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【人】 助手 茉莉花 -マツリカ-■VS ハテマ いくら先生が貧弱で不摂生だからって男の人だ。 流石に私も、正面からの取っ組み合いで勝てるとは思っていない。 赤月くんと決着をつけて来たと悟って、私は立ち上がった。 「先生、ひとつ良いですか?耳を貸していただけませんか?」 微笑んでそうおねだりをすると、戸惑った風に…でも、頷いてくれる。 先生、そういうとこですよ? 私は大きく大きく息を吸う。 理由?大声を出す為だ。ヘッドフォンも関係ないくらい。 「まずは自分でとことん努力するのが筋でしょー!? あなたはそれを認めないけど間違いなくあなたは、“天才”ですっ! スーパー有能で可愛い助手ちゃんが言うんだから、間違いありません! 故に、“アンドロイドになる”程度の願い、自分の力でやり遂げなさい! その“アカツキ”さんとご両親と先生自身が育てた頭脳を持って、ご両親がくれた身体を捨てる覚悟を持って! 悪魔の力なんて非科学に頼らなくたって、先生なら、出来ます!」 間近で大音量で騒がれて先生の繊細な脳は悲鳴を上げたみたい。 人間の身体だと、音量調節とかできませんもんね。 (1) rein-joir 2019/09/01(Sun) 9:31:31 |
【人】 助手 茉莉花 -マツリカ-「先生より私の方がずぅっと低レベルに困ってるんですから! 今回の願い、私に譲っていただきます!」 言ってる事全部めちゃくちゃだって?分かってます。 私はずるい“凡人”ですからね。そんなものです。 先生の方こそ、頭が良いからって考え過ぎなんですよ。 ふん、と胸を張ってふんぞり返った。* (2) rein-joir 2019/09/01(Sun) 9:32:31 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ-色々考えましたけど、私は自己中心的な人間なので、ふたりが何か変わるようなお願いはやっぱりしません! 自分に目先のメリットがあるお願い。以上! 後は野となれ山となれ! (*7) rein-joir 2019/09/01(Sun) 14:02:32 |
【人】 助手 茉莉花 -マツリカ-これで私は晴れて“産業スパイ”から無罪放免です! とりあえず赤月くんは先生から経済的・物理的に独立しましょう! これでも助手だし、私もメンテできるからね?手伝うよ? 赤月くんが良いと思ったら、先生にメンテしてもらう形に戻せば良いんじゃないかな? 先生は、まずはそのヘッドフォン外して生活できるようになるところから始めましょうか! “アンドロイドになる夢”を叶えるとなれば、やる事山積みですよっ一緒に頑張りましょう!子離れできない親みたいに赤月くんいじめてる暇だってありませんからね? (4) rein-joir 2019/09/01(Sun) 14:18:41 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ- (*10) rein-joir 2019/09/01(Sun) 14:47:13 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ-別に最初から外せとは言いませんよ! 肌身離さず居たんですから落ち着かないでしょう?耳からは外して首に掛けるのはどうですか? (*11) rein-joir 2019/09/01(Sun) 14:51:04 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ-そうだ先生、私が先生の誘いを蹴ったのは、別に先生の考えを理解してないからじゃありません。 “ずっと考えていたい”“死にたくない”…まっとうな欲求だと思います。 そこまでは、誘いに応じて良いかなとも思っていました。 唯…ぽろっと、“兄さんと”って、仰いましたよね? [思い出しむかむか] 乙女心を理解しないから私なんかに袖にされるんです! 先生のばーーーーか! >>*12 じゃあ私がお兄さんのかわりに喋り続けますよ先生のばかっ! ばかって言う方がばかなのに言っちゃうじゃないですかばーーーか! (*13) rein-joir 2019/09/01(Sun) 15:01:45 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ->>*14先生 ほらすぐそうやって内側に引き篭もる! 私が正しい訳ないじゃないですか産業スパイの身分に甘んじていた人間ですよ!?腹の中真っ黒ですよ! 先生を打ちのめす正しさとかある訳ないじゃないですか! あーりーまーすー大アリですっ! 私は、私が先生にとってすこーんと抜けちゃう程度の存在だったのが悲しかったんです! 人の心のお話なので、駄目とは言いません、けど。 (*15) rein-joir 2019/09/01(Sun) 15:11:36 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ-えっ? それはええと…例えば、大好きな赤月くんから先生を引き離そうと画策しているところ、とかですかね…? 信じるも何も……。 仮に赤月くんと結婚できる法律があったら、先生は真っ先に赤月くんにプロポーズするでしょう? そう言う事です! (*17) rein-joir 2019/09/01(Sun) 15:22:11 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ- (*21) rein-joir 2019/09/01(Sun) 15:29:17 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ- (*23) rein-joir 2019/09/01(Sun) 15:38:19 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ-仮に赤月くんと結婚したら、先生の言う通り、周囲に憚りなく彼に全部あげても良くなるんですよ…? 結婚、お得じゃないですか…? [何故私はこんな事を説得しているのか] (*24) rein-joir 2019/09/01(Sun) 15:48:32 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ->>*25 ??? それは先生には敵いませんけれど赤月くんの多少のメンテは私にも出来ますし…法律上財産だからって、彼には自分の足があるので傍から離れる選択肢も選ぼうと思えば選べますし…? 