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【人】 ふくろう ホウスケ[シール追い出すとかうっかり前科をゲロりかけて 瑠璃人は驚いた顔するわ亀のおばちゃんは笑うわで 若干焦ったけど「……言葉の綾……」と取り繕った、 イキってるけど恥ずかしいことに失敗したわけだし…… 何やら宥めてくる少女に素直にホーホー頷いた。 彼女は勤め先について親身に相談に乗ってくれたけど 話題がジェンヌになった瞬間 明らかに食いつきが変わったから>>1:20 おれは思わずちょっと細くなった(擬態)。 視界を埋めるほど大きなテレビから 洋館が震えるほどの大音量が響きわたる、 その音に負けじと少女が声を張り上げていて 正直耳が痛い。雨だってうるさくて苦手なのに…… こっそり顔を背けていたら(ふくろうは顔を向けて音を聞く) 瑠璃人が音量を下げてくれて、ほっと体を元の太さに戻した。] (0) 2021/02/23(Tue) 9:02:56 |
【人】 ふくろう ホウスケ[瑠璃人にこそっと耳打ちすれば 見て見たい気もすると微笑まれた。 じゃあ今度やってみようかな。 どうやったらメスに見えるのかなんて分からないけど。 スカートでも履けばいいのかな。 そんなことをつらつら考えたけども 瑠璃人が「俺がホウスケをメスにするのは無理」と言ったら 速攻諦めただろう、女装にそこまでの情熱は無いし。] (1) 2021/02/23(Tue) 9:03:22 |
【人】 ふくろう ホウスケ[ありがたいことに、亀の少女はかなり親し気に接してくれたし 幼い瑠璃人のお宝画像をたくさん披露してくれた。>>1:21 アルバムを持ってこられると、瑠璃人はちょっとひるんでたけど そんな瑠璃人を見てもなお、あ、やっぱいいですとは言いたくない。 「……見る」とさっきより積極的に身を乗り出して 分厚いアルバムを覗き込んだ。 まだ性が分化していない瑠璃人のリボンタイと半ズボン姿を 穴が開くほど見つめて「……これ欲しい」思わず本音が漏れる。 茶色くて子犬みたいなウォーターソーセージ瑠璃人を見たときは 現瑠璃人をまじまじと見た。 もふもふ……可愛い…… ……ちょっとあの姿の瑠璃人も見たかった気がする。 ウォーターソーセージってあれか、 よくネズミが巣にしてるあの細長い葉っぱ。 水場はちょっと苦手だからあんまり近づかないけど…… たしかに似ていると言えば似ている。 おれが他愛無く微笑ましい質問をしても こちらに飛んでくる質問はえげつなかった。 「……鳥は大抵無い……」とか「…………」別にペニスの大きさがオスの全てじゃないですし、ふくろうは鼻噛みちぎったりしないもん……とチン無い族はちょっといじけたり、性別なんておなかの中で決まってるのになんで生えると思ってたんだ? とか首を傾げたりした、亀は温度で性別が決まるとか知らないし。地球温暖化の影響でメスが増えてるらしいですね。 そして瑠璃人の胸をじろじろ見始めたのでいたたまれない顔をしながらそっと身を乗り出して少女の視界を遮った、母子だって分かってるんですけど……あまりじろじろ見られたくはない……] (2) 2021/02/23(Tue) 9:28:26 |
【人】 ふくろう ホウスケ[しばらくの間は置きっぱなしのアルバムを ふくふく眺めていたけれど なんかものすごく下世話な話題>>1:22に ページをめくる手がピタッと止まった。 いっぱいある、探さないでください。 いやいやさすがにおれの穢れた心が生み出した幻聴だろうと 再びお宝画像に視線を下ろそうとすると 瑠璃人の怒鳴り声まで聞こえてきて ぎょっとして彼女たちが消えた方に顔を向けた。 ……あれは母娘のじゃれ合いなんだろうか…… ていうかるみかって誰……? お義母さんの名前? そして大声の後には瑠璃人の甘い声が聞こえてきた、 もしかしてまた瑠璃人のおっぱい触ってる!? 水入らずの時間に婿が行ったら死ぬほど邪魔じゃないかなとか ためらう気持ちも忘れて、バタバタと騒がしい部屋に走っ…… いやもう飛んだ方が速い!] (4) 2021/02/23(Tue) 10:09:06 |
