XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。 (a60) 2022/12/15(Thu) 21:33:06 |
【人】 XVU『星』 エト[ただ1つ信じきれず受け入れられぬ神の言葉 それは『星』としての魂の訴えがあったから そんな事とは、エトには分からないけれど ちら……と、伺い見た先は 『塔』の君と『女帝』の子、その人らの姿。] (384) 2022/12/15(Thu) 21:36:00 |
【人】 XVU『星』 エト[『塔』の君の事は 出会った当初から何かと気になってしまう存在です。 あの頃の彼は意思疎通が難しく 「また、君と会えて良かった」 彼の出迎えの際に伝えたその言葉も覚えられてはいないかもしれませんが、それでも構いませんでした。 なぜ、"また"などと言ったのか 無意識の事で、エトにも分からなかったのですが 強い親しみの感情が湧く心がその答えなのでしょう。 自身が『星』の証持ちだという事を知り 嘗ての『塔』とはきっと良き関係だった 当時のエトは、そう考えるとしたのです。] (385) 2022/12/15(Thu) 21:37:35 |
【人】 XVU『星』 エト[『女帝』の子は…… どうしてか、好ましくない感情が湧いてしまいます。 『塔』の君とは対照的に 嘗ての『女帝』とは良い関係ではなかったのでしょう。 そればかりか、『女帝』の子を見ると 変に力が入ってしまいどう振る舞うべきか分からないのです。 彼女以外の人へこんな感情を抱く事がないので エトはとても悩んでしまうのです。 そんな『女帝』の子に対しても今この時になぜ意識したのか 神に対し、エト同様に良い感情は湧かないのではないか もしそうであったら そう思う原因の一旦は自分ではないのか どうしてかそういう感情が湧いてきてしまうのです。 ……そうとしか言いようがありませんでした。 実際の『女帝』の君の胸中なぞ分からないし 分かろうとエトから歩み寄れた試しだってありません これはただの想像でしかないのです。] (386) 2022/12/15(Thu) 21:43:21 |
【人】 XVU『星』 エト[世界の命運は、エトら証持ちの選択次第。 エトの言葉だけでは決められない。 であるなら、話は交わした方がいいのかも そう思う気持ちはあるのです。 ですが、エトは世界に希望はあると思うのです。 この世界には星詠み様がいて 今は見えませんが、輝く星だってあります。 滅んでほしいとは、とても思えないのです。] (387) 2022/12/15(Thu) 21:45:44 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク―― 回想:せんせい ―― [『せんせい』は四つ上のお兄さん。 マドカがチェレスタと話している姿を見たことも>>0:605、 あったせいか、比較的声を掛けやすかった。 裾を引いて教えを乞えば、 涼やかな翠が僅かに細まった。 その時から、マドカは私にとっての『せんせい』になった。 いつもは大体図書室で。 時にはカフェテリアでお茶を飲みながら。 案内されたなら、彼の部屋でも。 文字の読めない私の隣で。 マドカが一文字ずつ指で文字を辿ってくれながら、 凛とした声を響かせて本を読み聞かせてくれた。] (389) 2022/12/15(Thu) 21:49:51 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[どんな話がいいか?と、尋ねられた時は。 最初はなんとも答えられなかった。 どんな種類の本があるのか知らなかったから。 だから、考えて、考えて。] せんせいの生まれたところのはなし。 [それは『せんせい』の生まれた地域のことを 指したつもりだったけど、言葉が足りずに 彼自身を指しているようにも聞こえたかもしれない。 如何せん悩みながらも、彼は色んな本を選んでくれた。 彼の部屋に訪れることがあったなら、 『せんせい』が目を離した隙きに 枕の赤いシミを見つけたこともあったかもしれない。>>157] (390) 2022/12/15(Thu) 21:50:32 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[チェレスタの話とマドカの読み聞かせの効果もあって、 1年もすれば、たどたどしいながらも、 詰まらずに言葉を話せるようにはなっただろう。 文字はまだバランスも悪いし、歪つだけれど。 ある日、先生から贈られたノートは>>240、 女の子らしい可愛らしいものだった。 表紙に色とりどりの沢山の花が咲いていた。 チェレスタがよく着ている 桃色 プロセラの瞳の色の 赤 先生の色の、艶やかな 翠 他にも、沢山。 洋館には何も持ってこなかったから。 『私だけのもの』というのは珍しく。 与えられたノートと鉛筆をぎゅっと抱き込んだ。] (391) 2022/12/15(Thu) 21:51:50 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギクありがとう、先生。 ……大事につかうね。 [人と親しむことで、少しずつ表情が生まれていく。 このとき、初めて先生の前でも、 少女は、ほわりと温かな笑顔を見せた。] (392) 2022/12/15(Thu) 21:52:39 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[手を握られる時は、導かれる合図。 小さな手できゅっと握り返して、 高い位置にある先生の顔を見上げる。] うんっ。 チェレスタが来たら、 先生も一緒におうた歌おうね。 [洋館の人たちは、 優しい。 此処なら、虐められることもない。 私の知らないところで、 そんな先生にも苦手なものがあるなどと>>0:340、 小さな子供はまだ知る由もなかった。*] (393) 2022/12/15(Thu) 21:53:31 |
XVU『星』 エトは、メモを貼った。 (a61) 2022/12/15(Thu) 21:55:13 |
【人】 XIV『節制』 シトラ──回想・あのひとへの贈り物 [ プレゼント渡しの代理を依頼したわたしに、 贈り物にひと言メッセージを添えることを フォルスさんは提案してくれた。>>14] い、一筆……です、か で、でも、わたし まだ、文字……綺麗には、書けないし [ ノートが真っ黒になるまで手習いを繰り返して 読むのに支障ない程度にまでは書けるようになっても、 贈り物に添えられるほど綺麗に書ける自信は 当時のわたしには、まだなかった。 ] はさみだって、うまくは……使えない、し [ 包丁やはさみといった刃物の類には 洋館に来るまで、一切触れたことがなかった。 触れさせてはもらえなかった、が正しい。] (394) 2022/12/15(Thu) 22:26:23 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 両親含め、箱庭の伝承を信じていた村のみんなは もしもわたしが刃物を手にすれば 誰かかわたし自身か、あるいはその両方かを 傷つけかねないと信じきっていた。] ……そっ、それに なんて書けば、 …………でも、書いて……み……よう、かな フォルスさん、 文章とか、飾り付け方、とか 教えて……もらっても…………? [ わたしは『節制』本人ではないし あのひとだって『運命の輪』本人じゃない。 今を生きる彼とわたしの間に、 実際に何かが起こったわけじゃない。 まだ。 ] (395) 2022/12/15(Thu) 22:27:23 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 頭ではちゃんと理解しているはずなのに、 あのひとの──クロさんのことを考えると どうしても、魂がざわめく。 ……けれど 距離を置いていたいのだろうわたしをも 祝ってくれるということは、 彼本人は、誰かに祝われることを 喜ばしく感じる方なのだ。 でなければきっと、 全員にぬいぐるみを贈ろうとしたりはしない。 わたしのこの推測がもし合っているなら 拒絶されてしまうとしても、 お祝いの気持ちは届けたかった。 ] (396) 2022/12/15(Thu) 22:27:52 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ ラピスラズリの色をしたノートの一ページ目に 三角形の形に切った色紙を並べてフラッグを、 四角形の形に切った色紙を貼ってケーキを表現した。 まるく切り抜ける技術は、わたしにはなかったから。 お祝いらしい華やかな色の組み合わせを教わって 下書きをして、一文字一文字に神経を集中させた。 インクも筆記具も紙質も、 その安全性を何度となく気にするわたしは 先生の目には異様に映ったかもしれない。 『クロさん お誕生日おめでとうございます あなたのしあわせを心から願っています。 シトラ 』 そうして出来上がった世界に一冊だけのノートを フォルスさんはお願いした通りに預かってくれた。>>15 尋常じゃない早鐘を打つ心臓を抑えて 半歩後ろを、緊張しきった面持ちで進んだ。 いざ本日の主役を目の前にしても、 やっぱり自分の手で渡す勇気は出せなくて フォルスさんの背中に隠れようとしてしまったけれど ] (397) 2022/12/15(Thu) 22:29:22 |
XVU『星』 エトは、メモを貼った。 (a62) 2022/12/15(Thu) 22:29:49 |
