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【人】 宮廷楽士 ウェールズ−朝の話 俺は今から、帰宅するところなんだ。 小さい子供たちは、目を離してはいけないけれど こんなに多いと、ひとりくらいはぐれそうだ。 [ 引率1人に対して、少し数が多い子供たち。 いないはずの神父に いっておいでといわれたという。 あの時、暗くて見えなかった彼女の顔は、 今はっきりと見え、ひどく傷ついていた。 ] 首はねでいいだろ いや、すまない。 これからの予定は何かあるのかな? 子供たちは、うちのものに宮廷内で 見てもらえるだろうから、 予定がなければ…いや、あったとしても、 少し俺と回ってくれないか? (175) 2020/09/26(Sat) 8:17:20 |
【人】 宮廷楽士 ウェールズ [ 彼女の後ろ側から見えたのは、馬車。 彼の家の馬車。近くで止まり、 中から出てきて目を見開いたのは オーランジュ。 何事か、と彼女は急いで小さな集団に近づき 傷だらけの女性を見て、 彼と同じことを呟いただろう。 ] (176) 2020/09/26(Sat) 8:17:52 |
【人】 宮廷楽士 ウェールズ『 首をはねてしまえ…… よろしい。子供たち、 わたくしがとても楽しいところへ お連れしましょう。 その間、お姉さまと離れてしまうけれど、 よろしいですね?あとで、会えますから』 [ そんな発言を聞いた子供たちの反応は どのようなものだっただろうか。 了承の言葉が聞こえれば、 その場で二手に分かれることになっただろう。 彼は、目の前の女性の手に触れ、 待機している馬車に乗ってほしいと言ったかも。 断られたなら、裏動線に誘導して 宮廷内で比較的静かな場所へ 連れて行ったことだろう。 ]* (177) 2020/09/26(Sat) 8:18:46 |
【人】 ヨシュア[ ホールからは見えない空は、それでも。 茜から藍へとゆっくりと時の流れを示して行く。 それはコンペも終わりを迎えようと言う頃。 あろうことか、憎き男を追い求める目を止めて。 残りの2つの曲に聞き入ってしまった。 これから追加で飛び入りを募る可能性もある。 再び音によってこの場に縫い止められる前に。 歩み出そうとした足は、 今度は言葉で制止される。 ] (178) 2020/09/26(Sat) 8:40:14 |
【人】 ヨシュア…… お前は。 [ 随分探しましたと苦く笑うのは、 ハイアーム家の者だった。 今の自分とは関わりがないはずの人間。 なので会話は、視線を合わさないままで。 ] ………… 神父が? [ 果たすべき事のため、凪のようにと努めていた心に。 その知らせは、それでも小さく波を立てた。 つい先程、旦那様の元へ入った情報。 公にか、内密かは定かではないが。 神父が捕らえられ、王の裁きを受けると言う。>>81 ] …… そう、か。 [ 何とか、その一言だけ絞り出す。 敵討ちを果たせぬまま怨敵は、 自分の手の届かぬところに行ってしまったのだと そう理解して。 ] (179) 2020/09/26(Sat) 8:42:43 |
【人】 ヨシュア滑稽だな、俺は。 [ 務めを果たした使いの者を見送りながら。 自嘲するように笑う。 従者の立場を捨て、仇討ちだけを求めた結果。 結局何も果たせぬまま、お嬢様も救えない。 先ほどまでの憎悪に満ちた心を、今。 虚無が支配する。 ] (180) 2020/09/26(Sat) 8:43:37 |
【人】 ヨシュア傷によく効く薬です。 どうか、貴女の為に使って下さい。 [ 言葉と共に近付き、懐から取り出したそれを手渡す。 今度は、伝える言葉を間違えないように。>>1:111 さようなら、エヴィ嬢。 別れの言葉と共に、小さく笑うと。 これからの彼女の未来を象徴するような、 賑やかな子供の笑い声からそっと背を向ける。 するべき事は見出せぬとも、 してはならぬ事は、愚かな自分とて理解している。 直接神父に手を下す事は叶わぬとも。 神聖なるコンペの場に、 殺意と憎しみという感情をもたらした自分は、 コンセールカリヨン。 この美しい音楽の都に相応しくない、咎人だと。 ] (182) 2020/09/26(Sat) 8:48:41 |
【人】 ヨシュア[ 罰を求めるように彷徨わせた視線は ある一点でピタリと止まる。 その先には、 あのメイレン・シュレグマーの姿があった。 ]** (183) 2020/09/26(Sat) 8:48:45 |
ヨシュアは、メモを貼った。 (a46) 2020/09/26(Sat) 8:54:09 |
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。 (a47) 2020/09/26(Sat) 9:34:34 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[最優秀者は宮廷楽士となる権利を得られる>>0:n0 この国でも特に誉れ高い賞だと、私は認識するこの栄光。 それとは別に、 各審査員によって選出される審査員特別賞。 宮廷楽士になる権利こそないものの 褒賞として各審査員から幾つか褒賞の選択肢を出され、 その中から好きなものを選択出来るというもの。] (私、は) [未来の音楽のため、この国のために 誰へ一票を投じるべきか。 どの才能へ、手を差し伸べるべきなのか。 その精神的重圧は10年経とうが慣れぬものです。] (185) 2020/09/26(Sat) 10:24:31 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン (186) 2020/09/26(Sat) 10:24:54 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a48) 2020/09/26(Sat) 10:31:01 |