【人】 ふくろう ホウスケ[見送りの際、お祝いを頂いた。>>1:24 「そんな……すみません」とちょっと眉を下げて 申し訳なく思ったけど、返すのも違う気がしたから ありがたく受け取った。 だけど心苦しい。 順番もへったくれも無く大急ぎで籍を入れたものだから(犯人) 瑠璃人を育ててくれた少女に、 瑠璃人の花嫁姿も見せられていないし…… 人に見せびらかしたいとは思わなかったし そもそも誰呼ぶんだ問題があるから 式のことはつい後手に回っていたけれど 一つの区切りとして、ごく小さな式や、 式とまでは行かなくとも写真は撮りたいな。 そして何より瑠璃人の花嫁姿はおれも見たい。 初めて瑠璃人の名前を呼んだるみかさん? は おれの呼びかけには答えなかったけれど 微笑みを返してくれた。 ちょっといきなりお義母さん呼びは 図々しすぎましたかね……(気にしい)] (7) 2021/02/23(Tue) 10:20:59 |
【人】 ふくろう ホウスケ[だけど、また来てねと言ってくれたから] ……ぜひ、うちにもいらしてください…… [さっき言いそびれた言葉を、今度こそ伝えた。]* (8) 2021/02/23(Tue) 10:21:19 |
【人】 ふくろう ホウスケ[今夜の宿へ向かう途中、 瑠璃人はぽつぽつとおばちゃん呼びのわけを話した。>>1:25 だけど、いつもは得意げにおしゃべりする彼女は それ以上は言葉を続けず、自然の音に耳を傾けていた。 夜は基本的にふくろう姿でいることが多かったから 人間の足で歩くと、時間の流れがゆっくりに感じる。 彼女の隣ならそれも悪くないな、としみじみしつつも 人影が増えてくるにつれて、時間も普段の速さを取り戻すか。 「……気に入られてた? 大丈夫だった?」と気にしいな姿を見せたり、渡し忘れたお土産に一緒になって「あー」頭を抱えたり、包みと言えば「……そういえば、何もらったの?」世話話に瑠璃人が受け取っていたものに話題を移したりしたか。 歩いてる途中で包みを剥がすと戻せなくなりそうで 結局中身を見ることは無かったけれど。 宿ではやたらと鮮度の良い海鮮が出てきた。 瑠璃人は海鮮続きでおれが飽きないか心配してたみたいだけど 一年中生チュウ(鳴き声)丸呑みの身なので飽きるとか無い。 食べている間、何度も瑠璃人と視線が合った。 たくさん美味しいもの教えてもらったけど お返しにとおれのグルメ情報をお勧めしても あんまり瑠璃人にウケないんだよな…… それこそ秋や春のねずみは 毛も柔らかくて脂乗りも良くておいしいんだけど。 メスよりもオスの方が滑らかで美味い。 たぶん子供に栄養取られないからだと思う。] (9) 2021/02/23(Tue) 15:38:05 |
【人】 ふくろう ホウスケ[二人だけの空間に入って、瑠璃人にお風呂を勧めて ……だけど、一緒に入る? と尋ねれば あっさりと躱された>>1:26。 まぁ、嫌というか、嫌ではないけど、 恥ずかしいのは確かなんだけど…… ちょっと残念。 客室露天風呂は大人が三、四人ぐらい入れそうだけれど 当然室内にも普通のお風呂がある、 寒すぎる日は外の風呂なんかは入れないからだろう。 だけど、室内のお風呂もベランダに接していて 体を洗ったらすぐに露天風呂を楽しめるようになっていた。 ベランダからは中も外も丸見えだけど、 施設の作りが工夫されているから よそ様からは見えない、念のため。 どっちにしても、おれがここにいると 瑠璃人が寛げないだろうから大人しく部屋に戻った。] (10) 2021/02/23(Tue) 16:20:03 |
