿題を教えていたころの声色に似たそれで。 ] (-81) 2021/07/03(Sat) 17:51:41 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗俺は、お前がしたいって言うなら喜んで。 揶揄ってると思って殴りたいならどうぞ。 で、年上の包容力……は、我ながら まぁまぁあると思ってて、 お前は充分歳上キラーです。 [ ここまで言って、一度言葉を切る。 胸に押しつけられた手に、上から重ねるように 指を沿わせて絡めた。 そのままその手をするりと自分のTシャツの下へ 連れて行く。 直に、掌に響くだろうか。 痛いほどの、鼓動が。 (-82) 2021/07/03(Sat) 17:53:10 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗別の楽しみ方、でも、構わねぇけど、 ゲームして過ごしたいって言うならそれでもいい。 ……おれは、お前に嫌われてると思ってた。 そういうふうに接してきたから。 [ 海斗がどこを向いていても、 俺は海斗から視線を外さなかった。 ] だから、もし、もしな、 お前が、俺を必要だって、 そう言ってくれたんなら、─── (-83) 2021/07/03(Sat) 17:54:39 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ 自分の額を、海斗の頭につける。 こつん、と小さな骨の音が聞こえた。 ] こうなったら言うけど、 お兄ちゃんがどんだけお前のこと好きか、 伝わってると思ってたんだけどなぁ。 [ ふふ、とちょっと肩をすくめて笑んで。 嫌がられないなら口付けをしたくて、 顔を傾けて、 海斗の様子をそっと窺い見て。 ]** (-85) 2021/07/03(Sat) 17:56:27 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ 無理矢理肌に触れさせた手は、 今度は振り払われなかった。 視線は逸らされたままでも俺の神経は 鋭く張り詰めていて、蚊の鳴くような海斗の声を ちゃんと拾う。 ] ─── 、まじ? [ それは、嫌いじゃない、と、確かにそう聞こえた。 さらに深く表情を知りたくて手に入れたくて その顔を覗き込む。 いつものように小憎たらしい言葉とは裏腹に 声に鋭さは無かったし、 まるで宝石みたいな瞳に佇むのは 俺が一番恐れていた嫌悪感では、無かった。 ] (-136) 2021/07/04(Sun) 6:56:33 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗……そうだよなぁ、馬鹿だよなぁ。 弟なのに、なぁ。 ブラコン拗らせすぎて、 ずっとずっと好きだったんだ。 [ 腕の中で、海斗が息を吐く。 ほんの一瞬、唇が触れた、 海斗から。 ] ─── ! [ まさかの不意打ちといつかのような無邪気な笑みと 生意気な、告白。 見たことのない、熱を帯びた視線に 理性が焼き切れる音が響く。 離れた唇を追いかけて、こちらからも口付けた。 噛み付きたくなる衝動を、落ち着け、と 懸命に宥めながら、啄むようなキスを繰り返す。 最後は下唇をそっと食んで、ちゅ、と 小さなリップ音をわざと鳴らして、 ようやく唇を離した。] (-137) 2021/07/04(Sun) 6:59:35 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ ソファの方をちらりと見やった海斗の言葉に くすりと笑って。 ] そうだな、せっかくスイートなのに 入り口で盛んのもったいねぇな。 [ よっこらせ、とわざと聞こえるように口にして ひょいと海斗を抱え上げる。 小さな頃のような抱っこはさすがに出来なくて、 いわゆるお姫様抱っこ、というやつで。 暴れたら落とすぞ、と笑いながら、 ] 軽いなぁ、ちゃんと飯食ってんのかよ。 ……あ、ソファでいいの?ベッドじゃなくて? [ と、後半部分はそっと耳元で付け足した。 ] (-138) 2021/07/04(Sun) 7:02:36 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ まだ、一日は長い。 海斗の望むほうへそのまま運んで、 大切なものを扱う手つきでそっと下ろせば、 ふわと笑んで。 そこがどこでも、とにかく彼の隣に座って。 ] さて、お兄ちゃんとりあえず海斗に 聞きたいんだけど、 俺のこともらってくれる俺の可愛い弟が 男いけるなんて知らなくて お兄ちゃん今幸せでてんぱってて もうどうにかなりそうなんですけど ─── どうすれば喜んでくれる? (-139) 2021/07/04(Sun) 7:04:35 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ プライベートには踏み込んでこなかった。 なにより嫌がることだと思っていたし、 知ったところでどうにもならないことだと 思っていたから。 モテる奴だとはなんとなく知っていた。 正直女の影が見えることもあった。 だから、数年ぶりにこうして向かい合えた今 聞きたいことがたくさんある。 早く、早くと焦れる腹の底を叱咤して。 ]* (-140) 2021/07/04(Sun) 7:05:29 |
【独】 木峰 夏生/* タイガさんとちゆちゃんがもうぐっさぐっさ刺さる…… わたしもおもってた、あんなに人前で怒ったりしないって わたしならもっと優しいおかあさんになれるって いまは…叱る前に家の窓を閉めるくらいには() (-142) 2021/07/04(Sun) 8:00:19 |
