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人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【魂】 口に金貨を ルチアーノ

「アンティークは育てるんだ……。知らんのか。
 一年で色の深みも変われば雰囲気も……。
 敢えて大事にするために家に帰ってきて、ついでに寝てくれんか」

ソファーに連れていかれ手を離されればそのまま重力に逆らわず横に倒れた。やる気がない。

「……」

写真立てに目を細めてから、そのまま閉じた。
眠るつもりはないが、開けているよりずっと楽だから。
考え事をするにも何も見えない方が捗る。

「お前本当……なんてことを教えてくれたんだ……」

時にこの時の男は、頭にかすみがかったような嫌なものがはびこっており、それを払うためにも驚くような刺激や物理的な衝撃を求めていた。
そして先ほどの情報は相当だったものらしく、余計なものは驚くほど吹っ飛んで行ってすっきりしている。
代わりに何もかもやる気をなくしたが、これは頻繁に起こることなので後は気力が回復するのを待てばいいだけだ。

「さっきの、黒眼鏡に言いに行くのか……?」
(_6) toumi_ 2023/09/21(Thu) 17:01:21

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「俺を信用するなよそこで」

思わず苦笑いをしてしまう。
貴方が牢屋に行く原因を作った男だぞ、と言いたくても言えやしないのだが。

「……俺はお前たちのしていることを正しいだなんて言わん。
 世間は賛成の声よりも困惑や文句の方が大きい。
 だから、何かができるってんなら、
 俺はこれ以上お前たちの手を汚させる前に止めさせるね。
 おっとこれに返答はするな、急に口からこぼれたお気持ちだ。
 聞こえなかったことにしろ」


「どういう話をしたと思う?
 苦手に思われてるって思うことは苦手に思ってるってことだ」

「――あいつはちゃんと逃げずにどんな話でも聞くだろうさ。
 言いたいこと言って、正直になった方がずっといい」

あなた達がもうすでに何か話したかは知らないが、自分はそんな感想を持ったと。
グラスに入った赤を飲んで、また置いた。
(-216) toumi_ 2023/09/21(Thu) 17:19:34

【念】 口に金貨を ルチアーノ

貴方が新しいアジトに潜ってどれぐらいの時間が経っただろうか。
いつまでも閉じこもってはいなかっただろう、
飲み物か何かの用事で外に出ればその足元に一匹の猫がまとわりついた。

その“灰色”の猫は『ぐるる』と喉を鳴らして何故か懐いて離れない。
その毛並みはきれいに整えられていたが、何処からか逃げ出してきたのか新しめの葉っぱや泥がついていた。
(!1) toumi_ 2023/09/21(Thu) 17:24:00

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

「……酒やめろお前ー……夢見悪いならそれ専用に生活を変えろ。
 やれること全部やってからだな……。
 付きっきりになってほしいのか?」

本気で改善させるぞ、とやる気なさそうに言う。
言葉と態度が今だけはチグハグだ。

「重要どころか、これを俺はどうすりゃいいんだ。
 その上あいつに先に言うのはお前だろ?
 ……もーいい、全部吹っ切れた、しらねえ……。
 俺がエルと縁があったのが旦那の運の尽きだ……」

とんでもない上司がいたものだ、それでも嫌いになどなれないし裏切り者だとは思えないから。

「…………エルってそういうときだけ俺に似てるっつーか。
 馬鹿っぽくなるよな……。せいぜい頑張れ。
 明日俺が聞き出せなかったら情報横流ししてくれ」

そんなに真っ直ぐ直接聞くなよ、とか。
黒眼鏡相手には馬鹿正直にホウレンソウをする自分のこと棚上げで話している。
(_8) toumi_ 2023/09/21(Thu) 18:12:06

【念】 口に金貨を ルチアーノ

協力者であった男が傍にいたならば。
猫に触ったことない人間は多いだとか誰しも初めてはあるからとフォローしていたのだが。
生憎あれから連絡はないし、アジトを突き止める音沙汰もない。

その猫は誰かに飼われていたのだろう、
葉っぱを払われた猫はペットショップにいる彼らと遜色ない清潔さがあった。『ぬぁん……』
そしてやけに懐いてくる。強い衝撃を与えたり尻尾を握らなければ、あと落とさなければ抱きかかえることも容易である。
……逃げはしないだけで挙動不審がすぎれば抱えられてくれないかもしれないが。