【人】 ふくろう ホウスケ[しばらく部屋でじっとしていると 湯気をたてた瑠璃人が上がってきた。>>1:27 ガウンはくつろぐことを優先しているからか 胸元が心もとないというか、 歩くたびに足もちらちら見えているし 落ち着いた色合いの間接照明が 湯上りの肌をひときわ美しく見せていて なんだか妙に艶めかしい。 歯切れ悪くお風呂を勧められても、 ちょっと目のやり場に困ってしまって 「あ、ありがと……」同じように歯切れ悪い返事をした。 夫婦なんだから、付き合う前みたいな 遠慮はいらないんだろうけど…… 正直、その気はすごくすごーくあるんだけど だからあんな誘い方をしたんだけど。 いわゆるラグジュアリーな雰囲気を纏った奥さんに ちょっと気を飲まれて、いったんお風呂に入ることにした。 それに、おれだけ風呂入らないのも臭そうじゃん。] (11) 2021/02/23(Tue) 16:20:56 |
ふくろう ホウスケは、メモを貼った。 (a0) 2021/02/23(Tue) 16:23:17 |
【人】 ふくろう ホウスケ[露天風呂も内風呂もやけに豪華だ。 体を洗う、湯船に入る、だけじゃなくて お風呂の中でも徹底的に寛げるようになっている。 そのまま外の風景が見れる内風呂には 寝ころべるようなソファとか、ハンモックまである。 おれにはハンモックを吊るしている木の棒の方が 居心地良さそうに見えるけど。 身を清めたら、まだ瑠璃人の足跡の残る床を歩いて 折角なので露天風呂に入ってみた。 壁の穴から湯気と音を上げて、温泉が噴出している。 薄く濁ったお湯はとろとろと気持ちよく包んでくれて 上がるときにはなんとなく肌がつるつるになった気がした。] お待たせ、瑠璃……人? [お待たせ、と言っても風呂は短い方だから(梟の行水) そう待たせなかったとは思けれど 瑠璃人は何をしていただろうか。 ひょっとしたら、極寒の地でも氷をごりごり頬張る瑠璃人に さすがラッコ、なんて感心したかもしれない。]** (12) 2021/02/23(Tue) 16:36:25 |
【人】 ふくろう ホウスケ ── 余談・回想 このへん>>0:26とか ── [仕事上がりの瑠璃人は、がらりと雰囲気が変わる。 奥様は背が高いので、 ウエストラインのある服をお選びになると 足が更にきれいに見えますよ……なんて 店員に勧められるがままに買った服は、 確かに瑠璃人のしゅっとしたシルエットをよく見せていた。 ふわふわの髪の毛を下ろせば 春の日差しにきらきらと輝いて つい、眩しさ以外の理由で目を細めてしまった。 ……抜け毛がペンになるよ、なんて 血迷ってるとしか思えない戯言を 瑠璃人はしっかり覚えていた。 気恥ずかしかったけどちょっと嬉しい。 抜け毛使ってもらって喜んでも 別に変な趣味ではないと思いたい。 ほら人間だって赤ちゃんの髪の毛筆にしたりするし……] (13) 2021/02/23(Tue) 17:38:56 |
【人】 ふくろう ホウスケ[瑠璃人が連れて行ってくれたのは文房具屋だった。 色々と揃っていて えんぴつとかシャーペン以外にも 万年筆とかガラスペンとか売ってる。 羽ペンはおれの翼よりも立派な鷲のとか孔雀のとかもある。 ちょっと悔しかったので、 瑠璃人から見えないようにこっそりと背中に隠した。 インクは色んな種類があって 瑠璃人が前に履いていた ハイヒールみたいな形のインク瓶を買った。 彼女の書いた手紙こそ読まなかったけど、 瑠璃(海色)という名前のその色を おれも少し見せてもらった。 はっきりとした青色なのに、書いてしばらく置いておくと インクだまりの部分が赤い光の膜を張る。 おれの抜け毛、じゃなかった乾いたペン先も 赤くなっていて、奥深い色だなと感心した。 美しい貝殻の便箋に、海の色はよく映えただろう。] (14) 2021/02/23(Tue) 17:40:07 |
