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人狼物語 三日月国


57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み

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視点:人


【人】 三橋 夕凪   


[自分で提案しておいて、それでいて
 一人で探してみます>>2:154、というリクちゃんに
 やっぱり自分より年下の女の子を一人にして
 いいのかな、なんて不安が過ぎるから、
 誰か一緒に居てくれたならその人が
 リクちゃんを守ってくれたらいいなと思う。

 実際頼りになりそうな人が近くにいたら
 そう口にしただろう。


 私は、決めていた。


 無事にタロットを見つけることができたのなら、
 そしてそれが一枚しかないのならば
 リクちゃんとスタンレーさんに帰ってもらうことを。]
 
(1) 2021/02/06(Sat) 10:37:06

【人】 三橋 夕凪   


   うん、私もちょっとがんばって探してくる。
   やばいなと思ったら走って逃げよう。

   リクちゃん、『世界の姉』って言ってた。
   子供の頃。公園で。>>1:9
   砂山のてっぺんで、仁王立ちして。
   
   だから、絶対、大丈夫。


[くすくす笑いながら。
 妙にクリアな記憶を添えた。
 そんなもの、なんの根拠もないし
 効力だってあるわけない。

 それでも、怖いものなんてなかったあの頃の
 私たちの不思議な言霊に、髪の毛ほどの希望と
 ありったけの祈りを込めて。 ]
(2) 2021/02/06(Sat) 10:39:58

【人】 三橋 夕凪   


   じゃ、また、あとで会おうね。


[濁りのない色の彼女の頬を
 ふに、と親指と人差し指で摘んで
 軽く引っ張って笑う。]


   ゆびきりげんまーん。


[と、小指を絡ませた。
 そうして、ひとまずどこに向かうか思案して、

 ひとつ頷いて、図書室へ向かう。]*
 
(3) 2021/02/06(Sat) 10:40:56
三橋 夕凪   は、メモを貼った。
(a1) 2021/02/06(Sat) 10:50:05

三橋 夕凪   は、メモを貼った。
(a10) 2021/02/06(Sat) 18:08:50

【人】 三橋 夕凪   

 ───閑話休題

[タイムリミットの3日目。
 件の校内放送があった時>>38から前かあとか。
 大切な人、という言葉を頭の中で描いては、
 私は幾人もの人の顔を思い浮かべていて。

 家族や、友人。
 恩師、それから、

 

 従兄弟のお兄ちゃんのことも。
 ]
 
(52) 2021/02/06(Sat) 18:42:36

【人】 三橋 夕凪   


   え、なんでサキちゃんのこと思い出すんだろ


[そんな場合ではないのに思わずぶは、と
 吹き出してしまう。

 変な従兄弟。
 頭が良くて、今は医者をやってる。
 仲良くて、時々会ったりするんだけど、
 見た目もべつに悪くはないのに
 研修医時代から今もうわついた話がなくて、
 うちのお母さんも心配してるんだけど、

 ───私は知ってる。  ]
 
(53) 2021/02/06(Sat) 18:43:33

【人】 三橋 夕凪   


[彼、サキちゃんは、

 
うさぎのぬいぐるみ


 とっても大切にしているということ。

 それだけじゃなく、


 着せ替えを楽しんでいるということ。



 それも、

 
園児服とか、ブルマとか。
 ]
 
(54) 2021/02/06(Sat) 18:45:53

【人】 三橋 夕凪   


[バレたら彼の人生、
 けっこうやばいんじゃないかな、って
 思うんだけど。

 なんだか研修医時代の事務局長さんと
 上手く繋がっていていつも良い待遇で
 忖度されている、って笑ってた。


 上手く帰れたら、久しぶりに会いたいなぁ、
 そんなことを思った。 ]*
 
(55) 2021/02/06(Sat) 18:47:07
三橋 夕凪   は、メモを貼った。
(a17) 2021/02/06(Sat) 21:53:59

三橋 夕凪   は、メモを貼った。
(a18) 2021/02/06(Sat) 21:54:43

【人】 三橋 夕凪   


[膨大な量の本を前に、一冊一冊手に取り
 捲り、途中からは背表紙を手にばさばさと
 本を振り、タロットを探していた。

 砂漠で一粒の真珠を探すような作業に
 どれくらい没頭したか。
 かき分けてもかき分けても見つからない宝物に、
 湧き上がる苛立ちと焦りを鎮めようと私は
 図書室の床で壁を背に、足を投げ出して座り、
 ぼんやりと考えていた。]
 