【独】 木峰 夏生/* 母親、って生き物にかわっていく 必要に駆られて、かわりたくなくても 女でなくなっていくことを、自分が一番わかってて、恐れてて、旦那はわかってくれていると、理解してくれてると、勝手に思ってて だからタイガさんの気持ちもとてもわかるの うちの旦那かな???っておもったから (-143) 2021/07/04(Sun) 8:03:41 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ 腕の中の宝物は、今まで経験した 羽のような感触の女とはやっぱり違って。 軽い、とは言ったけれどそれなりに ちゃんと筋肉の重みがある。 まだ、なんて言いかけて慌てて止めて 赤に染まった頬を首に埋められたりしたら、 お兄ちゃんの貞操観念とか社会的地位とか 親指の爪程残った理性とか、 全部弾けて飛んで見事な花火が上がってしまうので ほんとに勘弁していただきたい。 問答無用でベッドに連れて行って そのまま食らいついてしまいたい、と 湧き上がる欲望を頭の中で押さえ込むには 般若心経でも唱えないと。 ] (-172) 2021/07/04(Sun) 17:18:14 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗そうだな、まだ、 シャワーも浴びてねぇもんな。 [ そう、にっこり返すだけにして、 短い後ろ髪を引かれながらソファにそっと 海斗を下ろした。 染まったままの頬、照れて彷徨う視線。 それをわざとらしくめんどくさそうな顔で 隠そうと、してて、 ───、だめだ、可愛い…… ちょっとくらりと目が眩んで、立ち上がる。 ミニキッチンスペースへ向かって 小さな冷蔵庫の扉を開けて、大きく息を吐いた。 心頭滅却。 顔をあげて、ミネラルウォーターのペットボトルを 二本手にしてソファへ戻った。 ] (-173) 2021/07/04(Sun) 17:19:53 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ ほい、と渡して、俺もキャップを捻る。 そのまま口にすれば、知らないうちに からからだった口内に冷たい水が心地良い。 個人の自由、なんて言葉にぶは、と吹き出して、 ] よかったよ、心の広い弟で。 [ とまた水を一口、飲み込んだ。 嬉しそうな声色に、こちらも表情を綻ばせて。 ] ……そうだな、お前のもんだよ、 お前が生まれてからさ ずっとお前のもんだったんだよ (-174) 2021/07/04(Sun) 17:21:29 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ 自惚れでなければほんの少しだけ、 質の変わった声に、気づかれないように 眉を動かして答える。 ] 特定の人を作ったことはねぇな。 こんな気持ち自覚してて、相手にも悪いだろ。 ついでに絶対気づかれないように、 ちょいちょい遊んでは、いた。 [ だってお前、どう考えてもまずいだろ、と 大袈裟に顔を顰めて笑う。 肩が、触れた。 睫毛が触れそうに、近づいた唇が挑戦的に嗤う。 一瞬、息を呑んで、目を見開いて。 それからにや、とこちらも口元を歪ませた。 ] 聞きてぇってんなら、言うけど、 [ す、と顔を動かして、耳に口付ける。 耳朶を優しく食んで、そのまま耳元で囁いた。 ] (-175) 2021/07/04(Sun) 17:23:31 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗こんなきれーな耳に、聞かせていいのかね。 倫理的にどうかしてる想いを忘れようとして、 ノーマルからアブノーマルまでなんでもあるぞ。 ドス黒くて、どろどろして汚ねぇ話もあるし お兄ちゃん背徳感で死にそう。 [ くすくす笑って、つうと舌を耳に沿わせた。] (-176) 2021/07/04(Sun) 17:24:41 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ 甘く掠れた声が、直接脳を掴んで嬲る。 こくりと唾液を飲み込む音が頭に響いて。 ] ─── どこでそんな煽るようなこと、 覚えてきたんですか俺の可愛い弟は。 [ ぞくぞくと、腹の底から込み上げる熱。 ジャケットを脱いでぽいと放り投げ、 ソファから降りてこれまた高級そうな絨毯に膝をつく。] じゃー、お言葉に甘えて頑張って 探させてもらおうかな。 ……見つけられるといいんだけど、 惚れた奴とこういうことするの、初めてだから。 [ 下から、隠しきれない熱を携えた瞳で 海斗を見上げた。 その手を掬い上げて掌に口付けて、 そのまま人差し指を口に含もうか。 ねっとりと舌を纏わせて、 拒まれないなら口淫を思わせるような動きで、 じっとりと愛でて。 ]** (-177) 2021/07/04(Sun) 17:26:40 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ 俺は一応お兄ちゃんなわけで あなたより七年長く生きているわけで 余裕があるふりをするのは かっこいい兄貴でいたいと願っているだけ。 好きなやつの前でほんとに余裕な顔できる人間なんて 居ないと思う。 だから今の状況を、夢かなと頬抓ってるなんて、 そんな無自覚天使を目の当たりにしなくて良かった。 少しだけ長く生きて積んできたそれなりの キャリアとアドバンテージとかが音もなく溶けて 流れて、その中にサムズアップしながら 沈んでったに違いないから。 (-210) 2021/07/05(Mon) 6:28:26 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ 自分から誘ってきたくせに、耳を食めば存外 可愛い反応が返ってきて思わず笑んだ。 身を捩り、肩が震えて、それでもまだ煽ってくる。 顎に擦り寄せる頬は、気まぐれな猫を思わせる。 媚びない、簡単には撫でさせてくれない、 したけりゃさせてやるよ、とでも言いたげに 愉しそうな声がお返しとばかりに耳元で囁かれて、 下半身にどく、と血液が集まるのがわかる。 ] べつに海斗に惚れてんのは、恥ずかしい ことじゃねぇもん。 ちょっと世間の常識から逸脱しているだけで。 (-211) 2021/07/05(Mon) 6:30:54 |
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