その猫と暫し貴方が格闘していれば細い革の首輪がついているのにきづくだろうか。
タグこそついてないが、その革には文字が刻まれていて。
少し離れた通りの名前と、一軒のケーキ屋の名前が読み取れるかもしれない。
(!3) toumi_ 2023/09/21(Thu) 18:27:32

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ

ケーキ屋はメモすることが出来る。
通りに面した何の変哲もないスイーツ店だった、調べるとティラミスがちょこっとだけ有名。

『俺たちが何言っても休まない人なんで上の人がぶん殴る必要があると思います。
 勿論俺たちは殴れません、運よく引っ張れてベッドに連れてっても携帯離さないんです』

真面目なんですよね、と楽し気に言うのは愚痴として言ってるようではないらしい。

『いい上司は俺に猫のゲージは運ばせないと思いますけど心配です』
『でも猫の餌食ってないならよかった〜。
 食事抜かない人が何も食べない日が続くと何するかわからないんで!』

この部下くんは上司に似て正直者であった。

それじゃあ、ティッシュありがとうございましたと斜め45度ぐらいのお辞儀をすればラウルという部下くんは去っていった。
アレルギーは多分服を着替えてシャワーでも浴びれまマシになるだろうが、果たしてどうなったのかはわからぬままだ。
(-229) toumi_ 2023/09/21(Thu) 18:53:22

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ

「心配事……なあ」

ああ、構ってほしいのかもしれんな。とこれは冗談で。
今正直、嫌な予感が更に増した。
そして小さな賭けをしていた自分からすれば、もしその宣告があれば自分は、もう。

「俺は昔から喧嘩は強くないが勘と運だけはよくてなあ。
 出歩けば落ちてくるものがあるから、
 盗っていったらそれがうまい事色んなものと繋がっていくんだ。

 だから、なんとなくなあ。
 リヴィオが本当は過激で
 ちいとやんちゃな面をもってるんじゃねえかって。
 いつもそれを我慢してるんじゃないかと思っちまった。
 気のせいなら、それでいいんだ。ただのおせっかいだからな」
(-230) toumi_ 2023/09/21(Thu) 19:02:55

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

「……今日の旦那は違う厳しさがあるなあ」

ああ、そろそろ自分も誤魔化せなくなってきた。
中途半端な意見も選びきれない不透明な物も、今ここでは不必要なのに。

「俺のしたいことは
 今日ここにいる
あんた
が、どうしたいかを聞くことだ」

今の貴方は過去か、今か、未来か。
自分もどこを見て居るんだと問われた、あの無貌の美少女に。

「確かに、旦那からしたら選ぶ義理も事情もないのかもしれん。
 でも流石に自分のシマを荒らした犯人に一言も言及がないのは違和感がありすぎるぞ。
 ……選べるようなものじゃないって思ってるか、知っていて放置しているんじゃないか?」

もう間違えでもいいから口を止めず前に進むことしか考えられない。
真実の言葉を引き出す為に素直な言葉をぶつけていく。

消えないでくれとその背中を見ているだけだった。
本当に何もわかってなかった、分からないままだったことを知る為に言葉を紡いだ。

(1/2)
(-275) toumi_ 2023/09/21(Thu) 22:46:44

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡


「今のあんたの中には何も見えない」
 
「アリソン・カンパネッロの面も、
 その名前を”使ってた”奴が何も意見がない?」

「悩んでることなんてそれだけだ。
 頼りに来たのは確かだ、それでも凭れ掛かりに来たんじゃない。
 俺のやりたいことはあ! あんたと、ノッテファミリーの為になることを選ぶことなんだよ」

こんなでかい案件を、明日には牢屋にぶち込まれるかもしれない自分が一人で考えてたまるか。

これは、傲慢なんだろうか。
貴方に無理やり何かをさせようとしているのだろうか。
それをさせてくれた貴方がいるのも、止めようとしてくれた貴方がいたのも知っている。
それにしても、今聞いた台詞。
昨日の俺が幼馴染に言った言葉と全く同じで気味が悪くなったな。


「……どうでもいいならどうでもいいって言ってくれ。
 そうしたらこの話は終わりで、茶を飲んでパン食って帰るだけだ」

やけっぱちになりながら吐き出せば、自分の分のロゼッタを眺めて態とらしく苦い顔をした。
(-277) toumi_ 2023/09/21(Thu) 22:55:54