【人】 XIV『節制』 シトラ……お、おめでとう……ござい、ます……っ よ……良かったら、その……つ 使っ、て、ください [ お祝いの言葉を、直に伝えられた。 間違いなくフォルスさんのおかげだった。 だから後日、報酬をと言われたときには 素で頭にはてなマークを浮かべてしまったの。 あのひとの誕生日に至るまでの道程全てが わたしにとってはかけがえのない報酬だったから、 改めて別の形で報酬を受け取る理由がわからなかった。 それでもどうしても、と もし店長さんが仰ったなら望む形はひとつだった。 アリアちゃんの報酬を、弾んでください。]* (398) 2022/12/15(Thu) 22:30:28 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク―― 現在:ホール ―― [『世界』の言葉に対しての皆の反応は様々で、 喜びを顕にする人もいれば、躊躇う人もいた。 その中でも、彼の言葉を あまりにもすんなりと受け入れたユグには>>204、 驚きを隠せなかったかもしれない。 チェレスタは彼の言葉に憤りを見せていた。>>329 彼と、彼女は、正反対。 私は、何と言っていいのか分からないまま。 ぶつかってきたアリスの肩を支えながら、 二人の間でおろおろとしていた。] あ、うん。 ちょっと、……怖かった、のかな? びっくりしたのかも。 [話しかけてくれたユグに曖昧に笑う。>>265 こんな小さな子供に、 いきなり世界の明日を決めろだなんて無理な話だ。] (399) 2022/12/15(Thu) 22:31:16 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[震えを抑えようと小さな背を撫でる。 すぐに気づいたチェレスタも様子を見に来てくれた。>>331] ……そうだね。 急になんて、決められないよね。 アリス、お部屋行こっか? 送ってあげる。 [チェレスタの助言に頷きつつ、アリスを送るつもりで。 ただ、そうしている間にも、刻一刻と、 『選択』は迫られていくのだけれど。] (400) 2022/12/15(Thu) 22:31:47 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[『望むべき時が来た。』>>337 それは、一体どういうことだろう。 ユグが望んでいた? 全員が集まることを望んでいたのは知っている。 彼が不和を望まないことも。>>0:176 だからみんな集まったら仲良く暮らすんだって、 そう思ってた。 「またいつかの刻、皆で集まり幸せな世界を作ろう」 箱庭から姿を消した神が残したという言葉を思い出す。 彼は、信じているのだ。 ――――その言葉を。>>351 だから、 世界はどうなってもいい? ] (401) 2022/12/15(Thu) 22:33:24 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギクえっと……、 みんなが集まったのは、私も嬉しいよ。 でも、だからって……、 世界を壊そうなんて言われたら、素直に頷けないよ。 ……壊さないで、って。 お願いしたら、壊すのは止めてくれるんでしょう? なら、その方がいいんじゃないかな! [壊してしまおうとも言ったけれど>>9、 止めてくれるとも言ってくれている>>10。 なら、壊すことなんて必要ない。そうでしょう? 努めて明るい声を張りながら、それだけは主張して。] (402) 2022/12/15(Thu) 22:34:11 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク……行こう、アリス! [二人からの返事が返ってくるよりも先に。 小さな手を取って、アリスの部屋へと向かう。 表立っては、小さな震える子に聞かせなくない為に。 もう一つは。 返事を、聞くのが少し怖いと思ったから。*] (403) 2022/12/15(Thu) 22:34:43 |
【人】 IX『隠者』 アリア―― 回想:事ここに至るまで [ 遡って一週間前。 シトラの淹れてくれた紅茶と、>>148 シトラの作ってくれたテオブロマと>>151 他にもありあわせのお菓子とか、 チェレスタやヒナギクが持ってきてくれたものがあれば それも一緒にプチお茶会を彩ったことだろう。 通りがかった人がいれば巻き込まれたかもしれない。 何にせよ女子四人かしましく、 それは楽しいひとときだった。 歌の練習について、 問題はなかったように思う、>>0:217 というチェレスタの所見はきっと間違っていない。 どちらかといえば小器用に物事をこなせる方、 であるらしいことは自分でも承知していた。 見てもらおうと思ったのは念のためであったけれど、 シトラも一緒に見てもらえるなら好都合この上ない。 人に見てもらって大丈夫だと言ってもらうこと、 そういう安心は、何よりあの子にこそ必要なものだ。 多ければ多い方がきっと心強い。 だからヒナギクにもお願いした、という裏側の思考。 ] (404) 2022/12/15(Thu) 22:36:17 |
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。 (a63) 2022/12/15(Thu) 22:36:42 |