(129) 2021/02/07(Sun) 17:47:47

【人】 三橋 夕凪   


  
 ───大切な人。



[SNSを駆使して情報を探したこともあった。
 けれど居場所どころか彼の情報すら
 見つけられないまま月日だけが過ぎて。

 なのにまさかこんなところで(と言っても
 どこかはわからないんだけれど)逢えるなんて
 信じられなくて、なにが夢でなにが現なのか、
 境界線が歪みぼやけてわからなくなりそうな
 気分に包まれたような気がしていた。


 手を伸ばせば、消えてしまいそうで、
 また、あのときのように、
 いなくなってしまうのがこわくて、
 瞬きするのも躊躇した。

 けれどまたあのときのように、
 つなぎとめることもできなくて、

 ……今、また私は一人で。]
 
(130) 2021/02/07(Sun) 17:49:37

【人】 三橋 夕凪   


   ─── 夢、だったのかな。


[だって、なにも覚えていない。
 先生に逢えた時、何を話したのか。
 先生はどんな顔をしていたのか。

 ここが自分の人生のピリオドで、
 だれかが気を遣って最期に逢わせてくれたのかな、
 なんてことさえ思う。


 リクちゃんや、スタンレーさんは、
 タロットを見つけることが出来ただろうか。
 立ち上がって捜索を再開しないとダメだ、
 頭ではわかっているのに、心に穴が空いて。

 風船の空気が抜けてぺしゃんこになったような
 身体に重く、ぐんにゃりと疲労感が纏わりつく。]
 
(131) 2021/02/07(Sun) 17:50:53

【人】 三橋 夕凪   


[自分と一緒にここまで来た、
 元いた世界の図書館の本が入ったバッグを
 手を伸ばし手繰り寄せた。]


   返さないと、どうなるんだろ。
   やっぱり叱られるかなぁ。


[自暴気味に笑いながら、無造作に突っ込んだ手で
 一冊、取り出して。
 読むでもなくぼうっとその表紙に目を向けて、
 
 瞬間的に取り落とす。]


   え、なんで、


───借りた本じゃない。
] 
 
(133) 2021/02/07(Sun) 17:53:34

【人】 三橋 夕凪   


[え、と慌てて全部取り出してみれば、
 そこに、


 三島由紀夫『春の雪』
 渡辺淳一『失楽園』
 川端康成『眠れる美女』
 谷崎潤一郎『痴人の愛』
>>0:50

 
(134) 2021/02/07(Sun) 17:54:39

【人】 三橋 夕凪   


   な、んで、


[どくん、どくん、と煩く騒ぎ出す心臓の音が
 耳の奥にまで鐘を打ち鳴らす。

 その中の、一冊を震える指先で引き寄せる。

 先生に、直接、借りた本。

 痴人の愛。

 真面目な男が、次第に少女にとりつかれ
 破滅するまでを描く物語。
 小悪魔的な女の奔放な行動を描いた
 谷崎潤一郎の代表作。


 
、たしかな。
 愛が、そこに、書かれていて、

 ぱら、とめくったそこから、  ]
 
(135) 2021/02/07(Sun) 17:56:31

【人】 三橋 夕凪   



[     
ひらり。



 挟まっているはずもない、それが。

 風もない図書室を、舞った。]**
  
 
(136) 2021/02/07(Sun) 17:57:18
三橋 夕凪   は、メモを貼った。
(a32) 2021/02/07(Sun) 18:30:34

三橋 夕凪   は、メモを貼った。
(a36) 2021/02/07(Sun) 21:34:01

三橋 夕凪   は、メモを貼った。
(a43) 2021/02/07(Sun) 22:28:13