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

「なんであいつから……いやいいが。
 それにしても、毎日隣で寝ないとお前は寝られないのか!?
 俺の体が足りん、金を払え。無理だが少しぐらいは来てやっても良い」

「一人で早く寝られるようになってくれ」

どうして成人男性にこんなことを言わなくてはならないのだろう。
そもそも、ストレスやいくつかの要因が重なって不眠は起こっている。
何度かぐっすり眠れれば少しはマシになると思いたい。

「……うーん。だが、あれは……」

引きずり下ろす材料になるか? その思考はよくわからんな、と思いながら。
頭があまりよく使えないからか、倒れたままで貴方が傍に来る揺れで動くまで倒れ伏す。

「子供扱いをして……」

それでも甘えるようその手に頭を寄せれば目を閉じた。
よく考えれば、何やら癖のような仕草に見える。小さい頃は無かったのでより珍しいような。
大人になってから甘えたがりになったのだろうか、そんな疑問が貴方に浮かぶかも知れないが、次第に聞こえてくるのは寝息だ。
本当に心地よさように、あなたの手に撫でられて貴方が起こすまでか男はその日夜まで眠ってしまっただろう。
(_10) toumi_ 2023/09/22(Fri) 1:55:25

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「お前のお友達がお優しいか、
 お前がお花畑だと思われてるんだよ。役者にでもなればどうだ」

悪気はないが、自分もそう思っていたから。
疑おうなんて思ってもなくて、それでもろくに調べられずに残った容疑者の名前にあったお前をその指は指した。

「守りたいもの……? 浮いた話でもできたのかニコロ。
 この際だ全部聞かさろ」
(-311) toumi_ 2023/09/22(Fri) 7:21:17

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「……それを浮いた話と言うんじゃないのか?」

違うのは何となくわかった。
立場かはたまた性別か、そういったものではない絆はあまたに存在する。この男も厄介な縁はいくつも持っている。
現にこれは何だろうか、良く毒も仕込んでいると思わず飲んでいられるな。

「……だれだあ? そんな面白そうな奴は。
 本当に誰だ、こっち側の人間だったらぶっ飛ばさなきゃならんので教えてくれんか。
 なあに悪い事はしない」

千切りそうになるかもしれないがそっちと縫い合わせてやると。
もしマフィア側でそんなことを考えているのなら殺意が湧いた。
警察でそんなこと考える人はいただろうか。あまり思いつかなくて。
(-318) toumi_ 2023/09/22(Fri) 7:56:07

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ

/*
取り急ぎ連絡をお返しいたします。
予想と匂わせていた予告通り本日死にますので秘話に移行で問題ありません。

ある種無断でかなり穏やかに連れていかれるので、後ほど文句を言われると思いますが何卒よろしくお願いします。
(-319) toumi_ 2023/09/22(Fri) 7:59:16

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「容赦しない、ねえ。一度喧嘩するのもいいが?
 ……諸々の関係者だったりすんのか、そんなに気になるってのは」

「いや、なにここまで気にしてるのは。
 ……引っかかるんだよ。
 俺の勘が悪い予感を察知して他人事じゃねえって語りかけてる。
 当たるんだぞ? 結構。あとお前のことは応援しているんだ。
 大事な奴を真っ向から害そうとするほど畜生でもない。
 ただ最悪の事が起きたら、すげ〜落ち込むだろうからそれを防いでやりたいのさ。
 向こう側かお前に少しでも声をかけてやってな」

まあ飲めとげろらせるつもりもなく、饒舌に言葉を紡ぐ。
貴方のその手の力を弱いとは思っていない、プライドもあるだろう、だが本当に守りたい奴を一人で守ることが出来るだろうか。
(-328) toumi_ 2023/09/22(Fri) 8:44:14

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「――……はあ。俺は疑ってないからな」

これは誰かに対する言い訳だ。
本当に自分は、リヴィオという男を疑わなかった。
信じていたわけじゃない、疑うということをしなかっただけ。

「俺の大事な、」

なんて言えばいいんだあいつのことを。
ただ今何を聞いても裏切られたとは思わないだろう。
本当に、何もか騙されたとしても許せるぐらいに。

「お気に入りだよ」

向こうがそう思っていない可能性も考えた、それはないのだろうと、お互いにきっと。そう思えるほどの信頼がある。
本当に何も知らなければ一生気楽でいられた仲であったのだ。
(-339) toumi_ 2023/09/22(Fri) 10:46:48