結婚を提案したのは、まあもう決着がついちゃってますけど、私を“願い”の競争者から外したかったからですよね?先生のメリットって、そこですよね…? 逆に、それ以外に、何が…??? (*26) rein-joir 2019/09/01(Sun) 16:04:20 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ-・アンドロイドを器物として見るとするなら それを対象とした婚姻制度は作られないであろう →確かに ・ハテマが俺を一種の偶像崇拝の対象として見てるなら 結婚はないよな →アイドルとは結婚できないよねなるほど ・ハテマが一応両親の姿を10歳まで見てるなら 男女での婚姻が一般的だと思うよな感覚的に →感覚的にはそうかも ・ハテマは婚姻制度として理解してはいても、おそらく 結婚というものに理想は抱かないんだろうな →そうだよね ・それはそれとしてハテマは別に 理由もなく結婚を言い出すわけではないな →それもそうだね ・というか嫌いな人間を傍に置けるやつじゃねぇこいつ →確かに (*30) rein-joir 2019/09/01(Sun) 17:10:07 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ-頼まれなくても、迷惑でも。 ………先生と赤月くんの仲に、一生追い付かなくても。 それでもずっと一緒に居たいと…私は、そう思っ、て。 (*40) rein-joir 2019/09/01(Sun) 17:44:21 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ-それで、“人をアンドロイドにする方法”と“アンドロイドを人にする方法”を3人で研究しましょう! うん、良いですね、名案です! 私ここに住みます!通う一秒が、惜しいですから! 沢山研究しましょうね! (*44) rein-joir 2019/09/01(Sun) 17:55:10 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ-それ、は……。 っ〜〜〜! 先生は、分かってくれなそうだから、言っちゃいますけど! 私が優勝したという結果は、あくまで現状維持でしか無いし結論の先延ばしでしかないんです! 赤月くんは何とかやっていけるとして、先生の方の問題解決は全然、ぜんっぜん目途が立ってないんです! 私は、先生にアンドロイドになって欲しくないんです…。 だから、“人をアンドロイドにする”方の研究は…ちょっと、気が進まないかなー…なんて。 でも…先生は、なりたいみたい、だから……じゃあやっぱりそういう方針で頑張らないと…みたいな。 結婚も、ある意味、贖罪と言うかですね……。 (*50) rein-joir 2019/09/01(Sun) 18:12:32 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ-………? 結婚は便利なシステムだって言ったのは先生なのに、変なの…。 先生の勘が「不可能」と言うなら、そうなのかもしれないですね。 生きる理由がわかる日なんて来るんでしょうか…でも、わかりました!そういう事であればとことんお付き合いします! (*52) rein-joir 2019/09/01(Sun) 18:35:47 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ-もう、やだ、先生わかりにくい…![くすくす] えー、そう言うことでしたら、ですね! 結婚はしなくていいです。だって、悪魔の力にすがるくらい、私は先生と赤月くんの傍に居たいんですから! ふふっ…ふたりとも、大好きですよっ♪ (*60) rein-joir 2019/09/01(Sun) 20:57:26 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ-まあ、私的にも人間は赤月くんが憧れる程の存在ではないと思うよー?というのはあったし、ね。 アイデンティティに関しては…荒療治で良かったんじゃないかな?なんだかんだ相依存だものね、ふたりって。 それはそれで美しい世界ではあるけど。 (*65) rein-joir 2019/09/01(Sun) 22:08:32 |
【赤】 助手 茉莉花 -マツリカ-(どっちかって言うと父が息子の一人暮らしを涙で見送るパターン?) 勿論。先生の家からそんなに遠くないよ。 ふふ、面白そうでしょ? ここみたいに広くはない一人暮らし用の部屋だけど、家具とか一通り全部あるから、好きに使ってもらって良いし! (*68) rein-joir 2019/09/01(Sun) 22:27:04 |
【人】 助手 茉莉花 -マツリカ-■その後の話 願いを叶えた私は“産業スパイ”ではなくなった。 唯、“そういう過去”の記録自体が消えているようなのに…何故か、仕事上仕方なく手元に置いていた機密資料とか機器は全部残っていた。 どういうシステムなんだろう。悪魔ってすごい。 もしかすると、あの黄色いゼリーちゃんが色々雑なだけかもしれないんだけど。 ともあれ晴れて唯の助手の誕生である。 万歳! こうなれば、もう憚ることなく色々出来るというもので。 「赤月くん、私と住む場所を取り換えっこしようって言ったら、乗る?」 悪戯っ子の笑顔で彼に持ち掛けたのは、数日後のこと。 色々考えたし先生とも話したけれど、やっぱり私の意見としては、赤月くんは先生から多少距離を置いて世界を見た方が良いと思う。 その一歩としては一人暮らしは悪くない話のはず。 実際に私が住んでいる場所なので、不便じゃないだろうし。 毎日通ってくるのだって余裕な距離感だし、ね? 「ふふ、面白そうでしょ?」 面白そうだ、と言ってくれた赤月くんにそう返す。 まずは色々見て、知って欲しい。あなたは“自由”を望んだから。 決行日は何時が良いかな、なんて考えつつ、私は合鍵を彼に渡したのだった。* (6) rein-joir 2019/09/01(Sun) 23:27:40 |
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