【人】 ふくろう ホウスケ[……瑠璃人の細い指先がおれの羽をつまんで じっと眺めるものだから、少しそわついてしまった。 大丈夫ですかね、その、枝毛とか……縮れ毛とか…… 以前はじろじろ見られた時に抜け毛に嫉妬したけど 今回はそんなことない、まぁそわつくけど。 わざわざ木製のトレイを用意して置いてくれるのなんて 月並みなようだけど、瑠璃人からの愛情を感じてしまう。 そんなわけで、単純なおれは いい感じの羽が抜けるたびに、こっそりそこに足しておいた。 ……たまに換気をミスって舞い上がったりもする。] (15) 2021/02/23(Tue) 17:40:16 |
【人】 ふくろう ホウスケ[荷物は取り返してあげられなかったから 住所の記録なんかも無くしてしまったみたいで 彼女の育て親に手紙が届くか賭けだったけれど…… そして頼みの綱が消えれば転職は難しかったのだけど。 幸い、やがて返事が届いた。>>0:28 その返事も瑠璃人から聞いた部分しか知らないから まさか女の子だと思われてるとは夢にも…… 飛行機は乗ったことない。遠くに行く必要も無かったし。 瑠璃人はここに来るときに乗ったみたいで 先輩らしく色々と教えてくれた。頼もしい。 時間があるときに北海道の名物を調べたりして 名物が多すぎてびっくりした。昆布だけで三種類もある。 瑠璃人の名前も昆布から取ったらしいけど 「羅臼」を選ばないでくれてよかった、 名前変える時に何枚も何枚も何枚も日高って書かされたから……]** (16) 2021/02/23(Tue) 17:41:22 |
【人】 ふくろう ホウスケ── 回想・このへん>>0:38とか ── [武骨な手袋を瑠璃人に差し出すと 女性へのプレゼントにしては武骨なデザインだったけど 瑠璃人は喜んで受け取ってくれた。 喜んでくれてよかった…… ちなみに鹿野皮でできてます。 瑠璃人は想像以上の笑顔になってくれて 渡すとすぐに手にはめてくれた。 サイズもぴったりだ。良かった。 大きさがずれると擦れちゃうかもしれないから…… エガケは消耗品だ。 おれの爪は鋭いからやがてぼろぼろになるだろうし ねずみを捕まえた直後だと血で汚しちゃうかもしれない。 そしたらまた作ろう。 新たなルーティンができたことをこっそり喜ぶと おいで、と呼んでくれる瑠璃人に頷いて しゅるしゅると縮んだ。] (17) 2021/02/23(Tue) 18:05:47 |
【人】 ふくろう ホウスケ[音も無く羽ばたいて、瑠璃人の指先に止まる。 ふわふわの髪の毛の中にくちばしを突っ込んで 思う存分じゃれ付いた。]** (18) 2021/02/23(Tue) 18:06:01 |
【人】 ふくろう ホウスケ[よく食べるのは母娘とも一緒のようで 小さな体のどこにってな勢いで 少女は寿司をひょいひょい飲み込んでいく。 まぁ後にその姿を見れば納得したけど…… さすがの瑠璃人も押され気味で どこか疲れた様子で寿司を食べていたけれど>>19 それはそれで物珍しかったから、まあ良しとしよう。 ふくろうのおいしさはいまいち伝わらなかったみたいだ、 今度うちに来てもらった時に振舞ってもいいかもしれない。 ちなみにがっつり同種のウラルフクロウは流石に獲れない、 小型種が精々だ。 同じようにおれがもっと大きなふくろうに食われることもある、 本州では敵になるほど大きなのはそんなにいないけど…… 北海道はでっかいカラフトフクロウがいるのがちょっと嫌……] (27) 2021/02/23(Tue) 20:24:56 |