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「さあ? だがなあ。
 ……似た者同士ってことは知ってたよ」

何がとは言ってやらない。
本当は正反対で、かつ同じところがあっただけ。
波長が合ったともいえるのだろうが。

「多分聞いてもあいつは何も吐かんだろうな。
 なんだ、でもお前みたいな奴話す機会があったならよかった」

「まあ、……じゃあ。
 この町から出られないぐらいにはしておくかあ……?
 姿くらまされたら嫌だろ」
(-341) toumi_ 2023/09/22(Fri) 11:00:05

【人】 口に金貨を ルチアーノ

昼間の人通りが多い目立つ煉瓦道。
その一角に赤のオーニングテントが目立つケーキ屋がある。
一番人気はティラミス、他にもタルトにパイにシュークリーム甘い香りが漂う人気店だ。

「Buongiorno、今日は予約を頼めるかあ」

メモに注文するケーキに連絡先に名前を記せば金と一緒に店員に渡す。
笑顔で受け取った女性店員は、サービスですと包みに入ったクッキーを男に差し出した。

「おっと、……どうもありがとう。
 丁度お腹が空いていたんで助かった」

言葉にして気づく、……昨日の夜吐いてから何も食べていない。
流石に食事をとるべきかとあたりを見渡して近くの裏路地へと向かって歩いてく。
ズキリと痛んだ頭がまた何か嫌な夢を見せてきたが、いつかの美少女のデスメタルを思い出してその幻影は振り払った。
(2) toumi_ 2023/09/22(Fri) 11:24:15

【念】 口に金貨を ルチアーノ

昼間の人通りが多い目立つ煉瓦道。
その一角に赤のオーニングテントが目立つケーキ屋がある。
おススメが乗っている看板にはティラミスの絵、
他にも棚にはタルトにパイにシュークリームが並ぶ甘い香りが漂う人気店だ。

カウンターの中の女性店員がやってきたあなたと目があった。
灰色の猫が目に入ったのか、驚いた顔をしてエプロンをつけたまま路地の方へと駆けてくる。

『あ、あの! 
もしかして……爪が綺麗なお姉さんですか?


その猫、うちの猫なんです!と明るい声を出して両手を広げる彼女は、
わざとらしい仕草で嬉しそうに貴方から猫を受け取ろうとするだろう。
(!5) toumi_ 2023/09/22(Fri) 11:25:25

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ

昼間の人通りが多い目立つ煉瓦道。
その一角に赤のオーニングテントが目立つケーキ屋がある。
おススメが乗っている看板にはティラミスの絵、
他にも棚にはタルトにパイにシュークリームが並ぶ甘い香りが漂う人気店だ。

『いらっしゃいませー、あら……?』

カウンターの中の女性店員がやってきたあなたと目があった。
数秒瞬いたあと、一度すぐ横の路地をじっと見てからまた目をしっかりと合わせた。

『ケーキはいかがですか?』

そうして貴方がケーキでも買えば渡されたのはおまけのクッキーの包みに紙切れ。
紙切れに書かれていたのは、直ぐ横にある裏路地を真っすぐ歩いた先にある最近閉店したバーだった。
(-344) toumi_ 2023/09/22(Fri) 11:30:04

【人】 口に金貨を ルチアーノ

>>3 エルヴィーノ

「げっ、Ciao……エル。
 そうだな、散歩できるぐらいには調子はいい」

話しかけられると思っていなかったのか路地を歩いていた男は、
明らかに困ったような反応をして古くからの知人に返事をした。

「……い、今は見逃してくれるかあ?
 散財はしてないし、猫も漁ってない。
 後で連絡するから。ほれ、サービスで貰ったクッキーでも分けてやろう」

子供に餌を与えるような言い方で貴方にそれを差し出した。
(4) toumi_ 2023/09/22(Fri) 13:06:37

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ

「そうだなあ、かなり割と。
 いつだって顔を見れるだけでいい日になると思うぐらいにお前のことは考えてる」

「なあ……本当にありがたいと思ってくれているんなら」

「俺の頼みを聞かないか。
 いや……俺の提案に乗らないか、リヴィオ・アリオスト」

頼まれてしまったんだ、そして、俺は任されてもいるんだ。
それが地獄の果てであろうと、何処までも歩かなくちゃいけない。
誰かの光になんてなるつもりはない、だけどお前は、俺の。