【見】 病弱貴族 アメリア─ 夕刻 ─ [ 壁に手をついて伝いながら歩く。 重い身体はなかなか言うことを聞かないが それでも確かに、一歩一歩前へと進む。 途中出会う者もいただろう。 部屋に戻るようにとも促されただろう。 けれど、頑として首を縦に振らず 強い眼差しを持って歩みを続けたいと伝えれば 皆一様に黙り、せめてとその様子を見守った。 そうして辿り着いた父の部屋で。 私は全てを伝え、全てを知る。 ] (@32) 2020/09/26(Sat) 10:45:34 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ 少しでも体を休めるため 馬車に乗り込み揺られながら。 遠のきそうになる意識を 気力で繋ぎ止め、窓から彼を探す。 使いのものより先に見つけられるのならそれ。 見つけられないのなら伝えに来てくれるだろう。 迎えに行くのは誰でもなく、 自身がしたかったことだ。 ] (@34) 2020/09/26(Sat) 10:46:22 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ 教会に向かっていないのなら、 復讐を諦めてくれたのだろうか。 けれど彼の忠誠心は本物。 ならば違う目的がある、 という方が理にかなっている。 宮廷へと馬車をつければ、 あとは歩かなければならない。 側仕えの腕に手を置いて寄りかかりながら コンペ会場の方へと向かう頃には 辺りは宵に包まれていただろうか。 ]** (@36) 2020/09/26(Sat) 10:47:04 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t11) 2020/09/26(Sat) 10:48:47 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t12) 2020/09/26(Sat) 10:49:01 |
【人】 ヨシュア[ ただ、それこそが甘えだったのだろう。 今、彼女の目は、真っ直ぐに 音楽の方を向いて ───。 …… このような雑事で、 煩わせるわけにはいかない。 誰よりもこの国と音楽を愛する人。 終ぞ言葉を交わす事なく、ただ尊敬の念だけを胸に。 もうこちらを見ていないだろう彼女に会釈をして。 コンペの結果を待つ事なく 宮廷を後にする。 ] (189) 2020/09/26(Sat) 11:18:33 |
【人】 ヨシュア[ 暫くして訪れたのは、道外れにある花屋。 顔馴染みの主人はそこにいただろうか? いたのなら、花束の注文を一つ。 「 長く、この国を離れる事になりまして。 別れの花束を一つお願いします。 」 そうリクエストして、完成した品を。 そのままメルーシュ嬢に手渡すだろう。 …… 今までお世話になりました、と。 ] (191) 2020/09/26(Sat) 11:19:26 |
ヨシュアは、メモを貼った。 (a49) 2020/09/26(Sat) 11:23:09 |
【見】 病弱貴族 アメリア── 宮廷内:コンペ会場 ── [ 辺りは人でごった返していた。 その隙間を縫うのはなかなか大変で 人にぶつかってしまうこともあっただろう。 綺麗なドレスを身にまとっていることから 因縁つけるものはいなかっただろうか。 その顔色の悪さから 心配気な眼差しなんかを向けられたりして。 けれど、それらにかかずらっている 暇は無いのだ。 急がなければきっと 彼はいなくなってしまう。 ] (@37) 2020/09/26(Sat) 11:45:09 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ しかし、辺りを見回せども 大勢の人の中に、彼は見当たらなかった。 もう移動してしまったのだろうか? それとも見つけられていないだけ? 自分で迎えに行くという欲をかかず 知らせのものに連れて帰ってもらうべきだったと 後悔をしながら。 ふらり、揺れた視界に 側仕えの腕をぎゅ、と握る。 ] (@38) 2020/09/26(Sat) 11:45:29 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ もう限界に近かった。 ちかちかと明滅するように 意識が持っていかれそうになる。 本能は休まなければと そう考えるのに。 ぎりっと唇を噛んで。 血が滲むほど噛んで。 意識を繋ぎ止めようとする。 ] (@39) 2020/09/26(Sat) 11:45:45 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t13) 2020/09/26(Sat) 11:47:08 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン[ ――それでも。 捨てられない、捨てられる筈のない、もの。 音楽という存在… 自分の重苦しい楽曲も。 沈鬱な歌詞も。 とうに愛憎をも超越し、 自分の一部になっていたのだと。] (194) 2020/09/26(Sat) 12:17:48 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン―昨夜・宿のロビーにて― [ 去り際に。 煙草を吸うならいい場所があるよと 楽器工房の彼女が耳打ちしてくれる。>>172 どこかと聞くと、それは 自分がこの国に来たときに 居心地の悪さから設営中のコンペ会場から逃げて 油を売っていた場所だった。>>0:3 あの場所で彼女も一服していたのか。 想像したその姿が様になっていて、 くっくっと笑った。 ] (195) 2020/09/26(Sat) 12:19:07 |
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