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ユヅルは、宿の部屋を片付けている。 (a0) 2021/07/22(Thu) 21:42:10 |
【人】 奉公人 ユヅル「お変わりの無い様子は喜ばしいですが…… 危機感に欠けるのも、 果たして正しいのかと気を揉むものですね」 呑気な声が祠から響いてくる。 (12) 2021/07/22(Thu) 22:02:07 |
ユヅルは、アザミに酒と甘味をそっと差し入れた。 (a1) 2021/07/22(Thu) 22:02:58 |
【鳴】 奉公人 ユヅル「……神託により生贄は選ばれ、 印を刻む手順も込み入ったものの筈。 シキさまは…"正当に選ばれ"た御方ですか?」 今までは精々日にひとり程度ではなかっただろうか。 一抹の疑念が湧く。 「沙華さまは確かに独特でいらっしゃいますが、 とてもよくして下さいます。 悪い御方ではないですよ」 (=1) 2021/07/23(Fri) 1:17:43 |
【鳴】 奉公人 ユヅル「神狼様への信仰は悪ではありませんが、 此度の祭礼は特別である分、背後で動く影が目立ちます。 勿論、島民はみな島を想い 行動していると信じたいものですね。 残り二日、一体誰が選ばれるでしょうか。 ………五十鈴さまも沙華さまも、 変わった様にお見えですか?鈍い私には頓と判らず。 一つ一つは小さくとも、 それが大きな変革へ向かっているのか……」 (=3) 2021/07/23(Fri) 10:38:40 |
【鳴】 奉公人 ユヅル「其の様な秘密が………。 沙華さまがどうお考えになるかは、 私にも預かり知らぬところです」 願わくば嫌悪以外の関係であってほしいが。 「それ程までに想いを固めていらっしゃるのですね。 負担などと。とんでもない事で御座います。 ……もし。もし神の座についたとき、私たちは 五十鈴さまと言葉を交わすことができるのでしょうか」 寂しい結末だけは、迎えたくないものだと。 (=5) 2021/07/23(Fri) 17:05:14 |
【鳴】 奉公人 ユヅル「お力添えができれば良かったのですが」 ゆるく頭を振った。 それこそ、この様な話をしていたと知られては 沙華が黙っていないかもしれない。 「其れでは、五十鈴さまが座についた暁には りんご飴を供物にする、という事ですね。 極めて平和且つ微笑ましい祭りになるかと」 気持ちばかり口角を上げて。 血なまぐさい生贄等とは無縁の祭礼を夢見た。 (=7) 2021/07/23(Fri) 17:55:51 |
【鳴】 奉公人 ユヅル「可愛らしい祭礼になれば、 島外からのお客様も今より増えるでしょう。 きっと活気が生まれます。 五十鈴さまのそれは執念とも呼べる意志ですね。 ………これは独り言ですが、」 あくまで祭礼に従う身。 ともすれば祭りを根底から崩さんと狙う者の 幇助になりかねない言葉を漏らすことは憚られた。 「万が一選ばれなかった場合でも。 "最後の日"であれば、 祠に忍び込むことは可能ではないでしょうか」 (=9) 2021/07/23(Fri) 20:03:29 |
【鳴】 奉公人 ユヅル「神託を受けてしまえば、私も祠へ出向かざるを得ません。 ですが、出来得る限り 五十鈴さまのお邪魔にならぬよう善処致します。 一先ずは今宵の神託を、座して待ちましょう」 (=11) 2021/07/24(Sat) 17:07:29 |
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