「俺が
お前の
、お前たちの望みを叶えてやる」
(-363) toumi_ 2023/09/22(Fri) 14:24:02

【人】 口に金貨を ルチアーノ

>>5 エルヴィーノ

「教えてやりたいのはやまやまだが、
 今はその話をしたい気分ではないなあ? ……諸々整理ができてないんでね」

回答はノーコメントだった。
謝罪にも気にしないでいいといいながら携帯を見る仕草は、相変わらず何かに追われているように忙しない雰囲気である。

「……それと聞き逃しかけたが、この俺を捕まえるとか言うのはどの口だ?
 まるで俺が悪いやつみたいじゃないか。
 こんな色男に手錠をかける真似なんてしてみろ、
 冤罪だと喚いて金をふんだくるからな」


「一体この俺に、なんの罪があって捕まえられると思っている」

そう笑って、貴方の横を通り抜けようとした。
(6) toumi_ 2023/09/22(Fri) 14:41:33

【念】 口に金貨を ルチアーノ

『ありがとうございます〜!
 少しまっててくださいね!』

笑顔で猫は受け取られて行き、その店員の腕の中で伸びたり収まったりしながら店の裏手の方に運ばれた。
流石に表で飼っているわけではないようだ。

そうしていると店員は暖かな色をしたブーケを抱えてあなたのもとへ帰ってくる。

『お姉さんみたいな美人さんが来たら渡してくれって
 色男さんが言っていました。こちらお届けものです』

そう言って貴方が渡されるのはピンクをベースとしたグラデーションが美しいのブーゲンビリアの花束だった。
(!7) toumi_ 2023/09/22(Fri) 19:24:49

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ

「……他の人間の話は少しだけ今は横に置いておこう。
 俺はなあ、リヴィオ。
 ここに来る間で、お友達にお前のことを聞いたんだ」

さて何処まで、一体いつから本当にお前の中身を知っていたと思う。
それとも全部この口はハッタリを言っていると思うだろうか?
狡い正直者は言わないこともあるが口に出したことは大体本当なんだ。
だけど実際、眼の前に
本物
がいるのに、他人の口コミを鵜呑みにするなんてナンセンスだろう?

「……俺は見ためと態度を一番重んじていてなあ。
 情報や噂は二の次だ。だから、お前がそう望むってんなら。
 
全部なかったことにして
ここにある面だけを見てやってもいい」

(-415) toumi_ 2023/09/22(Fri) 20:05:36

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ

「だがなあ、どんな答えが返ってこようと俺はお前をこれから調べ尽くすぞ。
 お前が自分から見せんのだから、おれは見に行くんだ。
 自撮りから猫の写真から家族や、職場の状況にその怪我の経過。
 俺が知らんと満足しない部分まで調べてその面剥いでやる」

「端から俺は、初めてあった日からお前を疑っていた」

 信じていたから、疑い続けていた。
 あなたが悪者ではないといいと夢見ていた。
 ここでの悪者、という意味がどんなものになるか
 貴方にわかる日は来るのだろうか。
 孤独の猫はそれでも前に進み続け、暴き続ける。

 貴方は己にとっての裏切り者にたりうるか?

(-416) toumi_ 2023/09/22(Fri) 20:09:46

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ



「今日は俺を捕まえろ」


「その代わり、提案を受けるってんなら
 お前から俺たちに会いに来て牢屋にぶち込まれろ」

「中でも外でも全部面倒見てやるよ」
(-417) toumi_ 2023/09/22(Fri) 20:19:25

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ

ノックに返事はなかったが扉が開けられると珈琲のような香りが漂っていた。
中に人がいる証拠だっただろうか、それ以外にも何やら人の気配はするようなしないような。

奥のもう閉じた店内まで行ってみると、昼間でも暗くなるほどの細いブラインドから漏れる僅かな陽光を浴びながら、三人がけほどのソファーに横たわるルチアーノの姿があった。
足元には未開封のクッキーの袋が何故か落ちていて、少し離れた場所にあるテーブルには冷めた珈琲がおいてあった。