【人】 IX『隠者』 アリア[ 楽しみ、と玄関ホールで口にしたヒナギクの表情は それこそまるで太陽のようだと思っていた。>>0:378 私と彼女は洋館に来た時期が近いから、 『塔』と一緒にいる笑わない少女だった頃の彼女も 少なからず目にしていたと思う。 今の様子からは想像できないな、とふと思った。 「何か」を見つけたのか。あるいは取り戻したのか。 今の方が良いなと思うことには変わりない。 なんとなく、そう感じている。 しかしその面々はハードルが高いのでは? >>0:377とは思ったけど。主に後半の二人について。 どちらかがいればというか、ユグがいれば 『悪魔』はそこを避けて通るものだと思っているので。 ] エーリクなら声掛けたら乗ってくれると思いますよ、 あの人そういう人なので。 [ ひとまず、お節介がこの三年で得た知見は共有しておいた。 結局ヒナギクか私かユグか誰かが声を掛けて 巻き込まれていたんじゃないだろうか(確定)>>105 ] (405) 2022/12/15(Thu) 22:37:30 |
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。 (a64) 2022/12/15(Thu) 22:39:20 |
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。 (a65) 2022/12/15(Thu) 22:39:22 |
【人】 IX『隠者』 アリア[ あの時はまだ、カルクのオルガンだけだった伴奏。 一週間のうちに気付けば楽器隊も増えていたかもしれない。 私はこの歌に参加することがお祝いだけれど 他にも自分なりの何かを用意する者は多くいただろうし。 いつか遠くで耳に挟んだ「どーん!」が>>0:97 パーティー会場できっと七色に弾けた。 アリス、いい顔していたな。 世界にはそういうものがたくさんあるのだと思う。 *]胸躍る何かが、きらきらした何かが。 以前のヒナギクや、普段のシトラや、昨日のアリスみたく それを知らなかっただろう者が知ってから輝く瞳が、 たぶん好きだった。 私自身のことは置いておいて。 これが「誰」の思いであるのかは、 やっぱりわからない、そう思ってしまうけれど。 (406) 2022/12/15(Thu) 22:39:39 |
【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ………………、 [ 何時も通りの無表情の『塔』がいました。 けれど、つよくつよく握り締めた拳が震えていました。 ] (407) 2022/12/15(Thu) 22:41:15 |
【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ[ 『何処かで見た貌』くらいの認識だった。 なのに『知っている』と思った。 そのくせ『ちがう』と思った。 はじめましてと挨拶された時よりも強く 『ちがう』と思った。 彼の口が何かを紡ぐ。 ちゃんと傍で聞こえているのにどこか遠く聞こえた。 どうしよう、 うまくいきができない。 そう思って一瞬で それでもいいと思った。 いっそ、このままとまってしまえばいい。 もう、どうだっていい。 元から何もかも如何だってよかった癖に 今、改めて、心から、何故だか強くそう思った。 ] (408) 2022/12/15(Thu) 22:42:22 |
【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ『かえして!』って叫び出したいのに 同時にその資格はない事を理解していた。 むかしも、いまも、さいしょから、 ひとかけらだってわたしのものじゃないのだから。 もう一度? もういちどあの望まない形の完成を? 満たされぬままである事こそが正常の関係へ? もううんざりだったから投げ出したのに。 もう一度? あんなにたいせつだったあの子たちのことも わたしの命すら なにもかもすべて犠牲にしたって良いと想えるくらいに 希った事なんかただひとつだ ただひとつだったのに ねぇ神様、どうせ叶えてくれないのでしょう? あなたはいつだってそうだから。 (409) 2022/12/15(Thu) 22:45:45 |
【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ[ 明確な言葉に当てはめることが困難な 訳の分からない不快感が胸の辺りに渦巻いて。 その不快感を感情と当てはめて分析出来る程 感情を知らないぼくには、ただ 脂汗を滲ませて俯く事しか出来ない。 怒って叫んで泣き出してしまえたら きっと少しはその不快感……絶望を 発散することも出来たかもしれない。 けれどぼくはおこることもなくことも知らなかった。 けれどきっとそれでよかった。 楽になんてなりたくなかった。 むかしも、いまも。 ……むかしになにかあったっけ? ] (410) 2022/12/15(Thu) 22:46:23 |
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