【人】 ふくろう ホウスケ[転職先のリストについて、質問も受けてくれる様子の少女に>>20 「おれが勝てそうなのどれ?」って聞きたかったけど 電話持とうかなとか言い出したので一旦やめておいた。 そしてその後はそれどころじゃなくなった。 木の幹に擬態するように細くなったけど 洋館の中では意味がない、全く。 ちなみにおれも女装の趣味は無いです念のため。 そんなわけで世話話が実現することは無かったと思う。 一万円で愛娘の生写真を売ろうとする母亀に] ありがとう [躊躇うことなく財布を開くと笑い飛ばされた、 そしてくれた。え、いいの? ひらひらの写真を満面の笑みで受け取って しばらくその一枚と、隣の瑠璃人を見ていたけれど ……一枚もらうともっと欲しくなってくる…… ウォーターソーセージの呪いにかかったみたいに声の小さな瑠璃人に「うん、可愛い……」と頷き返して次の獲物を物色……失礼。めくってもめくっても次々出てくるベストショットに食い入っていた。そしてウォーターソーセージウォーターソーセージ聞いてるとなんだかソーセージが食べたくなってきて、一番それっぽかったなまこを一人で丸呑みした。後からなまこの値段を知って申し訳なく思った。]* (28) 2021/02/23(Tue) 20:25:52 |
【人】 ふくろう ホウスケ[さて、どうぶつのおちんちん学に一方的に花を咲かされて 話題を変えるほどの話術も無く黙り込んでいたら 少女自ら話題を変えたけど相変わらず下世話だった、 この人下ネタ好きなのか……いやおれも嫌いじゃないけど。 自分とか奥さんが対象になるのはいささか反応に困る。 というかこの亀に育てられて、 瑠璃人はよくあんなに性に無頓着でいられたな。 流石に瑠璃人が子供の時は話題を選んでいたのかもしれない。 音も無く部屋に飛んでいくと 真・瑠璃人は轢かれていた。>>22 瑠璃人はラッコの時は人間の地鳴きをしない、 声帯が違うのかもしれない。 おれはしゃべるけど。 そして瑠璃人の養母のウミガメもしゃべってるけど。 びくりともしなかった亀がごろんと仰向けに転がって あ、やば……起きられるかな……起こせる気がしない…… とちょっと焦ったけど、少女の姿になって起き上がった、 良かった。 帰り際、脳裏に勝手に花嫁姿を思い描いたりしつつ 瑠璃人の実家を後にすると、小さな笑い声が聞こえた気がした。]* (29) 2021/02/23(Tue) 22:31:02 |
【人】 ふくろう ホウスケ[どことなくいつもと違う雰囲気の瑠璃人に気圧されたけど 困惑した表情>>25なんかは、初めて抱いた時を思い出して そんなところは、ちょっと性に疎いいつもの瑠璃人だ。 顔が火照っているのは湯上りだからだろう。 湯に入ってないおれまでちょっと赤くなってしまったけど…… そして全く湯冷めしないままに上がってくると ラッコの瑠璃人がベッドにうつ伏せになっていた、珍しい。 おれの姿を認めると、身を起こしてベッドに座りなおした。 うちにあるやつよりも広くて、 二人で寝転んで大の字になってもまだ余裕がありそうだ。 ごりごりと瑠璃人のほっぺたから石みたいな音が聞こえる、 ラッコの時はポケットに石つめたりしてたけど 人間だと頬袋につめるんだろうか……] ……うん [もごもごと呼び掛けられればこくっと頷いて 誘われるままに瑠璃人の手を握ると ベッドの上に上がらせてくれた。 ちなみに髪は乾かしてある、濡れたままでいるの嫌いだし。 髪は乾きやすい方だ、 別に素で忘れてなんかいない。] (31) 2021/02/23(Tue) 22:47:47 |
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