「ぁー……?」

息はありそうだが、貴方を認識していないのか顔も体も上がってはこなさそうだ。
(-428) toumi_ 2023/09/22(Fri) 21:07:23

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

落とされた問の答えはすぐには出せなかった、しかしたっぷりの時間と苦し紛れの空白を開けて返される。

「どうして、俺が殺さないといけない」

罰したいと思えない、苦しんでほしいと思えない。
貴方を信頼してもなければ、嫌ってもいない。
そんな他人事に囚われていても、この胸の中には甘ったれの信条がある。

「……あんたは俺が裁くんじゃない、少なくとも黒眼鏡やボスの指示を仰ぐ。
 ノッテファミリーの一員として、私刑は起こさない」

絞り出したものはとんだ弱虫の逃げだったか。
貴方にかかる火の粉を想像すれば全てを振り払うことなど一人では出来ないだろう。
だから裁かれるその日まで誰かの手を借りることを選んだ。

「何も言わないまま楽になんてなるな!
 俺は必ずお前のことを調べきってやる。
 どんなに地獄みたいなところにその欠片があったとして、必ず真実を見つけにいく」

これも自分が満足したいから言う言葉だ。
貴方のその空っぽの中身に何があったのか。
いつの日にか暴いて、自分の答えを出してやりたい。

「精々それまで、早くしょっ引かれて待っていろ」

ここに来て貴方の顔を何度まともに見られただろう。

生死を委ねるようなその仕草を否定することも無碍にすることも出来ない、眼の前の男を見捨てたくはないのだ。
たとえ民衆全てが指を指して貴方が断頭台に連れて行かれようと、自分は貴方を、罪を抱えた伽藍堂の一片を見てしまったのだから。
(-458) toumi_ 2023/09/22(Fri) 22:50:03
ルチアーノは、真っ直ぐに睨みつけた。
(a16) toumi_ 2023/09/22(Fri) 22:51:54

ルチアーノは、もうその目を逸らしたりはしない。
(a17) toumi_ 2023/09/22(Fri) 22:53:11

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ


「    」

その口から溢れて音にならなかったものは。
貴方の名前に似ていて、貴方の名前ではなかった。


男は眼の前の首に腕をまわし自分の顔を近づける。
ゆらりと誘うようなその動きは普段の姿から想像つくだろうか。
怠惰に緩くなったその口元を僅かに開かせて、しばらく顔を見つめていれば小さくつぶやいた。

「疲れた」

シーグリーンの瞳は翠をじっと見つめている。
(-465) toumi_ 2023/09/22(Fri) 23:21:12

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ

そうでしょう、お疲れ様、
食べられそうですか。
何かしてほしいことはありますか。


心地よさそうに降ってくる言葉を受け止めて、目を細める。
自分がしたいことなんて、ずっと決まってる。
だけど今言ってしまえば何処にも歩けなくなってしまうから。


「……俺を抱」

「…………」

「高い高いしてから膝に乗せて頭を撫でてくれ」

この男はその姿勢から微動だにせずそれを言い切った。
(-499) toumi_ 2023/09/23(Sat) 1:20:31
 


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生存者 (4)

フィオレ
9回 残 たくさん

うそつき

エルヴィーノ
3回 残 たくさん

何処にも行けない

ペネロペ
7回 残 たくさん

何度でも見付けて

ロメオ
8回 残 たくさん

ひとのかたちは

犠牲者 (12)

ガイオ(2d)
0回 残 たくさん

 

エリカ(3d)
0回 残 たくさん

コバルト色を手に

黒眼鏡(3d)
47回 残 たくさん

Kovacs.

ニーノ(3d)
18回 残 たくさん

大丈夫だ

イレネオ(3d)
6回 残 たくさん

薄藍を想った

ニコロ(4d)
0回 残 たくさん

これからも一緒に

カンターミネ(4d)
1回 残 たくさん

いつでも傍に居る

ヴィンセンツィオ(4d)
20回 残 たくさん

白鳥は唄えない

アリーチェ(5d)
0回 残 たくさん

そうだ、わたしは

ルチアーノ(5d)
11回 残 たくさん

もう楽にしてくれ

リヴィオ(6d)
0回 残 たくさん

もうすこしだけ

ダニエラ(6d)
4回 残 たくさん

ほんとは、まだ

処刑者 (4)

ヴィットーレ(3d)
1回 残 たくさん

 

テオドロ(4d)
3回 残 たくさん

枯れない心を

ネロ(5d)
0回 残 たくさん

 

ダヴィード(6d)
4回 残 たくさん

また会いましょう

突然死者 (0)

舞台 (0)

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















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トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
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壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
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もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
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