情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【人】 メカニック ゾズマ【とある記録】 [S138銀河系に属する惑星L-Deltaにおける致死性有毒ガスの噴出。 20年程前に発生したこの大災害により、惑星の住民の殆どが死亡もしくは行方不明。 惑星住民からの通報を受け、他銀河の軍を含む惑星外部からの部隊による救助活動も行われたが、星外へ脱出した住民も含め、確認された生存者は20人足らず。] (32) 2022/07/15(Fri) 6:42:51 |
【人】 メカニック ゾズマ[生存者への聞き取り調査及び、後日の無人機による探査の報告内容から、次のように推定されている。 **暦****年**月**日、L-Delta政府が新規の開発計画に伴い国有化した**地区――先住民による呼び名は「怪物の口」――の岩盤の掘削作業中に、地中から高濃度のガスが噴出。 その後、**地区外の惑星上各地で同様にガス噴出が発生。 このガス噴出について、発生初期に政府が情報を隠蔽していたこと、及びガス噴出の判明に伴う混乱が避難の遅れにつながり、壊滅的な被害につながったのでは、とのこと。 当時のL-Delta国家元首は災害発生から少なくとも2日後には星外に逃亡したとみられるが、現在に至るまで行方不明。 **地区での掘削作業の、他区域でのガス噴出への影響の有無については調査中。 L-Delta大気中のガスの除去作業はアンドロイド作業員によって現在も続いているが、除去完了の見通しは20年を経ても未だ立っていない。 現在もなお、L-Deltaへの立ち入りは厳しく制限されている。*] (33) 2022/07/15(Fri) 6:43:19 |
【人】 メカニック ゾズマ【モノクロームの夢】 [ゾズマが物心ついた時から既に、母と自分が“わたしたちの民”であると扱われていることは認識していた。 “わたしたちの民”の星のことは、幼過ぎたこどもの記憶には断片的で曖昧で、まるであたかもはかない夢の如くしか残らなかった。 星についてのろくな記憶も残らなかったまま、その星の外で、たくさんの人々の声を聞いた。 ある人は、生活の支援を手厚くしてくれた。 ある人は、ひどい国に居たんだねと同情した。 ある人は、星の滅亡の件について調査しに来た。 ある人は、独自の言語を教えてくれと押しかけてきた。 ある人は、結局はテロリスト、逆賊だと嘲ってきた。 ある人は、失われ滅びゆく悲しき民だと嘆いた。 ある人は、誇り高く美しい民だと褒め称えた。] みんなウザい。 [星の外の人々は、ゾズマやその母を“わたしたちの民”だと知った途端に、ふたりを“わたしたちの民”としてしか見なくなった。] (34) 2022/07/15(Fri) 6:45:02 |
【人】 メカニック ゾズマ[それでも、惑星統一国家の圧政に抗する闘士であった母は、故郷の話について口を閉ざすことはなかった。 たったひとりの子供であるゾズマにも、繰り返し、昔から伝えられてきた教えを、物語を、その生を生き切った人々のことを、かつてあった星の景色を、語り伝えてきた。] ママ、そんなのより。 [ゾズマは、“わたしたちの民”に限らない分野のほうに、強い関心を示していた。 母自身、己の子が“そういう性質”なのであると見抜いていたからこそ、その子は闘士には向いていないと断じたのだろう。 その母は、己の子を自分のコピーにはせず、ただ好きなことをやらせることにした。 ゾズマの関心――機械いじり。 初等教育機関への在籍時、昼休みにたまたま手作りしていた獅子型ロボットがとある教員の目に留まり才能を見出されたことで、その後の進路は決まった。] (35) 2022/07/15(Fri) 6:45:29 |
【人】 メカニック ゾズマだって、メカ作ってる時が 一番落ち着かない? [それは純粋にメカが好きだったから、というのも勿論あったけれど。 優秀なメカニックになれば、自身に求められるのはただ“メカニック”であることだけだから、という意識もあった。 幼い日々と、その延長線上にある学生時代、“わたしたちの民”であることからまるで逃げるかのように、ゾズマは機械工学に打ち込んでいた。 そして自分が人の感情の機微に疎いのをいいことに、人と敢えて交わらない孤独を好んで選びもした。 その気質の所為か、同級生の方から近づいて来られることも、なかった。 そんな幼心のままのゾズマが高等教育機関に在席していた頃、ある転機があった。] (36) 2022/07/15(Fri) 6:46:13 |
【人】 メカニック ゾズマ【色のついた夢】 [それはゾズマが覚えている限り、高等教育機関での学園祭での出来事。 宇宙開発の分野にも力を入れていたその学校では、とある企業に協力を依頼し、最新の宇宙開発用機材の出展ブースを学園祭の出し物として設けていた。そのブース内でのこと。] うん? アナタ、もしかして、例の留学生? [それはただの勘違いだったか、或いは本当に星間留学生>>1:418だったのか。 とにかくゾズマは、見かけた“留学生”だと思った子――スピカに声を掛けていた。ゾズマの記憶の中では、これがスピカに初めて自分から声を掛けた瞬間だ。 そして、何がゾズマにそう思わせたのか、スピカが“同士”であるらしいと考えて] (37) 2022/07/15(Fri) 6:46:38 |
【人】 メカニック ゾズマアレ、やっぱりすごく良いよね! 見てたでしょアレ! アームの可動域面白いやつ!! 内部構造もめちゃくちゃスマートで回路の繋ぎ方半端なくて限界まで無駄なく小型化してパーツの組み込み方そう来たかって面白いやつで最新型ここまで来たのかって感じで―― [5歳児ばりの勢いで身を乗り出し、キラキラとした眼差しでスピカの顔を覗き込んだ。 (繰り返すが、この当時のゾズマは高等教育機関の学生――俗にいう高校生だ) 実に無遠慮甚だしいこの有様は、通常の初対面の一般人であればドン引きするレベルだっただろうが、スピカはどうだったか。 ただひたすらに、がむしゃらに、機械に携わる者であり続けて。母ならぬ他者との関わりも、ろくに持たずに生きてきた身。 これは、そんなゾズマという人間がはじめて“友”を持つ切欠となった、そんな出会いだった。 ……自分から“わたしたちの民”について口にすることは、相変わらず、ほとんど無いままだったけれども。 それでもこの頃から、少しずつ自分のルーツについて意識できるようになるくらいには、心の余裕や成熟は進んでいたのかもしれない。] (38) 2022/07/15(Fri) 6:47:36 |
【人】 メカニック ゾズマ[――過去を振り返る夢に、“いま”の記憶が混ざる。 そう、自分が“わたしたちの民”であると打ち明けたならば、その他者はたいていが「あの災害の生き残り」だとかそんな辺りの認識だけで接してくるものだと思い込んでいて。 互いに正直に言いたいことをぶつけられる仲>>2:232でもない限り、そういう認識で付き合われるのはやっぱり面倒で。 つい最近だって、丁度そんな反応>>0:248を聞いたもので――。 でも、その後もその人は、変わらずこちらを“ゾズマ”だとして接してきていて。この艦の中ならもう出自について伏せなくてもいいや、という判断は正しかったんだなとぼんやりどこかで思って。 ――それから、彼と何を話したんだっけ? 何を――] ……あれ? [夢から覚める時、ゾズマには未だに理由のわからない涙が、零れた。 程なくして、アンテナから、コールドスリープ対象の告知に自分が含まれていることを知ることになる。**] (39) 2022/07/15(Fri) 6:48:40 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a9) 2022/07/15(Fri) 6:57:02 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a10) 2022/07/15(Fri) 7:20:34 |
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新